経費精算システムの市場調査とシェアTOP3製品を解説!
調査概要
調査対象市場
交通費、交際費、出張費などの経費を処理するための機能を備えるソフトウェア(経費精算システム)を対象としています。
調査方法
Webアンケート調査
調査期間
2023/5/29 から 2023/6/16 までの19日間
有効回答数
5,966件
本調査の利用について
引用いただく際は、情報の出典元として「株式会社PIGNUS」を明記してください。また、ウェブサイトで引用する場合、出典元に以下のURLをリンクに設置してください。
URL:https://fitgap.com/jp
サマリー
全企業規模を対象とした調査では、楽楽シリーズ(ラクス)、Concurシリーズ、マネーフォワードシリーズがシェアTOP3
楽楽シリーズ(ラクス)は中堅企業に適していて大企業に適していない
Concurシリーズは大企業に特に適していて大企業以外に適していない
マネーフォワードシリーズは中小企業に適していて大企業に適していない
経費精算システムの選定と市場シェア
自社に合った経費精算システムを選ぶ上で市場シェアを考慮することは重要です。なぜなら、多くの人に利用される製品は、ユーザーコミュニティの充実度、UI、アップデート頻度、機能などが優れている傾向にあります。また、製品ごとに企業規模ごとのシェアの内訳を比較することで、自社の企業に適した製品を選ぶことができます。
経費精算システム市場のシェア調査の結果
経費精算システムの全ての製品の企業規模ごとの市場調査は、1人から99人の中小企業、100人から999人の中堅企業、1000人以上の大企業を対象としました。
有効回答の計5975の回答を集計した結果、楽楽シリーズ(ラクス)が37.9%でした。次いでConcurシリーズが24.3%で、マネーフォワードシリーズが8.2%でした。
1
中小企業の経費精算システム市場シェア調査の結果
有効回答の計1102の回答を集計した結果、楽楽シリーズ(ラクス)が40.5%でした。次いでマネーフォワードシリーズが16.2%で、freeeシリーズが11.1%でした。
2
中堅企業の経費精算システム市場シェア調査の結果
有効回答の計2125の回答を集計した結果、楽楽シリーズ(ラクス)が50.6%でした。次いでConcurシリーズが11.1%で、マネーフォワードシリーズが7.8%でした。
3
大企業の経費精算システム市場シェア調査の結果
有効回答の計2748の回答を集計した結果、Concurシリーズが42.3%でした。次いで楽楽シリーズ(ラクス)が27.0%で、マネーフォワードシリーズが5.4%でした。
市場シェアTOP3製品が向いている規模は?
経費精算システムの企業規模ごとの内訳
経費精算システムの企業規模ごとの有効回答の内訳は以下のグラフのようになりました。中小企業が18.4%、中堅企業は35.6%、大企業は46.0%でした。
楽楽シリーズ(ラクス)は中堅企業に適していて大企業に適していない
経費精算システム全体の企業規模の内訳と楽楽シリーズ(ラクス)の企業規模の内訳を比較すると、以下のグラフの通り、中堅企業の割合が高く、大企業の割合が低い結果でした。楽楽シリーズ(ラクス)は中堅企業に適していて、大企業にはあまり適していない製品であることが示唆されました。
Concurシリーズは大企業に特に適していて大企業以外に適していない
経費精算システム全体の企業規模の内訳とConcurシリーズの企業規模の内訳を比較すると、以下のグラフの通り、大企業の割合が顕著に高く、大企業以外の割合が顕著に低い結果でした。Concurシリーズは大企業に特に適していて、大企業以外には適していない製品であることが示唆されました。
マネーフォワードシリーズは中小企業に適していて大企業に適していない
経費精算システム全体の企業規模の内訳とマネーフォワードシリーズの企業規模の内訳を比較すると、以下のグラフの通り、中小企業の割合が高く、大企業の割合が低い結果でした。マネーフォワードシリーズは中小企業に適していて、大企業にはあまり適していない製品であることが示唆されました。
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