FitGap

グループウェアの市場調査とシェアTOP3製品を解説!

調査概要

調査対象市場

企業内での情報共有を目的としたコミュニケーションツール(グループウェア)。スケジューラー、電子メール、電子掲示板、社内ポータル、施設予約などの機能を持つツールを対象としています。

調査方法

Webアンケート調査

調査期間

2023/11/8 から 2023/11/16 までの9日間

有効回答数

3,558件

本調査の利用について

引用いただく際は、情報の出典元として「株式会社PIGNUS」を明記してください。また、ウェブサイトで引用する場合、出典元に以下のURLをリンクに設置してください。

URL:https://fitgap.com/jp

サマリー

全企業規模を対象とした調査では、Microsoftシリーズ、サイボウズ Office、Google WorkspaceがシェアTOP3

Microsoftシリーズは特に大企業で人気

サイボウズ Officeは中小企業、中堅企業に人気

Google WorkSpaceは中小企業に人気

グループウェアの選定と市場シェア

自社に合ったグループウェアを選ぶ上で市場シェアを考慮することは重要です。なぜなら、多くの人に利用される製品は、ユーザーコミュニティの充実度、UI、アップデート頻度、機能などが優れている傾向にあります。また、製品ごとの企業規模ごとのシェアの内訳を比較することで、自社の企業規模に適した製品を選ぶことができます。

グループウェアの市場シェア調査の結果

グループウェアの全ての製品の企業規模ごとの市場調査は、1人から99人の中小企業、100人から999人の中堅企業、1000人以上の大企業を対象としました。

有効回答の計3558の回答を集計した結果、Microsoftシリーズが25.21%でした。次いでサイボウズ Officeが14.67%で、Google Workspaceが12.03%でした。

1

中小企業の市場シェア調査の結果

有効回答の計844の回答を集計した結果、サイボウズ Officeが18.8%でした。次いでMicrosoftシリーズが16.4%で、Google Workspaceが12.2%でした。

2

中堅企業の市場シェア調査の結果

有効回答の計1266の回答を集計した結果、Microsoftシリーズが19.4%でした。次いでサイボウズ Officeが17.9%で、desknet's NEOが8.8%でした。

3

大企業の市場シェア調査の結果

有効回答の計1448の回答を集計した結果、Microsoftシリーズが35.5%でした。次いでサイボウズ Officeが9.4%で、Google Workspaceが8.1%でした。

市場シェアTOP3製品が向いてる企業規模は?

グループウェアの企業規模ごとの内訳

企業規模ごとの有効回答の内訳は以下のグラフのようになりました。中小企業が23.72%、中堅企業は35.58%、大企業は40.7%でした。

Microsoftシリーズは特に大企業で人気

調査対象の全製品の企業規模の内訳と、Microsoftシリーズの企業規模の内訳を比較すると、以下のグラフの通り、Microsoftシリーズの企業規模の内訳は、大企業の割合が高く、中堅企業および中小企業の割合は低いという結果でした。Microsoftシリーズの大企業の利用率が高いのは、Microsoft社はグループウェア以外にも、営業、カスタマーサポート、マーケティング、サプライチェーンなど、幅広い業務をカバーすることができる点、Microsoft社のアカウントに様々な業務用ソフトウェアのIDを統合できる点などが、大企業に評価されたのではないかと考えられます。また、Microsoft社はセキュリティ対策に注力しており、各社セキュリティ会社を買収したり、2021年からの5年間でセキュリティの研究開発に200億ドルを投資することを公表しています[Microsoft社、「Microsoft Security があらゆるビジネスを包括的に保護 - News Center Japan」より引用]。厳しいセキュリティ要件にも耐えうる製品であることが評価されて、大企業の利用率が高いことが予想されました。

サイボウズ Officeは中小企業、中堅企業に人気

調査対象の全製品の企業規模の内訳と、サイボウズ Officeの企業規模の内訳を比較すると、以下のグラフの通り、サイボウズ Officeの企業規模の内訳は、中堅企業および中小企業の割合が高く、大企業の割合が低いという結果でした。サイボウズOfficeは、中堅から中小企業に評価されたと考えられます。1ユーザーあたりの価格がMicrosoftシリーズ、Google Workspaceよりも低く、1つの製品で多彩な標準機能を備えている点が中小企業、中堅企業に選ばれた理由だと考えられます。本製品は300名以下程度の企業規模を対象とした製品のため、大企業での利用が約4分の1と以外に高い結果でした。サイボウズ社でも100以上の導入は同社のGaroonの導入を推奨しています[サイボウズ社、「ユーザー数が300名を超えているが利用可能でしょうか? | よくあるご質問」より引用]。大企業の中でも、特定の部署やチームなどの一部のユーザーのみで利用されている可能性が考えられます。

Google WorkSpaceは中小企業に人気

調査対象の全製品の企業規模の内訳と、Google WorkSpaceの企業規模の内訳を比較すると、以下のグラフの通り、Google WorkSpaceの企業規模の内訳は、中小企業の割合が高いという結果でした。また、企業規模の内訳の比率が均等であることが特徴的でした。Google Workspaceは、業務に必要な汎用的な機能がまとまっていることもさることながら、中小企業であれば十分なセキュリティも付随することが評価され、ITの専任の担当者を担保できない中小企業の割合が高かったのではないかと考えられました。Google Worksapceはコンシューマー向けのサービスとしてGoogle社の製品が広く普及していることから、どの企業規模であってもユーザーが使い慣れていることが、企業規模の内訳が均等になった原因の1つではないかと考えられます。

市場シェアと合わせて自社にあったグループウェアを探そう!

グループウェア診断でかんたんな質問に答えると、対象の企業規模以外にも、自社に必要な機能、金額、その製品の強み、弱みを一覧で比較表を作成し、自社にぴったりのグループウェアがわかります。

able

かんたんな質問に答えてぴったりのグループウェアをチェック

グループウェアに関連するカテゴリ

FitGap
運営会社

© PIGNUS Inc. All Rights Reserved.

かんたんな質問に答えてぴったりのグループウェアをチェック