ベクターサイン
- カバー範囲
- 機能
- 連携
- サポート
- 低コスト
目次
ベクターサインとは
強み
注意点
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
ベクターサインとは
株式会社ベクターが提供する電子契約システムです。ベクターサインは、ソフトウェア流通で培った技術力を活かし、使いやすさと機能性を両立させたサービスを提供しています。中小企業から中堅企業まで幅広い層に対応し、業種や規模に応じた柔軟なプラン設定が可能です。独自の暗号化技術により高度なセキュリティを実現しつつ、シンプルな操作画面で誰でも簡単に利用できます。契約書のワークフロー機能が充実しており、複数部門にまたがる承認プロセスもスムーズに管理できます。API連携により既存システムとの統合も容易で、企業の成長に合わせて機能を拡張できる拡張性の高さが特徴です。コストパフォーマンスに優れ、電子契約導入の費用対効果を重視する企業に適したサービスです。
強み
基本料金0円の従量課金モデル
ベクターサインは初期費用・月額基本料が0円で利用開始でき、必要な分だけ送信料を支払うモデルです。文書保管料も無料で、すべての機能が基本プランから利用可能なため、小規模利用から大規模展開まで無駄なくコストを抑えられます。使った分だけの課金で固定費が発生しない柔軟さは、他社と比較しても費用対効果が高いです。
優れたコストパフォーマンス
同等の機能を持つ他社製品と比較して優れたコストパフォーマンスを誇ります。利用料が安価なため、予算が限られている場合でも導入できます。また、ライトプランでは月30通、スタンダードプランでは月100通の契約書無料送信枠が設定されています。送付件数を超えない限り、追加費用なしの固定月額で利用可能です。そのため月々の予算を把握しておきたい企業にお勧めです。
外部文書も含めた一元管理
文書の作成から締結、保管まで契約関連の手続きを一元化でき、他サービスで締結した契約書もまとめて管理可能です。電子署名やタイムスタンプ付きの文書もそのままベクターサイン上に保管できるため、契約データの集約・統制がしやすい構造です。複数ツールに分散しがちな契約書類を一括で扱える点で、管理効率に優れています。
無料送信枠の繰り越しが可能
1ヶ月の契約書の送信数が無料送信枠を超えなかった場合、翌月に繰り越すことができます。繰り越すことができるのは最大で3ヵ月分の無料送信枠で、繁忙期や閑散期がある企業でも無駄なく利用できます。例えばスタンダードプランの場合、無料送信件数は100件/月のため最大300件まで繰り越すことができます。1年の中で契約書の送信数に増減がある企業でも採用しやすいサービスです。
無駄を省くプラン柔軟性
月間または年間の送信数に応じた豊富なプランが用意されており、各プランで機能差がない公平な設計です。有料プランでは未使用の送信枠を翌月に繰り越せるため、月ごとの契約件数の変動があっても無駄なく活用できます。利用量に合わせて損なく使えるこの柔軟な料金体系は、他社にはない利点です。
多様な文書を保管できる
ベクターサインを利用して電子署名をした契約書だけでなく、様々な種類の文書を保管できます。例えば、他社の電子契約サービスで署名をした契約書や、契約書に付随する帳票などをまとめて管理することができます。契約書や帳票を単一のプラットフォームで効率的に整理し、目的書類へのアクセスを容易にします。
注意点
社内完結型で他システムと非連携
ベクターサインは契約書の作成・締結・保管を一元化できる反面、外部の業務システムとの直接的なデータ連携機能は備えていません。契約関連データを営業管理や会計システムと統合したい場合は、自動連携ができず手作業での情報受け渡しが発生する恐れがあります。契約業務を単独で完結させるスタイルのため、既存システムとの統合性を重視する企業には不向きと言えます。
AIレビュー機能なし
AIを活用した契約書のレビュー機能はありません。そのため、法改正への対応、自社に不利な条項の特定などの確認作業を人力で行う必要があります。人力で行う場合は、経験値などによって差が生じかねないため複数人での対応が必要となる場合があります。レビュー機能を利用したい場合は、AIレビューに特化した製品を別途導入するか、レビュー機能を標準搭載した他の電子契約システムの選択を検討することをお勧めします。
Firefox非対応など利用環境に制約
対応動作環境に一部制約があり、Google Chrome・Microsoft Edge・Safariといった主要ブラウザの最新版では利用できますが、Firefoxや旧式のInternet Explorerではサポート外となっています。そのため、それら非対応ブラウザを標準利用するユーザーには追加対応が必要です。社内外の利用者全員が対応環境を満たすとは限らないため、周知や環境整備の手間を考慮する必要があります。
連携に制限
ベクターサインは標準で連携できる他社サービスはありません。既存のワークフローを利用した契約書の承認、オンラインストレージや文書管理システムでの契約書の保管、他の業務システムからの電子契約送付など、外部システムと連携して利用したい場合は注意が必要です。連携を実現するには、運営会社によるカスタマイズが必要となります。
利用通数超過時の手続きが必要
プランごとに契約書送信通数の上限が定められており、上限を超える場合には追加チャージパックの購入など別途手続きが必要です。例えば月間契約通数が変動する企業では、利用状況に応じてプラン変更や追加購入を随時検討しなければならず、運用の手間がかかります。契約件数が大幅に増減するような場合には、柔軟な対応が求められる点に注意が必要です。
締結方法や本人認証が限定的
立会人型署名にのみ対応しており、厳格な本人性の担保が必要な場合は注意が必要です。パスワードを用いた二要素認証により、通常の電子契約における本人性の担保は十分ですが、取引金額が大きい場合など、より厳密性が求められる場合には、認証局発行の電子証明書を用いた当事者型署名や、契約時に本人確認書類の添付を義務付けるシステムの方が適している場合があります。ベクターサインの導入を検討する際は、取引の性質や金額をもとに本人性の担保がどこまで必要か検討して下さい。
ベクターサインのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。ベクターサインには3つのプランがあります。
ベクターサインとよく比較されるサービス
ベクターサインとよく比較される製品を紹介!ベクターサインは電子契約システムの製品です。ベクターサインとよく比較されるメジャー製品は、クラウドサイン、電子印鑑GMOサイン、LegalForceです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
クラウドサイン
クラウドサインは、弁護士ドットコム株式会社が提供する電子契約システムです。2015年にリリースされたこのクラウドベースのシステムは250万社以上に導入されており、電子署名法に則った立会人型の電子契約を行うことができます。運営会社の弁護士ドットコム株式会社は、クラウドサインの他にも対面申し込みを円滑に行う「クラウドサインNOW」の提供や法律相談ポータルサイトの「弁護士ドットコム」の運営を行っています。
ベクターサインと共通するカテゴリ
電子契約システム
ベクターサインと比べて...
できること
ファイルのアップロード
契約期限管理
契約先への配信順設定
できないこと
スマホからの契約書送信
電子印鑑GMOサイン
電子印鑑GMOサインは、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供する電子契約システムです。立会人型と当事者型の2つの形式の電子契約方法を使い分けることができる点が特長です。契約書の作成から締結済みの契約書の保管までの一連の機能を提供しているほか、フォルダごとの閲覧制限の設定など内部統制機能も備わっています。フリープランもあり、全国で300万社以上で導入されている製品です。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社は電子認証・印鑑事業の他にクラウドインフラ事業やDX事業を展開しています。
ベクターサインと共通するカテゴリ
電子契約システム
ベクターサインと比べて...
できること
契約書のAIレビュー
印鑑証明を求める(機能要件:当事者型署名)
ファイルのアップロード
できないこと
社内ワークフロー
人事管理連携
販売管理連携
LegalForce
株式会社LegalForceが提供する電子契約システムです。このシステムは、文書の電子署名とタイムスタンプによって法的な契約書と同等の効力を保持し、ペーパーレス化を推進します。主な機能として、契約書の電子署名、安全な文書管理、及び締結後の管理が容易になる点が挙げられます。さらに、遠隔地からでもアクセス可能で、コンプライアンスの強化にも寄与します。同社は、LegalForceキャビネの他に、ビジネスに特化した法務サポートサービスを提供しています。
ベクターサインと共通するカテゴリ
電子契約システム
ベクターサインと比べて...
できること
契約書のAIレビュー
できないこと
契約書の作成
契約の締結
契約書の保管
運営会社基本情報
会社 : 株式会社ベクターホールディングス
本社所在地 : 東京都港区
会社設立 : 1989年
セキュリティ認証 : プライバシーマーク
ウェブサイト : https://ir.vector.co.jp/
かんたんな質問に答えるだけで、自社向けのシステム要件を整理し、ぴったりのサービスをチェックすることができます。