Compass

目次

Compassとは

適性科学研究センターが提供する適性検査サービスです。Compassは基礎学力、性格、価値観の3つの側面から総合的に人材を評価するツールで、特に新卒採用において広く活用されています。検査は約60分で完了し、受検者の負担を最小限に抑えながら、学力面では言語・非言語・英語の基礎能力を、性格面では行動特性や対人関係スタイルを、価値観面では仕事に対する志向性や組織適応性を詳細に測定します。中小企業から大手企業まで幅広い企業規模に対応し、業界や職種に応じた評価基準を提供します。営業職、技術職、管理職など、各職種で求められる能力特性に合わせたカスタマイズが可能で、より精度の高い人材マッチングを実現します。シンプルな操作性と分かりやすいレポート形式が特徴で、人事担当者の負担を軽減しながら効果的な選考を実現します。結果は視覚的にわかりやすいグラフと詳細な解説で表示され、面接時の参考資料としても活用できます。コストパフォーマンスに優れており、予算を抑えながらも質の高い適性検査を導入したい企業に適しています。定期的なデータ更新により、最新の評価基準を維持している点も強みです。

強み

初期費用ゼロのリーズナブルな価格

契約料やシステム利用料などの初期費用が不要で、受検完了分のみ課金される料金体系です。1名あたり約2,200円（税込）と低価格で、他社サービスと比べコストを抑えて導入できます。適性検査初導入企業でも試しやすく、限られた予算内で必要な診断を実現できる点が魅力です。

初期費用なしで導入しやすい

契約料や導入費が不要なため、低予算でもすぐに利用開始できます。受検1名あたりの料金も比較的リーズナブルで、必要なときに必要な分だけ実施可能です。コストを抑えて適性検査を導入したい企業や試験的に始めたい場合に適したサービスです。

Web・紙対応＆即時判定で効率アップ

インターネット受検とマークシート紙受検の両方に対応し、選考フローに合わせた柔軟な運用が可能です。受検後即座に判定されるため待ち時間なく合否判断に活用できます。紙テスト実施可能な適性検査が少ない中、受検環境を選ばない運用のしやすさで他社より優位です。

結果閲覧のスピードと使いやすさ

Web受検後、管理画面で即座に結果を確認でき、人事担当者がその場で合否判断やフィードバック準備を進められます。シンプルな画面設計で操作もしやすく、専門知識がなくても直感的に使えます。スピーディーな選考プロセスを求める現場にフィットします。

リスク要因を直感的に把握できる報告書

ストレス耐性の強弱をイラストで示すなど、入社後リスク要因を視覚的に捉えやすい工夫があります。不適応行動面を5因子10段階で評価し、候補者のメンタルリスクを見逃さずチェック可能です。問題発生リスクまで可視化するレポートは、採用後のフォローに直結する実践的な内容となっています。

自社社員データとのマッチング分析

自社の現社員の傾向を基に、候補者が「社内の誰に近いタイプか」を判定できます。独自の人物モデルを作成し、企業文化との相性や将来の活躍度を見極めることが可能です。自社のカルチャーに合う人材を客観的に選び出したい企業におすすめです。

注意点

他システム連携が限定的

Web受検・結果出力はクラウド上で完結し、標準では他の人事システムとの自動連携機能がありません。特定のATS連携以外はCSVによる手動データ連携が前提です。

他システム連携は限定的

自社提供のクラウドで受検から結果確認まで完結する設計のため、他社ATS等との標準連携はソナーATS以外に明示されていません。独立した管理画面での運用が前提となり、人事システムで一元管理したい場合はCSV出力で対応する必要があります。既存ワークフローとの統合に手間がかかる可能性があります。

無料利用の範囲が限定的

1社につき1名分のみ無料トライアル受検が可能で、本格利用にあたっては全て有料になります。継続利用できる無料プランはありません。

知名度が限定的

SPIや玉手箱ほどの市場浸透率はなく、受検者・社内関係者への説明が必要になる場合があります。導入企業数は増えているものの、歴史の長い適性検査に比べ認知度が低いため、信頼性の理解に時間を要することがあります。社内説明時には、他社導入事例などを共有すると安心感につながるでしょう。

採用特化による汎用性の限界

採用選考特化の適性検査として設計されており、企業固有の要件や職種特有の適性を評価するには十分でない場合があります。自社独自の評価基準への最適化には限界があります。

簡潔検査ゆえ詳細把握困難

約20分という短時間で完了する反面、測定項目は基本的な行動特性・ストレス耐性に絞られています。高度な認知能力や専門スキルの評価には不向きで、より深い分析が必要な場合は追加検査が必要です。簡易さと詳細さのトレードオフがある点に留意しましょう。

連携

統合パートナー

提供ベンダー間ですでに連携されており、ユーザーは簡易な設定のみで連携して使用することが可能です。

Compassのプラン

自社に合うプランを見極めましょう。Compassには2つのプランがあります。

Compassとよく比較されるサービス

Compassとよく比較される製品を紹介！Compassは適性検査サービスの製品です。Compassとよく比較されるメジャー製品は、玉手箱Ⅲ、HCi-AS、TG-WEBです。

玉手箱Ⅲ

Compassと共通するカテゴリ

適性検査サービス

HCi-AS

Compassと共通するカテゴリ

適性検査サービス

TG-WEB

Compassと共通するカテゴリ

適性検査サービス

サービス基本情報

https://ing-c.co.jp/product/

株式会社 イング運営サービス一覧

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  Compass

編集

遠藤慎

SaaSアナリスト

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。