バクラク請求書

バクラク請求書とは

バクラク請求書は、株式会社LayerXが提供する請求書受領サービスです。LayerX社は、企業の支払いに関する業務を効率化することを目的として、経費精算、請求書受領、ワークフロー、電子帳簿保存、帳票作成のビジネス用ソフトウェアと、法人カードサービスのラインナップを備えるバクラクシリーズを提供しています。バクラク請求書は、手入力ゼロを実現するための機能を備えており、中でもAI-OCRを利用して請求書を高速で電子化することを特徴とした製品です。

強み

成長が期待される企業が運営

一般的にはシリーズAラウンドでの資金調達額は、数千万円から数十億規模ですが、LayerX社は、シリーズAラウンドで総額約102億円を調達しており、投資家から高い期待を受けています。実際に、LayerX社は、バクラクシリーズの開始から約2年半で6つのサービスをリリースし、利用者数も7,000社を超えています。非常に早い開発サイクルで次々とユーザー獲得をしているため、今後の成長も期待されます。

シリーズ利用で支払い業務をさらに効率化

バクラクシリーズは、企業の支払いに関する業務を効率化することを目的としているため、シリーズで利用することで、請求書の受領と発行、稟議、経費の支払いと仕訳、証票管理といった支払い業務を一気通貫で行うことができます。手作業でかかっていた工数削減、ヒューマンエラーがなくなり内部統制の強化などにもつながります。 バクラクシリーズは、バクラクシリーズで集めた取引のデータを基に、無駄な支出を自動的に削減できるようなプロダクト展開を発表しており、最終的には購買活動のデジタル化も期待できるシリーズです（DIAMOND社「[ブロックチェーン事業撤退から2年、代表の福島良典氏が語ったLayerXの“イマの姿”](https://signal.diamond.jp/articles/-/1395)」から抜粋）。

高速で請求書の電子化

バクラク請求書は、AI-OCR技術により請求書を5秒で自動で読みとりすることができます。競合製品は、AI-OCRとオペレータによるチェック後に請求書が電子化されるため、請求書の電子化までの時間が数時間から数日になりますが、バクラク請求書では高速で電子化することができます。スピード重視のため、締切日の直前でも素早く対応できる製品です。

注意点

単体利用では代行受領できない

競合他社には、請求書の受領を代行し、電子化、原本の保管までを請けおうサービスがありますが、バクラク請求書は、紙の請求書を自社で受け取って電子化する必要があります。バクラクシリーズのバクラク申請・経費精算は代行受領を請けおうサービスがあるため、請求書の受領代行を希望する場合は、シリーズでの利用または他社製品を併せて検討しましょう。

外国語、外貨対応

バクラク請求書の対応言語は日本語のみです。また、AI-OCRの読み取りには外貨や外国語の対応をしていないため、海外の取引先が多い企業の場合、注意が必要です。

認識精度の限界

AI=OCR機能を用いて請求書の読み取りが可能ですが、完全に正しく認識できない点に注意が必要です。。特に、複雑なレイアウトや手書き文字が含まれる場合、誤認識が発生することがあります。このため、読み取ったデータを確認する工数を確保し、人の目での確認や修正作業を組み込む必要があります。

連携

統合パートナー

提供ベンダー間ですでに連携されており、ユーザーは簡易な設定のみで連携して使用することが可能です。

API（Application Programming Interface）提供あり

異なるソフトウェアが互いに通信し、情報を交換するための規則や手順のセットが公開されています。APIを使用するには利用するソフトウェアがお互いにAPIが公開されていること、簡易なシステム開発または間を取り持つソフトウェアの導入が必要になります。

サービス基本情報

リリース : 2021年

https://bakuraku.jp/invoice

@bakuraku_layerx

@bakurakulayerx

株式会社LayerX運営サービス一覧

• 

  バクラク申請

• 

  バクラク請求書

• 

  バクラク電子帳簿保存

• 

  バクラク 経費精算

編集

丹沢充裕

SaaSアナリスト

SaaSアナリスト。FitGapではSEO、製品の強み注意点などのレポートを担当。

バクラク請求書のプラン

自社に合うプランを見極めましょう。バクラク請求書には1つのプランがあります。

バクラク請求書とよく比較されるサービス

バクラク請求書とよく比較される製品を紹介！バクラク請求書は請求書受領サービスの製品です。バクラク請求書とよく比較されるメジャー製品は、Bill One、TOKIUMインボイスです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。

Bill One

Bill Oneは、Sansan株式会社が提供する請求書受領サービスです。Sansan社は、本製品以外にも名刺管理ソフトを提供しており、名刺管理ソフトではシェアTOPのパイオニアです。Bill Oneは請求書の受領から保管までのプロセスをデジタル化することで、月次決算業務を加速し、企業経営の意思決定のスピードアップを目指した製品です。

バクラク請求書と共通するカテゴリ

請求書受領サービス

バクラク請求書と比べて...

できること

OCRとオペレータによるダブルチェック

代行サービスを利用したデータの手入力（郵送）

代行サービスを利用したデータの手入力（電子ファイル）

できないこと

OCR読取り代行

支払い予定レポート

TOKIUMインボイス

TOKIUMインボイス（旧INVOICE POST）は、株式会社TOKIUMが提供する請求書受領サービスです。TOKIUM社は、請求書受領サービス、経費精算システム、電子帳簿保存システムからなる経理部の支出管理を効率化するTOKIUMシリーズを展開しています。TOKIUMインボイスは、請求書の受領、電子化、請求書の承認、会計処理、保管の業務を全て、電子化または代行することでペーパレス化することができます。

バクラク請求書と共通するカテゴリ

請求書受領サービス

バクラク請求書と比べて...

できること

オペレーターによるデータの入力代行

OCRとオペレータによるダブルチェック

代行サービスを利用したデータの手入力（郵送）

できないこと

取引先による請求書のアップロード

支払い予定レポート