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HCL Notes/Domino

HCL Notes/Domino

PaaS

日本製
言語:
端末・OS:
Windows
,Mac
iphone
,Android
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17

事業規模別シェア

大規模 61%
中規模 34%
小規模 5%

目次

HCL Notes/Dominoとは

強み

注意点

カテゴリ別市場マーケットシェア

連携

プラン

代替サービス

サービス基本情報

運営サービス一覧

HCL Notes/Dominoとは

株式会社エイチシーエル・ジャパンが提供するPaaSです。Notes/Dominoは企業内でのメールやスケジュール管理と、カスタム業務アプリの開発・実行環境を兼ね備えた長年の実績を持つプラットフォームです。堅牢なセキュリティと充実したワークフロー機能に定評があり、機密情報の多い業務でも安心して利用できます。例えば、稟議や営業日報など社内の様々なアプリケーションをNotes上で運用している企業も多く、業務に密着したシステムを実現します。また、メールやスケジューラなどグループウェア機能も統合されているため、単一の環境で業務が完結する利便性も魅力です。コード開発により自社独自の申請システムやデータベースを柔軟に構築でき、既存のNotes資産を活かしながらクラウドへの移行も可能です。特に専門のIT部門を持つ大規模企業の全社基盤として適しており、長期にわたり多くの企業システムを支えてきた実績があります。

pros

強み

コラボレーションと業務アプリ統合プラットフォーム

HCL Dominoはメール、掲示板、文書DB、スケジュール管理などを統合するグループウェア環境です。加えてローコード/ノーコードで業務アプリを迅速に構築可能な開発基盤機能を備えており、社内業務に合わせたアプリケーション開発も容易です。メール機能だけでなく業務アプリケーションを同一プラットフォームでまかなう設計は他社製品にない特徴で、総合的な業務効率化を実現します。

柔軟なカスタマイズ開発基盤

ローコード/ノーコード開発環境(Domino Designer)で、企業固有のワークフローや業務アプリを現場主導で構築できます。ユーザー自身が入力フォームや表示画面を作成・修正できるため、変化の速い業務要件にも柔軟に対応可能です。プラットフォーム非依存で、オンプレミスとクラウド双方に対応します。

モバイル・ローコード開発対応

最新のHCL DominoではNomad Web/MobileやDomino Leapといったモバイル対応・ローコード開発ツールを強化しています。ブラウザからノーコードでアプリを作成できる仕組みや、モバイルアプリでDominoアプリにアクセス可能なNomadを備え、iOS/Androidなど様々な環境で利用可能です。クラウド/モバイル時代に即応した開発・配信機能を標準搭載する点は、他社のメール・グループウェア製品に対する明確な差別化要因です。

豊富な導入実績と高ROI

1989年から続く実績ある製品で、世界15,000社以上・1,000万超の稼働アプリケーションを誇ります。平均300%を超えるROIが確認されており、運用コスト削減にも寄与しています。長期間にわたる製品成熟度と豊富な導入事例が信頼性を裏付け、大規模組織でも安心して運用できます。

スケジュール機能でリソース管理を強化

Notes/Domino のカレンダーでは他ユーザーの空き時間検索や会議設定、会議室・設備などリソース予約が可能です。ドミノ内で日程情報を横断して扱えるため、組織内の会議調整を一元化できます。また、受信メールから予定登録するなど効率的な操作もサポートされており、社内コラボレーションを促進します。

柔軟なカスタムアプリ開発とオフライン利用

独自のスクリプトやローコードツールを使ってワークフローを含む業務アプリを柔軟に開発でき、自社ニーズに合ったカスタマイズが可能です。クライアントはオフライン環境でもデータベースをレプリケーションし、ネットワーク接続後に自動同期できるため、場所を問わず業務を継続できます。高度にカスタマイズ可能でオフラインでも使える特徴は、他のクラウド型ワークフロー製品にはない差別化ポイントです。

長年の実績と拡張性

数十年にわたり大企業や官公庁で使われてきた実績があり、ミッションクリティカルな業務にも耐える安定性があります。ドミノサーバー上で多様な業務アプリを開発・稼働でき、既存資産を活かしながら最新バージョンへのアップデートも継続されています。

長年の実績と豊富なアプリ資産

Notes/Domino(旧Lotus Notes)は1989年発売以来35年以上にわたり、15,000社以上で採用されているエンタープライズプラットフォームです。1,000万件を超えるDominoアプリケーションが稼働し、既存システムとの連携も豊富。長期サポートと大手企業での導入実績を背景に、高度な信頼性と運用ノウハウを提供します。

グループウェア機能とワークフロー機能を統合した包括基盤

HCL Notes/Dominoは電子メール、スケジュール、データベースを統合したグループウェアプラットフォームです。ワークフローシステムとして申請・承認アプリケーションを作成できるだけでなく、掲示板や文書DBなど幅広いコラボレーション機能を一元的に提供します。コミュニケーションと業務アプリが統合された包括基盤により、社内情報共有と決裁業務をシームレスに連携できます。

メールと業務アプリの統合基盤

電子メールやスケジュールと、カスタム業務アプリケーションが一つのプラットフォーム上で統合されています。グループウェアと業務データベースが連携した環境により、各種申請や情報管理を一元的に運用できます。

企業向けの強固なセキュリティと信頼性

HCL Dominoはウイルススキャン連携やICAP対応などメールセキュリティ機能を強化しており、ウイルスのない安全なメール環境を維持できます。さらに大手企業や官公庁での導入実績が多数あり、Fortune 500の約40%が採用する堅牢性と実績を誇ります。認証や暗号化オプションも充実しており、機密性の高い社内情報を安心して扱える点で他社の汎用メールサービスより優れたセキュリティ性を提供します。

メール・コラボ機能のオールインワン

電子メール、掲示板、スケジュール、ワークフロー、文書DBなどを1台のサーバーで提供する多機能プラットフォームです。ブラウザや専用クライアント、スマホアプリから同じデータにアクセスでき、会議室予約やドキュメント共有も一元管理できます。メールから業務アプリまで幅広くまとめて導入したい企業に適しています。

豊富な開発・クライアント環境

HCL Dominoはローコード開発環境(Domino Leap)やWeb版クライアント(Verse)を提供し、プログラミング知識がなくても業務アプリを作成できます。また、Nomad Web/Mobile や Outlook 連携(Traveler)により、ブラウザやスマホ・タブレット・Outlookなど多様な環境からアクセス可能です。このため、利用デバイスを選ばず柔軟に導入できます。

長年の実績に裏付けられた堅牢性

30年以上にわたり多くの企業で利用されてきた老舗システムであり、大規模ユーザー環境でも安定稼働する堅牢性があります。暗号化やアクセス制御などセキュリティ機能も歴史的に定評があり、機密情報を扱う業務でも安心して利用できます。長期にわたり培われた信頼性とセキュリティの高さは、ミッションクリティカルな社内システムとして選ばれ続ける理由です。

高いセキュリティとオフライン性能

ユーザーごとの証明書による暗号化やアクセス制御が細かく設定でき、企業内情報を厳格に保護します。またレプリケーション機能でネットワーク環境が不安定でもオフラインで作業し、後で同期できるため、分散環境に強いです。

cons

注意点

ライセンス・運用コストが高い

HCL Notes/Dominoはオールインワン型製品のためライセンス料が高額です。LotusScriptなど専用技術者が少なく、システム開発・保守のコストも高くなりがちです。初期導入・維持に必要なコスト負担を事前に検討しておく必要があります。

クラウド非対応のオンプレミス設計

Notes/Dominoはオンプレミスでの利用を前提とした設計であるため、クラウドネイティブな環境ではそのまま利用できません。リモートワークやクラウド利用を前提とする組織では、別途クラウド環境への移行・開発が必要となり、対応作業やコストの負担が生じます。クラウド型グループウェアに即座に切り替えたい企業には不向きです。

他社製品との併用柔軟性が低い

HCL Notes/DominoはALL-IN-ONE設計のため、他社製品との組み合わせには柔軟性がありません。Microsoft製品のように必要な機能だけを選べないため、不要な機能まで含んだライセンス契約が必要になることがあります。他システムとの連携を検討する際は、追加開発の負担にも注意が必要です。

旧バージョンはサポート終了

IBM版Notes 9.0および10.0系のサポートは2024年6月に終了しており、最新版にアップグレードしないと公式サポートやパッチが受けられなくなります。サポート切れのバージョンを継続利用するとセキュリティリスクが高まるため、移行・更新を余儀なくされる点が導入検討上の大きな懸念です。

技術習得コストと複雑性

Notes/Domino独自の設計思想(設計文書、フォーム、ビューなど)を理解するには専門知識が必要で、運用・開発の学習負担が大きい点に留意が必要です。システム運用には社内の専門技術者が求められます。

ワークフローのみの導入には機能が複雑すぎる

メールやデータベース、ドキュメント管理など多機能を備えた重厚なグループウェアです。シンプルなワークフローだけを使いたい場合、不要な機能が多く感じられる可能性があります。包括的なシステムとして運用することが前提となります。

専門知識が必要で習熟に時間がかかる可能性

専用クライアントの操作やサーバー管理には専門的知識が求められ、一般的なWebサービスに比べ習熟に時間がかかります。長年利用している企業も多い一方、新規ユーザーには独特のUIや設計思想に慣れるまでハードルが高いです。大規模で高機能なため、運用管理も複雑になりがちで、十分なトレーニングが不可欠です。

自社サーバーとクライアントが必須

HCL Notes/Dominoはサーバーとクライアントソフトの組み合わせで提供されるオンプレミス型システムであり、自社でサーバーを用意・維持する必要があります。クラウド型のオプションも限られるため、サーバー管理者の手配が必須です。

レガシー技術で保守・開発要員の確保が難しい

かつて広く使われていたグループウェアですが、近年は技術者人口が減少傾向にあります。旧来のNotes環境を保守・開発できる人材が限られるため、運用コストやリスクが増大する可能性があります。継続利用には社内外でのサポート体制を見直すことが大切です。

クラウドサービスのような簡便利用不可

基本的に自社サーバーへの導入が前提で、Microsoft 365やGoogle Workspaceのようなクラウド一括サービス形態では利用できません。近年はクラウド環境上にDominoサーバーを構築することも可能ですが、自社またはパートナーでの運用が必要です。インターネット経由での即時利用は難しく、システム管理の工数が発生します。

Web/モバイル対応に制約

長年の実績がある反面、Domino/NotesはWebブラウザやスマートデバイス向け機能に制約があります。モバイル対応が遅れているため、スマホやタブレットでの利用を重視する企業では扱いにくい場合があります。クラウドネイティブ製品と比べると導入直後の利便性が劣る可能性があります。

アプリ開発に独自言語が必要

Notes/Dominoの業務アプリ開発にはLotusScriptなど独自のプログラミング言語が必要で、対応可能な技術者が減少しています。専門知識を持つ人材の確保が必須となり、開発・保守に掛かる工数やコストが増大しやすい点がデメリットです。汎用言語のみで開発する他のプラットフォームに比べ、学習コストが高いのが課題となります。

高額なライセンス費用

Notes/Dominoのライセンスや導入支援は比較的高額で、初期投資と継続的な保守費用が発生します。特に小規模企業ではコスト負担が重くなるため、投資対効果を慎重に検討する必要があります。

オンプレ前提が多くクラウド移行のハードルがある

従来はオンプレミス中心に運用されてきたため、クラウド環境との連携や移行には追加の検討が必要です。最近はクラウド対応も進んでいますが、環境変化に対応するには手間がかかる場合があります。ITインフラが整っている企業向けの製品です。

大規模向けで小規模にはオーバースペック

エンタープライズ向けグループウェアとして発展してきたため、数百〜数千ユーザー規模の利用を想定した機能・ライセンス体系になっています。小規模企業向けのライセンスも存在しますが、基本的には数十名以上の利用が前提です。数名規模では設定や管理が複雑すぎ、必要以上の機能と負担となり得ます。

カテゴリ別マーケットシェア

2023年3月 FitGap調査

HCL Notes/Dominoグループウェアマーケットシェア

0.97%

113サービス中

17

HCL Notes/Domino利用者の業種内訳

  • IT、インターネット 34%
  • 製造 28%
  • 官公庁 11%
  • 金融、保険 8%
  • 電気、ガス、水道 5%

HCL Notes/Domino利用者の事業規模の内訳

  • 大規模 61%
  • 中規模 34%
  • 小規模 5%

HCL Notes/Domino文書管理システムマーケットシェア

0.31%

102サービス中

37

HCL Notes/Domino利用者の事業規模の内訳

  • 中規模 50%
  • 大規模 50%
  • 小規模 0%

連携

統合パートナー

提供ベンダー間ですでに連携されており、ユーザーは簡易な設定のみで連携して使用することが可能です。

SAP Sales Cloud
ASTERIA Warp

HCL Notes/Dominoのプラン

自社に合うプランを見極めましょう。HCL Notes/Dominoには2つのプランがあります。

HCL Notes Domino Complete Collaboration
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HCL Domino Volt
要問合せ

サービス基本情報

https://www.hcljapan.co.jp/software/products/notes-domino/公式
https://www.hcljapan.co.jp/software/products/notes-domino/

運営会社基本情報

会社 : 株式会社エイチシーエル・ジャパン

本社所在地 : 東京都港区

会社設立 : 1998

ウェブサイト : https://www.hcljapan.co.jp/

株式会社エイチシーエル・ジャパン運営サービス一覧

編集

profile

遠藤慎

SaaSアナリスト

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。

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