目次
Webex suiteとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
連携
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
Webex suiteとは
Cisco Systemsが提供する統合型Web会議システム。会議、通話、メッセージなどの機能を一つのアプリで提供するオールインワンコラボレーションツールで、ハイブリッドワーク専用の統合スイートとして設計されています。高度な音声・映像品質やAI機能、堅牢なセキュリティを備え、大企業や中堅企業に最適です。コラボレーションボードやファイル共有機能も統合され、プロジェクト管理や情報共有が円滑に行えます。多言語リアルタイム翻訳やバックグラウンドノイズ除去など先進機能も搭載。モバイルアプリやデスクトップ版も充実し、世界中のチームとのコミュニケーションを実現します。豊富な導入実績を背景に、小規模チームからグローバル企業まで幅広い用途で効率的な会議運営を強力にサポートします。
強み
政府機関も採用する堅牢なセキュリティ
エンドツーエンド暗号化やゼロトラスト設計など最高水準のセキュリティ対策を備え、米国国家安全保障局から最高評価を得る信頼性があります。日本でも政府主導のクラウド安全基準(ISMAP)にWeb会議サービスとして初認定されるなど、官公庁や金融機関でも安心して利用できる実績が豊富です。情報漏えいやコンプライアンスに厳格な大企業で、他ツールにはない安心感を提供します。
豊富な企業導入実績に裏付けられたセキュリティ
Cisco Webexは長年にわたり企業や官公庁で採用されてきた実績があり、その信頼性とセキュリティの高さが評価されています。エンドツーエンドの暗号化や厳格な認証機能により、機密性の高い会議でも安心して利用できます。Ciscoの技術力によって安定した接続品質とデータ保護が両立されています。
会議専用端末とのシームレス連携
Cisco社製のビデオ会議デバイスやIP電話システムとの親和性が高く、会議室の専用端末からワンタッチでWebexミーティングに参加できます。高品質なカメラ・マイクを備えた専用機器と組み合わせれば、在宅と会議室間でもストレスのないコミュニケーション環境を構築可能です。既にCisco製ハードウェアを導入している企業や、大規模な会議設備を持つ組織にとって最適な選択となります。
AIを活用した先進的な会議体験
Webexは最新のAI技術を取り入れ、会議の質を向上させる多彩な機能を提供します。周囲の雑音を除去するノイズリダクションや、話者に合わせたカメラ自動追尾、さらに自動字幕の多言語翻訳機能などが参加者の負担を軽減します。大規模会議や国際会議において、生産的な議論を促進します。
ノイズ除去・翻訳等AI機能で会議効率UP
AIベースのノイズリダクションが周囲の雑音を自動除去し、発言のリアルタイム文字起こしや要約ハイライト作成まで行えるWebexアシスタント機能が搭載されています。さらに数十ヶ国語に対応した字幕翻訳オプションにより、多言語会議でも参加者は自分の言語で議論の内容を理解できます。音声の聞き取りづらさや言語の壁をテクノロジーで解消できるため、国際的なプロジェクトや大規模オンラインセミナーで威力を発揮します。
会議専用デバイスとの高度な連携
WebexシリーズはCisco製の会議デバイスや電話システムとネイティブに連携し、ハードウェアとソフトウェアが一体となった使い勝手を提供します。専用のWebexルーム端末やビデオ会議システムを用いることで、ワンタッチで会議参加や高品質な映像・音声の共有が可能です。オフィス環境全体でシームレスな接続体験を実現し、ハイブリッドな働き方を支援します。
注意点
チャット用途のみだと過剰な統合機能
Webexはビデオ会議、クラウド電話、ホワイトボードなど多彩な機能を備えた統合コミュニケーション基盤です。 そのため、単純なチャットだけを目的とする場合には必要以上に複雑なツールに感じられるかもしれません。 メッセージのやり取りに特化した軽量なサービスと比べると、Webexの豊富な機能群は使いこなしに時間がかかり、小規模チームにはオーバースペックとなる可能性があります。
大規模会議には有料版が前提となる
Webexには無料プランがありますが、参加人数や会議時間に厳しい上限があり、大人数・長時間の会議には向きません。 例えば無料版では100名・40分までといった制限があり、上限を超える場合は途中で会議を再設定する非効率が生じます。 本格的に大規模利用する際は有料ライセンスやオプションの購入が必要となり、追加コストが発生する点に注意してください。
管理機能が充実する反面設定が難しい
エンタープライズ向けに高度なセキュリティ設定や管理機能を備えているため、導入時には管理者による専門的な設定作業が必要です。 たとえば組織ポリシーに合わせた細かな権限管理やセキュリティ設定を行うには、Control Hubを用いた複雑な操作を伴います。 専任のIT担当者がいない小規模企業ではこれらの初期設定に手間取る恐れがあり、管理面の学習コストを考慮する必要があります。
モバイル端末での一部機能制限
Webexでは会議中のチャット機能など基本機能は備わっていますが、参加者同士での1対1のプライベートチャットがモバイルアプリからは利用できません。 PCでは問題なく使える機能がスマートフォン版では制限されるため、出先から参加する場合に情報共有方法が限定される懸念があります。 必要に応じて他の連絡手段を併用するか、事前にPCで参加しておくなどの対応が望まれます。
無料版では機能に制限がある
Webexには無料で利用開始できるプランが用意されていますが、ストレージ容量やサポート内容などに制限があり、全ての機能を使うことはできません。 たとえば長時間の大規模会議や充実した管理者機能は有料プランでのみ提供されるため、本格利用する場合は結局有料版へのアップグレードが必要となります。 無料プランは試用や限定的な用途向けと位置付けられており、主要なコミュニケーション基盤として継続活用するには機能面で物足りなく感じるでしょう。
他ツールに比べ動作が重め
一部ユーザーからは、Webexのアプリケーション動作が他のWeb会議ツールと比べてやや重いとの指摘があります。 特に低帯域のネットワーク環境下では映像や音声が途切れがちになる可能性があり、高品質で利用するには十分な通信環境の確保が必要です。 定期的なアップデートで改善も図られていますが、大規模会議などでは事前に動作確認を行い、不安定さを感じた場合は設定の見直しや軽量版の利用を検討してください。
カテゴリ別マーケットシェア
2023年3月 FitGap調査
Webex suiteのWeb会議システムマーケットシェア
全90サービス中
4
位
Webex suite利用者の事業規模の内訳
- 大規模 60%
- 中規模 27%
- 小規模 13%
Webex suiteのビジネスチャットマーケットシェア
全88サービス中
12
位
Webex suite利用者の業種内訳
- 製造 17%
- 情報通信 17%
- 卸売、小売 13%
- 金融、保険 13%
- 官公庁 13%
Webex suite利用者の事業規模の内訳
- 大規模 51%
- 中規模 36%
- 小規模 13%
Webex suiteのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。Webex suiteには1つのプランがあります。
Webex suiteとよく比較されるサービス
Webex suiteとよく比較される製品を紹介!Webex suiteはWeb会議システム、ビジネスチャット、ウェビナー・動画配信ツールの製品です。Webex suiteとよく比較されるメジャー製品は、Zoom Rooms、Zoom Workplace、Google Meetです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
Zoom Rooms
株式会社ズームが提供するWeb会議システムです。Zoom Roomsは高度な会議室統合ソフトであり、一つのタッチで会議を開始でき、ハードウェアの統合サポートが特徴です。また、ワイヤレスのコンテンツ共有が可能で、効率的なコラボレーションをサポートします。同社は、Zoom Roomsの他にZoom Meetingsという製品も提供しています。
Webex suiteと共通するカテゴリ
Web会議システム
Webex suiteと比べて...
できること
会議参加人数が1000人以上
できないこと
商品やサービスのPRイベント
社内での研修や情報共有
社内外での学会や研修会
Zoom Workplace
Zoom Meetingsは、Zoom Video Communications, Inc.が提供するWeb会議システムです。このシステムは2020年ごろのテレワークやリモート会議の移行によって日本国内で広く利用されるシステムとなりました。主な機能として、最大500人でのWeb会議、ファイル共有などがあります。これにより、企業は地理的な制約なく効率的なコミュニケーションと協働を実現できます。
Webex suiteと共通するカテゴリ
Web会議システム
ビジネスチャット
ウェビナー・動画配信ツール
Webex suiteと比べて...
できること
できないこと
商品やサービスのPRイベント
社内での研修や情報共有
社内外での学会や研修会
Google Meet
Google Meetは、Google LLCが提供するクラウド型のWeb会議システムです。会議参加人数が100人まで対応し、自動文字起こし機能、リアルタイム翻訳機能などを備え、ビジネスのコミュニケーションやコラボレーションを効率化します。Google LLCはNASDAQに上場しており時価総額で世界最大規模の企業の1つです。Google Meetの他にも、「Google Workspace」の提供や検索エンジンの提供、AndroidOSの提供などを行っている現在の情報化社会をリードするGAFAの一員です。
Webex suiteと共通するカテゴリ
Web会議システム
Webex suiteと比べて...
できること
会議参加人数が1000人以上
できないこと
商品やサービスのPRイベント
社内での研修や情報共有
社内外での学会や研修会
運営会社基本情報
会社 : シスコシステムズ合同会社
本社所在地 : 東京都港区
会社設立 : 1992年
セキュリティ認証 : クラウド コンピューティング コンプライアンス コントロール カタログ(C5)、FedRAMP、HITRUST、ISO/IEC 27001、ISO 9001、ISO/IEC 27017、ISO/IEC 27018、SOC 2、SOC 3
ウェブサイト : https://www.cisco.com/c/ja_jp/index.html
かんたんな質問に答えるだけで、自社向けのシステム要件を整理し、ぴったりのサービスをチェックすることができます。