Mattermost
- カバー範囲
- 機能
- 連携
- サポート
- 低コスト
目次
Mattermostとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
連携
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
Mattermostとは
Mattermostが提供するビジネスチャットです。オープンソースで開発されており、オンプレミス環境に設置して運用できるため、自社サーバー内で社内コミュニケーション基盤を構築可能です。Slackに似た洗練されたUIを持ち、1対1やグループでのチャット、スレッド返信、メンション、ファイル共有、検索などの機能が充実しています。外部サービスとの連携性が高く、Webhookやプラグインを利用してプロジェクト管理ツールやCI/CDシステムとの統合も容易に実現できます。タスク管理ボードやナレッジ共有のための機能も備え、チームのコラボレーションを総合的に支援します。ユーザー数に応じたライセンス費用を気にせず利用できるため、大規模ユーザーを抱える企業や開発組織にも適しています。セキュリティやプライバシーを重視する企業から選ばれており、米国政府機関をはじめ世界中のエンタープライズで採用実績があります。日本国内でも自社要件に合わせてカスタマイズしたい企業や、高い統制下でチャットを運用したい金融・公共分野の組織に支持されています。
強み
オンプレミス対応で機密情報も保護
自社サーバー上に設置して運用できるため、機密性の高い情報も外部に出さずにチーム内共有が可能です。クラウドサービスを利用できない環境でも導入でき、軍事・医療など高セキュリティ分野での採用実績があります。社外から隔離されたネットワーク内で安全にチャット基盤を構築でき、情報ガバナンスを徹底できます。
オープンソースで柔軟に拡張可能
オープンソースソフトウェアであり、プラグイン開発やソースコード改変による機能拡張が認められています。自社ワークフローに合わせてカスタマイズしたり、独自の連携を実装する自由度が高いです。コミュニティ版は無料で利用でき、大規模ユーザーでもライセンス費用を抑えながら必要な拡張を加えられます。
開発ツールとの統合に優れる
ソフトウェア開発現場での利用を想定した設計で、Gitなどバージョン管理システムやCI/CDツールとの連携が容易です。プルリクエストの通知やビルド結果の共有をチャットで受け取れるため、エンジニアの協働効率が上がります。DevOps環境との親和性が高く、開発チーム内の情報流通を一元化できます。
注意点
セルフホストに専門知識
Mattermostは自社サーバーにインストールして使えるエンタープライズ向けチャットです。オンプレミスで運用する場合、環境構築やアップデート対応にITエンジニアの専門知識が必要となります。クラウド版も提供されていますが、その場合でも初期設定や他システムとの認証連携に技術的な作業が発生する点を理解しておく必要があります。
無償版は高度機能に制限
オープンソース版のMattermostは基本的なチャット機能は備えていますが、高度な機能は有償のエンタープライズプランで提供されます。例えばLDAP連携によるシングルサインオンや高度な権限管理、音声通話などは有償版での対応となります。無料利用を検討する場合、必要な機能が含まれているか注意が必要です。
外部サービス連携に工夫要
Slackなどと比較すると、Mattermostは他サービスとの連携機能が少なく、代替としてZapier経由で約700種のツールと接続する方法が推奨されています。しかし直接連携に比べて設定工程が増えるため、ワークフローの自動化や通知の集約を行うには手間がかかります。自社のIT資産との統合には追加開発の検討も必要です。
カテゴリ別マーケットシェア
2023年3月 FitGap調査
Mattermostのビジネスチャットマーケットシェア
シェア
事業規模
連携
統合パートナー
提供ベンダー間ですでに連携されており、ユーザーは簡易な設定のみで連携して使用することが可能です。
API（Application Programming Interface）提供あり
異なるソフトウェアが互いに通信し、情報を交換するための規則や手順のセットが公開されています。APIを使用するには利用するソフトウェアがお互いにAPIが公開されていること、簡易なシステム開発または間を取り持つソフトウェアの導入が必要になります。
Mattermostのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。Mattermostには3つのプランがあります。
Mattermostとよく比較されるサービス
Mattermostとよく比較される製品を紹介！Mattermostはビジネスチャットの製品です。Mattermostとよく比較されるメジャー製品は、LINE WORKS、Slack、Chatworkです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
LINE WORKS
LINE WORKSは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するクラウド型のビジネスチャットツールです。LINE連携やWeb会議、タスク管理、ファイル共有など、ビジネスコミュニケーションと協働を円滑にする多彩な機能を備えています。2023年1月時点で43万社以上の導入実績があり、大企業から中小企業まで幅広い規模の企業で利用されています。ワークスモバイルジャパン株式会社は、韓国のNAVER Cloudを親会社に持つ日本法人で、LINE WORKSの他にもOCRソフトのCLOVA OCR Readerなどの製品を国内で展開しています。
Mattermostと共通するカテゴリ
ビジネスチャット
Mattermostと比べて...
できること
kickflow 連携
コラボフロー 連携
kincone 連携
できないこと
Microsoft Teams 連携
Trello 連携
Jira 連携
Slack
Slackは、SalesForceが提供するビジネスチャットです。このソフトは、社内外とのコミュニケーション、少数での通話機能、ファイル共有機能などコミュニケーションと協働を効率化する多様な機能を提供しています。株式会社セールスフォース・ジャパンは、Slackの他には、「Salesforce Sales Cloud」を中心とした営業支援ツール（SFA・CRM）の提供を行っています。また、SalesForceプラットフォームでSalesforce Salesとの結びつきの強い製品が他社から販売されています。
Mattermostと共通するカテゴリ
ビジネスチャット
Mattermostと比べて...
できること
asana 連携
Backlog 連携
Jooto 連携
できないこと
トーク内容のモニタリング
タスク管理機能
カレンダー機能
Chatwork
Chatworkは、Chatwork株式会社が提供するビジネスチャットツールです。このクラウドベースのツールは、通常のチャット機能に加え、タスク管理連携、Web会議、ワークフロー機能、ファイル共有機能などを備え、ビジネスコミュニケーションの効率化と協働を支援します。2023年12月時点で導入企業数は421,000に上ります。Chatwork株式会社は、東京証券取引所グロース市場に上場しており、Chatwork以外にもDX相談窓口や電話代行サービスなど、様々なサービスを提供しています。
Mattermostと共通するカテゴリ
ビジネスチャット
Mattermostと比べて...
できること
Backlog 連携
Jooto 連携
ジョブカンワークフロー 連携
できないこと
Microsoft Teams 連携
Webex 連携
Jira 連携
運営会社基本情報
会社 : Mattermost, Inc.
本社所在地 : 米国カリフォルニア州パロアルト
会社設立 : 2015年
セキュリティ認証 : SOC 2
ウェブサイト : https://mattermost.com/about-us/
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