Crazy Egg

“Confetti”でクリックを詳細セグメント分析

可視化から改善まで一貫サポート

オーバーレイ＆リストでクリックを数値化

提供機能の範囲が限定的

Crazy Eggはクリックヒートマップやスクロールマップといった視覚的分析に特化したサービスです。録画機能やフォーム分析も備えていますが、包括的なWeb解析や詳細なコンバージョン分析には対応していないため、現代の総合UXツールと比較すると機能面ではシンプルな構成となっています。サイト改善を進める際は、Crazy Eggから得られるインサイトを活用しつつ、Google Analyticsなど他のツールで流入経路やコンバージョン全体の数値を補完的に把握することが推奨されます。

シングルページアプリケーションへの対応課題

ページ遷移がないSPAサイトでは、標準設定のままだと各画面のヒートマップデータが正しく蓄積されない場合があります。画面切替のたびに手動でスナップショットを取得するなどの工夫が必要になるため、通常のマルチページサイトと比べて導入・運用に一手間かかる点に留意が必要です。このため、モダンなWebアプリ構成では効果を十分に発揮しにくく、適用範囲がやや限定的になる可能性があります。

大規模サイトではサンプリング発生

トラフィックの多い大規模サイトでは、全セッションのクリックデータを取得するとデータ量が膨大になるため、サンプリングが行われる場合があります。その結果、ヒートマップが全ユーザーの完全なデータではなく、一部データに基づく傾向表示となることがあります。このため、細かな数値精度を求める分析には適さない場合があり、大量アクセスのあるサイトで精緻な分析を行う際は、補完的に別の解析手法を併用する必要が生じる可能性があります。導入前にサイト規模とデータ取得方式を確認することが推奨されます。