おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 弥生会計 | 中小企業向けシンプル償却タイプ 🏢 | 50,000円 |
| 会計ソフトの延長で固定資産も扱える。中小企業シェアがトップで、税理士にも相談しやすい。 |
| freee会計(法人) | 中小企業向けシンプル償却タイプ 🏢 | 2,980円月 |
| 簿記に不慣れでもクラウドで会計処理を進めやすい。請求・経費・給与にも広げられる。 |
| マネーフォワード クラウド固定資産 | 中小企業向けシンプル償却タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 固定資産台帳をクラウドで共有できる。複数帳簿と会計連携で決算確認まで進めやすい。 |
| ProPlus固定資産システム | 大企業向け全社統制タイプ 🏛️ | 要問合せ |
| 国内税務申告まで製品内で扱える専業システム。大企業シェアがトップで設備資産にも強い。 |
| OBIC7 固定資産管理システム | 大企業向け全社統制タイプ 🏛️ | 要問合せ |
| OBIC7基盤で資産情報を一元管理できる。棚卸・承認・帳票まで多拠点運用に対応。 |
| SAP S/4HANA Cloud | 大企業向け全社統制タイプ 🏛️ | 要問合せ |
| 会計・購買・設備管理まで同じERPで扱える。海外拠点や多通貨を含む全社管理に強い。 |
| GLOVIA SUMMIT | 製造業の設備資産管理タイプ 🏭 | 300,000円月 |
| 100万件規模の大量資産を処理できる。複数基準の償却と保全システム連携にも対応。 |
| SuperStream-NX 会計 | 製造業の設備資産管理タイプ 🏭 | 90,000円年額 |
| 会計基盤の中で固定資産とリースを一貫管理できる。多通貨・IFRS対応も備える。 |
| HUE Asset | 製造業の設備資産管理タイプ 🏭 | 要問合せ |
| バーコード・RFID・モバイル棚卸を標準で扱える。現場と経理が同じ台帳を確認できる。 |
| 固定資産奉行クラウド | 建設・不動産業向け管理タイプ 🏗️ | 4,750円月 |
| 取得から申告書作成までワンシステムで対応。固定資産管理システムのシェアもトップ。 |
| PCAクラウド固定資産 | 建設・不動産業向け管理タイプ 🏗️ | 13,860円月 |
| 中小〜中堅企業が導入しやすいクラウド。資産除去債務やeLTAX連携まで対応する。 |
| 減価償却の達人 | 建設・不動産業向け管理タイプ 🏗️ | 14,200円年 |
| 減価償却計算から申告書作成まで税務処理に強い。達人シリーズ連携で二重入力を減らせる。 |
固定資産管理システムの導入によって得られる効果
固定資産管理システムは、設備や備品などの固定資産を台帳で管理するための仕組みです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 持っている設備情報が分散している | 設備の取得日や設置場所をまとめ、必要な情報を確認しやすくなります |
| 減価償却の計算が不安 | 資産情報に基づいて償却計算を行いやすくなり、計算確認の負担を抑えられます |
| 現物確認に時間がかかる | 資産番号や設置場所を管理し、現物確認の作業を減らせます |
| 除却や移動の漏れが不安 | 資産の異動履歴を残しやすくなり、台帳と現物のずれを抑えられます |
| 資産状況を把握しにくい | 部門別や種類別の資産を確認し、投資計画や管理改善に使えます |
続いて、固定資産管理システムをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
中小企業向けシンプル償却タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
会計ソフトの延長で固定資産も兼任管理したい中小企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
クラウド自動化でバックオフィス全体を効率化したい中小企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複数帳簿とeLTAX出力で固定資産台帳を独立クラウド管理する製品
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
大企業向け全社統制タイプ 🏛️
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
国内拠点の税務申告を国産専業システムで統制したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
棚卸・承認ワークフローで国内多拠点の資産現物を統制する製品
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外拠点・建設中資産を含む全社資産をERPで一元管理する製品
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
製造業の設備資産管理タイプ 🏭
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外拠点を含む大規模製造業の設備会計をERP基盤でまとめる製品
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
グループ会計と固定資産を同基盤で運用する経理主導型製品
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
現場と経理が同じ台帳で棚卸・移動を管理する大手製造業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
建設・不動産業向け管理タイプ 🏗️
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
奉行シリーズと連携して固定資産台帳を少人数経理で回す製品
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
建設仮勘定・ARO・IFRS16に対応する中小建設不動産企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
達人シリーズと連携して税務申告に特化する建設不動産企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
弥生会計 | freee会計(法人) | マネーフォワード クラウド固定資産 | ProPlus固定資産システム | OBIC7 固定資産管理システム | SAP S/4HANA Cloud | GLOVIA SUMMIT | SuperStream-NX 会計 | HUE Asset | PCAクラウド固定資産 | 減価償却の達人 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーコード管理 バーコード・QRコードを利用して資産を識別できるか | |||||||||||
承認ワークフロー(登録/移動/除却) 資産登録・移動・除却時に承認フローを設定できるか | |||||||||||
会計基準対応(J-GAAP/US GAAP/IFRS/他) 複数の会計基準に対応し、帳簿単位で切替できるか | |||||||||||
IFRS 16リース会計対応 ROU資産・リース負債計上に対応できるか | |||||||||||
資産移動・除却管理 資産の移動・売却・廃棄処理を記録・承認できるか | |||||||||||
eLTAX書類出力 eLTAX形式の書類を出力できるか |
一部の企業で必須
弥生会計 | freee会計(法人) | マネーフォワード クラウド固定資産 | ProPlus固定資産システム | OBIC7 固定資産管理システム | SAP S/4HANA Cloud | GLOVIA SUMMIT | SuperStream-NX 会計 | HUE Asset | PCAクラウド固定資産 | 減価償却の達人 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RFID管理 RFIDやカラーバーコードを用いて一括確認できるか | |||||||||||
生産高比例法 生産量ベースで償却(Units-of-Production)できるか | |||||||||||
CIP出来高連動振替 建設仮勘定を出来高・検収に応じて自動振替できるか | |||||||||||
多通貨対応 外貨建て資産の評価換算に対応できるか | |||||||||||
EAM/CMMS連携 設備保全システム(SAP PM等)と連携できるか |
ほぼ全製品が対応
弥生会計 | freee会計(法人) | マネーフォワード クラウド固定資産 | ProPlus固定資産システム | OBIC7 固定資産管理システム | SAP S/4HANA Cloud | GLOVIA SUMMIT | SuperStream-NX 会計 | HUE Asset | PCAクラウド固定資産 | 減価償却の達人 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
資産台帳 取得日・耐用年数・残存価値を一覧管理できるか | |||||||||||
償却費自動計算 月次で償却費を自動計算・仕訳生成できるか | |||||||||||
減価償却方法 定額法・定率法・均等償却など主要償却方法に対応できるか | |||||||||||
レポート出力 償却費・台帳をExcel/PDF出力できるか |
優先度が低い
弥生会計 | freee会計(法人) | マネーフォワード クラウド固定資産 | ProPlus固定資産システム | OBIC7 固定資産管理システム | SAP S/4HANA Cloud | GLOVIA SUMMIT | SuperStream-NX 会計 | HUE Asset | PCAクラウド固定資産 | 減価償却の達人 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AI異常検知 登録内容の不一致をAIが検知できるか | |||||||||||
電子申告(eLTAX連携) eLTAXへ直接電子申告できるか |
固定資産管理システムの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、資産規模と業務範囲に近い製品を絞る固定資産が少ない企業、全社統制が必要な企業、製造業や建設・不動産業では合う製品が変わります。まずは自社の資産点数、拠点数、現場部門の関わり方に近いタイプを確認します。タイプ別おすすめへ ↑
- 2必要な機能は、機能の優先度マップで整理する台帳・償却に加えて、現物照合や承認の必要性で優先度が変わります。複数会計基準やリース管理も、該当する企業では早めの確認が必要です。機能の優先度マップで、自社に必要な範囲を整理します。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用・契約条件をそろえて比較する固定資産管理システムは、経理だけで完結する製品と現場・本部・グループ会社を巻き込む製品で導入後の負担が変わります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて資産規模や現物確認、会計処理と導入支援の条件を整理します。
ここからは、タイプや機能を確認したうえで、運用に入ったときの条件をそろえます。台帳を誰が更新するか、現物確認を誰が担うかで運用負担は変わります。申告やリースの処理をどこまで含めるかも、総額と導入期間に影響します。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
資産規模と台帳の持ち方
固定資産の点数が少ない企業では、経理担当者が台帳と償却計算を兼任しやすい構成が合います。拠点や会社が増えると、現場部門や本部が同じ台帳を使う前提になります。台帳の持ち方を決めないまま導入すると、更新ルールが部門ごとに分かれやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りに分かれます。専用クラウドで固定資産台帳を共有する製品、ERPで全社の会計情報とつなぐ製品、専業パッケージでグループ資産を管理する製品です。
- 専用クラウドで固定資産台帳を共有する製品固定資産情報をクラウド上で共有し、経理以外の部門も同じ台帳を扱いやすい製品です。ただし資産点数や利用部門が増える場合は、権限と更新手順を先に決める必要があります。代表製品:マネーフォワード クラウド固定資産 / 固定資産奉行クラウド
- ERPで全社の会計情報とつなぐ製品会計や周辺業務と同じ基盤で資産情報を扱いやすい製品です。ただし導入範囲が広がるため、部門ごとの管理単位と承認手順を整理する必要があります。代表製品:OBIC7 固定資産管理システム / HUE Asset
- 専業パッケージでグループ資産を管理する製品固定資産に特化した管理範囲を広く取り、会社別や帳簿別の運用を組み立てやすい製品です。その分、既存業務の整理と設定方針を決める工程が重くなります。代表製品:ProPlus固定資産システム
現物確認と棚卸の進め方
設備や備品が複数拠点にある企業では、台帳上の情報と実際の所在がずれやすくなります。経理部門だけで確認する運用と、現場が写真や棚卸結果を入力する運用では手間のかかる場所が違います。現物確認の流れが曖昧だと、除却や移動の反映が遅れやすくなります。
製品の分かれ方:現物確認の進め方は大きく3通りに分かれます。写真や証憑を台帳に添付する製品、棚卸結果を台帳へ反映する製品、現物管理を専業ソリューションで拡張する製品です。
- 写真や証憑を台帳に添付する製品取得や異動の根拠資料を台帳と一緒に残しやすい製品です。ただし現場入力まで広げる場合は、誰が写真や書類を登録するかを決める必要があります。代表製品:マネーフォワード クラウド固定資産 / 固定資産奉行クラウド
- 棚卸結果を台帳へ反映する製品現場の棚卸結果を経理処理につなげやすい製品です。ただしスマートデバイスを使う場合は、現場担当者の操作手順とチェック担当を先に決めます。代表製品:HUE Asset
- 現物管理を専業ソリューションで拡張する製品固定資産本体と現物管理を組み合わせ、拠点や会社をまたぐ運用を作りやすい製品です。その分、対象資産の範囲を決めないと設定が大きくなります。代表製品:ProPlus固定資産システム
会計基準・リース・申告の運用範囲
会計基準やリース資産の扱いが増える企業では、固定資産台帳だけでなく決算前の確認作業も増えます。国内申告を重視する企業と、グループ会社や複数帳簿を重視する企業では必要な管理単位が違います。運用範囲を狭く決めすぎると、決算時に別管理や手作業が残りやすくなります。
製品の分かれ方:運用範囲は大きく3通りに分かれます。国内の会計・税務処理まで同じ流れで扱う製品、複数帳簿やグループ会社の資産を管理する製品、建設仮勘定やリースまでまとめる製品です。
- 国内の会計・税務処理まで同じ流れで扱う製品台帳作成から償却計算、申告書類の作成まで一連で進めやすい製品です。ただし電子申告や連携先を含める場合は、利用中の会計環境とのつながりを確認します。代表製品:固定資産奉行クラウド
- 複数帳簿やグループ会社の資産を管理する製品会社や帳簿ごとのルールを分けて、全社の資産管理をそろえやすい製品です。ただし管理単位が増えるほど、マスタや承認ルールの設計が重要になります。代表製品:ProPlus固定資産システム / OBIC7 固定資産管理システム
- 建設仮勘定やリースまでまとめる製品建設中資産やリースの処理を固定資産管理と同じ流れにまとめやすい製品です。ただし関係部門が増えるため、入力担当と確認担当の分担を決める必要があります。代表製品:HUE Asset
導入支援・費用の確認方法
利用人数や資産点数が増えると、月額や初期設定だけでは総額を把握しにくいです。データ移行や導入支援を含めると、初年度と継続利用で負担が変わります。費用の確認方法をそろえないと、見積もり後に支援範囲や契約経路の違いが出やすいです。
製品の分かれ方:導入支援・費用の確認方法は大きく3通りに分かれます。資料請求や試用から始める製品、固定資産の要件を伝えて見積もる製品、ERP導入として範囲を決める製品です。
- 資料請求や試用から始める製品画面や基本機能を先に確認し、社内で導入イメージを作りやすい製品です。ただし本番利用では、利用人数や連携範囲で費用が変わります。代表製品:マネーフォワード クラウド固定資産 / 固定資産奉行クラウド
- 固定資産の要件を伝えて見積もる製品資産件数や会社数を伝え、必要な管理範囲に合わせて構成を決める製品です。ただし比較時は、同じ移行範囲と支援範囲で条件をそろえる必要があります。代表製品:ProPlus固定資産システム
- ERP導入として範囲を決める製品会計や周辺業務まで含めて、導入範囲と関係部門を決めながら進める製品です。ただし固定資産だけを短期間で始めたい場合は、設定期間と社内調整が重くなります。代表製品:OBIC7 固定資産管理システム / HUE Asset
よくある質問
固定資産管理システムでは何ができますか?
固定資産台帳の作成と減価償却の自動計算に加え、会計仕訳の自動連携、バーコードやRFIDでの現物照合、eLTAXでの償却資産申告書の作成まで担えます。中小向けのシンプル償却型・大企業の全社統制型・製造業の設備資産型・建設不動産向けがあり、資産の点数や業種で向く型が変わります。
会計ソフトと連携して二重入力をなくせますか?
なくせます。減価償却の仕訳を会計帳簿へ自動で連携でき、手計算や転記のミスを減らせます。弥生会計やfreee会計は会計ソフトの延長で固定資産を扱え、マネーフォワードクラウド固定資産は台帳をクラウドで共有しつつ複数帳簿に対応します。今使っている会計ソフトと無理なくつながるかが要点です。
2027年度の新リース会計基準やeLTAX申告に対応できますか?
対応できます。2027年度に強制適用が予定される新リース会計基準では借手のリースを資産・負債に計上する必要があり、IFRS16に対応した製品なら使用権資産の計算を自動化できます。償却資産税の申告は、eLTAX向けの書類出力や電子申告に対応する固定資産奉行クラウドやProPlusで効率化できます。
固定資産管理システムの料金はどのくらいですか?
クラウド型は月数千円から始められ、固定資産奉行クラウドは月4,750円、freee会計は月2,980円、PCAクラウド固定資産は月13,860円が目安です。減価償却の達人は年14,200円、大量資産や全社統制向けのProPlusやSAP、GLOVIA SUMMITは要問い合わせや月数十万円規模です。資産の点数と必要な機能で総額が変わります。
会計ソフト付属の機能では足りなくなるのはどんな場合ですか?
資産の点数が多い、多拠点で現物の棚卸や除却の承認を統制したい、IFRSなど複数の会計基準で償却したい場合は、会計ソフト付属の固定資産機能では対応しきれないことがあります。大企業ならProPlusやOBIC7、SAPの全社統制型、製造業ならバーコード棚卸に強いHUE Assetなど専用型を比べると無駄がありません。資産規模と統制の要件が分かれ目です。
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