SAP S/4HANA Cloud
監修
ITコンサルタント
向井一真
実績と信頼性
処理速度
追加開発
導入コスト
標準機能の活用
保守運用
SAP S/4HANA Cloudとは
SAPジャパン株式会社が提供するERPソフトです。HANAはインメモリーデータベースのため、データの高速処理が可能です。このシステムは、リアルタイムのデータ処理、AIや機械学習などの最新技術を組み込み、ビジネスプロセスを自動化し、持続的なイノベーションを実現します。また、クラウド上で提供されるため、システムの更新やメンテナンスも自動で行われ、ITリソースの負担を軽減します。SAPジャパン株式会社は他にも「SAP Business ByDesign」や「SAP SuccessFactors」などの製品を提供しています。
強み
実績と信頼性
世界トップシェアのERPパッケージで、汎用性と拡張性を兼ね備えるグローバルなシステムになります。 グローバルスタンダードとなっている「IFRS(国際会計基準/国際財務報告基準)」にも対応しており、 日本国内だけでなく海外各国と取引を行う企業にとっても安心して導入できるシステム。
処理速度
メモリ上にすべてのデータを集約するインメモリデータベース構造を採用しています。 圧倒的なデータ処理速度で、リアルタイムでのデータ活用・システム連携が可能です。
追加開発
自社の業務要件に合わせたカスタマイズ以外にも、SAP独自に開発環境を利用して柔軟にアドオン開発、機能拡張が可能です。
注意点
導入コスト
ライセンス料、システム構築料、追加開発費用などのさまざまな費用が発生します。 また導入に当たっては、SAPに詳しいコンサルティング・SIerなどの導入ベンダーに依頼することが一般的です。 複数の導入ベンダに見積もりを取り、導入ベンダーのサポート範囲を見極めたることでコストをコントロールすることが重要となります。
標準機能の活用
可能な限り、パッケージのカスタマイズ可能範囲で、業務をパッケージに合わせることで、追加開発費用を必要最小限に抑えた形での導入を検討が必要になります。
保守運用
モジュールによって機能が豊富に搭載されており、さまざまな業種に対応することができますが、機能や設定が複雑なため、使いこなすまでに時間がかかります。 SAPは「ABAP」という独自のプログラミング言語によって構築されているため、導入・運用するためにはABAPを扱える知識を持った人材が必要です。
連携
API(Application Programming Interface)提供あり
異なるソフトウェアが互いに通信し、情報を交換するための規則や手順のセットが公開されています。APIを使用するには利用するソフトウェアがお互いにAPIが公開されていること、簡易なシステム開発または間を取り持つソフトウェアの導入が必要になります。
サービス基本情報
リリース : 2015年
運営会社基本情報
会社 : SAPジャパン株式会社
本社所在地 : 東京都千代田区
会社設立 : 1992年
セキュリティ認証 : BS 10012、ISO 22301、ISO/IEC 27001、ISO 9001、ISO/IEC 27017、ISO/IEC 27018
ウェブサイト : https://www.sap.com/japan/index.html