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SAP S/4HANA Cloud

SAP S/4HANA Cloud

ERP

日本製
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目次

SAP S/4HANA Cloudとは

強み

注意点

連携

プラン

代替サービス

サービス基本情報

運営サービス一覧

SAP S/4HANA Cloudとは

SAPジャパン株式会社が提供するERPです。SAP S/4HANA Cloudは企業の会計・在庫・生産管理など基幹業務を統合管理できるクラウドERPで、グローバルで培われた業務ベストプラクティスが組み込まれているのが特徴です。高性能なインメモリデータベース「HANA」によるリアルタイム処理で迅速な経営判断を支援し、多拠点・多通貨といった複雑な業務にも対応します。クラウドサービスとして提供されるため、自社でサーバーを管理する負担を減らし、常に最新バージョンの機能を利用できる点もメリットです。国内外の大手企業での導入実績も豊富で、標準機能で業務プロセスを効率化しつつ各社のニーズに応じた柔軟なカスタマイズも可能です。主に大企業やグローバル展開企業に適したソリューションですが、成長著しい中堅企業が高度な基幹システムを求める場合にも選ばれています。

pros

強み

グローバル基準を網羅した統合ERP

世界中の企業で採用されているグローバル標準のERPで、多言語・多通貨や各国の会計基準に対応しています。海外拠点を含め統一したシステムで運用できるため、国際的な財務管理や複数拠点の業務統合がスムーズに行えます。IFRSなど国際会計基準や各国税制への適応も標準で備わっており、グローバル企業の複雑な要件にも柔軟に対応します。

大規模業務を網羅する統合基幹システム

会計・人事・生産・物流・販売まで企業のあらゆる業務領域を網羅したエンタープライズ向けERPです。グローバルで高い信頼性を持ち、多国籍企業の複雑な業務プロセスや各国法規制にも対応しています。業界別ベストプラクティスや最新技術を取り入れており、大企業の高度なニーズにも応える統合システムです。

ERP統合による徹底した効率化

財務会計(FI)モジュール内で固定資産管理が他の債権債務管理等と統合され、取得から会計仕訳までリアルタイムに連携します。購買システムや設備管理と連動して資産情報を自動反映でき、部門間でデータが一貫共有されます。全社ERPに組み込まれた固定資産機能により、二重入力を防ぎ経営管理を効率化します。

全業務を網羅するERP統合

会計モジュールだけでなく販売、在庫、生産、人事など企業の基幹業務すべてを統合できる包括的なクラウドERPです。各部門のデータがリアルタイムに会計と連動し、経営者は単一システム上で全社の状況を把握できます。サプライチェーンから財務まで一貫した管理により業務の効率化と内部統制の強化を実現します。

継続的アップデートによる最新機能提供

クラウドサービスとして四半期ごとに自動アップデートが行われ、常に最新バージョンの機能を利用できます。AIや自動化など最新技術の追加や法改正への対応もアップデートで継続提供されるため、導入後もシステムが陳腐化しません。定期的な機能拡張によって業務プロセスの改善サイクルが止まらず、企業は常に最新のIT環境で運用できます。

リアルタイム分析と将来保証

HANAインメモリ技術により大量データをリアルタイムに分析でき、経営判断のスピードを高めます。2027年問題と呼ばれる旧SAP ERP製品のサポート終了にも対応しており、S/4HANAへ移行することで長期的なサポートと機能進化を享受できます。AIやIoT連携など最新機能も順次統合され、将来にわたってビジネス変革を支える基盤となります。

全社業務を網羅する統合プラットフォーム

経理・購買から在庫・生産・販売、人事まで主要業務プロセスを単一プラットフォームで包括し、各モジュールがシームレスに統合されています。承認ワークフローも受発注や支払業務と連動し、個別システムを繋ぐことなく一貫した業務フローを実現します。データの整合性と生産性が向上し、内部統制強化にも寄与する点が際立っています。

継続的イノベーションと高性能基盤

インメモリデータベースSAP HANA上に構築されており、リアルタイムなデータ処理と分析が可能な高性能基盤です。四半期ごとのアップデートによりAIや自動化など最新技術が継続的に提供され、常に最新の機能を利用できます。迅速な意思決定を支えるリアルタイム分析と、定期的な機能拡張による継続的な業務改善サイクルが実現します。

常に最新のSaaSと高速分析

四半期ごとの継続アップデートによって常に最新バージョンを利用でき、追加開発なしでも法改正等に即応します。独自のインメモリデータベースSAP HANAにより大量データをリアルタイム高速処理し、資産データの分析やレポート作成もスムーズです。最新技術基盤とSaaSモデルの組み合わせで、大規模資産管理でも俊敏性とパフォーマンスを両立します。

大企業で培われた信頼性

グローバルの大手企業で長年使われてきたSAPの最新クラウド版であり、非常に高い信頼性とスケーラビリティを備えています。世界トップクラスの実績を持つソフトウェアで、大量のトランザクション処理や厳格なセキュリティ要件にも耐えうる設計です。専門コンサルタントによる導入支援も充実しており、ミッションクリティカルな環境で安心して運用できます。

多言語・多通貨対応のグローバルERP

世界中の企業が採用するSAPのクラウドERPで、各国の会計基準や税制、複数通貨・多言語UIに標準対応しています。海外拠点を含め全社で統一システムを利用でき、一貫した業務管理とコンプライアンス対応が可能です。国内向けパッケージにはない高度な多国籍対応力で、国際展開を志向する企業に安心を提供します。

全社業務を統合するエンドツーエンドプラットフォーム

SAP S/4HANA Cloudは経理・購買から在庫・販売まで企業の主要業務プロセス全体をカバーするERPシステムです。ワークフロー機能も各業務モジュールと統合されており、承認手続きが受発注や支払などの実業務とシームレスに連動します。個別システムを組み合わせる必要なく単一プラットフォームで全社プロセスを完結できるため、業務の一貫性と生産性が向上します。

グローバル基準への完全対応

世界中の企業に採用されてきた実績により、各国の会計基準や法制度にも対応しています。日本基準はもちろんIFRSやUS-GAAPなど複数帳簿での減価償却にも対応し、マルチカレンシーでの資産管理が可能です。海外拠点を含むグローバル企業でも一つのシステムで固定資産を統合管理できます。

多言語・多通貨対応のグローバル仕様

世界中の企業で利用されるERPであり、各国の会計基準や多通貨処理、複数言語のユーザインタフェースに標準対応しています。海外拠点を含むグローバル展開企業でも統一したシステムで財務管理が可能です。IFRSや各国税制にも柔軟に対応でき、国際会計基準への準拠もスムーズに行えます。

インメモリ技術によるリアルタイム分析

独自のインメモリデータベースSAP HANAを基盤としており、大量データの高速処理とリアルタイム分析が可能です。集計やレポートの処理時間を大幅に短縮でき、最新のビジネス状況を即座に可視化します。経営者はタイムリーな情報に基づいて判断を下せるため、変化の激しい市場でも迅速かつ的確な意思決定が実現します。

柔軟なクラウド/オンプレ展開

オンプレミス型とクラウド型の両方を提供しており、自社の方針に合わせた導入形態を選択可能です。クラウド版でも自社専有環境を構築できるプライベートクラウドと、SAP共有基盤を利用するパブリッククラウドを用意し、セキュリティや拡張性の要件に応じて使い分けられます。この柔軟性により、システム構成や運用面で企業ごとの最適解を実現できます。

四半期ごとの継続アップデートと高速処理

SaaS型の利点である年4回アップデートにより常に最新バージョンを利用でき、法改正にも即応します。インメモリデータベースHANAを活用し大量データをリアルタイム高速処理し、AIや自動化など最新技術の機能拡張も継続提供されます。常に最新機能と高性能基盤を享受できる柔軟性は旧来型ERPにはない強みです。

グローバル対応と強固なコンプライアンス

世界中の多国籍企業で導入されており、多言語・多通貨対応はもちろん各国の税制や会計基準への適合も標準で備えています。業種別ベストプラクティスが組み込まれているため、各国各業界の法規制や商習慣に沿ったワークフロー運用が可能です。国際水準のセキュリティと監査機能も充実しており、グローバル企業の厳格な内部統制要件にも応えます。

cons

注意点

導入・保守コストが突出

グローバルERPとして機能が豊富な反面、ライセンスと導入コンサル費が高額で初期投資は数千万円〜数億円規模となります。運用後も年次アップグレード費用やユーザサブスクリプション費が継続し、総所有コストが膨らみます。中堅規模以下の製造業では費用対効果が合わないケースが多い点に注意が必要です。

業務標準への適合が必要

業界ベストプラクティスに基づく標準機能で構成されており、自社独自の業務をその標準プロセスに合わせる必要があります。オンプレ版ほど自由なカスタマイズができず、追加のアドオン開発は禁止されているため、特殊な要件には対応しにくい傾向です。標準にフィットさせる前提のため、独自フローを持つ企業では業務側の調整が求められます。

導入に専門知識とコストが必要

導入にはコンサルタントやパートナー企業の支援がほぼ不可欠であり、その分のプロジェクト費用や時間がかかります。自社で短期間に立ち上げるのは難しく、要件定義やデータ移行など含め大規模な導入プロセスとなります。初期投資が大きくなるため、十分な予算と社内リソースを確保する必要があります。

導入に莫大な費用と時間を要する

グローバルERPである分、導入にかかる費用と時間が非常に大きくなります。初期設定や業務プロセスの見直しに多大なリソースを要し、外部パートナーと協力しながらの長期プロジェクトとなるケースが一般的です。そのため、短期間での立ち上げや低予算での導入を目指す場合にはハードルが高いでしょう。

カスタマイズ制約とロックイン

クラウド版はアドオン開発や拡張テーブルに制限があり、独自業務を残したまま移行することが難しくなります。標準機能に合わせるか周辺システムを残す選択が必要となり、後者を選ぶとアップグレード時の連携改修が発生します。結果としてSAP製品群へのロックインが強まりやすいです。

定期アップデートへの対応負荷

半年に一度のペースでシステムの自動アップデートが実施され、ユーザーの意向に関わらず最新バージョンへの切替が行われます。そのため、都度機能変更に伴うテストや影響確認が必要で、「頻繁な更新が負担になる」と感じる企業もあります。常に最新機能を享受できる反面、自社ペースで安定稼働させたい場合には運用上の工夫が求められます。

カスタマイズに制約がある

クラウド版ではベストプラクティスに沿った豊富な標準機能が提供されており、原則としてその範囲内で運用します。このため従来型のような大幅な機能カスタマイズは抑えられており、自社独自の要件も標準機能へ業務を寄せる対応が求められます。結果として、自社にフィットしない部分への対応には追加拡張(アドオン開発)などが必要となり、柔軟性に制約がある点は認識しておくべきです。

専門コンサルと長期プロジェクトが前提

導入・運用にはSAP認定パートナーや社内IT部門が必要で、短期間で手軽に使うタイプの製品ではありません。要件定義から本番運用まで長期的なスケジュールとなることが多く、プロジェクト管理が重要です。小規模導入には過剰となりやすいです。

カスタマイズに一定の制約

業種ベストプラクティスに沿った標準プロセスが提供されており、独自の業務フローへの大幅なカスタマイズは抑制される傾向があります。自社固有の細かな要件に合わせ込むには、アドオン開発や周辺システムでの対応が必要になる場合があります。標準機能にない部分の実現には工夫が求められ、完全な自由度はない点に注意が必要です。

自社仕様への調整に高いハードル

標準機能が豊富な一方、自社要件に合わせたカスタマイズには高度な知識が求められます。特にPublic Editionでは独自拡張に制限があるため、自社の業務を極力SAPの標準プロセスに合わせる必要が出てきます。既存システムから移行する際も、ABAPプログラムの再開発など大掛かりな調整が必要となる点に注意が必要です。

導入コストが非常に高い

グローバルで実績のあるS/4HANAですが、その導入・運用には多大な費用を要します。一般的にERP導入のデメリットとして指摘される通り、「導入コストがかかる」点は本製品でも顕著です。ライセンス費用に加え、設定・移行やユーザートレーニングに専門パートナーを起用する必要があり、中小企業には投資負担が大きく映るでしょう。

大企業向けERPで小規模には不向き

グローバル企業を想定した高機能ERPクラウドのため、導入には大きな投資が必要です。中小規模の企業では機能を十分に活かしにくく、コストが過大となる場合があります。全社規模の基幹システムとしての利用を主目的とした設計です。

小規模企業にはオーバースペック

世界的なエンタープライズ向けERPであり、基本的に中堅以上の企業規模を想定した機能セットになっています。資産数が少ない小規模事業者にとっては機能が過剰で、運用の手間やコストが見合わない場合があります。小規模企業では、本製品よりシンプルな固定資産管理ツールの方が適しているかもしれません。

小規模には過剰な大規模ERP

SAP S/4HANA Cloudは大規模企業向けの包括的ERPであり、業務規模が小さい企業には機能が過剰となりがちです。システムの導入・運用には専門知識やコンサルタントの支援が不可欠で、小規模事業者が自力で扱うには負担が大きい側面があります。必要以上に高度な仕組みがかえって非効率となる可能性があるため、自社規模に合った選定が必要です。

専門家依存の導入プロセス

標準プロセス適用を前提としたFit-to-Standard方式のため、SAP認定コンサルタントの支援が不可欠です。自社にERP導入経験者がいない場合はコンサル工数が長期化し、プロジェクトコストと社内負荷が増えます。専門家人件費の高騰が遅延リスクを高める点も留意が必要です。

インフラ制御ができないクラウド環境

マルチテナント型のクラウドサービスで提供され、利用企業側ではサーバーやデータベースを直接管理できません。自社指定のハードウェアや環境構築はできず、インフラはSAP側に完全依存する形となります。オンプレミスのような細かな環境設定ができないため、自社基準のセキュリティポリシー適用や独自メンテナンススケジュールは難しくなります。

導入プロジェクトのハードル

業務プロセス全般を見直す大規模な導入プロジェクトが避けられず、社内説明や要員確保に労力を要します。実際、他社ERP導入でも平均半年~1年の期間がかかるとされており、S/4HANA Cloud導入も短期間で完了するケースは稀です。自社業務を標準プロセスに合わせるための調整や専門知識が必要で、導入初期段階のハードルが高い点に注意が必要です。

ワークフロー単独利用は実質難しい

S/4HANAは総合ERPソリューションであり、ワークフローはその一部機能に過ぎません。承認機能だけを目的として導入するにはコスト面で不利で、ERP全体の導入が前提となります。限定用途なら他の専用ツールを検討するのが一般的です。

連携

統合パートナー

提供ベンダー間ですでに連携されており、ユーザーは簡易な設定のみで連携して使用することが可能です。

TOKIUMインボイス
Traveler'sWAN
EC-ORANGE BtoB
経費Bank
SAP Customer Experience Sales Cloud
chrome river
List Finder
Rydoo
DivaSystem LCA
EC-ORANGE Mall
EC-ORANGE クローズドサイト
EC-ORANGE 通販受注対応
28サービスを見る

API(Application Programming Interface)提供あり

異なるソフトウェアが互いに通信し、情報を交換するための規則や手順のセットが公開されています。APIを使用するには利用するソフトウェアがお互いにAPIが公開されていること、簡易なシステム開発または間を取り持つソフトウェアの導入が必要になります。

SAP S/4HANA Cloudのプラン

自社に合うプランを見極めましょう。SAP S/4HANA Cloudには1つのプランがあります。

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要問合せ

SAP S/4HANA Cloudとよく比較されるサービス

SAP S/4HANA Cloudとよく比較される製品を紹介!SAP S/4HANA CloudはERP、販売管理システム、生産管理システム、在庫管理・倉庫管理システム、会計ソフト、購買管理システム、給与計算ソフト、固定資産管理システムの製品です。SAP S/4HANA Cloudとよく比較されるメジャー製品は、GRANDITシリーズ、GLOVIA iZ、OBIC7です。

SAP S/4HANA Cloud vs GRANDITシリーズ

GRANDITシリーズ

SAP S/4HANA Cloudと共通するカテゴリ

ERP

販売管理システム

生産管理システム

在庫管理・倉庫管理システム

会計ソフト

購買管理システム

給与計算ソフト

固定資産管理システム

SAP S/4HANA Cloud vs GLOVIA iZ

GLOVIA iZ

SAP S/4HANA Cloudと共通するカテゴリ

ERP

SAP S/4HANA Cloud vs OBIC7

OBIC7

SAP S/4HANA Cloudと共通するカテゴリ

ERP

サービス基本情報

リリース : 2015

https://www.nhs.co.jp/sap/solution/intro/s4hana.html公式
https://www.nhs.co.jp/sap/solution/intro/s4hana.html

運営会社基本情報

会社 : SAPジャパン株式会社

本社所在地 : 東京都千代田区

会社設立 : 1992

セキュリティ認証 : BS 10012、ISO 22301、ISO/IEC 27001、ISO 9001、ISO/IEC 27017、ISO/IEC 27018

ウェブサイト : https://www.sap.com/japan/index.html

SAPジャパン株式会社運営サービス一覧

編集

profile

遠藤慎

SaaSアナリスト

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。

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