目次
経費Bankとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
連携
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
経費Bankとは
SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するクラウド経費精算システムです、10ID単位・月額3,300円(税込)から利用できるコストパフォーマンスに優れており、小規模事業者でも導入しやすい価格設定です。定期区間の控除が可能な駅すぱあと(経路検索)を標準搭載し、交通系ICカードの読み取りで交通費を自動取り込みできます。出張費や交際費の精算にも対応し、社内規程に沿って手当の自動計算や交際費の上限設定が可能です。さらに法人カード明細の自動連携、部署・役職に応じた承認ルート設定、FBデータ作成機能など、多彩な機能で申請から決裁、振込、仕訳までをカバーします。直感的な操作で伝票フォーマットをカスタマイズできる使いやすさも特徴で、小規模から中堅企業まで低コストで充実した経費管理を実現したい企業に適しています。
強み
誰でも使えるわかりやすい画面
グリーン基調のシンプルな画面デザインで視認性が高く、操作方法も直感的に理解できるため計算ミスや入力ミスを防ぎます。清算書のレイアウトを企業ごとにカスタマイズ可能なので、紙の経費精算に慣れた担当者でも違和感なく移行できます。初期費用が0円のため小規模企業でも導入しやすく、初めて経費システムを導入する企業にとって安心のユーザーフレンドリーな製品です。
業界最安水準の価格
経費BankIIは月額1,500円から利用できる低価格プランを提供しており、小規模企業でも導入しやすい設計となっています。電子帳簿保存法への対応機能も追加費用なしで利用できるため、法令対応に必要なコストを抑えながら経費精算の電子化を進めることが可能です。クラウド型サービスのため自社サーバーの設置は不要で、スマートフォンやタブレットからもいつでも経費申請や承認といった業務を行うことができます。初期投資や運用コストを抑えたい企業にとって、検討しやすい価格設定となっています。
マルチデバイス・多言語対応
クラウド型サービスの利点を活かし、PC・スマホ含むあらゆるデバイス・OSから利用でき、国内外どこからでも申請・承認が行えます。日本語と英語の両言語に標準対応しており、ユーザーごとに使用言語を切り替えて使用できるため、多国籍なチームでも統一したシステム運用が可能です。全国に支社を持つ企業や海外メンバーを含む企業でも使いやすく、場所や言語の壁を意識せず経費精算を共有できます。
中小企業向け最適化
経費BankIIは、従業員数50名以下の企業を対象としたアンケートで1位に選ばれた実績があり、中小企業での利用に適した設計となっています。月額1,500円からの料金体系により、必要な人数分のみ契約することで、少人数の組織でも無駄なく導入できます。また、中小企業向け法人カードとの連携オプションを利用すれば、カード決済データの自動取り込みが可能となり、経費精算業務の効率化を図ることができます。
交通費連携と会計データ出力
IC乗車カードの履歴を取り込んだり、経路検索サービスと連携して定期区間控除込みの交通費を自動計算する機能が備わっています。承認済みの経費データは自社の会計ソフトに合わせた仕訳データとして出力でき、振込処理までスムーズに行えます。既存の会計システムとの親和性を重視する企業や、交通費精算の手間を減らしたい企業に最適な仕組みです。
電帳法対応・自動入力
経費BankIIは、JIIMA認証を取得し、電子帳簿保存法に対応した領収書管理機能を標準搭載しています。AI-OCRオプションを利用することで、レシート画像から情報を自動読取できるため、手入力の負担を大幅に軽減し、経理部門の作業時間短縮に貢献します。また、定期券区間の自動控除機能や交通系ICカードからのデータ取込機能にも対応しており、申請データの入力ミスを防止することができます。
注意点
中小企業向け中心の設計
利用人数に合わせた段階的な料金設定となっており、従業員30名以下程度の中小企業ではコストメリットを発揮しやすい反面、大規模組織での利用では機能面で物足りなさを感じる可能性があります。数百名規模以上で高度な経費管理や細かな統制機能を求める場合、標準機能では対応が難しく追加対応が必要となるケースも考えられます。小規模向けに無駄を省いたシンプル設計であるぶん、大企業特有の要件には応えきれない恐れがあります。
銀行API連携は対応先が限定的
経費BankIIでは、みずほ銀行および住信SBIネット銀行との間で更新系APIによる総合振込データの自動転送が可能です。ただし、これら以外の金融機関については、FBデータの出力や手動での取り込みが前提となる設計になっています。複数の金融機関を利用している企業の場合は、事前に各金融機関との連携方式の組み合わせを確認しておくことが推奨されます。API連携の対応範囲が限定的である点を考慮した上で、導入を検討する必要があります。
承認フローの細かな設定が難しい
一般的な申請・承認フローは備えているものの、経費科目や金額条件に応じた特別な承認経路など細かな条件分岐の設定は得意としていません。そのため、例えば特定の費目のみ支店長承認を必須にする等の独自ルールを運用したい場合、標準機能では対応しきれず運用面で工夫が必要になる場合があります。承認プロセスを社内規程に厳密に合わせ込みたい企業にとっては、標準ワークフローのカスタマイズ性が限定的な点は注意ポイントとなります。
会計連携はCSV運用になる場面がある
経費BankIIの仕訳データは、CSVファイルやAPI連携により会計ソフトへ取り込む方式を採用しています。ご利用中の会計ソフトがAPI連携に対応していない場合は、CSVファイルのエクスポートとインポートを中心とした運用となります。リアルタイムでの連携を重視される場合は、導入前にご使用の会計ソフトがAPI連携の対応範囲に含まれているか確認されることをお勧めします。
一部の申請処理で残る手作業
経費入力・申請においてケースによってはユーザー側で手間が発生する場面があります。例えば1枚の領収書に複数の費目が含まれる場合、システム上は明細を分割して別々に申請する必要があり、一度の登録では完結しません。このように特殊な申請ケースでは若干の手作業を伴うため、経費明細の内容によっては運用上の工夫が求められるでしょう。
銀行API導入は事前手続きが必要
経費BankIIで更新系API連携を利用する際は、銀行側サービスとの接続設定や認証手続きが必要となります。また、導入にあたっては社内の業務分掌や承認フローの見直しが求められる場合があるため、あらかじめ導入スケジュールと体制を含めた計画を策定できる環境が望ましいといえます。一定の規模を持ち、準備期間を確保しやすい企業での活用に適した機能です。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
経費Bankの経費精算システムマーケットシェア
シェア
事業規模
経費Bankの請求書受領サービスマーケットシェア
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経費Bankのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。経費Bankには1つのプランがあります。
経費Bankとよく比較されるサービス
経費Bankとよく比較される製品を紹介!経費Bankは経費精算システムの製品です。経費Bankとよく比較されるメジャー製品は、Concur Expense、楽楽精算、マネーフォワード クラウド経費です。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
Concur Expense
Concur Expenseは、株式会社コンカーが提供する経費精算システムです。このシステムは世界で8000万人以上が利用しているシステムで、基本的な経費精算機能に加えて、ホテル、ICカード、タクシーの利用履歴の取込み、手当の自動計算、クレジットカードとの連携など、経費管理に関連する様々な機能を備えています。これにより、経費精算プロセスの自動化と効率化を実現し、企業の経理業務の負担を軽減します。株式会社コンカーはSAPの子会社で、Concur Expenseの他にも、請求書受領サービスの「Concur Invoice」や中小企業向けの経費精算システムの「Concur Expense Standard」などを提供しています。
経費Bankと共通するカテゴリ
経費精算システム
経費Bankと比べて...
できること
法人プリペイドカード連携
Amazon businessでの購入履歴の取込み
タクシーの利用履歴の取込み
できないこと
支払依頼申請
楽楽精算
株式会社ラクスが提供する経費精算システムです。2009年のリリース以来、多くの企業に導入されており、国内トップシェアを誇っています。経費申請から承認・経理処理までをオンライン上で完結することができ、経費精算の手間を大幅に削減することができます。株式会社ラクスは楽楽精算の他にも販売管理システムの「楽楽販売」や電子請求書発行システムの「楽楽明細」などの楽楽シリーズ製品を展開しています。
経費Bankと共通するカテゴリ
経費精算システム
経費Bankと比べて...
できること
オペレータによるデータの入力代行
OCRとオペレータによるダブルチェック
代行サービスを利用したデータの手入力(郵送)
できないこと
マネーフォワード クラウド経費
マネーフォワード クラウド経費は、株式会社マネーフォワードが提供する経費精算システムです。主な機能としてスマホアプリでの経費申請・承認作業、振込データの作成と振込依頼、2重申請の検知などがあります。これによりミスなく簡単に経費精算を行うことができるようになります。株式会社マネーフォワードは、マネーフォワード クラウド会計の他にも採用管理や勤怠管理、請求書管理、固定資産管理などバックオフィス業務の大部分をカバー可能な製品群を提供しています。マネーフォワード同士は相互に連携が可能で円滑な企業運営をサポートしています。
経費Bankと共通するカテゴリ
経費精算システム
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できること
入力代行サービス
法人プリペイドカード連携
Amazon businessでの購入履歴の取込み
できないこと
運営会社基本情報
会社 : SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
本社所在地 : 東京都港区
会社設立 : 1989年
セキュリティ認証 : プライバシーマーク
ウェブサイト : https://www.sbi-bs.co.jp/
SBIビジネス・ソリューションズ株式会社運営サービス一覧
編集
遠藤慎
SaaSアナリスト
SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
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