おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| IBM Maximo | ERP・設備資産管理連携タイプ🏢 | 要問合せ |
| 設備資産と保全作業を一元管理。インフラ系シェアも上位。 |
| SAP Predictive Maintenance | ERP・設備資産管理連携タイプ🏢 | 要問合せ |
| SAP基盤と一体運用可能。保全から部品手配までつなげられる。 |
| Infor EAM | ERP・設備資産管理連携タイプ🏢 | 要問合せ |
| 資産台帳から現場記録まで管理。モバイル・GIS連携にも強い。 |
| GE Digital | 産業IoTプラットフォームタイプ🌐 | 0円〜ライセンス |
| 大型設備をデジタルツインで診断。電力・製造でシェア上位。 |
| Siemens/Senseye | 産業IoTプラットフォームタイプ🌐 | 要問合せ |
| 保全担当者中心で始めやすい。製造・インフラ系シェアもトップ。 |
| Microsoft Azure IoT | 産業IoTプラットフォームタイプ🌐 | 0円〜 |
| 設備とIT基盤をAzure上で一元監視。連携とセキュリティも強い。 |
| Honeywell Forge | プロセス産業特化タイプ🏭 | 要問合せ |
| 画像・音響・振動を横断監視。大規模プラント運用に対応。 |
| AspenTech | プロセス産業特化タイプ🏭 | 要問合せ |
| 連続運転データの早期警告に強い。作業指示連携まで対応。 |
| AVEVA Predictive Analytics | プロセス産業特化タイプ🏭 | 要問合せ |
| PI Systemの既存データを活用可能。長期予測モデルを展開しやすい。 |
| Hitachi Lumada | 国内製造現場密着タイプ🔧 | 要問合せ |
| 複数ラインの設備状態を一元診断。保全管理まで広く連携できる。 |
| Fujitsu COLMINA | 国内製造現場密着タイプ🔧 | 要問合せ |
| 異なる設備データを統合しやすい。低コストで導入しやすい。 |
| Fanuc FIELD system | 国内製造現場密着タイプ🔧 | 要問合せ |
| FANUC設備と親和性が高い。工場内エッジで高速監視できる。 |
異常検知・予知保全AIの導入によって得られる効果
異常検知・予知保全AIは、設備やシステムの異常兆候をAIで見つけ、保全対応を支援するためのツールです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 設備異常を早く見つけたい | センサーデータから異常候補を検出しやすくなり、点検前の確認を進めやすくなります |
| 点検対象設備の確認が大変 | 注意が必要な設備を絞り込みやすくなり、点検対象を選ぶ作業を減らせます |
| 故障の兆候を早くつかみたい | 温度や振動などの変化を確認し、故障前の兆候を見つけやすくなります |
| 対応優先度を決めにくい | 異常の度合いや影響範囲を整理し、先に対応する設備を判断しやすくなります |
| 故障傾向を把握しにくい | 設備別や期間別の異常傾向を確認し、保全計画の見直しに使えます |
続いて、異常検知・予知保全AIをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
ERP・設備資産管理連携タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
予知保全を資産台帳や作業指示まで含めて統合したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
SAP環境に異常検知から部品手配まで組み込みたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
資産管理を整えてから予知保全へ段階的に広げたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
産業IoTプラットフォームタイプ 🌐
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
発電所や大型工場の設備をデジタルツインで診断する予知保全基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
専門人材なしで保全担当者中心に予兆検知を始めたい製造業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複数拠点の予知保全基盤をクラウドで統一したい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
プロセス産業特化タイプ 🏭
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
振動から画像まで設備監視をまとめたい大規模プラント向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
連続生産プラントの劣化予兆を早期に捉えたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
運転履歴データを活かして予兆検知を横展開したい大型プラント向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国内製造現場密着タイプ 🔧
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
全社の設備データを集約し保全計画までつなげたい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
設備データの見える化から手早く予知保全を始めたい中堅工場向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
工作機械の異常を工場内で素早く検知したい機械加工ライン向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
IBM Maximo | SAP Predictive Maintenance | Infor EAM | GE Digital | Siemens/Senseye | Microsoft Azure IoT | Honeywell Forge | AspenTech | AVEVA Predictive Analytics | Hitachi Lumada | Fujitsu COLMINA | Fanuc FIELD system | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
画像異常検知 画像/映像入力から欠陥や異常動作を検知する | ||||||||||||
少量データ・転移学習 少量データや転移学習でモデルを立ち上げられる | ||||||||||||
高速推論(エッジ) エッジ/オンサイト環境で低遅延推論を実行できる | ||||||||||||
品質工程異常検知 工程/品質データの傾向から不良や品質低下の兆候を検知できる | ||||||||||||
周波数分析 FFT/包絡等で周波数領域の異常を解析できる | ||||||||||||
予兆シナリオ比較 寿命予測や劣化シナリオの複数案を比較し保全戦略を検討できる |
一部の企業で必須
IBM Maximo | SAP Predictive Maintenance | Infor EAM | GE Digital | Siemens/Senseye | Microsoft Azure IoT | Honeywell Forge | AspenTech | AVEVA Predictive Analytics | Hitachi Lumada | Fujitsu COLMINA | Fanuc FIELD system | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ログ異常検知 テキストログを前処理し、異常パターンやエラーパターンを検知する | ||||||||||||
マルチカメラ高速処理 高FPS/複数カメラの同時推論に対応できる | ||||||||||||
回転同期分析 Order Trackingで回転機械の異常を解析できる |
ほぼ全製品が対応
IBM Maximo | SAP Predictive Maintenance | Infor EAM | GE Digital | Siemens/Senseye | Microsoft Azure IoT | Honeywell Forge | AspenTech | AVEVA Predictive Analytics | Hitachi Lumada | Fujitsu COLMINA | Fanuc FIELD system | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
寿命予測(RUL) 設備や部品の残存寿命(RUL)を推定し交換時期を示せる | ||||||||||||
バッチ検知 バッチ処理前提で定期的に異常判定を実行できる | ||||||||||||
作業指示連携(CMMS/EAM) 保全管理システムに作業指示/起票を連携できる | ||||||||||||
プラント設備監視 プラント/重設備の温度/圧力/振動などを監視し異常を検知できる |
優先度が低い
IBM Maximo | SAP Predictive Maintenance | Infor EAM | GE Digital | Siemens/Senseye | Microsoft Azure IoT | Honeywell Forge | AspenTech | AVEVA Predictive Analytics | Hitachi Lumada | Fujitsu COLMINA | Fanuc FIELD system | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IT統合監視 メトリクス/ログ/トレースの異常を一元的に監視できる |
異常検知・予知保全AIの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、設備規模と専門性をそろえるまず、全社の設備資産管理まで含めるのか、工場のIoT基盤として広げるのかを分けます。連続運転のプラントか、国内工場の現場主導かも製品の性格を左右します。タイプ別おすすめへ ↑
- 2必要機能は、優先度マップで抜けを防ぐ画像や音に加え、振動データやログも現場ごとに違います。品質データを含める現場も少なくありません。優先度マップで外せない検知方法を整理すると、タイプ内の製品差を追いやすくできます。機能の優先度マップへ ↑
- 3実データで運用条件をそろえる異常検知・予知保全AIは、アラート後の動きまで含めて運用が変わります。データ準備や現場判断、保全作業への受け渡しも先に考える必要があります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい導入後の条件を整理します。
ここからは、設備からデータを集める準備をそろえます。現場とクラウドの役割、アラート後の作業、導入時の相談先も同じ条件で考えます。検知精度だけで選ぶと、現場が動ける情報に変えるまでの負担が残ります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
設備データの集め方
既存設備が多い工場では、センサーやPLCの値と、保全履歴や運転データが別々に残っていることがあります。どのデータを先に整えるかが曖昧だと、分析の前に接続作業とデータ整理が長引きます。
製品の分かれ方:製品は大きく分かれます。設備台帳を起点に整える製品、IoT基盤で時系列データを集める製品、プラントの運転データを専門モデルに渡す製品です。
- 設備台帳を起点に整える製品資産情報と保全履歴を先にそろえ、現場作業とつなげやすい製品です。ただしセンサー接続やデータ整理の担当は別途決める必要があります。代表製品:IBM Maximo
- IoT基盤で時系列データを集める製品設備やゲートウェイからデータを集め、分析先を広げやすい製品です。ただし接続設計と運用監視を担う担当者が必要です。代表製品:Microsoft Azure IoT
- プラントの運転データを専門モデルに渡す製品温度や圧力などの運転データを使い、設備ごとの兆候を捉えやすい製品です。ただしデータの品質が低いと準備期間が延びます。代表製品:Honeywell Forge / AspenTech
現場側とクラウド側の役割分担
通信が不安定な工場や即時判断が必要なラインでは、すべてをクラウド側に寄せると遅れが出ます。複数拠点をまとめる企業では、現場で処理する範囲と本部で集約する範囲がずれると運用が複雑になります。
製品の分かれ方:製品は大きく分かれます。工場内サーバに処理を近づける製品、クラウド側で複数拠点を集約する製品、既存の運転データ基盤を活かす製品です。
- 工場内サーバに処理を近づける製品現場近くで判定し、通信断の影響を抑えやすい製品です。ただしサーバやネットワークの保守も工場側の役割になります。代表製品:Fanuc FIELD system
- クラウド側で複数拠点を集約する製品拠点をまたいで設備状態を集め、管理者が全体を把握しやすい製品です。ただし回線やデータ送信のルールを先に整えます。代表製品:Microsoft Azure IoT / Hitachi Lumada
- 既存の運転データ基盤を活かす製品履歴データや監視基盤を使い、プラント単位で分析を始めやすい製品です。ただし既存データが粗いと見直しが必要です。代表製品:AVEVA Predictive Analytics / AspenTech
アラート後の保全業務の回し方
異常の通知が増えると、誰が確認し、どの作業へ渡すかを決めないまま現場に負担が集まります。点検や部品手配、停止判断までの流れが弱いと、検知結果が日常業務に定着しにくくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく分かれます。資産管理と作業指示まで同じ流れに置く製品、診断結果を保全判断へ渡す製品、工場内の担当者が近くで動く製品です。
- 資産管理と作業指示まで同じ流れに置く製品台帳、点検、作業指示を同じ流れで扱いやすい製品です。ただし運用前に部門ごとの承認と責任分担を決めます。代表製品:IBM Maximo / Honeywell Forge
- 診断結果を保全判断へ渡す製品兆候の根拠を確認し、保全計画へつなげやすい製品です。ただし作業指示システムとの受け渡しは別途設計します。代表製品:AVEVA Predictive Analytics / AspenTech
- 工場内の担当者が近くで動く製品加工機やロボットの近くで、担当者が状態を把握しやすい製品です。ただし対象設備が広がると全社管理の仕組みが必要です。代表製品:Fanuc FIELD system
導入範囲と相談先
小さく試したい現場と、全社の保全基盤を作りたい部門では、必要な人員と相談先が変わります。範囲を決めずに問い合わせると、見積もり条件がそろわず、導入後の担当も曖昧になります。
製品の分かれ方:製品は大きく分かれます。設備単位で試用しやすい製品、全社基盤として計画する製品、プラント設備の専門支援を受ける製品です。
- 設備単位で試用しやすい製品限られた設備から始め、データ取得と通知の流れを確かめやすい製品です。ただし本格運用では監視範囲と担当者を増やす計画が必要です。代表製品:Microsoft Azure IoT / Fanuc FIELD system
- 全社基盤として計画する製品複数拠点や資産管理まで含め、保全の標準化を進めやすい製品です。ただし関係部門が多く、要件整理に時間がかかります。代表製品:IBM Maximo / Hitachi Lumada
- プラント設備の専門支援を受ける製品設備特性を踏まえたモデル作成や運用設計を相談しやすい製品です。ただし現場データと保全ルールをそろえる準備が必要です。代表製品:Honeywell Forge / AVEVA Predictive Analytics
ぴったりの製品が見つかる
よくある質問
異常検知・予知保全AIは何ができますか?
設備に付けたセンサーの振動・温度・電流データをAIが常時分析し、閾値監視では見えない故障の予兆を人より早く捉えて通知します。製品によっては検知後に設備台帳と連動して作業指示を自動で起票したり、残存寿命の予測や原因推定まで担い、保全計画づくりまで一気通貫で支えます。
既存のPLCやSCADA、IoT基盤と連携してデータを取り込めますか?
既存のPLCやSCADA、IoT基盤と接続して稼働データを取り込める製品が多く、現場の設備を入れ替えずに導入できます。Fujitsu COLMINAやFanuc FIELD systemは国産制御機器との接続に強く、Microsoft Azure IoTはIT基盤のログまでAzure上でまとめて扱えます。
異常検知・予知保全AIの料金はどのくらいですか?
大半が要問い合わせで、設備規模や対象台数に応じた個別見積もりが前提のため、定価での横並び比較はしにくいのが実情です。GE DigitalやMicrosoft Azure IoTは無料から試せますが、AppPointsや利用量など課金単位が製品ごとに異なるため、総額は実データ規模で確認します。
小規模にAI検知だけを始めたい工場にも向きますか?
AI検知だけを小規模に始めたい工場には、ERP連携型やプロセス産業特化型は重すぎて不向きな場合があります。数百台規模の資産管理ならIBM Maximo、連続稼働プラントの回転機診断ならHoneywell Forgeが向き、国産設備中心ならFujitsu COLMINAなど軽い製品を比べると無駄がありません。
PoCから本番運用へ定着させるには何が要りますか?
本番運用までには十分な量の正常データの蓄積と、誤検知・見逃しを抑えるチューニングという壁を越える必要があります。まず代表設備1〜2台で実データを取り込み、アラートから作業指示まで現場が迷わず動けるかを確かめてから他拠点へ広げると、無理なく定着しやすくなります。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)