タイプ別お勧め製品
AIでエンドポイントの脅威を検知・対処するEDR特化タイプ🛡️
このタイプが合う企業:
サイバー攻撃の高度化に対応したい中堅〜大企業のセキュリティ担当者や、SOC(セキュリティ運用センター)を自社または外部委託で運用している組織の方におすすめです。
どんなタイプか:
PCやサーバーなどのエンドポイント上で起きる不審な挙動をAIがリアルタイムに検知し、自動で隔離・対処まで行うことに特化した製品群です。従来のウイルス対策ソフトでは見逃してしまうファイルレス攻撃やゼロデイ攻撃にも対応でき、攻撃の全体像を時系列で可視化してくれるため、インシデント発生後の原因調査もスムーズに進められます。セキュリティ専任チームがいる企業で特に力を発揮します。
このタイプで重視すべき機能:
🤖AIによる振る舞い検知
ファイルの特徴だけでなく、プロセスの挙動パターンをAIが学習・分析することで、未知のマルウェアやファイルレス攻撃をリアルタイムに検知します。シグネチャ(定義ファイル)に頼らないため、新種の脅威にも即座に対応できます。
🔍攻撃ストーリーの自動可視化
侵入経路から横展開、データ持ち出しまでの攻撃の流れを時系列のチャートで自動的にまとめてくれます。専門知識がなくても『何が起きたか』を直感的に把握でき、経営層への報告やインシデント対応の迅速化に役立ちます。
おすすめ製品3選
日本市場でのEDR導入実績がトップクラスで、日本語対応のMDR(監視代行)サービスも充実しています。攻撃の全体像を1画面で把握できる「MalOp」機能が高く評価されています。 | クラウドネイティブ設計で端末への負荷が非常に軽く、数万台規模の大規模環境でも安定して運用できます。脅威インテリジェンスの情報量が豊富で、攻撃者の特定まで踏み込んだ分析が可能です。 | AIによる自動対処の精度が高く、人手を介さずに脅威の検知から隔離・修復までを完結できます。セキュリティ人材が限られた組織でも高度なEDR運用を実現しやすい製品です。 |
Cybereason EDR | CrowdStrike Falcon | SentinelOne Singularity |
シェア | シェア | シェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
ウイルス対策とAI検知を一体化した統合エンドポイント保護タイプ🔒
このタイプが合う企業:
セキュリティ専任者が少ない中小〜中堅企業の情シス担当者や、既存のウイルス対策ソフトをリプレースしつつ防御力を底上げしたいと考えている方におすすめです。
どんなタイプか:
従来型のアンチウイルス機能(EPP)とAIによる高度な検知機能を1つの製品にまとめた製品群です。ウイルス対策ソフトの置き換えとして導入でき、追加でEDR専用製品を入れなくても一定レベルの脅威検知・対処が行えます。管理コンソールが1つで済むため、運用の手間やライセンスコストを抑えたい企業に向いています。
このタイプで重視すべき機能:
🎛️EPPとEDRの統合管理
ウイルス定義ファイルによる従来型スキャンと、AIの振る舞い検知を1つの管理画面からまとめて運用できます。別々の製品を組み合わせる必要がないため、導入・運用コストを抑えながらエンドポイント保護のレベルを引き上げられます。
💻デバイス制御・脆弱性管理
USBメモリなど外部デバイスの利用制限や、OSやアプリケーションの脆弱性スキャンといったエンドポイント管理機能も備えています。セキュリティ対策と端末管理を同じ製品でカバーできるため、情シス担当者の業務負担を軽減できます。
おすすめ製品3選
Microsoft 365との連携がシームレスで、Windowsに標準搭載されているDefenderの延長として導入できます。追加エージェント不要で展開できるため、コストと導入負荷を最小限に抑えられます。 | 国内での導入実績が非常に豊富で、日本語サポートの手厚さに定評があります。従来型パターンマッチングとAI検知のハイブリッド構成で、レガシー環境との共存もしやすいです。 | ディープラーニングを活用したマルウェア検知エンジンに強みがあり、ランサムウェア対策の自動ロールバック機能も備えています。中小企業でも導入しやすい価格帯で、高い防御力を実現します。 |
Microsoft Defender for Endpoint | Trend Micro Apex One | Sophos Intercept X |
シェア | シェア | シェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
複数のセキュリティレイヤーをAIで横断監視するXDRタイプ🌐
このタイプが合う企業:
複数のセキュリティ製品を導入済みでアラート対応に追われている企業や、エンドポイントだけでなくネットワーク・クラウド環境まで含めた全社的な脅威管理を目指す方におすすめです。
どんなタイプか:
エンドポイントだけでなく、メール・ネットワーク・クラウドなど複数のセキュリティレイヤーから集めたデータをAIが横断的に分析し、組織全体の脅威を統合的に検知・対処する製品群です。個別製品では見逃しがちな攻撃の連鎖をAIが自動で紐付けてくれるため、セキュリティ運用の高度化と効率化を同時に実現できます。
このタイプで重視すべき機能:
🔗クロスレイヤー相関分析
メール、エンドポイント、ネットワーク、クラウドなど異なるレイヤーのアラートをAIが自動で相関分析し、1つのインシデントとしてまとめます。バラバラだったアラートが整理されるため、対応の優先順位が明確になり、見逃しリスクを大幅に減らせます。
⚡自動オーケストレーション(SOAR連携)
脅威を検知した際に、端末の隔離・不審メールの削除・ファイアウォールルールの変更といった対処を自動で実行するワークフローを構築できます。人手による対応を減らし、インシデント発生から封じ込めまでの時間を大幅に短縮します。
おすすめ製品3選
Trend Micro製品群との連携を前提に設計されており、メール・エンドポイント・サーバー・ネットワークのデータを統合的に分析できます。既にTrend Micro製品を利用中の企業であればスムーズに拡張できます。 | リアルタイムで数十万台規模の端末状況を把握できるスケーラビリティが最大の強みです。脅威検知だけでなくIT資産管理やパッチ適用まで同一基盤で行えるため、運用全体の効率化に貢献します。 | 旧McAfee EnterpiseとFireEyeの統合により誕生した製品で、エンドポイント・ネットワーク・メールなど幅広い領域のXDRカバレッジを持ちます。豊富な脅威インテリジェンスを活用した検知精度に定評があります。 |
Trend Micro Vision One | Tanium XEM | Trellix |
シェア | シェア | シェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
ネットワーク全体をAIで監視する異常検知・SIEM連携タイプ📡
このタイプが合う企業:
EDRやXDRだけではカバーしきれない内部脅威やネットワーク経由の攻撃を検知したい企業や、大量のログを統合分析して全社のセキュリティ状況を可視化したい方におすすめです。
どんなタイプか:
エンドポイントへのエージェント導入ではなく、ネットワークトラフィックやログデータをAIが常時分析し、通常とは異なる振る舞いを検知する製品群です。内部不正や水平展開といったエンドポイント製品では捉えにくい脅威の発見に強みがあり、既存のセキュリティ製品と組み合わせて防御の層を厚くする使い方が一般的です。
このタイプで重視すべき機能:
🧠AIベースの異常検知(UEBA)
ユーザーやデバイスごとの通常行動パターンをAIが学習し、逸脱した動きを自動で検知します。あらかじめルールを定義する必要がないため、未知の攻撃手法や内部不正など、従来のルールベースでは発見しにくい脅威にも対応できます。
📊大量ログの統合分析・ダッシュボード
ファイアウォール、プロキシ、認証基盤など多種多様なログを一元的に収集・分析し、セキュリティ状況をダッシュボードで可視化します。複数のツールを行き来する必要がなくなり、脅威の早期発見と迅速な意思決定を支援します。
おすすめ製品3選
SIEM市場で圧倒的な実績を持ち、あらゆるデータソースのログを柔軟に取り込める拡張性が最大の強みです。セキュリティ分析だけでなくIT運用全般のデータ基盤としても活用でき、投資対効果を高めやすいです。 | 自己学習型AIがネットワーク上の通常パターンを自動で把握し、異常を即座に検知・遮断します。導入後すぐに学習が始まるため、細かいルール設定なしで運用を開始できる手軽さが評価されています。 | 長年のSIEM運用ノウハウが製品に反映されており、相関ルールや脅威インテリジェンスとの連携が豊富です。大規模環境でのログ管理に強く、コンプライアンス対応のレポーティング機能も充実しています。 |
スプランク | Darktrace | IBM Security QRadar |
シェア | シェア | シェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか
要件の優先度チャートとは?
製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。
選定の決め手
🤖AIによる未知の脅威検知
既知のウイルス定義に頼らず、AIが普段と異なる振る舞いを分析して未知の攻撃を検知する機能です。検知精度やアルゴリズムの特性は製品ごとに大きく異なり、選定時に最も差がつくポイントになります。
🔗XDR統合の対応範囲
エンドポイントだけでなく、ネットワーク・メール・クラウドなど複数のレイヤーを横断して脅威を可視化できる範囲です。対応範囲が広いほど攻撃の全体像を素早くつかめますが、製品によってカバー範囲が大きく異なります。
⚡自動対処・隔離の柔軟性
脅威を検知した際に、感染端末を自動で隔離したり、プロセスを停止したりする自動対処のレベルです。ルール設定の細かさや対処パターンの豊富さが製品ごとに異なり、運用負荷に直結します。
🛡️MDR(運用代行)サービスの有無
ベンダーの専門アナリストが24時間体制で監視・分析・対応を代行してくれるサービスです。社内にセキュリティ専任者がいない企業にとっては導入効果を大きく左右しますが、提供の有無や品質は製品によって差があります。
🖥️管理コンソールの操作性
日々のアラート確認や端末管理を行う管理画面の使いやすさです。ダッシュボードの見やすさ、検索のしやすさ、日本語対応の程度が製品ごとに異なり、運用チームの作業効率を大きく左右します。
🇯🇵日本語でのサポート体制
障害発生時の問い合わせ窓口が日本語で対応できるか、国内にサポート拠点があるかという点です。海外ベンダー製品の場合、日本語サポートの充実度に大きな差があり、有事の際の対応スピードに直結します。
📊SIEM連携・ログ分析機能
検知ログを統合ログ管理基盤(SIEM)へ送信したり、製品単体で高度なログ分析を行える機能です。インシデント発生時の原因調査や証拠保全の深さに差が出るため、選定の重要な判断材料になります。
一部の企業で必須
🏭OT/IoTデバイスの保護
工場の制御機器やIoTセンサーなど、通常のPCとは異なる端末を監視・保護する機能です。製造業やインフラ企業では必須ですが、オフィスワーク中心の企業には不要なケースが多いです。
🏢マルチテナント管理
グループ会社や複数拠点をテナント単位で分けて一元管理できる機能です。大企業やMSP(マネージドサービスプロバイダー)には欠かせませんが、単一拠点の企業では優先度が下がります。
🔄SOAR連携による対応自動化
セキュリティ運用の自動化基盤(SOAR)と連携し、検知から対処までのワークフローを自動実行する仕組みです。大量のアラートをさばくSOCチームには有効ですが、小規模な組織では過剰になりがちです。
🖧オンプレミス環境への対応
管理サーバーをクラウドではなく自社のデータセンター内に構築できる形態です。クラウドへのデータ送信が規制上許されない業種や、閉域ネットワーク環境を持つ企業で求められます。
📋コンプライアンスレポート自動生成
ISMSやPCI DSSなどの規格に沿った監査用レポートを自動で出力できる機能です。定期的な第三者監査を受ける企業には業務効率化の面で非常に有効ですが、該当しない企業には不要です。
🧪サンドボックス解析
不審なファイルを隔離された仮想環境で実際に動かし、挙動を詳細に分析する機能です。標的型攻撃を受けやすい企業には強力な武器になりますが、ライセンスコストが上がるため費用対効果の見極めが必要です。
ほぼ全製品が対応
🛑マルウェアのリアルタイム検知・駆除
ファイルの実行時にリアルタイムでマルウェアを検知し、自動で駆除する基本機能です。セキュリティAI製品であればほぼすべてが標準で備えており、製品間の差はほとんどありません。
👁️エンドポイントの常時監視
PCやサーバーの挙動を24時間リアルタイムで記録・監視し続ける機能です。EDR・XDR製品の根幹にあたる機能のため、現行製品ではほぼ標準搭載されています。
☁️クラウド管理コンソール
ブラウザからアクセスできるクラウドベースの管理画面です。場所を問わず端末の状態を確認・操作できる仕組みは、現在ほぼすべての製品で提供されています。
🔒感染端末のネットワーク隔離
脅威が検知された端末を社内ネットワークから即座に切り離し、被害の拡大を防ぐ機能です。EDR製品の基本機能として定着しており、ほぼ全製品で利用できます。
優先度が低い
💾USBデバイス制御
USBメモリなどの外部デバイスの接続を制限する機能です。セキュリティ対策としては有効ですが、IT資産管理ツールやDLP製品で代替できるため、セキュリティAI選定時の優先度は低くなります。
🌐Webフィルタリング
危険なWebサイトへのアクセスをブロックする機能です。一部の製品に搭載されていますが、専用のSWGやプロキシ製品でカバーするのが一般的なため、選定基準として重視する必要はありません。
セキュリティAIの選び方
1.自社の守備範囲を見極めて4タイプから候補を絞る
まず「エンドポイント単体の防御を強化したいのか」「複数レイヤーを横断的に監視したいのか」を明確にしてください。エンドポイント中心であれば、セキュリティ専任チームの有無でEDR特化タイプか統合エンドポイント保護タイプかが分かれます。すでに複数のセキュリティ製品を導入済みでアラートの統合管理に課題があるならXDRタイプ、ネットワークやログの可視化を強化したいなら異常検知・SIEM連携タイプが候補になります。ここで方向性を誤ると後工程がすべてズレるため、最初に守備範囲とタイプの対応関係を整理することが最も重要です。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
汎用生成AI・エージェント
テキスト・ドキュメント
営業・マーケティング
ソフトウェア(Saas)
HR (人事・労務・組織・採用)
オフィス環境・総務・施設管理
プロジェクト管理・業務効率化
Web/ECサイト構築
開発・ITインフラ・セキュリティ
データ分析・連携