おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| Cybereason EDR | エンドポイント防御に特化したEDR専業タイプ 🛡️ | 要問合せ |
| 国内EDRシェアがトップ。数万台規模の攻撃全体像を直感的に可視化。 |
| CrowdStrike Falcon | エンドポイント防御に特化したEDR専業タイプ 🛡️ | 799ドルデバイス/月 |
| 世界規模の脅威情報で未知攻撃を検知。24時間監視も組み合わせ可能。 |
| SentinelOne Singularity | エンドポイント防御に特化したEDR専業タイプ 🛡️ | 6,999ドル端末/年 |
| 端末上のAIで検知から隔離・復旧まで自動化。オフライン防御にも対応。 |
| Trend Micro Vision One | 複数のセキュリティ領域を統合するXDRプラットフォームタイプ 🌐 | 6,160円ライセンス/年 |
| 端末・メール・クラウド・ネットワークを横断管理。対応範囲が最上位。 |
| Palo Alto Networks Cortex XDR Agent | 複数のセキュリティ領域を統合するXDRプラットフォームタイプ 🌐 | 要問合せ |
| PA環境のログと端末挙動を統合分析。攻撃の入口から影響まで追跡。 |
| Microsoft Defender for Endpoint | 複数のセキュリティ領域を統合するXDRプラットフォームタイプ 🌐 | 要問合せ |
| Microsoft 365環境で展開しやすい。導入しやすく検知・自動修復も強い。 |
| スプランク | ネットワーク・ログ全体をAIで監視するSIEM/NDR分析基盤タイプ 📊 | 0円〜年 |
| 大量ログを高速検索し、数百種以上の連携でSOC基盤を拡張できる。 |
| Darktrace | ネットワーク・ログ全体をAIで監視するSIEM/NDR分析基盤タイプ 📊 | 要問合せ |
| 自己学習AIで未知脅威や内部異常を検知。AIによる通信制限も可能。 |
| IBM Security QRadar | ネットワーク・ログ全体をAIで監視するSIEM/NDR分析基盤タイプ 📊 | 0円〜 |
| ログとネットワークフローを相関分析。UEBAで内部リスクも把握できる。 |
セキュリティAIの導入によって得られる効果
セキュリティAIは、不審な動きや攻撃の兆候をAIで見つけ、セキュリティ対応を支援するためのツールです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 怪しい通信を早く見つけたい | AIで不審な通信や操作を検出しやすくなり、監視確認の作業を減らせます |
| セキュリティ通知の確認が大変 | 大量の通知を整理しやすくなり、優先して確認する対象を選びやすくなります |
| 不審な動きを見落とさず確認したい | 通常と異なる動きを抽出しやすくなり、確認漏れや初動遅れを抑えられます |
| 対応優先度を決めにくい | 危険度や影響範囲を整理し、先に対応する事象を判断しやすくなります |
| どんな攻撃が多いか分かりにくい | 検知件数や攻撃種別を確認し、対策や運用改善に使いやすくなります |
続いて、大企業向けセキュリティAIをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
エンドポイント防御に特化したEDR専業タイプ 🛡️
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
攻撃の全体像を見ながら対応を判断したい大企業の端末防御におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外拠点まで一元管理できる大企業の標準的な端末防御基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
検知から復旧まで自動で進めたい人手の少ない監視体制におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複数のセキュリティ領域を統合するXDRプラットフォームタイプ 🌐
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
複数のセキュリティ領域を支援付きで統合したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
自社ファイアウォールと端末の防御を一体化したい企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
Microsoft環境で端末保護を低負担に始めたい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
ネットワーク・ログ全体をAIで監視するSIEM/NDR分析基盤タイプ 📊
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
大量ログの分析を作り込みたいセキュリティ監視部門の中核基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
ルールにない未知の脅威をAIで検知したい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
ログ監視と監査対応を厳格に行いたい官公庁・金融系大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
Cybereason EDR | CrowdStrike Falcon | SentinelOne Singularity | Trend Micro Vision One | Palo Alto Networks Cortex XDR Agent | Microsoft Defender for Endpoint | スプランク | Darktrace | IBM Security QRadar | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
端末挙動監視 端末上のプロセス・ファイル操作・通信を監視し異常挙動を検知できるか | |||||||||
ネットワーク異常通信検知 トラフィック特徴量から不審通信や横展開の兆候を検知できるか | |||||||||
クラウドアカウント異常検知 SaaS/クラウドのログイン・操作異常を検知できるか | |||||||||
SaaSログ解析対応範囲 M365/Google/Salesforce/Boxなど主要SaaSの監査ログ/APIを解析できるか | |||||||||
自動隔離と遮断 検知した脅威に対して端末隔離・通信遮断などの一次対応を自動で実行できるか | |||||||||
不正利用検知(統合版) 不自然なログイン/権限/操作の総合評価によりアカウント不正利用を識別できるか | |||||||||
非人間ID異常検知 サービスアカウントやAPIキーの異常利用・異常操作を検知できるか |
一部の企業で必須
Cybereason EDR | CrowdStrike Falcon | SentinelOne Singularity | Trend Micro Vision One | Palo Alto Networks Cortex XDR Agent | Microsoft Defender for Endpoint | スプランク | Darktrace | IBM Security QRadar | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
暗号化通信メタデータ分析 TLS指紋やSNIなどメタデータから復号なしに不審通信を検知できるか | |||||||||
メール脅威検知 添付ファイル・URL・本文を解析しフィッシングや悪性メールを検知できるか | |||||||||
権限変更異常検知 特権追加/削除など不自然な権限操作から異常を検知できるか | |||||||||
ファイル悪性分析 ファイルの静的解析および動的挙動を組み合わせ不正ファイルを識別できるか | |||||||||
脆弱性診断 OS/アプリ/端末構成の脆弱性をスキャンし重大度を特定できるか |
ほぼ全製品が対応
Cybereason EDR | CrowdStrike Falcon | SentinelOne Singularity | Trend Micro Vision One | Palo Alto Networks Cortex XDR Agent | Microsoft Defender for Endpoint | スプランク | Darktrace | IBM Security QRadar | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
相関分析 端末/通信/クラウドイベントを関連付け、単一インシデントとして整理できるか | |||||||||
行動ベースライン学習 ユーザーや端末の通常行動を学習し逸脱行動を検知できるか | |||||||||
リスクスコア評価 端末/通信/クラウドのリスク要素を数値化し対応優先度へ反映できるか | |||||||||
サプライチェーン攻撃検知 更新差分や構成変更内容からサプライチェーン攻撃の兆候を検知できるか |
優先度が低い
Cybereason EDR | CrowdStrike Falcon | SentinelOne Singularity | Trend Micro Vision One | Palo Alto Networks Cortex XDR Agent | Microsoft Defender for Endpoint | スプランク | Darktrace | IBM Security QRadar | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クラウド構成リスク監視 AWS/Azure/GCPの設定ミス・公開設定などクラウド構成リスクを検知できるか | |||||||||
動的アクセス制御 挙動・リスクに応じアクセス許可/制限を自動調整できるか |
大企業のセキュリティAIの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、守る範囲に近い製品を絞る大企業のセキュリティAIは、端末防御から複数領域の統合監視、ログ・通信分析まで運用の置き方が変わります。まずは自社がAIに任せたい範囲とSOCの体制に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2外せない機能は、機能の優先度マップで確認する端末隔離や相関分析、クラウドやSaaSのログ解析は監視範囲と初動対応に直結します。不正利用検知や暗号化通信分析も、自社のリスクに合わせて必須条件を決めます。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用・契約条件までそろえる端末数やログ量、海外拠点と既存製品の組み合わせで導入後の負担が変わります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて、監視データの集め方と自動対処の任せ方を整理します。SOC運用と見積もり条件も同じ流れで確認できる構成です。
ここからは、全社展開を前提にした運用条件をそろえます。端末やクラウド、ネットワークとログのどこまでを同じ基盤で扱うかにより、管理担当と総額の読み方が変わります。自動対処や既存基盤とのつなぎ方まで合わせると、導入後に使い続けやすい製品を判断しやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
監視データの集め方
海外拠点や子会社まで含めると、端末のイベントだけでなくクラウドや通信ログも増えます。集めるデータを広げすぎると、SOCで扱うアラートと保管量が膨らみます。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。端末イベントを中心に集める製品、端末とメールやクラウドをまとめる製品、全社ログや通信データを集約する製品があります。
- 端末イベントを中心に集める製品端末起点の挙動を追いやすく、侵入後の調査を始めやすい製品です。ただしメールやクラウドまで一体で見る場合は、連携先を先に整理します。代表製品:Cybereason EDR / CrowdStrike Falcon
- 端末とメールやクラウドをまとめる製品複数領域の検知を一つの流れに集めやすく、攻撃の全体像を追いやすい製品です。ただし既存製品の種類で、接続準備の重さが変わります。代表製品:Trend Micro Vision One / Microsoft Defender for Endpoint
- 全社ログや通信データを集約する製品多くの機器やサービスの記録を集め、監査や高度な調査に使いやすい製品です。ただしログ量が増えるほど、保管設計と検索ルールの管理が重くなります。代表製品:スプランク / IBM Security QRadar
初動判断の任せ方
夜間や休日にも攻撃が進む環境では、検知後の初動を人の確認だけに頼りにくくなります。自動隔離や修復を広げるほど、誤検知時の戻し方と承認者を決めない運用がリスクになります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。端末側で隔離や修復まで進める製品、AI分析で優先度を示して人が判断する製品、SOARや運用ルールと組み合わせる製品があります。
- 端末側で隔離や修復まで進める製品初動を端末側で素早く進めやすく、少人数の監視体制でも被害拡大を抑えやすい製品です。ただし自動実行の範囲は、部門ごとに許可条件を決める必要があります。代表製品:SentinelOne Singularity / Microsoft Defender for Endpoint
- AI分析で優先度を示して人が判断する製品攻撃の流れを整理して表示し、担当者が封じ込めの順番を考えやすい製品です。ただし夜間対応を人に残す場合は、MDRや当番体制の検討が必要です。代表製品:Cybereason EDR / Darktrace
- SOARや運用ルールと組み合わせる製品既存の手順に合わせて、隔離やチケット作成をワークフロー化しやすい製品です。ただしルール設計を急ぐと、現場の例外対応が追いつかないことがあります。代表製品:Trend Micro Vision One / IBM Security QRadar
既存基盤とのつなぎ方
Microsoft 365やTrend Micro、Palo Alto Networks製品などを使っている大企業では、同じベンダー内でそろえると管理画面やログの流れをまとめやすくなります。一方で複数ベンダーを併用している環境では、特定製品に寄せすぎると連携設計が複雑になります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。自社製品群とまとめる製品、ベンダーをまたいでデータを集める製品、既存SOCへ端末防御を足す製品があります。
- 自社製品群とまとめる製品同じベンダーのメールやクラウド、ネットワーク製品と合わせて運用を作りやすい製品です。ただし他社製品が多い環境では、接続方法の確認が増えます。代表製品:Trend Micro Vision One / Palo Alto Networks Cortex XDR Agent
- ベンダーをまたいでデータを集める製品複数メーカーの機器やクラウドの記録を集約し、SOCの分析基盤として使いやすい製品です。ただし収集ルールと管理者の育成に時間がかかります。代表製品:スプランク / IBM Security QRadar
- 既存SOCへ端末防御を足す製品現在の監視基盤を残したまま、端末の検知と調査を強めやすい製品です。ただし連携先のSIEMやMDRとの役割分担を決めておく必要があります。代表製品:CrowdStrike Falcon / SentinelOne Singularity
見積もり条件と費用の増え方
大企業向けのセキュリティAIは、端末数やログ量、モジュール追加と運用支援の有無で総額が変わります。最初の見積もりに監視範囲や保管期間を入れないと、全社展開時に予算と契約範囲がずれやすくなります。
製品の分かれ方:契約前の進め方は大きく3通りです。端末数や利用者数を軸に相談する製品、必要なモジュールを組み合わせる製品、ログ量や基盤構成を伝えて見積もる製品があります。
- 端末数や利用者数を軸に相談する製品対象端末や利用者をそろえると、全社導入時の概算を出しやすい製品です。ただし上位機能や監視支援を足すと、総額は変わります。代表製品:CrowdStrike Falcon / Microsoft Defender for Endpoint
- 必要なモジュールを組み合わせる製品XDRやクラウドなどの範囲を選び、段階的に広げやすい製品です。ただし追加モジュールを後から足す場合は、契約更新時の条件を確認します。代表製品:Trend Micro Vision One / Palo Alto Networks Cortex XDR Agent
- ログ量や基盤構成を伝えて見積もる製品大量ログや通信データを前提に、保管期間と検索範囲を合わせた見積もりにしやすい製品です。ただしデータ量の見込みが粗いと、運用開始後に費用がずれます。代表製品:スプランク / IBM Security QRadar
よくある質問
複数のセキュリティ製品のアラートを統合して見られますか?
XDRやSIEMなら、端末・メール・クラウド・ネットワークのアラートを一元的に相関分析できます。攻撃の経路を可視化し、AIが優先度を付けて対応の抜けを防ぎます。既存のEDRやログ基盤と連携できる製品が多く、大企業の運用効率を高められます。対応の抜け漏れも減らせます。
自社のSOCやMDRサービスと連携できますか?
できます。EDR専業型は外部のMDRや自社SOCと組み合わせ、24時間の監視と初動対応を回せます。XDR統合型は運用を一本化し、少ない人員でも横断的に守れます。検知後の調査を誰が担うかで適した型が変わるため、運用体制とセットで選びましょう。
高機能なXDRを入れれば運用は楽になりますか?
導入だけでは楽になりません。多機能な製品ほど初期設定やチューニングが要り、使いこなす人材がいないと宝の持ち腐れになります。自社で回すのが難しければ、MDRなど運用代行とセットで導入する方が現実的です。ツールと運用は両輪で、人材が足りなければ代行も選択肢です。
大企業向けセキュリティAIの料金はどのくらいですか?
EDRは1デバイス月8ドル前後、端末あたり年1万円前後の製品もあります。SplunkやIBM QRadarは無料から試せますが、大規模運用では費用が上がります。CybereasonやDarktraceなど多くは要問い合わせのため、規模に合わせ見積もりを取りましょう。
ログや検知データの保存先や処理場所は選べますか?
製品によります。国内データセンターでの処理やリージョン指定に対応し、ログの保管期間を設定できる製品があります。海外クラウド前提の製品もあるため、規制業種では処理場所と保管要件を必ず確認すべきです。監査や開示への対応可否も合わせて見ておきましょう。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)