おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| LangChain / LangGraph | コードファースト型フレームワークタイプ🛠️ | 0円〜ユーザー/月 |
| 外部データ・Git・状態保存まで統合。開発支援を本番運用まで組める。 |
| LlamaIndex | コードファースト型フレームワークタイプ🛠️ | 0円〜月 |
| PDF・DB・社内文書をRAG化。出典付き回答の精度改善を回しやすい。 |
| Semantic Kernel | コードファースト型フレームワークタイプ🛠️ | 0円〜 |
| Microsoft系基盤へAI機能を組み込みやすい。大企業での利用傾向も強い。 |
| Dify | ノーコード/ローコード型ビルダータイプ🖱️ | 0円〜ワークスペース/月 |
| 社内文書QAをGUIで短期構築しやすい。RAGとワークフローを同じ画面で扱える。 |
| Coze | ノーコード/ローコード型ビルダータイプ🖱️ | 0円〜月 |
| SNS連携Botを素早く試作できる。テンプレートと視覚操作で検証が進めやすい。 |
| Flowise | ノーコード/ローコード型ビルダータイプ🖱️ | 0円〜月 |
| LangChain系部品をGUIで組める。セルフホストや承認付き運用にも対応。 |
| AutoGen (Microsoft) | マルチエージェント協調タイプ🤝 | 0円〜 |
| 複数役割の対話を人の承認付きで動かせる。大規模業務での利用傾向も強い。 |
| CrewAI | マルチエージェント協調タイプ🤝 | 0円〜月額 |
| 役割分担型の自動化を軽量に組める。UIとコードの両方で改善しやすい。 |
| OpenAI Agents SDK | マルチエージェント協調タイプ🤝 | 10ドルGB-日 |
| OpenAI公式基盤で短期検証しやすい。関数呼び出しや評価改善まで扱える。 |
| n8n | 業務自動化プラットフォーム統合タイプ⚡ | 0円〜月 |
| セルフホストで業務データを管理できる。独自APIやAI処理まで作り込める。 |
| Zapier (AI Agent) | 業務自動化プラットフォーム統合タイプ⚡ | 0円〜月 |
| 多数のSaaSをノーコードでつなげる。現場部門が定型業務を小さく始めやすい。 |
| Make (旧Integromat) | 業務自動化プラットフォーム統合タイプ⚡ | 0円〜月 |
| 視覚キャンバスで分岐や処理順を調整できる。AI判断の流れも確認しやすい。 |
エージェントフレームワークの導入によって得られる効果
エージェントフレームワークは、AIエージェントの動きや連携を作るための開発基盤です。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 自動処理の設計に時間がかかる | 複数手順をエージェントとして組み立てやすくなり、試作や検証の作業を減らせます |
| ツール連携設定が大変 | 外部ツールとの連携を管理しやすくなり、接続確認の負担を抑えられます |
| 実行結果の確認が不安 | エージェントの実行記録を確認しやすくなり、失敗時の原因調査を進めやすくなります |
| 権限や安全性の管理が難しい | 実行権限や利用範囲を設定しやすくなり、誤実行や情報漏えいの確認負担を抑えられます |
| 運用状況を把握しにくい | 実行回数や成功率を確認し、改善すべき処理を見つけやすくなります |
続いて、エージェントフレームワークをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
コードファースト型フレームワークタイプ 🛠️
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
拡張性重視でエージェントをコードで作り込みたい開発チームにおすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
社内文書を参照する検索や文書AIを作りたい企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
Microsoft系の業務基盤にAI機能を段階導入したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
ノーコード/ローコード型ビルダータイプ 🖱️
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
社内文書を使う質問応答アプリを画面操作で作れるAIアプリ開発基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
チャットボット案を短時間で試作できるノーコード基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
自社環境に置いて運用統制しやすいローコードのエージェント構築基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
マルチエージェント協調タイプ 🤝
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
人の確認を挟む複数エージェント運用を組みたい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
役割分担型のエージェントチームを組み立てやすい軽量フレームワーク
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
OpenAIの基盤で複数エージェントを短期間で試したい開発チーム向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
業務自動化プラットフォーム統合タイプ ⚡
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
業務データを外に出しにくい企業に向く自社設置型ワークフロー自動化基盤
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
開発に頼らず現場部門で自動化を始めたい中小企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複雑な分岐処理も視覚的に組めるノーコード自動化プラットフォーム
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
LangChain / LangGraph | LlamaIndex | Semantic Kernel | Dify | Coze | Flowise | AutoGen (Microsoft) | CrewAI | OpenAI Agents SDK | Make (旧Integromat) | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Web自動操作 Webページを自動で操作・入力・取得できる | ||||||||||
自動モデル選択 実行中に性能に応じてモデルを自動選択できる | ||||||||||
状態スナップショット保存 実行状態をスナップショットとして保存できる | ||||||||||
タスク優先度設定 重要度に応じて実行順序を制御できる | ||||||||||
チェックポイント復元 障害時にチェックポイントから再開できる |
一部の企業で必須
LangChain / LangGraph | LlamaIndex | Semantic Kernel | Dify | Coze | Flowise | AutoGen (Microsoft) | CrewAI | OpenAI Agents SDK | Make (旧Integromat) | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Git操作対応 リポジトリ操作(Pull/PRなど)を自動化できる | ||||||||||
スケジュール実行 タスクを指定時刻や周期で自動実行できる | ||||||||||
実行シナリオ再生 記録したシナリオを再実行できる |
ほぼ全製品が対応
LangChain / LangGraph | LlamaIndex | Semantic Kernel | Dify | Coze | Flowise | AutoGen (Microsoft) | CrewAI | OpenAI Agents SDK | Make (旧Integromat) | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マルチエージェント対応 複数のエージェントを同時に動作させて協調させることができる | ||||||||||
自動計画(Planner) 目的から手順を自動的に立案して実行できる | ||||||||||
データソース連携 ファイル・Web・クラウド・DBなどから情報を取得できる | ||||||||||
モデル切替制御 タスクごとに使用するモデルを切り替えできる |
優先度が低い
LangChain / LangGraph | LlamaIndex | Semantic Kernel | Dify | Coze | Flowise | AutoGen (Microsoft) | CrewAI | OpenAI Agents SDK | Make (旧Integromat) | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
認証セッション維持 Cookieやトークンを保持して認証状態を維持できる |
エージェントフレームワークの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、作り方に近い製品を絞る自社プロダクトへ組み込むならコードファースト型、業務部門も画面で触るならノーコード/ローコード型が起点になります。調査や作成を複数役割で分担するならマルチエージェント協調型、既存SaaSの業務フローへ足すなら自動化プラットフォーム統合型を選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2必須機能は、機能の優先度マップで整理するWeb自動操作や自動モデル選択は、任せる業務の複雑さで必要度が変わります。状態保存とチェックポイント復元も、長い処理では早めに整理します。開発支援ならGit操作、定期処理ならスケジュール実行、検証手順の再現なら実行シナリオ再生も先に整理します。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用条件をそろえて比較する同じエージェントフレームワークでも、用途によって運用担当者や契約形態が変わります。自社サービス組み込みや社内QAでは、複数役割の分担や既存SaaS自動化とは違う負担が出ます。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて導入後の作り込み方や管理条件を整理します。
ここからは、機能の○×に加えて、試用から本番運用へ移すときの条件をそろえます。コード保守とGUI運用では、負荷が出る担当が変わります。複数エージェントの監督や既存SaaS連携も分けて考えると、開発チームと業務部門の役割を決めやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
開発方式と保守担当の合わせ方
自社プロダクトへ組み込む場合は、プロンプトや外部ツール呼び出しをコードレビューの対象にできます。業務部門が日々フローを直す場合は、画面操作で変更できるほうが改善が止まりにくくなります。担当者のスキルと変更頻度がずれると、試用後の保守が特定のエンジニアへ集中します。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。SDKやフレームワークとしてコードで組む製品、GUIでエージェントやワークフローを組む製品、既存SaaS自動化の延長で扱う製品があります。
- コードで組み込む製品処理フローや外部API呼び出しをリポジトリで管理しやすい製品です。ただし設計変更や障害対応には、LLMとアプリ開発の両方を分かる担当者が必要です。代表製品:LangChain / LangGraph / Semantic Kernel
- GUIで組み立てる製品業務担当者も処理の流れを画面上で追いやすく、試用から改善まで進めやすい製品です。ただし複雑な分岐や独自処理が増えると、設計ルールを決めないまま広がります。代表製品:Dify / Flowise
- 既存SaaS自動化で扱う製品営業やCSなど既存アプリをまたぐ定型処理に入りやすい製品です。ただし基幹システムや閉域データを扱う場合は、接続方法と権限管理を先に整理します。代表製品:Zapier (AI Agent) / Make (旧Integromat)
任せる業務範囲の決め方
社内文書の検索と営業リストの更新では、必要な設計が変わります。コード操作を任せる場合も、同じAIエージェントという名前だけでは評価方法をそろえられません。回答精度を上げたい業務と外部ツールを動かしたい業務を混ぜると、失敗時の切り戻しが曖昧です。業務範囲を広げすぎると、試用段階で何を成功とするかが決まりにくくなります。
製品の分かれ方:分かれ方は大きく3通りです。社内文書やデータを参照する製品、複数役割で調査や作成を進める製品、SaaSやAPIの実行まで自動化する製品があります。
- 社内文書やデータを参照する製品ナレッジ検索や文書QAから始めやすく、回答根拠を整えながら改善できます。ただしデータ更新や権限管理のルールが弱いと、古い情報を参照するリスクがあります。代表製品:LlamaIndex / Dify
- 複数役割で調査や作成を進める製品調査、作成、レビューを分担させる業務で流れを設計しやすい製品です。ただし役割を増やしすぎると、実行時間や判断責任が見えにくくなります。代表製品:AutoGen (Microsoft) / CrewAI
- SaaSやAPIの実行まで自動化する製品フォーム送信やSlack通知など、業務アプリをまたぐ処理までつなぎやすい製品です。ただし認証情報と実行権限を広く持たせるため、運用前の承認手順が必要です。代表製品:n8n / Zapier (AI Agent)
実行ログと再開方法のそろえ方
エージェントに長い処理や外部ツール操作を任せると、途中失敗や判断ミスの追跡が必要になります。実行ログと状態保存の扱いが曖昧だと、同じ失敗を再現しにくくなります。人手承認のタイミングが決まっていない場合は、原因調査が利用者ごとの判断に寄りがちです。利用者が増えるほど、誰が止めて誰が再実行するかまで決める必要があります。
製品の分かれ方:運用は大きく3通りです。状態を保存して長時間処理を組む製品、トレーシングや評価で改善する製品、ワークフロー履歴からやり直す製品があります。
- 状態を保存して長時間処理を組む製品中断や人の確認を挟む処理を設計しやすい製品です。ただし保存する状態や再開点を開発時に決めておかないと、運用後の調査が重くなります。代表製品:LangChain / LangGraph / CrewAI
- トレーシングや評価で改善する製品実行経路や出力の質を追いながら、プロンプトやツール設定を改善しやすい製品です。ただし監視項目を増やすだけでは、業務側の成功条件と結びつきません。代表製品:OpenAI Agents SDK / Flowise
- ワークフロー履歴からやり直す製品定型フローの実行結果を追いやすく、失敗した処理を業務担当者が確認しやすい製品です。ただし複数システムへ書き込む処理では、再実行時の重複登録を防ぐ設計が必要です。代表製品:n8n / Make (旧Integromat)
導入形態と契約管理の進め方
OSSやSDKで始める場合と、クラウドサービスとして使う場合では、費用の出方と管理範囲が変わります。セルフホストではインフラや更新作業を自社で持ち、クラウドでは利用量やチーム管理の契約を追うことになります。試用の手軽さだけで始めると、本番化の費用と管理責任が後から膨らみます。
製品の分かれ方:導入形態は大きく3通りです。OSSやSDKを自社で管理する製品、セルフホストとクラウドを選べる製品、クラウド契約で利用量を管理する製品があります。
- OSSやSDKを自社で管理する製品ライブラリとして組み込みやすく、既存の開発・レビュー手順に乗せやすい製品です。ただしモデル利用料、監視基盤、保守工数は別に見積もる必要があります。代表製品:LlamaIndex / Semantic Kernel
- セルフホストとクラウドを選べる製品社内データの扱いに合わせて、管理範囲を調整しやすい製品です。ただし自社設置では更新、認証、バックアップの運用まで持つことになります。代表製品:Dify / n8n
- クラウド契約で利用量を管理する製品現場部門が短期間で試しやすく、アプリ連携数や利用量を見ながら広げやすい製品です。ただし実行回数やチーム利用が増えると、契約上限と承認ルールの管理が必要です。代表製品:Zapier (AI Agent) / Make (旧Integromat)
ぴったりの製品が見つかる
よくある質問
エージェントフレームワークとは何をするための基盤ですか?
LLMを頭脳として、情報検索・外部ツールの操作・意思決定までを自律的にこなすAIエージェントを開発者が組み立てるための基盤です。LangChainやLlamaIndexのようにコードで作り込む型から、DifyやCozeのようにノーコードで組める型、複数のエージェントを協調させる型まであります。
ノーコードの自動化基盤と何が違いますか?
フレームワークは、自社のサービスやプロダクトにAIエージェントを組み込みたい開発チーム向けの基盤です。LangChainやAutoGenのようにコードで自由に設計でき、独自の処理や外部システム連携を細かく作り込めます。すぐ業務に使えるノーコード基盤と違い、エンジニアによる開発が前提になります。
複数のエージェントに分担させて複雑な業務を任せられますか?
任せられます。AutoGenやCrewAIのようなマルチエージェント協調型なら、調査・執筆・チェックといった役割を別々のエージェントに割り振り、チームのように連携して処理できます。リサーチやデータ分析など複数ステップにまたがる業務ほど、分担による自動化の効果が出ます。
エージェントフレームワークの料金はどのくらいですか?
LangChain・LlamaIndex・AutoGen・Flowiseなどは無料やオープンソースで使え、DifyやCozeも無料枠から始められます。ただしフレームワーク自体が無料でも、裏で動かすLLMのAPI利用料が使った分だけかかります。実際の費用はどのモデルをどれだけ呼ぶかで決まるため、利用量を見込んで試算しましょう。
ノーコードのビルダーで十分なのはどんな場合ですか?
作りたいエージェントが社内文書のQ&Aや定型的な問い合わせ対応など、用途がはっきりしているならノーコード型のDifyやCozeで十分なことが多いです。エンジニアが限られ、まず小さく試したい段階でコードファースト型を選ぶと、開発の負荷だけが重くなります。要件が複雑になってから本格的な開発基盤へ移ると無理がありません。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)