勘定奉行
- カバー範囲
- 機能
- 連携
- サポート
- 低コスト
目次
勘定奉行とは
強み
注意点
連携
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
勘定奉行とは
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する会計ソフトです。中小企業から中堅企業まで幅広く導入されている業務ソフト「勘定奉行」シリーズのクラウド版で、経理業務のDX(デジタル化)を強力に支援します。煩雑な日々の仕訳入力や振替伝票処理を自動化し、大幅な時間削減(年間480時間削減の実績)を実現。複数担当者での同時作業や他業務システムとのデータ連携にも対応しており、財務から人事・販売管理まで統合できる柔軟な拡張性があります。高いセキュリティと信頼性で機密データを安全に管理し、クラウド利用によってシステム運用負担も軽減。初心者でも直感的に操作できる分かりやすい画面設計で、経理経験が浅いスタッフでも使いやすい点も特長です。インボイス制度や電子帳簿保存法など最新制度にも迅速にアップデート対応しており、専門サポートによる充実の支援体制が整っています。多機能かつ使いやすい設計で、経理業務の生産性向上とミス削減に貢献する企業向け会計ソリューションです。
強み
中小企業向けデファクトスタンダード
累計導入社数は50万社を超え、中小企業向け会計ソフトの草分け的存在として高いシェアを持ちます。使い勝手の良さと豊富な機能で業務効率化に貢献し、多くの企業で経理の標準ツールとして定着しています。長年培われた実績とノウハウにより、安定した稼働と信頼性の高い帳票出力が可能です。
40年以上の提供実績がある奉行シリーズ
株式会社オービックビジネスコンサルタントが40年以上にわたって提供してきた奉行シリーズの1製品です。奉行シリーズは、バックオフィス業務の多岐にわたる領域をカバーし、豊富な経験と幅広い知見に基づいてバージョンアップを重ねてきました。シリーズ累計80万社以上の導入実績があり、今後も時代のニーズに応じた機能拡張や製品アップデートが期待できます。
導入実績豊富なプロ向けソフト
中小企業から会計事務所まで幅広く使われている業務ソフトで、信頼性と実績は折り紙付きです。会計ソフトの老舗ブランドとして数多くの導入例があり、長年にわたり蓄積されたノウハウで安定した稼働と正確な処理を実現しています。プロフェッショナルも認める品質で、自社経理の精度と安心感を高められます。
業種別ニーズに応える豊富なラインナップ
標準版のほか、建設業向けや製造業原価管理向けなど業種・業務別に最適化された専用モデルが用意されています。企業の業態や規模に合わせて必要な機能を選べるため、自社にフィットした会計システムを導入できます。幅広いラインナップにより、特殊な会計処理や業界固有の要件にも柔軟に対応可能です。
奉行シリーズとの連携による機能拡張
本製品は奉行シリーズの1製品でシリーズ間でのスムーズな連携が可能です。奉行シリーズ内の給与計算システムや販売管理システムとの連携により、仕訳データをスムーズに取り込むことができます。さらに管理会計や債権・債務管理などのオプションを追加することが可能で、自社のニーズに合わせて機能を拡張することができます。
多機能かつ高いカスタマイズ性
部門別の管理や予算実績管理、経費精算ワークフローなど高度な機能を備え、規模やニーズに応じて細かな設定が可能です。帳票レイアウトのカスタムや独自科目の追加など柔軟性が高く、業種特有の要件にも対応しやすくなっています。機能が豊富でありながら自社用に最適な形に調整でき、大規模化しても対応し続けられます。
手厚い導入支援と保守サービス
全国3,000社の販売パートナーと6,000名の認定インストラクターによる導入支援ネットワークが整備されています。導入時のコンサルティングから運用サポートまで一貫したサービスが受けられ、初めての導入でも安心です。制度改正時のプログラム提供や問い合わせ対応を含む保守サービスにより、導入後も常に最新の環境で安定運用できます。
レポート機能が充実
経営状況を把握するための分析レポート機能が充実しています。取引先ごとの売上高や接待交際費の推移表、対比表を出力でき、詳細な傾向分析が可能です。「収益性」「安全性」「生産性」の観点から財務状態を把握する経営分析表や、重要度に基づくABC分析にも対応しています。さらに、実績金額だけでなく任意金額によるシミュレーションも可能です。これらの機能により、経営分析からの意思決定がスムーズになります。
他システムとの連携が容易
給与奉行や販売奉行など関連システムとシームレスに連携でき、会計以外の業務データも統合管理できます。CSVやAPIによるデータ連携機能も充実しており、他社システムからの仕訳取り込みや出力もスムーズです。経理情報を核に全社システムをつなぐことができ、効率的なバックオフィス環境を構築できます。
注意点
オンプレミス運用による管理負荷
自社サーバーやPCにインストールして運用するため、バックアップやハードウェア保守をユーザー側で行う必要があります。クラウドサービスと比べると定期的なメンテナンス負荷が高くなります。IT担当者が不在の中小企業では、運用コストがかさむ傾向があります。
大企業・上場企業には不向き
大企業や上場している企業、上場を考えている企業には機能面で不足している部分があります。多段階の仕訳承認フローや金額・内容による分岐設定ができないため、厳格な内部統制が求められる環境では不十分です。また、対応している会計基準が日本会計基準のみで、国際会計基準(IFRS)には非対応です。大規模組織での利用を検討している場合は、これらに対応した奉行シリーズのERP、もしくは別システムを検討してください。
大規模向けで高価
中小企業~上場企業でも利用される業務ソフトであり、機能が非常に充実している反面、個人事業主にとっては不要な機能が多く含まれます。ライセンス費用も高額で、単体で数十万円規模となる場合もあり、小規模事業には費用対効果が見合わないことがあります。
リモートアクセスの困難さ
社内ネットワーク前提の設計であり、テレワークや外出先からのアクセスにはVPN構築など別途環境整備が必要です。導入ハードルがクラウド型と比べて高く、すぐに業務を開始できない場合があります。在宅勤務制度を導入している企業には不向きと言えるでしょう。
ベンダーロックイン
奉行シリーズは様々なバックオフィス領域をカバーし、シリーズ間のデータ連携が容易という利点がありますが、同時にベンダーロックインのリスクも存在します。特にオンプレミス型の製品では、シリーズ内の連携が強力な反面、他社サービスとの連携が制限されており、奉行シリーズへの依存度が高まりやすい状況に置かれます。これにより、将来的に他社製品への移行が困難になる可能性があります。
専門スタッフ前提の操作
専門的な会計知識を有した経理担当者向けに設計されており、メニューや用語も高度です。初めて確定申告を行う個人事業主には難解で、導入後も操作習熟に時間を要します。簡易な確定申告を目的とする場合には機能過多であり、扱い切れない恐れがあります。
クラウド移行の潮流による将来性
新機能や法改正対応はクラウド版に重点を置くケースが増え、オンプレミス版は機能更新が限定的になる可能性があります。将来的にクラウド版への移行を検討する際、操作体系やデータ移行の負荷が発生します。長期利用を考える企業は移行計画を早めに立てることが望ましいです。
連結会計には別システムが必要
単体では連結会計に対応していません。そのため、グループ全体の財務状況の把握には、連結会計システムの追加導入が必要で、追加コストが発生します。さらに、勘定奉行と連結会計間のデータ連携がCSV形式のため、リアルタイムでの同期ができず、タイムリーな連結財務情報の取得は困難です。連結会計機能が標準搭載された他の会計システムとの費用対効果の比較検討を行ってください。
パッケージ中心で柔軟性が低い
クラウド版も提供されていますが基本はパッケージソフトとして導入・運用する形態で、PCやサーバへのインストールやセットアップが必要です。クラウドサービスのような即時利用や自動アップデートの利便性は薄く、導入ハードルが高い点は留意が必要です。
勘定奉行のプラン
自社に合うプランを見極めましょう。勘定奉行には3つのプランがあります。
勘定奉行とよく比較されるサービス
勘定奉行とよく比較される製品を紹介!勘定奉行は会計ソフトの製品です。勘定奉行とよく比較されるメジャー製品は、弥生会計、勘定奉行クラウド、OBIC7 会計情報システムです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
弥生会計
勘定奉行と共通するカテゴリ
会計ソフト
勘定奉行と比べて...
できること
取引ベース
建設業向け
建設業向け勘定科目への対応
できないこと
FBデータ
勘定奉行クラウド
勘定奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供するSaaS型の会計ソフトです。会計業務、適格請求書受領・発行、AI-OCR対応、証憑収集・ペーパーレス保管、勘定科目内訳明細書まで幅広い経理・会計業務に対応しています。さらに、中堅・上場企業向けの「奉行VERPクラウド」やグローバル会計に対応した「勘定奉行クラウドGlobal Edition」も提供しています。株式会社オービックビジネスコンサルタントは、勘定奉行クラウドの他にも、奉行シリーズとしてバックオフィス業務を支援するクラウドサービスを提供しています。
勘定奉行と共通するカテゴリ
会計ソフト
勘定奉行と比べて...
できること
連結会計
内部取引の自動消去
未実現利益の自動消去
できないこと
OBIC7 会計情報システム
株式会社オービックが提供する会計ソフトです。仕訳処理から財務諸表・決算報告まで一連の会計業務をサポートし、企業グループ全体の会計情報を一元管理できるサービスです。特許技術を活用した自動仕訳や外貨取引の管理、固定資産やリース資産の管理オプションなど、豊富な機能を備え、経営管理の中核として各関連システムからのデータ集約を可能にします。また、IFRS対応機能も提供しており、企業のグローバル化や会計基準の変更にも柔軟に対応可能です。株式会社オービックは、この会計情報システムの他にも、各種業界向けの統合ソリューションを提供しており、商社、運輸・物流サービス、小売業、サービス業など幅広い分野で企業の経営課題解決を支援しています。
勘定奉行と共通するカテゴリ
会計ソフト
勘定奉行と比べて...
できること
連結会計
内部取引の自動消去
未実現利益の自動消去
できないこと
請求書作成
仕訳更新履歴の閲覧
FBデータ
運営会社基本情報
会社 : 株式会社オービックビジネスコンサルタント
本社所在地 : 東京都新宿区
会社設立 : 1980年
セキュリティ認証 : ISO/IEC 15408、SOC 1、SOC 2
ウェブサイト : https://corp.obc.co.jp/corporate/
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