弥生会計ネットワーク

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会計ソフト

強み

複数拠点の管理向け

コストヴァリュー

成長期待

注意点

小規模利用

システム構成が複雑

他社製品との連携

弥生会計ネットワークとは

弥生株式会社が提供する会計ソフトです。このソフトはサーバーでのデータ一元管理を実現し、最大20台の同時利用を支える高いネットワーク性能を持ちます。主な機能として、取引入力の自動化、集計や資金繰りの簡易化、経営分析と予算管理、決算資料の簡単作成などがあります。また、ネットワーク対応により、拠点間や自宅、外出先からのアクセスも容易です。同社は1987年の創業以来、中小企業のバックオフィスを支援し続けるソフトウェア開発企業であり、「弥生会計」や「やよいの青色申告オンライン」など、複数の会計・経営管理ソフトを提供しています。

強み

複数拠点の管理向け

弥生会計のプロフェッショナルプランと同機能を持ち、複数拠点から利用可能な複数事業者向けの会計ソフトです。3台から最大20台の同時利用が可能で、会計担当が複数いる場合や複数拠点ある場合に利用できます。複数地点での会計ソフトを1本化することで、他の事業所の会計情報の把握を通じて、内部統制の強化に繋がります。

コストヴァリュー

複数のユーザーで同時管理が可能なオンプレミスタイプの会計システムの中では、利用料金が安いサービスです。また、バージョンアップは無償で提供されるため、年間利用額の他に追加で料金が請求されることはありません。自社サーバーで会計情報を管理し、複数拠点で運用したい企業向けのソフトです。

成長期待

運営会社は2022年3月にオリックスから投資ファンドのKKRへ株式譲渡され、今後の成長投資による機能の充実が期待されています。新しい資本と連携により、更なるサービスの拡充や機能強化が進展すると見られます。その中でも特にクラウド事業に注力しており、今後もさらに利便性が向上していくと予想できます。

注意点

小規模利用

2台まで同時利用可能な弥生会計プロフェッショナルプランと機能的な差分はないため、3台以上の利用が必要ない小規模事業者には向きません。また、サーバーの構築が必要になるため、小規模での利用の際は、弥生会計オンラインや他社のクラウド会計ソフトの方が適している可能性が高いです。

システム構成が複雑

弥生会計や弥生会計オンラインと比較して、サーバーを建てる必要があるためシステム構成が複雑です。複数拠点から操作を行う際はVPN接続を行う必要があるため、これまで弥生会計を利用していてシステム構築経験がない場合、単独での導入は難しいです。直接の導入支援は行っていないため、パートナー企業によるサポートが必要になります。

他社製品との連携

APIを公開していないため、既に対応しているサービス以外の他社サービスとデータの自動連携を行うことができないため注意が必要です。YAYOI SMART CONNECTに対応していないサービスとのデータ連携には、CSVファイルの取り込みが必要です。他社競合製品と比較して連携できるサービスの幅が狭いため、既に複数のクラウドサービスを利用している場合、使いにくいと感じる可能性があります。

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2023年3月 FitGap調査