飲食、宿泊向けのPOSレジ(シェア上位)
POSとは?
更新:2024年11月15日
POSはPoint Of Salesの「販売時点情報管理」を意味し、POSシステムは物品の販売時に商品単位で情報を記録、修正するシステムです。飲食店や宿泊施設においても、POSシステムは重要な役割を果たします。例えば、バーコード読取やタッチパネル操作により、メニューや宿泊プラン、購入時刻、店舗、価格、個数、顧客の属性などを記録することができ、それらを基に、売れ筋商品や宿泊プラン、購買層のニーズを分析することが可能です。POSシステムは、飲食店や宿泊施設におけるキャッシュレス決済の拡大や在庫管理、予約管理などのDX推進にも寄与しています。
導入メリット
金銭管理の効率化と時間の節約
飲食店や宿泊施設でのPOSレジの導入により、金額や商品名の打ち間違いを防ぐことができます。また、多くのPOSレジはクレジットカードやQRコードなどの電子決済に対応しているため、現金を数える工数も削減することができ、日々のレジ締めを始めとするお金の管理を効率化することができます。特に宿泊施設では、チェックイン・チェックアウト時の迅速な対応が求められるため、POSシステムの導入は大きなメリットです。
顧客サービスの向上
飲食店や宿泊施設向けのPOSシステムには、顧客ごとの属性や過去の注文、宿泊履歴などを記録しておける機能が備わっています。リピーター顧客に対するサービスを向上させたり、リピートしてくれなかった顧客への対応内容から、サービスを改善することができます。例えば、常連客の好みのメニューや過去の宿泊プランを把握しておくことで、パーソナライズされたサービスを提供することが可能です。
商品ラインナップの改善
飲食店ではメニューの人気度や売れ筋、宿泊施設では宿泊プランの人気度などを把握することができ、提供する商品ラインナップやプランの改善、仕入れや在庫の最適化を行うことができます。これにより、無駄な在庫を減らし、顧客のニーズに応じた商品やサービスを提供することで売上を向上させることができます。
導入注意点
サポート体制
POSシステムは、飲食店や宿泊施設におけるお金のやり取りの要になるため、問題が発生したときに迅速に対応できるサポート体制が必要です。例えば、ピーク時にシステムトラブルが発生した場合に迅速に解決できるよう、24時間対応のサポート体制を持つベンダーを選択しましょう。
インターネット環境も合わせて検討する
POSシステムは常時インターネット接続が必須です。飲食店や宿泊施設では、インターネット環境が不安定な場合、オフラインでのレジ機能に対応している製品の導入も検討すべきです。これにより、ネットワーク障害時でもスムーズに業務を続けることができます。
データ活用
POSシステムは、様々な購買情報や宿泊情報を記録して分析することができます。その反面、導入したが結局データ活用ができていないという事態を避けるため、売上や利益を向上させるために必要な項目を事前に整理しましょう。特に宿泊施設では、予約状況や宿泊プランの人気度など、具体的な分析項目を設定することが重要です。
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POSの選び方
POSを選ぶにあたり、以下のポイントを確認することで、自社に合ったものを選べます。
1
POSシステム用の端末から選ぶ
専用の大型端末(ターミナル型) ターミナル型端末は機能性、拡張性が高く、セルフレジなどにも対応しやすいというメリットがあります。大規模な飲食店や宿泊施設に適していますが、設置スペースの確保が必要で、端末代が高価です。 PC型 PCで操作するタイプのPOSシステムは、設置場所を選ばず、初期費用を抑えられます。中規模の飲食店や宿泊施設に適しています。 タブレット、スマホ型 携行性が高く、設置場所を問わないため、初期費用が最も安価です。特に小規模な飲食店や宿泊施設におすすめです。
2
業種に特化したPOSシステムを選ぶ
飲食店向け 飲食店用のPOSレジは、ハンディ端末、オーダーエントリーシステム、券売機などの周辺機器に対応しています。また、スマホ端末からのセルフオーダー、相席のためのテーブル分割、団体客用のテーブル統合や個別会計に対応している製品もあります。 宿泊施設向け 宿泊施設用のPOSレジは、チェックイン・チェックアウトの管理、予約管理、顧客情報の管理などが可能です。例えば、宿泊プランやキャンペーンの効果を分析する機能もあり、経営戦略の策定に役立ちます。
3
POSレジでカバーしたい業務で選ぶ
顧客管理 顧客ごとに購入品や宿泊履歴を記録し、ポイント、会員管理、DM配信管理などの機能を持つ製品を選びましょう。 売上分析 月別売上、日別売上、売れ筋分析、客層別売上、販売担当者別売上、簡易の損益計算書などの分析機能を持つ製品を選びましょう。 勤怠管理、シフト管理 従業員のシフト表を作成し、タイムカード機能によって勤務時間を記録することができます。 予約管理 飲食店や宿泊施設において、来店予約や宿泊予約を管理し、外部の予約サイトと連携して予約情報を一元管理することができる製品を選びましょう。
4
決済方法で選ぶ
現金決済、クレジットカード決済、QRコード決済、売掛決済、金券決済に対応している製品を選びましょう。また、決済手数料も事前に確認しましょう。
5
ECサイトと連携から選ぶ
ECサイトの運営者は、POSシステムとECサイトを連携することで、売上や在庫状況などを一元管理できます。代表的なECサイトは、amazon、楽天市場、Shopifyなどがあります。連携できるECサイトを確認し、適切なPOSシステムを選びましょう
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