タイプ別お勧め製品
オムニチャネル統合基盤タイプ 🌐
このタイプが合う企業:
数百席以上の大規模コンタクトセンターを運営し、電話・チャット・メール・SNSを横断した顧客対応の統合管理を目指す大企業
どんなタイプか:
電話だけでなく、チャット・メール・SNSなど複数の問い合わせチャネルを一つのプラットフォームで統合管理できるタイプです。大企業の大規模コンタクトセンターでは、顧客がどのチャネルから問い合わせても一貫した対応品質を維持することが求められます。このタイプの製品は、ACD(着信呼自動分配)やIVR(自動音声応答)といったコンタクトセンターの基本機能に加え、AIによるリアルタイム文字起こしやスーパーバイザー支援、WFM(ワークフォースマネジメント)などの高度な機能をオールインワンで備えています。FitGapでは、既存のPBXやCRMとの統合が複雑になりがちな大企業こそ、このタイプで基盤ごと刷新するメリットが大きいと考えています。
このタイプで重視すべき機能:
🔀オムニチャネルルーティング
電話・チャット・メール・SNSなどすべてのチャネルからの問い合わせを、オペレーターのスキルや稼働状況に応じて最適な担当者へ自動的に振り分けます。顧客がチャネルを切り替えても対応履歴が引き継がれるため、たらい回しや重複対応を防ぎ、大規模センターでも一貫した顧客体験を提供できます。
🤖AI音声分析・リアルタイムアシスト
通話内容をAIがリアルタイムで文字起こし・要約し、オペレーターへの回答候補の提示や感情検知によるアラート通知を自動で行います。アフターコールワーク(後処理)の時間短縮とスーパーバイザーの品質管理効率化に直結し、数百名規模のセンターで特に導入効果が大きい機能です。
おすすめ製品3選
Genesys Cloud CX
おすすめの理由
価格
9,000円
ユーザー/月
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
Avaya Experience Platform
おすすめの理由
価格
要問合せ
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
NICE CXone
おすすめの理由
価格
$71
1ユーザー/月
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
CRM一体型カスタマーサービスタイプ 🎧
このタイプが合う企業:
顧客情報と対応履歴の一元管理を軸にカスタマーサポート品質を高めたい大企業、またはSalesforceなど既存CRMとの統合を重視する企業
どんなタイプか:
コンタクトセンター機能とCRM(顧客管理)機能が最初から一体化しているタイプです。問い合わせ管理を「チケット」として扱い、電話だけでなくメールやチャットの対応履歴を顧客ごとに一元管理できます。FitGapの見解として、このタイプは「電話の基盤を刷新したい」というよりも「顧客情報と対応履歴の統合管理を起点にセンター業務を改善したい」という企業に最適です。既存のCTI基盤やPBXと連携して使うケースも多く、Salesforceエコシステムを活用中の企業はService Cloud、サポート部門の即戦力を求める企業はZendeskという棲み分けが一般的です。
このタイプで重視すべき機能:
🎫チケットベースの問い合わせ一元管理
電話・メール・チャット・SNSから届くすべての問い合わせを「チケット」として自動的に起票・管理します。担当者の割り当てやステータス管理、エスカレーションの流れが可視化されるため、大企業で複数部署をまたぐ対応フローでも抜け漏れを防ぎ、対応品質のばらつきを抑えられます。
📚ナレッジベース・セルフサービス構築
FAQやヘルプセンターを構築し、顧客が自力で問題を解決できる仕組みを提供します。AIチャットボットと連携させることで、よくある問い合わせを自動で解決し、オペレーターの負荷を軽減します。問い合わせ件数の多い大企業ほどコスト削減効果が大きい機能です。
おすすめ製品3選
Salesforce Service Cloud
おすすめの理由
価格
0円~
ユーザー/月
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
Zendesk for service
おすすめの理由
価格
$155
エージェント/月
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
Zendesk Suite
おすすめの理由
価格
$55
エージェント/月
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
従量課金・スケーラブル基盤タイプ ☁️
このタイプが合う企業:
繁閑差の大きいコンタクトセンターを運営し、従量課金によるコスト最適化やAPIベースの柔軟なシステム構築を求める大企業
どんなタイプか:
使った分だけ支払う従量課金モデルで、席数や通話量の増減に柔軟に対応できるタイプです。大企業のコンタクトセンターでは、繁忙期と閑散期の入電量の差が大きく、固定ライセンス型では無駄なコストが生じがちです。このタイプは、AWSなどのクラウドインフラを直接活用するアーキテクチャが特徴で、自社のエンジニアリングチームがAPIやAIサービスを自由に組み合わせて独自のセンター基盤を構築できます。FitGapとしては、IT部門にクラウド活用の知見があり、コスト最適化と柔軟なカスタマイズの両立を目指す企業に特におすすめしたいタイプです。
このタイプで重視すべき機能:
📊従量課金・自動スケーリング
通話時間やコンタクト数に応じた従量課金制で、固定のライセンス費用を最小化できます。繁忙期には自動で処理能力が拡張され、閑散期にはコストが抑えられるため、季節変動やキャンペーン時期に合わせた柔軟な運用が可能です。大企業の複数拠点展開にも迅速に対応できます。
🔌APIベースの拡張・AI連携
AWS LambdaやAmazon LexなどのクラウドネイティブなサービスとAPIで自在に連携し、自社独自のIVRフロー、AIチャットボット、音声分析基盤などを構築できます。パッケージ製品では実現しにくい、業務要件に合わせた高度なカスタマイズが可能で、内製化志向の強い大企業に適しています。
おすすめ製品3選
Amazon Connect
おすすめの理由
価格
0.004 USD
メッセージ
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
BIZTEL
おすすめの理由
価格
15,000円
席
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
Twilio Flex
おすすめの理由
価格
$150
ユーザー/月
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか
要件の優先度チャートとは?
製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。
選定の決め手
🌐オムニチャネル対応(電話・チャット・SNS等の統合)
大企業のコンタクトセンターでは、電話だけでなくチャットやSNS、メールなど複数チャネルからの問い合わせを一元管理できるかどうかが、製品選定における最大の分かれ目になります。Genesys Cloud CXやZendeskのようなオムニチャネル統合型と、BIZTELのような電話特化型では、そもそもの設計思想がまったく異なります。FitGapでは、まずここを決めないと製品候補が絞れないと考えています。
🤖AI機能(要約・感情分析・リアルタイムサジェスト)
2025年以降、AIによる通話の自動要約やリアルタイムのオペレーター支援は急速に差別化要因となっています。対応しているGenesys Cloud CXやNICE CXone、Amazon Connectと、AI機能を持たない製品とでは、アフターコールワーク(ACW)の工数が大きく変わります。FitGapとしては、大企業で数百席規模のセンターを運営するなら、AI機能の有無が生産性に直結するため最優先で確認すべき要件だと考えます。
🔗CRM・SFA連携の深度
大企業ではSalesforceやDynamics 365などのCRMをすでに導入しているケースが大半です。CTI側がAPIレベルでどこまで深く連携できるかは製品によって大きな差があります。たとえばSalesforce Service Cloudは自社CRMとネイティブに統合されますが、他製品ではプラグインやカスタム開発が必要になることもあります。既存CRMとの相性が合わないと、着信ポップアップや対応履歴の自動連携といった肝心な機能が十分に活かせません。
📈大規模席数への拡張性とマルチテナント対応
大企業のコンタクトセンターでは、繁忙期に数百〜数千席規模まで柔軟に拡張できるかが重要です。Amazon ConnectやGenesys Cloud CXはクラウドネイティブで席数の増減に強い一方、オンプレミス寄りの製品はハードウェア増設が必要になる場合があります。さらに複数拠点・複数事業を一つのプラットフォームで管理するマルチテナント対応も、大企業では見落とせないポイントです。
📊WFM(ワークフォースマネジメント)機能
数百名以上のオペレーターを抱える大企業では、入電予測に基づくシフト自動作成や要員最適配置を行うWFM機能の有無が運営コストに大きく影響します。NICE CXoneやGenesys Cloud CXはWFMを標準または追加モジュールで提供していますが、中小規模向け製品では非対応のことが多いです。FitGapでは、大企業にとってWFMは「あれば便利」ではなく「選定の決め手」になる機能だと位置づけています。
🔒セキュリティ・コンプライアンス要件
大企業ではISO 27001やPCI DSS準拠、通信の暗号化、データのリージョン指定など厳格なセキュリティ基準が求められます。金融・保険・医療業界では特に顕著で、製品がこれらの基準を満たしているかどうかで候補が大きく絞られます。クラウド型を選ぶ場合でも、データセンターの所在地や第三者認証の取得状況を必ず確認してください。
一部の企業で必須
📞アウトバウンド特化機能(プレディクティブダイヤラー等)
営業架電や督促など発信業務がメインの企業では、プレディクティブコールやオートコールの機能が必須になります。一方、受電中心のサポートセンターであれば優先度は下がります。FitGapでは、自社のインバウンド・アウトバウンド比率を明確にしたうえで判断することをおすすめしています。
🏠在宅オペレーター対応(リモートワーク機能)
コロナ禍以降、在宅コンタクトセンターを継続運用する企業が増えています。ブラウザベースのソフトフォンやVPN不要のセキュアなリモート接続、在宅オペレーターのステータス可視化といった機能が備わっているかは、リモートワークを推進する企業にとって必須です。オフィス集約型の企業では優先度が下がります。
🔌既存PBX・オンプレミス環境との共存
大企業では、レガシーPBXやオンプレミス環境が残っているケースが少なくありません。既存のPBX資産を活かしたまま段階的にクラウドCTIへ移行するハイブリッド構成を取れるかは、移行計画に大きく影響します。新規構築の場合は気にする必要がありませんが、リプレイス案件では最重要の確認事項です。
🌏多言語対応
グローバルに事業を展開する企業やインバウンド観光関連企業では、オペレーター画面やIVRガイダンスの多言語対応が求められます。Genesys Cloud CXやAmazon Connectはグローバル製品のため多言語対応が充実していますが、国産製品では日本語のみのケースもあります。
📝音声認識による通話テキスト化
通話内容のリアルタイム文字起こしは、応対品質管理やコンプライアンスチェックに役立ちます。ただし、すべての企業で必須というわけではなく、金融・保険業界や品質監査が厳しい業種で特に重要になります。精度は製品によって差があるため、日本語の認識精度を必ずトライアルで検証することをFitGapではおすすめします。
ほぼ全製品が対応
🔀ACD(着信呼自動分配)
オペレーターのスキルや稼働状況に応じて着信を自動振り分けするACD機能は、コンタクトセンター向け製品であればほぼすべてに搭載されています。そのため、ACDの有無ではなく、振り分けルールの柔軟さ(スキルベース・時間帯別など)で差が出ます。
🎙️IVR(自動音声応答)
「〇〇のお問い合わせは1を…」といった自動音声応答のIVR機能も、大企業向けのコンタクトセンター製品ではほぼ標準搭載です。選定で差がつくのは、フロー設計のしやすさやAIボットとの連携の深さといった部分になります。
⏺️通話録音
通話録音は法令対応やトラブル防止の観点からほぼ全製品が対応しています。保存期間の長さ、検索のしやすさ、暗号化の有無といった細部の仕様で差が生まれますので、録音機能の有無よりも運用面の使い勝手を確認してください。
📋リアルタイムモニタリング・レポート
オペレーターの稼働状況や待ち呼数をリアルタイムで表示するモニタリング機能と、日次・月次の統計レポートも大半の製品に備わっています。ここでも対応の有無よりも、ダッシュボードの見やすさやカスタムレポートの作りやすさが比較ポイントになります。
優先度が低い
👂ソーシャルメディアのリスニング機能
SNS上のブランド言及をリアルタイムで拾い上げるソーシャルリスニング機能は、マーケティング部門では重宝しますが、コンタクトセンターの主業務である問い合わせ対応においては優先度が低めです。必要であれば専用ツールとの連携で代替できます。
🎥ビデオ通話対応
ビデオ通話によるサポートは、修理受付や技術支援など特定の用途では有効ですが、大半のコンタクトセンター業務では音声通話とテキストチャネルで十分対応可能です。FitGapでは、ビデオ対応を必須として選定すると製品選択肢が狭まるため、本当に必要なケースに限り検討することをおすすめします。
大企業のコンタクトセンターシステム・CTIの選び方
1.自社センターの「主戦場」を定義し、3タイプから方向性を決めます
最初にやるべきことは、自社のコンタクトセンターが「何を中心に動いているか」を見極めることです。電話・チャット・SNSなど複数チャネルを横断した統合対応が課題なら「オムニチャネル統合基盤タイプ」、顧客情報と対応履歴の一元管理が起点なら「CRM一体型カスタマーサービスタイプ」、繁閑差が大きくコスト最適化やAPI活用による内製化を目指すなら「従量課金・スケーラブル基盤タイプ」が候補になります。FitGapでは、ここを曖昧にしたまま製品比較に入ると、Genesys Cloud CXのようなオールインワン基盤とSalesforce Service CloudのようなCRM起点製品を同じ土俵で比べてしまい、評価軸がブレる原因になると考えています。まずはセンターの主戦場を一つに絞り、タイプを確定させてください。
よくある質問
大企業向けコンタクトセンターシステム・CTIは、それ以外のコンタクトセンターシステム・CTIと何が違いますか?
大企業向けコンタクトセンターシステムは数千~数万人規模のユーザーに対応し、複雑な組織階層や権限管理に対応した高度な機能を備えています。これに対して中小企業向けや個人事業主向けの製品は、ユーザー数が限定的で機能も絞られており、シンプルさと低価格を優先した設計になっています。導入コストや運用体制、カスタマイズの自由度といった点で大きく異なります。製品選定の際には、企業の規模、予算、運用スタイルなどを総合的に判断することが重要です。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
汎用生成AI・エージェント
テキスト・ドキュメント
営業・マーケティング
ソフトウェア(Saas)
HR (人事・労務・組織・採用)
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