【2024年】帳票自動振り分け対応のOCRソフトのおすすめ10製品（全68製品）を徹底比較！

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。

遠藤慎

本製品は業務提携を行っているAI insideが提供するDX suiteのAIが組み込まれています。そのため機能面ではほとんど変化はありません。逆にDX suiteで実装された新機能が本製品は利用できない可能性があります。

中核機能が他社製の製品

本製品は外部システム連携が得意な製品ではありません。同じ会社が提供している製品とは連携可能ですが、APIなどを用いて他社製品と連携を行うことは難しいです。DX suiteはAPIを利用して外部システムと連携が可能です。

外部システム連携

AIよみとーるの読取精度は96.71%と高いですが、100%ではありません。特に手書き文字の認識においては、誤認識が完全に避けられないため、データの二次チェックが必要です。特に複雑な手書き文字や特殊なフォーマットの書類では、誤認識のリスクが高まります。このため、AIよみとーるを使用する際には、最終的な確認作業を怠らないようにすることが重要です​。

データ精度と誤認識

AIよみとーるは、東日本電信電話株式会社が提供するOCRソフトです。このソフトは、クラウドベースのサービスであり、定型・非定型の書類、マーク読み取り、手書き文字の読み取り機能を備えています。東日本電信電話株式会社は、NTTグループの1社で東日本の電気通信事業を広く担当している企業です。

大規模 42%

中規模 37%

小規模 21%

IT、インターネット 15%

製造 13%

その他の業種 9%

士業、コンサルティング 7%

情報通信 7%

月額費用

本製品はDX suiteを提供しているAI insideと本製品を提供しているNTT東日本は業務提携を行っており、本製品にはAI insideが独自開発したAIが組み込まれています。そのため、定型型だけでなく非定型の文章や手書き文字の読み取りにも対応した読み取り精度が高い製品になっています。

多機能なAIを組み込んだOCR製品

DXsuiteと比較すると20万円する初期費用がかかりません。また、スキャナーとインターネット環境さえあればサービスの利用開始のために追加で購入が必要な物品はありません。

初期費用がかからない製品

本製品を提供しているNTT東日本はOCRソフトだけでなく文字の読み取り業務の自動化をサポートするRPAソフトであるおまかせRPAを提供しています。2つの製品を活用することでOCR業務に関わる様々な業務を自動化することができます。

RPAツールとの連携による業務自動化

AIよみとーる

AIReadの導入には、比較的高額な初期投資や継続的な費用が必要となります。これは、特に中小企業や予算の限られた組織にとっては大きな障壁となる可能性があります。例えば、クラウドSaaS版では初期費用が22万円（税込）かかり、さらに月額費用が最低でも13,200円からスタートします。また、買い切りタイプのオンプレミスサーバ版では、初期費用が264万円以上かかり、年間サポート費用も52.8万円以上必要です。スタンドアロン版でも、初期費用が132万円/PCと高額です。

導入費用が高額

AIReadの利用形態によって、必要なシステム要件が異なります。特にオンプレミス版を選択する場合、既存のITインフラとの適合性を事前に確認する必要があります。大量の文書を処理する場合は、十分な処理能力を持つハードウェアが必要になります。導入前に、自社のITインフラとAIReadのシステム要件を詳細に比較検討し、必要に応じてアップグレードを行うことが重要です。また、将来的な拡張性も考慮に入れる必要があります。

利用系によってシステム要件が異なる

AIReadは様々な文書を扱うため、機密情報や個人情報を含む文書も処理対象となる可能性があります。特にクラウド版を利用する場合、データの保管場所や転送時のセキュリティについて十分な確認が必要です。業界固有の規制やコンプライアンス要件に照らし合わせて、AIReadの使用が適切かどうかを慎重に評価する必要があります。

データセキュリティとコンプライアンスへの配慮

株式会社Kdan Japanが提供するPDF編集ソフトです。このソフトは、PDFのテキスト編集、ページの整理、署名機能、暗号化など、ビジネスに必要な多機能を備えています。特にOCR機能によりスキャンしたドキュメントを編集可能な形式に変換し、効率的な文書管理を実現します。さらに、PDFファイルの分割・結合やMicrosoft Office形式への変換も可能です。

大規模 50%

中規模 32%

小規模 18%

製造 25%

官公庁 13%

IT、インターネット 11%

士業、コンサルティング 6%

卸売、小売 6%

AI技術と画像処理技術を駆使し、活字や手書き文字を高精度で読み取ります。定型/非定型を問わずデータ化が可能で、フリーピッチの手書き文字、チェックマーク、丸囲み、バーコードにも対応しています。AIによる帳票の仕分け、傾き・回転補正、拡大・縮小、色の強調・除去など、多様な機能を備えており、複雑な文書でも正確な文字認識とデータ抽出が可能です。これにより、多岐にわたる業務での利用が可能となり、大幅な効率化が期待できます。

高度なAI技術による優れた認識能力

料金体系は読み取り枚数ごとのコース制を採用し、設定できる定義の種類や項目数は無制限です。読み取り数無制限プランも用意されており、企業規模や用途に応じて最適なプランを選択できます。利用環境も、オンプレミス、クラウド、LGWANなど多様な選択肢があり、セキュリティ要件や既存システムとの連携など、個別のニーズに柔軟に対応可能です。特に、自治体向けLGWAN-ASP版や、クラウド（SaaS）版、オンプレミス版など、幅広い選択肢を提供しています

柔軟な料金体系と多様な利用環境

RPA、ETL、ローコード開発ツールなど、既存システムとの連携ソリューションを提供しています。例えば、ローコード開発ツール「Wagby」と連携し、AIReadが読み取った結果を確認・編集する画面を自由にカスタマイズできます。また、ETLツール「Waha! Transformer」との連携でデータの加工、修正、既存システムとの連携が可能です。さらに、RPAツール「WinActor®」との連携でデータ入力業務の自動化を実現します。これらの連携により、業務プロセス全体の最適化が可能です。

優れた拡張性と連携ソリューション

AIRead

AnyForm OCRは文書のOCRに関する機能を包括的に揃えている製品です。簡易なOCRシステムをしたい人にとってはこの製品は多機能すぎて利用しにくい可能性があります。また、製品の値段も他のOCR製品と比較しても高めです。

オーバースペック

本製品はOCRに必要な機能を包括的に備えていますが、手書き文字の読み取りにおいて訂正された部分の読み飛ばし機能については明記されていません。契約書の読み取りを主に考えている場合は確認する必要があります。

訂正箇所の読み飛ばし機能

AnyForm OCRの稼働環境はWindowsOSのみのためMacOSなどの他のOSでは動かすことができません。加えてWindowsOSもProfessional版かEnterprise版が必要です。

MacOS非対応

AnyForm OCRは、株式会社ハンモックが提供するOCRソフトです。この製品は、定型・非定型の書類、帳票自動振り分け、手書き文字の認識などの機能を備え、ドキュメントのデジタル化と効率化をサポートします。株式会社ハンモックは、AnyForm OCRの他にも、名刺管理ソフトの「ホットプロファイル」、IT資産管理ツールの「AssetView」、MAツールの「ホットアプローチ」などを提供しており、企業の様々な業務をサポートする製品群を展開しています。

大規模 43%

中規模 34%

小規模 23%

製造 27%

士業、コンサルティング 9%

金融、保険 9%

生活関連サービス、娯楽 6%

AnyForm OCRは2つの異なるOCRエンジンを使用してOCRを行うことで活字の日本語、英数字の読み取りを行う場合99.97%の信頼性で文字を読み取ることができます。また、異なるOCRエンジンで別々の結果になった場合、その部分だけ目視での確認を行うことでより正確に文字認識をすることが可能になります。

高い文字認識精度

AnyForm OCRは、定型・非定型の書類、マーク読み取り、QRコードやバーコードの読み取り、帳票の自動振り分けといった多くの機能を基本パッケージで提供しています。この製品1つで基本的な文書の読み取り業務はほとんどカバーすることができます。

機能の包括性

文字認識を行う際に項目に応じて使用するOCRエンジンの選択が可能です。選択可能なOCRエンジンは活字用や手書き用、バーコード用、マーク用など複数あり、項目ごとに割り当てることでより文字認識精度が向上します。

読み取り項目に応じてOCRエンジンが選択可能

AnyForm OCR

本製品に限らずOCRソフトは料金プランによって無料読み取り枠があり、それを超過して文字を読み取った場合従量課金が月額料金とは別に請求されます。特にこの製品はプラン別で従量課金の単価に大きな開きがあるためプランの選択には注意が必要です。

読み取り文字による従量課金

本製品を提供しているAI insideはNTT東日本と業務提供を行い、自社の文字認識AIを提供しています。本製品を導入前にNTT東日本が提供している同程度の機能を持っているAIよみと～るなどの製品とサポートや連携の比較を行う必要があります。

他社との業務提携

連携できる電子契約システムや、文書管理システムは限られているので注意が必要です。他社のAPIを公開しているワークフローシステムと比較すると連携可能なサービスが限られます。自社で使っているシステムをそのまま使いたい企業にとっては向かない可能性があります。

他社サービス連携

DX Suiteは、AI inside株式会社が提供するOCRソフトです。この製品は、クラウドおよびオンプレミス形態で提供され、非定型書類の読み取り、手書き文字の認識などの機能を持っています。これにより、文書のデジタル化とデータの抽出を効率化し、業務の自動化を促進することが可能です。AI inside株式会社はNTTデータ社とDX Suiteを提供するパートナーとして業務提携を行っています。

大規模 61%

中規模 36%

小規模 3%

製造 33%

IT、インターネット 13%

金融、保険 13%

freee会計（法人）

Blue Prism

Dropbox

BizteX Connect

BizRobo!

Box Sign

UiPath Automation Cloud

robop

SECURE DELIVER

BizteX cobit

FoodingWorks EX

UiPath Automation Suite

IMAGE WORKS

Dropbox Sign

FUJIFILM WORKFLOW XMF

MJS e-ドキュメントCloud

WinActor

iTutor

CELF

Yoom

注文書や申込書などの定型型の文章の読み取りに加えて、領収書などの非定型の文章の読み取りにも対応しています。手書き文字の読み取り機能もあるためほぼ全ての文章の読み取りが可能です。

定型型、非定型どちらも対応

本製品は日本語だけでなく、英語、中国語、タイ語、ベトナム語に対応しています。海外の支社、特にアジアの現地法人などと取り引きがある場合有用な製品です。

多言語対応

利用中のサポートは電話などの直接やり取りできる形式のサポートは対応していませんがファイルの添付が可能なお問い合わせフォームによるサポートを受けられます。また、Web上に各機能の使い方や設定に関するマニュアルが載っているため、気軽に最新の情報を調べることができます。さらに公式でユーザーコミュニティを提供しており、ユーザー同士で交流することもできます。

利用中のサポート

DX Suite

帳票のフォーマットが各社で異なる非定型型の帳票は個別対応になっています。帳票によっては読み取れない場合や読み取れるようになるまでに時間がかかる場合があるため注意が必要です。

非定型帳票への対応

本製品は処理枚数の目安ごとに3つのプランを設定しています。しかし帳票に依ってばらつきも大きいです。1枚の帳票で読み取る項目が多い場合、目安の処理枚数の範囲内であっても処理できない可能性があります。

プラン別の処理枚数

OCRエンジンだけでなく、その周辺の仕組みを含めたOCRソリューションを提供しているサービスのため、OCRエンジン単体の提供プランはありません。OCRエンジンだけを求めている企業には不向きなサービスです。

OCRエンジン単体は提供していない

CaptureBrainは、キャノンITソリューションズ株式会社が提供するOCRソフトです。このソフトは、本人確認書類の読み取り、帳票の自動振り分け、手書き文字の認識などの機能を備えています。これにより、文書の自動処理とデータの抽出を効率的に行うことが可能です。キャノンITソリューションズ株式会社は、CaptureBrainの他にも、ワークフローシステム「WebPerformerWf」など、ビジネスプロセスの効率化を支援する複数のソフトウェアを提供しています。

中規模 39%

小規模 34%

大規模 27%

製造 34%

卸売、小売 17%

士業、コンサルティング 8%

IT、インターネット 8%

金融、保険 8%

本製品を提供しているCanonマーケティングジャパングループはCanon Globelの一員でサービス、サポートの信頼性や安定的な製品の提供に期待できます。

運営会社の信頼性

文章の抜け漏れ防止機能が優れています。文章をまとめてスキャンした場合管理画面で抜け漏れが無いか確認できます。抜け漏れが発生した場合でも漏れた文書をスキャンするだけで問題の解決が可能です。

帳票の抜け漏れ対策機能

お問い合わせフォームや電話での問い合わせに加え、有償ですがSEによるサポートを提供しています。文章の自動読み取りの一連のフローの中で技術的な問題が発生した場合簡単に専門家の助けを借りることができます。

有償のSEサポート

CaptureBrain

DEEPREADが提供するOCRソフトです。このソフトは文書のデジタル化とテキスト抽出を高精度に実行し、PDFや画像ファイルからの情報取得を可能にします。主要な機能には、多言語対応のテキスト認識、自動レイアウト認識、および高速処理が含まれます。同社は、DEEP READのほかにもデジタルドキュメント管理ソリューションを提供しています。

中規模 50%

大規模 38%

小規模 12%

IT、インターネット 25%

建設、不動産 12%

医療、福祉 12%

金融、保険 12%

DEEP READ

ABBYY North Americaが提供するOCRソフトです。ABBYY FlexiCaptureはAIを駆使して文書からデータを高精度に抽出し、企業の文書処理を効率化します。主要機能には、異なるフォーマットの文書からの自動データ抽出、高度なデータ検証、そしてクラウドおよびオンプレミスでの運用が可能です。このソフトにより、企業はデータ処理の時間を短縮し、作業の正確性を向上させることができます。同社は、この製品の他にABBYY Vantageも提供しています。

大規模 51%

中規模 33%

小規模 16%

広告、芸術 16%

IT、インターネット 16%

卸売、小売 16%

金融、保険 16%

ABBYY FlexiCapture

大興電子通信株式会社が提供するOCRソフトです。このDAiKO OCR with AI insideは、AIを活用して手書き書類や帳票の文字を読み取り、データ化するサービスを実現しています。具体的には、高い識字率を誇り、データ化による帳票処理業務の効率化が期待できます。同社はこのOCRソフトの他にもEdiGate DX-PlessやDAiKO RPA Powered by おまかせRPAなどの製品を提供しています。これにより、業務自動化を進め、企業の効率化をサポートしています。

中規模 66%

大規模 34%

小規模 0%

IT、インターネット 33%

卸売、小売 33%

その他の業種 33%

生活関連サービス、娯楽 0%

飲食、宿泊 0%

DAiKO OCR with AI inside

ディヴォートソリューション株式会社が提供するOCRソフトです。このソフトは、手書き文書や帳票をデジタルデータ化するAI技術を利用しており、特に請求書や申込書などの手入力作業を削減し、業務効率を向上させることが可能です。操作は簡単で、スキャナーやインターネット環境があれば、IT専門家がいなくても使用できます。また、中小企業向けには月額5万円からの低価格プランが提供されており、申込書や報告書などのデータ化により、さまざまな業務の自動化が実現できます。同社は、アシロボAI-OCRの他にも、業務自動化ソフト「アシロボRPA」を提供しています。

中規模 100%

大規模 0%

卸売、小売 100%

士業、コンサルティング 0%

広告、芸術 0%

アシロボAI-OCR

文字は非常に高い精度での読み取りが可能ですが、バーコード、QRコードの読み取りや印影の除去機能、二重線で取り消された文字の読み飛ばし機能などの高度な処理機能は有りません。製品によって対応可能な範囲は異なるので自社の要件を確定させてから選定をするべきです。

文字以外の画像処理機能不足

導入時は製品の導入までスタッフの手厚いサポートがありますが、利用中のサポートはメールフォームからのサポートのみです。緊急時に迅速な対応が期待できない可能性があります。

2021年から提供が開始されたサービスのため、口コミや活用事例などの記事やユーザーの情報発信の量が少ないです。導入時に運営会社以外から得ることのできる情報が少ないため、自社が求める要件を製品の機能が満たしているか注意深く確認する必要があります。

新しいサービス

ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するOCRソフトです。このソフトはクラウドベースで、帳票の自動振り分け、手書き文字の認識、多言語、専門用語の認識機能などを備えています。これらの機能により、文書のデジタル化とデータ処理の効率化を支援します。ワークスモバイルジャパン株式会社は、韓国のNAVER Cloudを親会社に持つ日本法人で、CLOVA OCR Readerの他にもビジネスチャットのLINE WORKSなどの製品を国内で展開しています。

Concur Invoice

多岐にわたる読み取り機能を持つOCRソフトです。定型の書類や非定型の書類、マーク読み取り、手書き文字など、様々な文書タイプに対応しています。また、2019年に行われた国際会議ICDARでテキスト検出・文字認識、悪条件下での読み取りなどの4分野で世界NO.1を取得しています。加えて国立国会図書館が保有するデジタル化資料計247万点の全文テキストデータ化に採用されるなど、利用実績もあります。

豊富なOCR機能と実績

オプションのCLOVA OCR APIを利用すると、読み取った文書や画像の文字情報を自社システムや他社ソフトウェアに自動で直接伝えることができます。他の主要なOCR製品の中でAPIを活用し自動でOCRの結果を伝えることができる製品は少ないため、魅力的な製品といえます。

API連携オプション

2023年4月1日付けでLINE WORKS OCR ReaderはLINEからLINEWORKSを提供するワークスモバイルジャパンに事業を売却されました。今後ワークモバイルジャパンが提供するLINEWORKSと連動させた機能の発展が見込まれます。

ワークスモバイルジャパンへの事業売却

LINE WORKS OCR Reader

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非定型の書類対応のOCRソフト

精度判定対応のOCRソフト

印影の除去対応のOCRソフト

スキャン代行対応のOCRソフト

マークシート読取り対応のOCRソフト

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