【2024年】本人確認書類対応のOCRソフトのおすすめ10製品（全68製品）を徹底比較！

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。

遠藤慎

初めに作成した帳票のテンプレートや、帳票の学習データが基本情報として使われ続けるため、初期設定に失敗すると以降のOCR処理が全てうまくいきません。OCRソフトの設定経験のある方が初期設定を行うべきです。インフォディオ社は初期設定代行サービスも提供しています。

初期設定の責任が大きい

読み取り箇所の指定や、テンプレートの作成によって高精度の読み取りを実現しているサービスのため、フリーフォーマットで書かれた文章の読み取りには向きません。フリーフォーマットで書かれた文章の全文字の読み取りなどを行いたい場合は別システムを活用した方が効率的です。

自由に書かれた文章の読み取りに向かない

高精度な非定型帳票の読み取りが特徴ですが、どんなに精度が高くても完全に誤認識がないわけではありません。特に、複雑なレイアウトや手書き文字が含まれる場合、誤認識が発生することがあります。このため、読み取ったデータを確認する工数を確保し、人の目での確認や修正作業を組み込む必要があります。

認識精度の限界

株式会社インフォディオが提供するOCRソフトです。非定型帳票や手書き文字も高精度に読み取り、データ化する機能を持っています。スマホで撮影したデータをそのまま読み取れる点や、帳票を自動で分類する推論モデルを持つ点が特徴のサービスです。また、IPアドレス制限やパスワード設定によってユーザー管理やセキュリティが強化されています。同社は他にも、「DenHo」などの製品を提供しています。

大規模 40%

中規模 39%

小規模 21%

IT、インターネット 19%

製造 15%

卸売、小売 9%

官公庁 7%

その他の業種 7%

月額費用

他社サービスと比較して文字認識に力を入れているOCRソフトです。文字のまとまりを把握する「AI 文字列エリア認識エンジン」や、透かし文字やはなれ文字を認識する「AI 文字認識エンジン」、傾いた画像を補正する「AI 歪み補正エンジン」の3つの文字認識エンジンを組み合わせることによって高精度な文字認識を行うことができます。一般的なOCRソフトで読み取りにくい複雑な配置の文字列でも認識することができます。

文字認識機能が優れている

設定を行うことで、帳票の振り分けやテンプレートの認識、データの格納が全て自動で行われます。推論モデル「AI-DR」に事前に分類を学習させることによって、まとめて読み取らせた帳票も自動で分類ごとに分けられます。また、請求書や領収書などの帳票ごとにテンプレートを用意することによって、異なるフォーマットの帳票が来た場合も正しく処理されます。会社名などのマスターデータを登録することで、読み取られた帳票が自動でマスターデータに紐づけられます。このように、事前に設定を行うことで帳票などの読み取りや分類、紐づけを自動で処理できます。

帳票の登録後は全て自動処理

グループ管理機能や、IPアドレス制限機能があるため、部署ごとの情報管理や個人単位でのアクセス制限が可能です。グループ管理機能があるため、OCRデータが他部署に漏れません。また、IPアドレス制限をかけられるため、部外者のアクセスやセキュリティの保証ができないPCからのアクセスを制限することができます。これによって顧客の機密情報を保護し、情報漏洩のリスクを下げることが可能です。

複数部署の共同利用が可能

スマートOCR

名刺サイズのカードに特化しているため、A4サイズやそれ以上の大きさの書類、複数ページにわたる文書、手書き文書などの一般的な書類のOCRには対応していません。そのため、契約書、請求書、レポートなどの大型文書や、手書きの申込書、アンケート用紙などの処理には適していません。また、表形式のデータ抽出や、複雑なレイアウトの解析も困難です。大量の一般文書や多様な形式の書類のOCRが必要な場合は、別のサービスを検討する必要があります。

書類のOCRには非対応

個人情報を含む機密性の高い文書（名刺、運転免許証、保険証など）を処理するため、データセキュリティとプライバシー保護に関する慎重な考慮が必要です。クラウドサービスを利用することによるデータの外部保存や転送に関するリスク評価、および法令遵守（特に個人情報保護法）の観点からの検討が不可欠です。導入を検討する組織は、Cloud OCR APIのセキュリティ対策を十分に理解し、自社のセキュリティポリシーと照らし合わせて評価する必要があります。また、エンドユーザーに対する透明性の確保も重要です。

セキュリティとプライバシーへの配慮

AI技術を活用した高精度OCRとはいえ、100%の認識精度を保証することは困難です。特に、手書き文字、低品質の画像、複雑なレイアウトなどの条件下では、誤認識のリスクが高まります。そのため、重要な業務プロセスにCloud OCR APIを組み込む際は、認識結果の人的確認プロセスを併せて設計することが重要です。特に、法的文書や金融取引など、高い正確性が要求される用途では、OCR結果を最終的な判断材料として直接使用するのではなく、人間による確認や修正のステップを組み込んだワークフローの設計が必要です。

人的確認の必要性

株式会社NTTデータNJKが提供するOCRソフトです。AI技術とOCR技術を組み合わせて、画像を高精度でテキスト化する機能を提供します。名刺や免許証など、さまざまな書類の文字認識に対応しており、特にサービスベンダーのシステムと簡単に連携できる点が強みです。これにより、企業は手間のかかるデータ入力業務を効率化し、迅速な業務処理が可能となります。

大規模 48%

小規模 13%

製造 34%

卸売、小売 13%

IT、インターネット 10%

情報通信 7%

金融、保険 7%

名刺、運転免許証、保険証など、名刺サイズのカードに特化したOCRサービスを提供しています。各カードタイプに最適化された専用のAI学習モデルを採用し、高い認識精度を実現しています。例えば、名刺OCRでは縦書き・横書きの自動判別や複数言語対応、免許証OCRでは特殊フォントの認識や色判定機能を備えています。さらに、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像に対して、自動的にカード領域のトリミングや歪み補正を行う高度な画像処理技術を搭載しています。

名刺サイズのカードのOCRに特化

クラウドベースのサービスとして提供されるCloud OCR APIは、導入時のハードウェア投資やシステム構築の手間を大幅に削減できます。さらに、WEB-APIを通じて様々な業務システムと容易に連携可能で、既存のシステムへの統合がスムーズに行えます。この特徴により、OCR機能の導入障壁を低くし、幅広い企業や組織がAI OCRの恩恵を受けられるようになっています。また、APIベースのアプローチにより、デバイスに依存せず利用可能な点も、多様な業務環境での活用を促進する強みとなっています。

他社サービスとの連携が豊富

高度な画像処理技術を搭載しています。スマートフォンやデジタルカメラで撮影された画像に対して、自動的に文書領域のトリミングや歪み補正を行い、最適な認識結果を得ることができます。また、色彩補正機能により、照明条件の影響を低減し、オリジナルに近い色情報を再現します。これらの技術により、様々な撮影環境や画質の画像に対しても安定した認識精度を維持し、ユーザーの利便性を大幅に向上させています。

画像処理技術による入力最適化

Cloud OCR API

帳票のフォーマットが各社で異なる非定型型の帳票は個別対応になっています。帳票によっては読み取れない場合や読み取れるようになるまでに時間がかかる場合があるため注意が必要です。

非定型帳票への対応

本製品は処理枚数の目安ごとに3つのプランを設定しています。しかし帳票に依ってばらつきも大きいです。1枚の帳票で読み取る項目が多い場合、目安の処理枚数の範囲内であっても処理できない可能性があります。

プラン別の処理枚数

OCRエンジンだけでなく、その周辺の仕組みを含めたOCRソリューションを提供しているサービスのため、OCRエンジン単体の提供プランはありません。OCRエンジンだけを求めている企業には不向きなサービスです。

OCRエンジン単体は提供していない

CaptureBrainは、キャノンITソリューションズ株式会社が提供するOCRソフトです。このソフトは、本人確認書類の読み取り、帳票の自動振り分け、手書き文字の認識などの機能を備えています。これにより、文書の自動処理とデータの抽出を効率的に行うことが可能です。キャノンITソリューションズ株式会社は、CaptureBrainの他にも、ワークフローシステム「WebPerformerWf」など、ビジネスプロセスの効率化を支援する複数のソフトウェアを提供しています。

小規模 34%

大規模 27%

卸売、小売 17%

士業、コンサルティング 8%

IT、インターネット 8%

金融、保険 8%

本製品を提供しているCanonマーケティングジャパングループはCanon Globelの一員でサービス、サポートの信頼性や安定的な製品の提供に期待できます。

運営会社の信頼性

文章の抜け漏れ防止機能が優れています。文章をまとめてスキャンした場合管理画面で抜け漏れが無いか確認できます。抜け漏れが発生した場合でも漏れた文書をスキャンするだけで問題の解決が可能です。

帳票の抜け漏れ対策機能

お問い合わせフォームや電話での問い合わせに加え、有償ですがSEによるサポートを提供しています。文章の自動読み取りの一連のフローの中で技術的な問題が発生した場合簡単に専門家の助けを借りることができます。

有償のSEサポート

CaptureBrain

株式会社NTTデータNJKが提供するOCRソフトです。このソフトは、AI技術を活用して高い認識精度を実現し、手書きや活字のテキストを効率的にデジタル化します。特に、住所や氏名、数字などのデータを正確に読み取り、罫線にかかる文字や地紋領域の文字も高精度に認識できます。さらに、多彩なデータ入力画面と使いやすいUIが特徴で、セキュリティも強化されています。また、同社は、名刺管理ソフトの「THE 名刺管理 Business」と「名刺ファイリングCLOUD」も提供しています。

大規模 59%

中規模 41%

小規模 0%

製造 50%

教育、学習支援 16%

OCR Multi Entry Stage

ABBYY North Americaが提供するOCRソフトです。ABBYY Vantageは、文書からのデータ抽出を自動化し、ビジネスプロセスの迅速化を支援するクラウドベースのサービスです。主要な機能には、高精度な文字認識、画像や文書の構造解析、検索可能なPDFへの変換があります。これにより、企業はデータを正確に処理し、意思決定を強化できます。また、同社はABBYY FlexiCaptureなどの他の製品も提供しています。

大規模 51%

中規模 33%

小規模 16%

製造 33%

広告、芸術 16%

IT、インターネット 16%

卸売、小売 16%

金融、保険 16%

UiPath Automation Suite

ABBYY Vantage

APIを活用してシステムに組み込む際には、一定の開発作業が必要となります。社内にフロントエンド開発のリソースがない場合、外部の開発パートナーとの連携が必要になる可能性があります。導入を検討する際は、開発体制の整備も併せて考慮する必要があります。

開発リソースの確保

サービスには多くのオプションが用意されており、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。しかし、オプションが多岐にわたるため、最適な組み合わせの選択に時間がかかる可能性があります。導入前に十分な検討と、必要に応じてベンダーへの相談を行うことが重要です。

オプション選択の複雑さ

OCRの認識精度は、使用する帳票や手書き文字の特性によって変動する可能性があります。30日間の無料体験版が提供されているため、実際の業務で使用する帳票やデータでの事前検証を行い、期待する精度が得られるか確認することが推奨されます。この検証プロセスには一定の時間と労力が必要となる点に注意が必要です。

認識精度の事前検証の必要性

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社が提供するOCRソフトです。クラウドOCRサービスは、AIを活用して手書き文字を高精度にデータ化するWeb APIを提供し、自治体や金融機関などで使用されています。具体的には、手書きの申請書や免許証の文字を認識しデータ化する機能があります。これにより、顧客は手間をかけずに様々なアプリケーションやシステムにOCR機能を簡単に組み込むことが可能です。同社はWisOCRやCrossLeadなど他の製品も提供しています。

クラウドサービスとして提供されるため、専用サーバーやPCを必要とせず、様々なデバイスやプラットフォームから利用可能です。APIを公開しているため、既存システムへの組み込みも容易で、開発工数の削減につながります。また、オンプレミスでのサーバー設置にも対応しており、ユーザーのニーズに応じた柔軟な導入が可能です。

導入の容易さと柔軟性

AIによるディープラーニング技術を活用し、手書き文字の高精度な認識を実現しています。定型、非定型の帳票や免許証など、多様な書類に対応しており、住所、氏名、会社名、電話番号などの情報を効率的にデータ化できます。この幅広い対応力により、様々な業種や用途での活用が期待できます。

高度な認識技術と幅広い対応

取得した画像はメモリー上で処理され、サーバーに情報を残さない安全設計を採用しています。一方で、インターネット環境があればどこからでも利用可能な利便性も確保しています。この特徴は、特に個人情報を扱う自治体や金融機関にとって魅力的なポイントとなっています。

セキュリティと利便性の両立

クラウド OCR（パナソニック社）

簡単な質問に答えて本人確認書類対応のOCRソフトを診断。自社の要件に合った比較表を3分で作成。各サービスの特徴やOCRソフトの選び方をIT専門家がレビュー。自社にぴったりのサービスがわかります。

本人確認書類対応のOCRソフト
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書類のデータ化全般対応のOCRソフト

確認、修正の代行対応のOCRソフト

傾きや歪みの補正対応のOCRソフト

読み取り結果のプレビュー対応のOCRソフト

非定型の書類対応のOCRソフト

精度判定対応のOCRソフト

印影の除去対応のOCRソフト

スキャン代行対応のOCRソフト

マークシート読取り対応のOCRソフト

バーコード、QRコード対応のOCRソフト

pdf読み取り対応のOCRソフト

pdfをwordに変換対応のOCRソフト

無料 pdfをwordに変換対応のOCRソフト

ダウンロード対応のOCRソフト

エクセルに変換対応のOCRソフト

フリー pdf読み取り対応のOCRソフト

縦書き対応のOCRソフト