【2024年】チャットサポートを受けられるマニュアル作成ツールのおすすめ10製品（全32製品）を徹底比較！

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。

遠藤慎

マニュアルの編集が可能なアカウントは編集者と閲覧者で分けられており、追加する場合は費用が多くかかります。また、閲覧者とは別にマニュアルを外部公開することもできるのですが、公開の上限回数が月ごとに決まっています。数百人がマニュアルを編集、閲覧したいというニーズには向かない製品です。

大規模利用には向かない

本製品はオフラインでの閲覧、編集には対応していません。マニュアルの編集者、閲覧者はともにオンラインで利用する必要があります。例外としてPDFに出力することはできますが、その場合閲覧者を管理することはできません。

オフライン対応

UIは日本語だけでなく、英語や中国語に対応していますが、日本語で作成されたマニュアルを自動翻訳する機能はありません。外国の方向けにマニュアルを作る場合、別途英語などでマニュアルを作る必要があります。海外出身の従業員が多い会社にとっては、マニュアルの自動翻訳機能が付いている他社サービスの方が使いやすいです。

マニュアル自動翻訳機がない

COCOMITEは、コニカミノルタ株式会社が提供するマニュアル作成ツールです。このツールは、ユーザーやグループごとにアクセス権限を設定できる機能を備え、フォルダやファイルの共有リンクを通じて必要な情報の迅速な共有が可能です。また、PC、スマートフォン、紙（PDF）など多様なデバイスでの閲覧に対応しています。また、AIによるマニュアル作成アシスト機能も提供され、マニュアル作成の工数削減とスムーズな運用を支援します​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​。

大規模 41%

中規模 38%

小規模 21%

製造 38%

医療、福祉 11%

IT、インターネット 7%

士業、コンサルティング 5%

情報通信 5%

月額費用

COCOMITEはマニュアルの管理機能に優れています。マニュアルのバージョン管理機能やユーザーごとのマニュアルへのアクセス管理機能、IPアドレス制限などの機能が標準で備わっています。

優れたマニュアルの管理機能

マニュアルに添付ファイルをアップロードすることが可能です。添付できるファイル数は最大4つで、動画やPDFファイルだけでなくExcelやWordファイル等の添付も可能です。

マニュアルに資料の添付が可能

パッケージプランに加え、ユーザーや閲覧者数、データ数を自由にカスタム可能な従量課金プランが提供されています。パッケージプランでは自社の運用が難しい場合、この流動性のあるプランにすることで最適な料金で利用することができます。

従量課金プラン、パッケージプランの同時販売

COCOMITE

Dojoはクラウドサービスではないため外出先などから自由にアクセスを行うことはできません。提供形態は専用のUSBを用いてライセンス認証を行うスタンドアローン版とフローティング版の2種類での提供で、フローティング版の利用には認証用のサーバーの設置が必要となります。

クラウドサービスではない

Dojoでマニュアルを作成する場合、MacOS非対応です。また、WindowsOSについてもWindows 10またはWindows 11のPro版が必要になります。

WindowsOSのPro版が必要

多くのカスタマイズオプションを提供していますが、その設定や管理は複雑で、専門知識が必要です。特に、独自ドメイン設定やパーソナライズシステムの構築には技術的なスキルが求められるため、非エンジニアにとっては難易度が高いと感じる可能性があります。

複雑なカスタマイズ

Dojoは、株式会社テンダが提供するマニュアル作成ツールです。利用者はDojoを使って、業務マニュアル、eラーニング教材、製品デモ動画など、様々な種類のドキュメントを簡単かつ効率的に作成できます。特に注目すべき機能は、自動マニュアル作成機能、豊富なテンプレート、そしてマルチデバイス対応の能力です。株式会社テンダは、Dojo以外にも、学習管理システム「GAKTEん」やビジネスチャット「TENWA」、業務自動分析ソリューション「D-Analyzer」など、様々な製品を提供しています​​​​​​。

大規模 49%

中規模 31%

小規模 20%

製造 28%

IT、インターネット 20%

卸売、小売 17%

情報通信 11%

医療、福祉 5%

GAKTEん

Dojoを運営する株式会社テンダは本製品をはじめDojoシリーズとして様々なマニュアル作成ソフトを展開しています。企業のマニュアル作成業務に関する様々なニーズに答えることが可能です。

多くのマニュアル製品を提供

Dojoはマニュアルを作成したいアプリケーションを操作するだけで自動でキャプチャを取得、操作説明文を自動作成します。これによってマニュアル作成に必要なコストを削減することが可能です。マニュアルはWordやHTML5、動画ファイルなど様々な形式で出力が可能です。

マニュアルの自動作成機能

Dojoはオプションで自動音声合成機能を提供しています。26種類の言語に対応しており、テキストを入力するだけでそれらの言語の音声を自動生成することが可能です。海外からの労働者向けによりわかりやすいマニュアルを作成することができます。

多言語対応

Dojo

複数の場所に偏在していたナレッジを社内版知恵袋や社内Wiki化することにより、参照や蓄積しやすくしているサービスのため、動画でのナレッジ共有に対応していません。文書形式でのマニュアル作成などには適したサービスですが、作業工程の伝達など動きを含むナレッジの伝達には適していないサービスです。

動画でのナレッジ作成に非対応

ナレッジマネジメントツールの効果を最大化するには、単なる導入だけでなく、組織全体での利用促進と知識共有文化の醸成が不可欠です。Qastは様々な機能でこれをサポートしていますが、組織側の継続的な取り組みも重要です。特に、従来の業務プロセスや組織文化が根付いている場合、新しいツールの導入と定着には時間と労力が必要になる可能性があります。経営層のコミットメントや、明確な利用方針の策定が求められます。

活用には文化醸成が必要

サービスの最低利用人数や専属のコンサルタントを受けるための最低利用人数が定められています。まず、サービスを利用するためには最低20名以上の利用が必要です。そのため、少人数チームなどの運用には向きません。また、専属コンサルタントによるサポートを受けるためには両プランに応じて300~500名以上が利用する必要があります。

最低利用人数の制限

any株式会社が提供するナレッジマネジメントツールです。このツールは、組織内の知識共有を効率化するために設計されており、質問と回答の管理、ナレッジベースの構築、タグ付け機能などを備えています。これにより、社員は必要な情報に迅速にアクセスでき、生産性向上に寄与します。

大規模 56%

中規模 24%

製造 44%

IT、インターネット 16%

医療、福祉 16%

卸売、小売 8%

その他の業種 8%

Slack

Microsoft Teams

Azure Active Directory

ユーザープロフィール機能により、「誰に聞いていいのかわからない」という問題を解決します。経験やスキルを可視化することで、適切な人材を見つけやすくなり、コミュニケーションの促進やイノベーション機会の創出にも貢献します。これは特に大規模な組織や複数の部門にまたがるプロジェクトで有効です。また、この機能は社内の人材育成やキャリア開発にも活用できる可能性があり、組織全体の人的資源管理の向上にも寄与します。

社内の人材とスキルの可視化

添付ファイルも対象にした類語検索が可能で、必要な情報に素早くアクセスできます。さらに、AIを活用したナレッジの自動生成機能により、情報の効率的な収集を実現します。これにより、ユーザーは必要な情報を迅速に見つけ出し、業務効率を大幅に向上させることができます。また、AIによる要約機能や関連情報の提示により、大量の情報の中から重要なポイントを素早く把握することが可能になります。

高い検索性と効率的な情報収集

何をナレッジとして投稿すべきかという課題を解決し、必要とされるナレッジの効率的な収集を実現します。Q&A機能や「こましりbox」を通じて、ユーザーの実際のニーズに基づいたナレッジ蓄積が可能です。これにより、組織内で本当に必要とされる情報が集まり、活用される可能性が高まります。また、匿名での質問投稿機能により、ユーザーが気軽に疑問や質問を投稿できる環境を構築し、社内の情報ニーズを可視化します。

ニーズ起点でのナレッジ蓄積

Qast

株式会社カミナシが提供する報告書作成・日報ソフトです。このソフトは、現場でのチェックリストやマニュアルをデジタル化し、多言語化機能により、日本語が苦手なスタッフも使用できるようサポートします。主な機能として、チェックリストとマニュアルの自動翻訳、データからの自動報告書作成、および一括承認機能があります。これにより、紙の使用を減らし、データの一元管理と業務の効率化を図れます。同社は他にも、現場のデジタル変革をサポートする製品として、同様の機能を持つ他のソフトも提供しています。

中規模 75%

大規模 13%

小規模 12%

IT、インターネット 25%

建設、不動産 25%

製造 12%

教育、学習支援 12%

運輸、郵便 12%

カミナシ

本製品はマニュアルの作成、公表が便利に行える機能がオプションの購入ではなく、上位のプランを利用することで使えるようになります。多言語のマニュアル翻訳機能や外部公開時のパスワードの設定などはスタンダードプランから利用可能です。

プランによる機能制限が多い

本製品は利用可能なアカウント数が最も多いビジネスプランでも初期段階では200人までしかアカウントを作ることができません。追加ライセンスを購入するためには20ユーザーあたり月額10,000円必要です。大規模で運用したい企業にとっては利用金額が想定以上に多くなる可能性があります。

大規模利用に向かない

AIで自動マニュアルが作成できる点は本製品の強みですが、近年高性能な汎用的な生成AIが出現しています。生成AIに関する学習が必要ですが、マニュアルの下書きを汎用的な生成AIで代用できる可能性があります。

汎用的な生成AIの台頭

toaster teamは、noco株式会社が提供するマニュアル作成ツールです。この製品は、業務マニュアルの作成と共有を効率化するための機能を提供します。主な機能として、AIを利用したマニュアル作成、動画を利用したマニュアルの作成、閲覧履歴の表示などがあります。noco株式会社はtoaster team以外の製品としてAIによる顧客サポートシステムの「HELPDOG」を2024年春に提供予定です。

大規模 51%

中規模 33%

小規模 16%

製造 33%

生活関連サービス、娯楽 16%

運輸、郵便 16%

その他の業種 16%

Chatwork

本製品はマニュアル作成、閲覧に必要な機能を一通り網羅している製品です。社内向けマニュアルの作成だけでなく、社外への公開や自動翻訳機能など、社内、社外問わず多くの方に利用できる製品です。マニュアルをパスワード保護する機能やIPアドレス制限を設ける機能があり、セキュリティ面も非常に配慮されている製品です。

社内、社外にも対応した汎用的なマニュアル作成ソフト

文字や画像だけのマニュアルだけでなく、動画のマニュアル機能も豊富です。スマホで撮影した動画やPCでキャプチャした映像などを簡単に動画マニュアルとして利用可能です。マニュアルの再生速度を閲覧者側で操作できる機能もあり、動画の煩わしさを減らすことができます。

動画マニュアル機能

新機能としてマニュアルのタイトルを入力するだけでAIがマニュアルの下書きを生成する機能が付いています。マニュアルの段落などを自動で構築するため、マニュアル作成経験が浅い方でも下書きを元に作りやすくなり、時短にも繋がります。

AIによる自動マニュアル作成機能

toaster team

株式会社関通が提供するマニュアル作成ツールです。このソフトは画像添付やリンクを駆使してマニュアルやチェックリストを作成できる点が特徴で、エクセルで作成したデータをCSV形式で簡単に取り込み、進捗状況の検索機能により作業の現状を一目で確認できます。さらに、チェックリストの自動生成機能も備え、定期的な作業の管理を自動化することが可能です。同社はこのほかにも物流サービス支援ソフトクラウドトーマスとそのプロ版を提供しています。

小規模 100%

中規模 0%

大規模 0%

製造 100%

生活関連サービス、娯楽 0%

飲食、宿泊 0%

士業、コンサルティング 0%

広告、芸術 0%

アニー

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