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OAuth対応対応のメールソフトとは?

OAuth対応対応のメールソフトは、電子メールの送受信や管理を効率的に行うためのアプリケーションです。主な機能として、メールの作成・送信・受信はもちろん、フォルダ管理、アドレス帳、検索機能などを備えています。また、メール誤送信防止やウイルス対策などのセキュリティ機能も標準で搭載されており、安全なメールコミュニケーションを実現します。最近では、カレンダーやタスク管理機能を併せ持つ多機能なものや、複数のメールアドレスを一元管理できるものなど、さまざまな種類のメールソフトが提供されており、ビジネスシーンでの活用の幅が広がっています。

OAuth対応への対応とは?

OAuth対応への対応とは、メールソフトが安全な認証方式であるOAuth(オーオース:アカウント情報を直接共有せずにアプリケーションに権限を与える仕組み)を利用してメールサーバーに接続できる機能のことです。従来のメールソフトでは、メールアドレスとパスワードを直接入力してメールサーバーに接続していましたが、OAuth対応では、Googleやマイクロソフトなどのメールサービス提供者の認証画面を通じて安全にログインします。この仕組みにより、メールソフト側にパスワードを保存する必要がなくなり、セキュリティが大幅に向上します。また、OAuth対応により、2段階認証が設定されているアカウントでも問題なくメールソフトを利用できるようになります。近年、多くのメールサービス提供者がセキュリティ強化のため、従来のパスワード認証を廃止してOAuth認証を必須とする動きが加速しており、メールソフトにとってOAuth対応は必要不可欠な機能となっています。

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oauth対応対応のメールソフト(シェア上位)

Microsoft Outlook
Microsoft Outlook
Microsoft Outlookのカレンダー機能は、メールや連絡先管理と連動して、複数ユーザー間のスケジュール調整を効率化する総合的なPIMソフトの一部です。ExchangeやMicrosoft 365を通じて、大企業や中堅企業で大量のユーザーを一元管理しやすく、会議招集やオンライン会議の設定もスムーズに行えます。予定表の共有機能を使うことで他のメンバーの空き時間を素早く把握し、効率的な打ち合わせ設定につなげることができます。さらにリマインダーやタスク機能と組み合わせることで、プロジェクト管理や期日管理をしやすくし、生産性向上に寄与します。スマートフォンアプリやウェブ版からもアクセスできるため、外出先でもリアルタイムにスケジュール確認が可能です。
コスト
要問合せ
無料プラン
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
81サービス中1
事業規模
中小企業 27
中堅企業 26
大企業 47
メリット・注意点
仕様・機能
GmailはGoogleが提供するメールソフトです。世界中で利用者が多いメールサービスの一つで、大容量ストレージと強力な迷惑メールフィルタ、充実した検索機能を備えています。直感的な操作性で初心者にも扱いやすく、ラベルによる整理機能により大量のメール管理も容易です。Googleカレンダーやドライブなど他のサービスとの連携がスムーズで、スマートフォンやPCのブラウザから場所を選ばず手軽に利用可能です。受信メールを自動分類して重要な連絡を見逃しにくくする仕組みもあり、ビジネス向けのGoogle Workspaceでは独自ドメインの利用や高度な管理機能も提供されており、世界中で支持され日本でもビジネスからプライベートまで定番のメールサービスとして個人から大企業まで幅広い規模で活用されています。
コスト
要問合せ
無料プラン
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
81サービス中2
事業規模
中小企業 48
中堅企業 27
大企業 25
メリット・注意点
仕様・機能
サイボウズ株式会社が提供するグループウェアです。300人以下の中小企業向けに設計されており、クラウドサービスまたは自社サーバーに導入して利用できるため、企業の方針に合わせた運用が可能です。スケジュール、掲示板、ファイル管理、ワークフローなど社内情報共有に必要な機能を一通り備えており、簡単に使えるのが特徴です。直感的な操作性と手頃な価格により、専任IT担当がいない企業でもスムーズに導入・定着できます。国産ならではのきめ細かなサポートも提供されているため、初めてグループウェアを導入する小規模組織から本格的に業務効率化を図りたい中堅企業まで幅広く適しています。中小企業向けグループウェアの定番として20年以上の提供実績があり、現在も国内で広く活用されています。
コスト
月額660
無料プラン
×
IT導入補助金
無料トライアル
シェア
81サービス中5
事業規模
中小企業 27
中堅企業 46
大企業 27
メリット・注意点
仕様・機能
LINE WORKS株式会社が提供するビジネスチャットです。LINEの使いやすさを活かしつつ、掲示板やカレンダー、ファイル共有などビジネス向け機能も搭載し、強固なセキュリティで安心して利用できます。最大の特徴はLINEとの高い親和性で、一般向けLINEアプリと直接つながる唯一のビジネスチャットとして、取引先や顧客ともLINE感覚で安全にやり取りできます。無料プランは100人まで利用可能で、小規模組織でも手軽に導入でき、ライトやベーシックなど有料プランにより機能拡張も柔軟です。中小企業の利用が特に多いですが、大企業でも現場のスマホ活用として採用が進んでおり、幅広い規模の組織に適しています。特に現場スタッフがスマホで連絡を取り合う建設・小売・サービス業などでは導入が進んでいます。
コスト
月額450
無料プラン
IT導入補助金
無料トライアル
シェア
81サービス中10
事業規模
中小企業 23
中堅企業 40
大企業 37
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社ネオジャパンが提供するグループウェアです。直感的で使いやすいインターフェースと25以上の豊富な標準機能を備え、ポータルや掲示板、スケジュール管理など社内コミュニケーションを円滑にします。ノーコードで自社専用のアプリを作成できる柔軟性も持ち、業務改善を強力に支援します。クラウド版とオンプレミス版の両方が提供されており、社内ポリシーや規模に応じて最適な導入形態を選択することができます。リーズナブルな価格(月額400円/ユーザー〜)で導入しやすく、国内最大級の導入実績を誇ります。自治体や官公庁にも採用されるほどセキュリティへの配慮と信頼性が高く、中小企業の初めてのグループウェア導入にも適した製品です。大企業まで幅広い規模で利用されており、国産ならではの手厚いサポートも魅力です。
コスト
月額660
無料プラン
×
IT導入補助金
無料トライアル
シェア
81サービス中11
事業規模
中小企業 14
中堅企業 35
大企業 51
メリット・注意点
仕様・機能
iCloudメールはAppleが提供するメールソフトです。AppleのクラウドサービスiCloudに含まれるメール機能で、iPhoneやMacの標準メールアプリとシームレスに連携して利用できます。メールや連絡先、カレンダーがAppleデバイス間で自動同期されるため、常に最新の情報にアクセス可能です。Apple IDがあれば誰でも利用でき、専用アプリやウェブから広告表示のない快適な環境でメールを扱えます。プライバシー保護に注力した安全性の高いサービスで、基本無料で利用でき、必要に応じて容量を増やす有料プランも利用可能です。また、有料プラン(iCloud+)では独自ドメインのメールアドレスにも対応し、小規模ビジネスでの利用も可能です。Apple製品との親和性が高く、個人や小規模チームの利用に向いています。
コスト
要問合せ
無料プラン
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
81サービス中41
事業規模
中小企業 100
中堅企業 0
大企業 0
メリット・注意点
仕様・機能
エアーが提供するグループウェアです。ArielAirOne Portalは、クラウドベースのポータルシステムとして、情報共有とコミュニケーションの効率化を図ります。中小企業から中堅企業向けに設計されており、直感的な操作性と必要十分な機能を兼ね備えています。スケジュール管理、掲示板、ファイル共有、施設予約などの基本機能に加え、タスク管理やワークフロー機能も搭載し、業務の進捗を可視化できます。モバイル対応により場所を選ばずアクセス可能で、外出先や在宅勤務でもスムーズに業務を継続できます。シンプルな料金体系で導入コストを抑えつつ、段階的な機能拡張も可能なため、成長段階にある企業に適しています。特に従業員数100名程度までの組織での活用に最適化されており、ITリソースが限られた環境でも安定した運用が可能です。導入から運用まで手軽に始められ、専門的な技術知識がなくても管理できる点が多くの企業に評価されています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
シェア
81サービス中48
事業規模
中小企業 33
中堅企業 0
大企業 67
メリット・注意点
仕様・機能
サイボウズ株式会社が提供するグループウェアです。Garoonは300名以上の大規模組織を念頭に置いて設計されており、スケーラビリティや管理機能、カスタマイズ性に優れるエンタープライズ向け製品です。クラウドサービスとして利用できるほか、自社サーバーに設置して運用することも可能で、セキュリティポリシーに応じた柔軟な導入が行えます。組織階層が複雑な企業でも運用しやすいよう、アクセス権限の細かな設定や多言語対応など大企業ニーズに応える機能を網羅しています。また、既存システムとのデータ連携や他サービスとの統合もしやすく、企業全体の情報基盤として信頼性が高い点も魅力です。数百名規模から数万名の大企業まで対応可能で、大規模でも安定動作するため、成長に合わせて長期利用できるグループウェアとなっています。大企業向けグループウェアの定番として国内の多くの有名企業で採用されており、エンタープライズIT環境に適したソリューションです。
コスト
月額911
無料プラン
×
IT導入補助金
無料トライアル
シェア
81サービス中54
事業規模
中小企業 0
中堅企業 50
大企業 50
メリット・注意点
仕様・機能
Denbunはネオジャパンが提供するメールソフトです。企業内のメールデータを一元管理できるクラウド型Webメールシステムで、インターネット環境があればクライアントソフト不要で利用できます。HTML5技術を活用した直感的で高速なインターフェースにより、ブラウザ上でも従来のメールクライアント同様の操作性を実現しています。誤送信防止やメール一括バックアップなど細やかな機能も備え、メール利用の統制と業務効率化に寄与します。グループウェア「desknet's NEO」と同じ開発元による製品で、スケジュール共有システムなど外部ツールとの連携性も高く構築されています。UIは日本語含む多言語に対応し、パソコンからスマートフォンまで共通の環境で利用可能です。メールの集中管理によるコンプライアンス強化に貢献し、中小の組織から大企業まで幅広く導入されています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
-サービス中-
事業規模
メリット・注意点
仕様・機能

OAuth対応対応のメールソフトとは?

更新:2025年06月19日

OAuth対応対応のメールソフトは、電子メールの送受信や管理を効率的に行うためのアプリケーションです。主な機能として、メールの作成・送信・受信はもちろん、フォルダ管理、アドレス帳、検索機能などを備えています。また、メール誤送信防止やウイルス対策などのセキュリティ機能も標準で搭載されており、安全なメールコミュニケーションを実現します。最近では、カレンダーやタスク管理機能を併せ持つ多機能なものや、複数のメールアドレスを一元管理できるものなど、さまざまな種類のメールソフトが提供されており、ビジネスシーンでの活用の幅が広がっています。

OAuth対応への対応とは?

OAuth対応への対応とは、メールソフトが安全な認証方式であるOAuth(オーオース:アカウント情報を直接共有せずにアプリケーションに権限を与える仕組み)を利用してメールサーバーに接続できる機能のことです。従来のメールソフトでは、メールアドレスとパスワードを直接入力してメールサーバーに接続していましたが、OAuth対応では、Googleやマイクロソフトなどのメールサービス提供者の認証画面を通じて安全にログインします。この仕組みにより、メールソフト側にパスワードを保存する必要がなくなり、セキュリティが大幅に向上します。また、OAuth対応により、2段階認証が設定されているアカウントでも問題なくメールソフトを利用できるようになります。近年、多くのメールサービス提供者がセキュリティ強化のため、従来のパスワード認証を廃止してOAuth認証を必須とする動きが加速しており、メールソフトにとってOAuth対応は必要不可欠な機能となっています。

pros

OAuth対応対応のメールソフトを導入するメリット

OAuth対応対応のメールソフトを導入するメリットには、セキュリティの向上や利便性の改善などがあります。この段落では、具体的な導入メリットを紹介します。

高度なセキュリティの実現

OAuth対応により、パスワードをメールソフトに直接保存する必要がなくなります。従来の方式では、メールソフトがハッキングされた場合にパスワードが漏洩するリスクがありました。OAuth認証では、メールサービス提供者が発行する一時的なアクセストークンを使用するため、万が一の際も被害を最小限に抑えられます。

2段階認証との完全な連携

2段階認証を設定しているメールアカウントでも、OAuth対応により簡単に接続できます。通常、2段階認証が有効な場合、メールソフトでの設定は複雑になりがちです。しかし、OAuth認証を使用することで、Webブラウザと同じように認証画面を通じてスムーズにログインできます。

設定作業の簡素化

OAuth対応のメールソフトでは、複雑なサーバー設定が不要になります。従来は、SMTPサーバーやIMAPサーバーの詳細な設定情報を手動で入力する必要がありました。OAuth認証では、メールアドレスを入力して認証を完了するだけで、自動的に適切な設定が適用されます。

アクセス権限の細かな制御

OAuth認証により、メールソフトに与える権限を細かく制御できます。具体的には、メール読み取り専用、送信権限付き、カレンダーアクセス権限など、必要な機能のみを許可できます。不要な権限を与えないことで、セキュリティリスクをさらに軽減できます。

アカウント連携の安全性向上

複数のメールアカウントを管理する際も、各アカウントで安全な認証が行われます。従来の方式では、複数のパスワードをメールソフトに保存する必要がありました。OAuth対応により、各メールサービス提供者の認証システムを通じて安全にアカウントを管理できます。

cons

OAuth対応対応のメールソフトを導入する際の注意点

OAuth対応対応のメールソフトを導入する際の注意点には、互換性の確認や設定の複雑さなどがあります。この段落では、具体的な注意点を紹介します。

メールサービスとの互換性確認

すべてのメールサービスがOAuth認証に対応しているわけではありません。特に、企業独自のメールサーバーや古いメールシステムでは、OAuth認証が利用できない場合があります。導入前に、使用しているメールサービスがOAuth認証をサポートしているかを必ず確認してください。

初回設定時のインターネット接続必須

OAuth認証では、初回設定時に必ずインターネット接続が必要になります。オフライン環境では認証手続きを完了できないため、設定作業ができません。また、認証画面が表示されない場合は、ファイアウォールやプロキシ設定の見直しが必要になることもあります。

アクセストークンの有効期限管理

OAuth認証で使用するアクセストークンには有効期限があります。期限が切れると、メールの送受信ができなくなる可能性があります。多くのメールソフトは自動的にトークンを更新しますが、更新に失敗した場合は再認証が必要になることを理解しておいてください。

組織のセキュリティポリシーとの整合性

企業や組織によっては、外部サービスとの連携に制限がある場合があります。OAuth認証では、メールサービス提供者の認証サーバーとの通信が発生します。情報システム部門と事前に相談し、セキュリティポリシーに違反しないかを確認することが重要です。

従来の認証方式からの移行作業

既存のメールソフトから移行する場合、設定の見直しが必要になります。保存されているメールデータのバックアップや移行作業も考慮してください。また、スタッフへの操作説明や研修も必要になるため、移行スケジュールを十分に検討することが大切です。

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OAuth対応対応のメールソフトの選び方

メールソフトの選び方には、機能性や操作性、セキュリティ面などがあります。この段落では、具体的な選び方について紹介します。

1

必要な機能の明確化

メールソフトを選ぶ際は、業務で必要な機能を事前に整理することが重要です。たとえば、大容量ファイルの添付が頻繁な場合は、添付ファイル管理機能が充実したものを選ぶ必要があります。カレンダー連携やタスク管理機能も必要かどうかを検討し、過不足のない機能を持つソフトを選択してください。

2

デザインと操作性の確認

日常的に使用するメールソフトは、デザインと操作性が業務効率に大きく影響します。一例として、メールの振り分け機能やフォルダ管理がシンプルで直感的に操作できるかを確認してください。また、画面レイアウトのカスタマイズ性も重要な要素です。実際に体験版や無料版を使用して、使い勝手を事前に確認することをお勧めします。

3

セキュリティ機能の充実度

メールでの情報漏洩を防ぐため、セキュリティ機能の充実度は重要な選択基準です。具体的には、誤送信防止機能、ウイルススキャン機能、暗号化機能などが挙げられます。また、OAuth認証への対応状況も必ず確認してください。企業で使用する場合は、管理者によるセキュリティポリシーの一括設定機能があると便利です。

4

複数アカウント管理の対応状況

複数のメールアドレスを使い分けている場合は、アカウント管理機能を重視してください。実例として、個人用とビジネス用のメールを1つのソフトで管理できるかを確認する必要があります。アカウントごとの署名設定や送信者名の切り替え機能も重要です。統合受信箱機能があれば、すべてのアカウントのメールを一括で確認できて便利です。

5

サポート体制とアップデート頻度

長期的に安心して使用するため、開発元のサポート体制を確認してください。参考例として、問い合わせ対応の迅速さや、日本語でのサポート提供有無などが挙げられます。また、セキュリティアップデートやバグ修正の頻度も重要な判断材料です。定期的なアップデートが提供されているソフトを選ぶことで、安全性と機能性を長期間維持できます。

able

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OAuth認証の技術的背景と仕組み

OAuth認証は現代のメールセキュリティにおいて重要な役割を果たしており、従来の認証方式とは根本的に異なる安全性を提供します。

1

OAuth認証プロトコルの基本構造

OAuth認証プロトコルは、第三者アプリケーションがユーザーの認証情報を直接取得することなく、メールサービスへのアクセス権限を得る仕組みです。このプロトコルでは、認証サーバー、リソースサーバー、クライアントアプリケーションの3つの要素が連携して動作します。ユーザーは認証サーバーで本人確認を行い、その結果としてアクセストークンが発行される流れになります。

2

従来認証方式との根本的な違い

従来の認証方式では、メールソフトにユーザー名とパスワードを直接入力して保存していました。一方、OAuth認証では、メールソフト側にパスワード情報を保存する必要がありません。代わりに、メールサービス提供者が発行する専用のアクセストークンを使用して接続します。

3

アクセストークンの発行メカニズム

アクセストークンは、ユーザーがメールサービスの認証画面で正常にログインした後に自動的に生成されます。このトークンには有効期限が設定されており、期限切れになると自動的に新しいトークンが発行されます。トークンには、メールの読み取り、送信、フォルダアクセスなど、具体的な権限情報が含まれています。

4

認証サーバーとの通信プロセス

メールソフトが初回接続する際、まず認証サーバーに対してアクセス許可の要求を送信します。その後、ユーザーがWebブラウザを通じて認証を完了すると、認証サーバーからメールソフトに認証コードが返されます。メールソフトはこの認証コードを使用してアクセストークンを取得し、メールサーバーとの通信を開始します。

5

セキュリティトークンの有効期間管理

セキュリティトークンには短期間有効なアクセストークンと長期間有効なリフレッシュトークンの2種類があります。アクセストークンは通常1時間程度で期限切れになりますが、リフレッシュトークンを使用して自動的に新しいアクセストークンを取得できます。この仕組みにより、セキュリティを保ちながら継続的なメール利用が可能になります。

6

主要メールサービスとの連携状況

各メールサービス提供者はOAuth認証に対して異なる対応状況を示しており、連携方法も多様化しています。

7

Gmail との OAuth 統合対応

Gmailでは2022年からOAuth認証が標準的な接続方式となり、従来のパスワード認証は段階的に廃止されています。Gmail用のOAuth設定では、メールソフトが自動的にGoogleの認証サーバーと通信し、ユーザーの許可を得て接続権限を取得します。接続時には、メール読み取り権限、送信権限、ラベル管理権限などを個別に設定できます。

8

Outlook サービスでの認証連携

Microsoft OutlookサービスもOAuth認証を積極的に推進しており、個人用アカウントと法人用アカウントの両方で利用可能です。Outlookの場合、Microsoft Graph API(マイクロソフトのサービス連携機能)を通じてメール機能以外にもカレンダーや連絡先への同時アクセスが可能になります。多要素認証が設定されている場合でも、OAuth経由であればスムーズに接続できます。

9

Yahoo メールでの接続設定

Yahoo メールにおけるOAuth対応は他のサービスと比較して制限的な部分があります。Yahoo メールでは、OAuth認証と従来のアプリパスワード方式の両方が併用されており、メールソフトによって対応状況が異なります。接続設定時には、Yahoo アカウントのセキュリティ設定で外部アプリケーションの接続許可を事前に有効にする必要があります。

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企業向けメールサーバーとの互換性

企業が独自に運用しているメールサーバーでのOAuth対応は限定的です。Microsoft Exchange ServerやGoogle Workspace(企業向けサービス)では標準的にサポートされていますが、その他の企業向けメールシステムでは個別の設定や追加ソフトウェアが必要になる場合があります。

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複数プロバイダーの同時認証管理

複数のメールアカウントを同一のメールソフトで管理する場合、それぞれ異なる認証手続きが必要になります。たとえば、Gmailアカウント、Outlookアカウント、企業メールアカウントを同時に使用する際は、各サービスの認証サーバーと個別に接続設定を行います。メールソフト側では、アカウントごとに異なる認証状態を管理し、必要に応じてトークンの更新を実行します。

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導入における技術的な注意事項

OAuth対応メールソフトの導入時には、ネットワーク環境やセキュリティ設定に関する技術的な調整が必要になります。

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ファイアウォール設定の調整要件

OAuth認証では、メールソフトが外部の認証サーバーと通信するため、ファイアウォールで特定のポート番号とドメインへのアクセスを許可する必要があります。具体的には、HTTPS通信用のポート443番と、各メールサービス提供者の認証サーバードメインへの接続を開放します。企業環境では、システム管理者と連携してファイアウォール規則の変更手続きを行ってください。

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プロキシ環境での認証手順

プロキシサーバーを経由してインターネットに接続している環境では、OAuth認証の手順が複雑になる場合があります。メールソフトがプロキシ設定に対応していることを確認し、認証時にプロキシサーバーを正しく経由できるよう設定します。プロキシサーバーがHTTPS通信を制限している場合は、認証に必要なドメインを例外設定に追加する必要があります。

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社内ネットワーク制限への対応

企業の社内ネットワークでは、外部サービスとの通信が制限されている場合があります。OAuth認証に必要な通信を許可するため、情報システム部門と協議してネットワーク設定の見直しを行います。一時的な接続テストを実施して、認証プロセスが正常に完了することを事前に確認することが重要です。

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認証失敗時のトラブルシューティング

OAuth認証が失敗する原因として、時刻設定のずれ、証明書エラー、ネットワーク接続問題などが考えられます。認証エラーが発生した場合は、まずコンピューターの時刻設定が正確であることを確認します。その後、メールソフトのログ機能を有効にして、具体的なエラー内容を特定し、適切な対処を行います。

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セキュリティポリシーとの整合性確認

組織のセキュリティポリシーによっては、外部認証サーバーとの通信が制限される場合があります。OAuth認証の導入前に、セキュリティ責任者と協議して、認証プロセスがポリシーに適合していることを確認します。必要に応じて、ポリシーの例外設定や、追加のセキュリティ対策を検討してください。

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運用開始後の管理と保守

OAuth対応メールソフトを継続的に安全に利用するためには、定期的な管理作業と保守が不可欠です。

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定期的な認証状態の確認作業

OAuth認証では、アクセストークンの有効性を定期的に確認する必要があります。月に1回程度、メールソフトの接続状況を確認し、認証エラーや接続不良が発生していないかをチェックします。認証状態に問題がある場合は、再認証手続きを実施してアクセストークンを更新してください。

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アクセス権限の見直しと更新

メールソフトに付与されている権限が適切であるかを定期的に見直します。メールサービス提供者のアカウント管理画面で、接続中のアプリケーション一覧を確認し、不要になった権限や使用していないアプリケーションの接続を削除します。権限の見直しは、セキュリティ向上と個人情報保護の観点から重要な作業です。

21

組織変更時のアカウント管理

従業員の入退社や部署異動が発生した際は、メールアカウントのアクセス権限を適切に管理する必要があります。退職者のアカウントは速やかに無効化し、異動者については新しい役職に応じた権限設定に変更します。OAuth認証を使用している場合でも、アカウント管理の基本的な手続きは従来と同様に重要です。

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セキュリティ監査への対応準備

企業では定期的なセキュリティ監査が実施される場合があります。OAuth認証の使用状況、アクセスログの保管状況、権限設定の適切性などが監査対象になる可能性があります。監査に備えて、認証関連の設定情報や利用履歴を適切に記録し、必要に応じて監査担当者に提供できるよう準備しておきます。

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長期利用での安定性確保

OAuth認証技術は継続的に進歩しており、新しいセキュリティ要件や認証方式が導入される場合があります。メールサービス提供者からの重要な通知を定期的に確認し、認証方式の変更や追加設定が必要になった場合は速やかに対応します。メールソフトのアップデートも定期的に実施して、最新のセキュリティ機能を維持してください。

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