おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| SAP S/4HANA Cloud | グローバルERP統合タイプ 🌐 | 要問合せ |
| 海外拠点の会計・販売・在庫を統合。IFRS連結まで標準対応。 |
| Oracle ERP | グローバルERP統合タイプ 🌐 | 要問合せ |
| 財務・在庫・CRM・BIまで統合。権限制御や内部統制にも対応。 |
| ProActive C4 | グローバルERP統合タイプ 🌐 | 要問合せ |
| 国内制度とIFRS対応を両立。人事給与まで同じ基盤で扱える。 |
| Galileopt DX | 国内中堅向けIFRS拡張タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 中堅企業向けに財務・管理会計を一元管理。導入負担も抑えやすい。 |
| HUE AC | 国内中堅向けIFRS拡張タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 単体会計からIFRS連結まで一体管理。内部取引消去にも対応。 |
| 奉行V ERP クラウド | 国内中堅向けIFRS拡張タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 会計・販売・人事労務をSaaSで標準化。奉行シリーズの実績も豊富。 |
| multibook | 海外子会社・拠点特化タイプ 🌏 | 15,000円月/社 |
| 海外拠点の会計を短期立ち上げ。多言語・多通貨と権限管理に対応。 |
| Oracle NetSuite | 海外子会社・拠点特化タイプ 🌏 | 要問合せ |
| 海外拠点の会計・販売・在庫・CRMを同じクラウド基盤で管理できる。 |
| Microsoft Dynamics 365 Finance | 海外子会社・拠点特化タイプ 🌏 | 31,484円ユーザー/月 |
| Microsoft基盤で財務データを管理。Power BIやExcelで分析しやすい。 |
会計ソフトの導入によって得られる効果
会計ソフトは、会計業務に必要な情報をまとめて管理するためのツールです。日々の記録や帳簿作成、決算に使う情報を整理しやすくなります。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 日々の記帳に時間がかかる | 取引内容に応じた記録を作成しやすくなり、日々の記帳作業を減らせます |
| 請求書の転記に手間がかかる | 請求データを会計処理へつなげやすくなり、金額や取引先の転記負担を抑えられます |
| 領収書の整理が手作業 | 領収書やレシートをデータで保管し、紙の整理や書類確認の手間を減らせます |
| 月次締めに時間がかかる | 入力状況や残高を確認しやすくなり、月次締め前の集計を進めやすくなります |
| 税制変更への対応が不安 | 会計ルールに沿って処理を進めやすくなり、税制変更時の確認負担を抑えやすくなります |
続いて、国際会計基準(IFRS)対応の会計ソフトをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
国際会計基準(IFRS)対応の会計ソフト3タイプを解説
| 比較項目 | グローバルERP統合タイプ | 国内中堅向けIFRS拡張タイプ | 海外子会社・拠点特化タイプ |
|---|---|---|---|
| 優れている点 | 多拠点多通貨をERPで統合 | 日本基準を残しIFRS対応 | 海外拠点の現地会計を短期導入 |
| できること | 並行元帳管理多通貨リアルタイム連結自動換算消去 | 固定資産償却管理セグメント別管理IFRS開示支援 | 税制帳票対応レポーティング連携多言語運用 |
| 適している企業/業種 | 大企業グローバル上場企業経理部門 | IPO準備企業中堅上場企業経理部門 | 海外進出企業海外子会社海外管理部門 |
| 料金目安 | 要問合せ(多拠点・多通貨規模に応じた個別見積もり) | 要問合せ(IFRS拡張機能の範囲に応じた個別見積もり) | 要問合せ(拠点数・現地要件を含む個別見積もり) |
タイプ別おすすめ製品
グローバルERP統合タイプ 🌐
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外子会社まで国際会計基準の連結を本社基盤で統合したい大企業向け
✅ IFRS基準の帳票を前提に決算まで扱える
Financial Closing Cockpit(決算処理画面)からP&L・BSをIFRS基準のフォーマットで出力でき、IFRS16(リース会計基準)の設定項目も用意されていました。国内会計ソフトの試算表・決算書とは前提が異なり、IFRS・US GAAPでグループ全体の数字を見たい企業にはそのまま選定理由になります。
✅ 外貨の換算差損益が月末処理に組み込まれている
USD・EUR建ての取引を入力すると通貨コードに応じて為替レートが反映され、JPY換算まで自然に処理されます。月末処理の中に外貨換算が組み込まれており換算差損益の仕訳が自動で立つため、外貨処理を手作業で調整している会社の負担を減らせます。
⚠️ 使いこなすにはSAP独自の用語・操作への習熟が必要
14日間のトライアルでは、基本操作の入口を確認するだけでも時間がかかりました。Manage Journal EntriesやFinancial Closing Cockpitなどの入口を理解するにはSAP独自の用語・コード・業務フローへの慣れが必要で、評価時点から実装担当者やSAPコンサルタントを巻き込む進め方が現実的です。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
会計から販売・在庫まで広くデータ統制したい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国産クラウドで単体決算の国際会計基準対応を進めたい中堅企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国内中堅向けIFRS拡張タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
日本基準を軸に複数基準の並行管理を始めたい中堅企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
単体会計から国際会計基準の連結まで一つの基盤で進めたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
日本の会計・税務を崩さずクラウド移行したい中堅企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外子会社・拠点特化タイプ 🌏
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外子会社の現地会計を低コストで早く立ち上げたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外拠点の会計から在庫・物流まで一体管理したい企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
Microsoft基盤で海外拠点の財務を標準化したい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | ProActive C4 | Galileopt DX | HUE AC | 奉行V ERP クラウド | multibook | Oracle NetSuite | Microsoft Dynamics 365 Finance | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IFRSデュアル帳簿 1仕訳でIFRSとJ-GAAPの両帳票を同時出力できるか | |||||||||
IFRS連結 IFRS基準で連結決算を作成できるか | |||||||||
連結自動消去 複数会社データを取り込み内部取引や持分を自動消去できるか | |||||||||
固定資産管理 固定資産台帳を管理し償却を自動計算できるか | |||||||||
マルチテナント管理 複数法人・グループ会社をテナント分離して一元管理できるか |
一部の企業で必須
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | ProActive C4 | Galileopt DX | HUE AC | 奉行V ERP クラウド | multibook | Oracle NetSuite | Microsoft Dynamics 365 Finance | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GST/VATレポート VATやGSTの国別集計レポートを出力できるか | |||||||||
標準実際差異分析 標準原価と実際原価の差異を自動分析できるか | |||||||||
製造原価報告書 製造原価報告書を自動作成できるか | |||||||||
予算シミュレーション 予算・実績に加えシナリオ比較や将来予測を行えるか |
ほぼ全製品が対応
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | ProActive C4 | Galileopt DX | HUE AC | 奉行V ERP クラウド | multibook | Oracle NetSuite | Microsoft Dynamics 365 Finance | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
多通貨処理 外貨での起票や期末換算差の自動仕訳に対応できるか | |||||||||
為替レート自動取込 オンライン為替サービスからレートを取得し換算差額を自動計上できるか | |||||||||
監査・証憑ワークフロー 証憑画像や操作履歴を保持し監査に備えられるか | |||||||||
決算早期化 月次・四半期・年次決算を自動化し決算期間を短縮できるか |
優先度が低い
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | ProActive C4 | Galileopt DX | HUE AC | 奉行V ERP クラウド | multibook | Oracle NetSuite | Microsoft Dynamics 365 Finance | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
税務申告(法人税) 法人税申告書を作成・申告連携できるか | |||||||||
税務申告(内訳書・概況書) 内訳書・概況書を作成し申告へ連携できるか | |||||||||
e-Tax連携 e-Taxと連携し電子申告送信まで行えるか |
国際会計基準(IFRS)の会計ソフトの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、IFRS適用範囲に近い製品を絞るIFRS対応は、単体決算だけで使う場合と海外子会社を含めて使う場合で選ぶ製品が変わります。日本基準との並行運用まで含める企業もあります。まずは自社の適用範囲に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2外せない機能は、機能の優先度マップで確認するIFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去は選定の決め手になります。海外子会社がある場合は、国別税レポートや多通貨処理も関係します。必要な機能を先に整理すると、問い合わせ時の条件がぶれにくくなります。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用・契約条件で比較するIFRS対応の会計ソフトは、導入範囲と運用体制で使いやすさが大きく変わります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい拠点展開や導入支援、費用条件を整理します。
ここからは、機能の○×に加えて、IFRS対応を日常運用に落としたときの条件を整理します。海外拠点の数や導入体制が変わると、同じIFRS対応でも使いやすい製品は変わります。費用と契約経路も同じ前提でそろえると、問い合わせ時の比較がしやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
IFRS適用範囲のそろえ方
単体決算だけで使う企業と、海外子会社を含めて連結する企業では、必要な管理範囲が変わります。日本基準との並行運用まで含めると、帳簿の持ち方や決算前の確認作業が増えます。対象範囲が曖昧なままだと、導入後に設定変更や追加導入が必要になりやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。グループ全体を同じERPで統一する製品、国内会計を軸にIFRS対応を広げる製品、海外拠点の個社会計を先に整える製品があります。
- グループ全体を同じERPで統一する製品本社主導で会計と周辺業務をそろえやすい製品です。ただし導入範囲が広く、業務標準化の準備に時間がかかります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- 国内会計を軸にIFRS対応を広げる製品日本基準の運用を残しながら段階的に進めやすい製品です。ただし連結範囲が広がる場合は、追加構成や外部支援が必要です。代表製品:HUE AC / 奉行V ERP クラウド
- 海外拠点の個社会計を先に整える製品現地拠点の日常経理を早く整えやすい製品です。ただし本社連結まで一体化する場合は、上位ERPとの役割分担が必要です。代表製品:multibook
海外拠点・法人展開の進め方
海外子会社が増える企業では、国や法人ごとに担当者と締め日が分かれます。販売や在庫まで海外側で管理する場合は、本社が受け取る月次データの粒度も変わります。拠点ごとの運用を先に決めないと、現地入力と本社確認の手戻りが発生します。
製品の分かれ方:製品の分かれ方は3通りです。全社テンプレートで展開する製品、海外拠点の業務まで同じ基盤に入れる製品、小規模拠点から始める製品です。
- 全社テンプレートで展開する製品各国法人を同じ運用ルールに寄せやすい製品です。ただし現地独自の処理が多い場合は、標準化の調整が重くなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- 海外拠点の業務まで同じ基盤に入れる製品会計に加えて販売や在庫もまとめやすい製品です。ただし対象業務を広げるほど、導入時の役割整理が必要です。代表製品:Oracle NetSuite / Microsoft Dynamics 365 Finance
- 小規模拠点から始める製品現地法人単位で短く始めやすい製品です。ただしグループ全体の管理には、本社側の集計手順を別に整えます。代表製品:multibook
導入プロジェクトと社内体制
IFRS対応は経理部門だけで完結せず、販売や在庫、固定資産の運用にも影響します。大規模ERPでは業務変更を伴い、国産ERPでも既存データの整理が必要です。社内の決裁者と現場担当が分かれたままだと、導入中に要件が増えてスケジュールが膨らみます。
製品の分かれ方:導入体制は3通りです。販売パートナーと全社計画を立てる製品、ベンダー支援で会計基盤を整える製品、海外拠点の運用支援を組み合わせる製品です。
- 販売パートナーと全社計画を立てる製品グループ全体の業務変更を含めて計画しやすい製品です。ただし経理だけで進めると、他部門の準備が遅れやすくなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- ベンダー支援で会計基盤を整える製品国内制度と社内運用を合わせながら進めやすい製品です。ただし移行対象のデータ整理は、自社側でも準備が必要です。代表製品:HUE AC / 奉行V ERP クラウド
- 海外拠点の運用支援を組み合わせる製品現地担当者の入力や月次処理を支援込みで整えやすい製品です。ただし本社側の承認手順は、別途決めておく必要があります。代表製品:multibook
料金・契約条件のそろえ方
IFRS対応会計ソフトは、利用人数だけでなく対象法人や導入支援の範囲で総額が変わります。初年度費用と運用開始後の追加費用を分けないと、予算承認後に条件がずれやすくなります。海外拠点を含む場合は、国別支援や連携範囲も契約前に整理が必要です。
製品の分かれ方:料金・契約は3通りです。構成を伝えて見積もる製品、利用範囲や契約プランで総額が変わる製品、国や拠点の支援内容を含めて相談する製品です。
- 構成を伝えて見積もる製品全社導入の前提をそろえて総額を確認しやすい製品です。ただし比較には、同じ法人数と支援範囲で見積もる手間がかかります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- 利用範囲や契約プランで総額が変わる製品必要な業務範囲から段階的に契約しやすい製品です。ただし上位機能や追加支援を含めると、初期想定より費用が増えます。代表製品:HUE AC / 奉行V ERP クラウド
- 国や拠点の支援内容を含めて相談する製品海外拠点の状況に合わせて支援を組み込みやすい製品です。ただし国別要件が多い場合は、見積もり前の情報整理が必要です。代表製品:multibook / Oracle NetSuite
よくある質問
IFRS(国際会計基準)に対応した会計ソフトでは何ができますか?
IFRSに沿った仕訳や帳簿を作り、日本基準と並行して元帳を管理しながら、収益認識やリースなどの基準に沿った会計を進められます。海外子会社を含む多通貨の連結にも対応する製品があります。グローバルERP統合型・国内中堅向けのIFRS拡張型・海外子会社に特化した型の3タイプがあります。
日本基準とIFRSを並行して管理できますか?
できます。同じ取引を日本基準とIFRSの両方の元帳で管理し、基準ごとに異なる処理を並行して記帳できる製品があります。SAP S/4HANA CloudやOracle ERPは複数基準の元帳を標準で扱え、国内中堅向けの製品は日本基準を保ちつつIFRSを段階的に導入できます。並行運用の進め方に合うかが要点です。
収益認識(IFRS15)やリース(IFRS16)にも対応できますか?
対応できます。IFRS15の収益認識やIFRS16のリース会計に沿った処理に対応し、使用権資産や収益の計上を自動化できる製品があります。グローバルERPは基準改訂への対応も継続され、multibookは海外拠点でのIFRS会計を低コストで始められます。自社が適用する基準と改訂への対応方針を確かめましょう。
IFRS対応の会計ソフトの料金はどのくらいですか?
海外拠点特化のmultibookは1社あたり月15,000円ほどが目安で、低コストでIFRS会計を始められます。グローバルERP統合型のSAP S/4HANA CloudやOracle ERP、国内中堅向けのIFRS拡張型はいずれも要件に応じた要問い合わせが中心です。適用する基準の範囲と拠点数で総額が変わります。
上場やグローバル展開でIFRSが必要になったらどうすればよいですか?
日本基準だけのソフトでは、IFRSの収益認識やリース、複数基準の並行管理を手作業で補うことになり、決算の負担が大きくなります。IFRSに対応した製品なら、基準ごとの元帳を並行して管理し、海外子会社を含む連結まで効率化できます。まず適用する基準の範囲と拠点数、導入の進め方を整理して選ぶと安心です。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
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