タイプ別お勧め製品
一次産業の勘定科目・申告書にそのまま対応できる専用ソフトタイプ 🌾
このタイプが合う企業:
個人農家・新規就農者・小規模な農林漁業の個人事業主で、簿記知識が少なくても手軽に記帳から確定申告まで完結させたい方
どんなタイプか:
農業・林業・漁業では「種苗費」「素畜費」「肥料費」「漁具費」など一般企業にはない独特の勘定科目が多く、確定申告の書式も農業所得用など専用のものが必要です。このタイプは、そうした一次産業ならではの勘定科目や青色申告決算書のフォーマットが最初から組み込まれており、初期設定の手間がほとんどかかりません。育成資産(果樹・牛馬など)の減価償却自動計算やJAの取引データ取り込みなど、現場を知り尽くした機能が充実しています。FitGapでは、簿記の知識に自信がない個人農家や新規就農者の方にまずおすすめしたいタイプです。
このタイプで重視すべき機能:
📋農業・林業・漁業専用の勘定科目プリセット
種苗費・肥料費・素畜費・農薬費・漁具費など、一次産業に特有の勘定科目があらかじめ登録されています。勘定科目を自分で追加する手間なく、取引内容を選ぶだけで正しい仕訳が自動的に行われます。
📝農業所得用の青色申告決算書・収支内訳書の自動作成
日々の記帳データをもとに、農業所得用の青色申告決算書や収支内訳書を自動で作成してくれます。育成資産の減価償却計算も自動反映されるため、決算時に手作業で集計する負担が大幅に軽減されます。
おすすめ製品3選
JA全中推奨の農業専用会計ソフトとして国内シェアNo.1を誇り、30年以上にわたって農家の声を反映し続けてきた定番製品です。JAの取引データ取り込みや育成資産管理など、農業現場に密着した機能が標準搭載されています。 | 国内で圧倒的な知名度を持つ会計ソフトで、勘定科目を自由にカスタマイズすることで農林漁業にも対応できます。買い切り型でランニングコストを抑えやすく、サポート加入で自動仕訳などのクラウド機能も利用可能です。 | 応研が開発する老舗の会計ソフトで、勘定科目を柔軟に設定でき一次産業特有の科目にも対応します。農業法人や漁業法人など法人形態の事業者にも使いやすい帳票出力機能が充実しています。 |
農業簿記 | 弥生会計 | 大蔵大臣NX |
農業・林業・漁業でのシェア | 農業・林業・漁業でのシェア | 農業・林業・漁業でのシェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
銀行連携・AI仕訳で日々の経理を自動化するクラウド会計タイプ ☁️
このタイプが合う企業:
日常の記帳作業を極力自動化したい方、スマホで経理を済ませたい若手農林漁業者、兼業で複数の所得を一元管理したい方
どんなタイプか:
農林漁業の経営者は圃場や山林・漁場での作業が中心で、事務作業に充てられる時間が限られています。このタイプは、銀行口座やクレジットカードとの自動連携によって入出金データを取り込み、AIが仕訳を提案してくれるクラウド型の会計ソフトです。スマホやタブレットからいつでも入力・確認できるため、作業現場から離れられない一次産業の方でもスキマ時間に経理を進められます。FitGapとしては、兼業農家やIT活用に積極的な若手農林漁業者に特に注目していただきたいタイプです。
このタイプで重視すべき機能:
🔗銀行口座・クレジットカードとの自動データ連携
銀行口座やクレジットカード、電子マネーの明細データを自動で取り込みます。手入力の手間がなくなるため、日中は現場作業に集中し、帰宅後にまとめて確認・承認するだけで記帳が完了します。
🤖AIによる自動仕訳提案
取り込まれた取引データをAIが分析し、適切な勘定科目を自動で提案します。使い続けるほど学習精度が上がり、仕訳ミスの削減と経理時間の短縮を同時に実現できます。
おすすめ製品3選
農業向け勘定科目テンプレートを公式サイトから適用するだけで農業会計に対応でき、スマホアプリの操作性が高いのが特長です。個人事業主であれば農業所得の確定申告にもそのまま対応します。 | 会計・請求・経費精算・給与計算などバックオフィス全般をワンプラットフォームで管理でき、連携可能な金融機関数が国内トップクラスです。農業用の勘定科目を追加設定することで一次産業にも利用できます。 | 会計に加えて顧客管理・営業支援・販売管理まで一体化したオールインワン型クラウドサービスです。農産物の販売先管理や請求業務もまとめて効率化したい小規模事業者に適しています。 |
freee会計(法人) | マネーフォワード クラウド会計 | ALL-IN |
農業・林業・漁業でのシェア | 農業・林業・漁業でのシェア | 農業・林業・漁業でのシェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
税理士・会計事務所とリアルタイム連携して法人経理を行うタイプ 🤝
このタイプが合う企業:
税理士・会計事務所と緊密に連携したい農業法人・林業法人・漁業法人、経営規模の拡大に伴い管理会計の強化が必要な中堅以上の一次産業事業者
どんなタイプか:
農業法人や林業組合、漁業協同組合など、法人格を持つ一次産業の事業者は、税理士や会計事務所との連携が欠かせません。このタイプは、顧問税理士とデータをリアルタイムに共有し、月次監査や決算業務をスムーズに進められる設計の会計ソフトです。部門別の収支管理や補助金の管理機能など、法人経営に必要な管理会計の仕組みも備えています。FitGapでは、経営規模が拡大して本格的な財務管理が求められるようになった農業法人や一次産業の中堅企業におすすめしています。
このタイプで重視すべき機能:
📡税理士・会計事務所とのリアルタイムデータ共有
顧問税理士や会計事務所と同じデータベースをリアルタイムに共有できます。仕訳の確認や修正指示がオンラインで完結するため、繁忙期でもタイムリーな月次監査と的確な経営アドバイスを受けられます。
📊部門別・作目別の管理会計
水稲・畜産・野菜など作目別、あるいは事業所・圃場別に収支を管理できます。どの部門が利益を生み出しているかを可視化し、経営判断の精度を高めることが可能です。
おすすめ製品3選
TKCが提供する税理士・会計事務所連携に特化したクラウド会計で、農業法人の導入実績も豊富です。月次決算の早期化や部門別管理など、経営のPDCAサイクルを回すための機能が充実しています。 | JDLが提供する会計事務所との連携を前提に設計された会計ソフトです。全国の会計事務所での利用率が高く、税務申告までの一気通貫の業務フローが確立されています。 | OBCの奉行シリーズとして長年培われた実績を持ち、給与奉行や商奉行など他のシリーズ製品との連携で法人のバックオフィス業務を統合的に管理できます。一次産業の法人でも柔軟な科目設定で対応可能です。 |
FX4クラウド | JDL IBEX会計net | 勘定奉行クラウド |
農業・林業・漁業でのシェア | 農業・林業・漁業でのシェア | 農業・林業・漁業でのシェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか
要件の優先度チャートとは?
製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。
選定の決め手
🌾農業特有の勘定科目への標準対応
種苗費・肥料費・農薬衛生費・素畜費・飼料費など、農林漁業で頻出する勘定科目があらかじめ登録されているかどうかは、製品選びの最大の分岐点です。FitGapでは、勘定科目を手動で追加できる汎用ソフトと、最初から業種専用科目がセットされた特化ソフトでは、導入後の手間に大きな差が出ると考えています。
📄農業所得用の決算書・確定申告書の作成
個人農家にとって最重要と言えるのが、農業所得用の青色申告決算書をソフト上で直接作成できるかどうかです。汎用会計ソフトではこの様式に対応していない製品も多いため、確定申告時に別途書類を手作業で仕上げる手間が発生します。FitGapとしては、個人事業主の方はこの対応可否を最初に確認すべきだと考えます。
🏦JA(農協)取引データの取り込み
農業経営者にとってJAとの取引は日常的に発生します。JAの販売・購買・信用取引データを会計ソフトに自動で取り込めるかどうかは、仕訳入力の手間を劇的に減らせるポイントです。この機能は農業特化ソフトならではの強みで、汎用ソフトにはほぼ搭載されていません。
🐄育成資産(果樹・牛馬など)の管理機能
果樹や牛馬のように、収穫・出荷までに複数年かかる資産の育成費用を正しく計算・管理するのは、農業会計で最も複雑な処理のひとつです。この育成資産管理に対応しているかどうかで、決算時の作業負荷が大きく変わります。畜産や果樹農家の方は特に注意してください。
📊作物別・圃場別の原価管理
どの作物がどれだけ利益を出しているかを把握するには、作物別や圃場(畑・田んぼ)別のコスト管理が欠かせません。FitGapでは、経営を「見える化」して改善につなげたい方にとって、この機能が選定の決め手になると見ています。漁業であれば漁獲高や漁船別のコスト管理が同様に重要です。
💰補助金・助成金の収支管理
農林漁業は多種多様な公的補助金や助成金が存在する業界です。補助金ごとに用途別の支出を記録し、報告書を効率的に作成できる機能があるかどうかは、実務上とても大きな差になります。補助金の適正利用を証明するための帳簿管理がスムーズにできる製品を選びましょう。
一部の企業で必須
🧮消費税の軽減税率への対応
食料品を出荷する農業・漁業では、標準税率と軽減税率(8%)が混在するケースが頻繁に発生します。インボイス制度の定着に伴い、仕入税額控除の控除率指定や適格請求書の発行に正しく対応できるかも重要です。課税事業者の方は必ず確認してください。
🏢法人向け決算・税務申告への対応
農業法人や漁業法人として運営している場合は、個人の確定申告ではなく法人税申告書の作成が必要になります。法人特有の決算処理(法人税・消費税・事業税など)にどこまで対応しているかを見極めることが大切です。
📡e-Tax(電子申告)との連携
帳簿データからe-Tax用の申告データをそのまま出力・送信できる機能です。対応していれば、紙の提出が不要になり、青色申告特別控除65万円の要件も満たしやすくなります。申告業務を自力で完結させたい方には必須の機能です。
🤝税理士とのデータ共有・連携
顧問税理士に帳簿データをリアルタイムで共有できれば、月次監査や決算業務の効率が大幅に上がります。クラウド会計ソフトでは標準的に対応していることが多いですが、インストール型の場合はデータの受け渡し方法を事前に確認しておくと安心です。
🏠不動産所得など兼業収入の管理
兼業農家や農業以外にも収入源がある方は、農業所得とそれ以外の所得を一つのソフトで管理できるかが重要です。農業特化ソフトでは兼業に対応できない場合があるため、複数の収入源をお持ちの方は汎用ソフトも検討する必要があります。
ほぼ全製品が対応
⚡仕訳の自動入力・自動転記
入力した仕訳データが元帳や試算表に自動転記され、決算書まで連動する機能は、現在販売されている会計ソフトのほぼすべてに備わっています。手書き帳簿からの移行を検討している方にとっては大きな時短になりますが、製品間での差は小さいです。
🚜減価償却費の自動計算
トラクターやコンバインなどの農業機械、漁船といった高額資産の減価償却費を自動計算する機能は、ほとんどの会計ソフトが標準で対応しています。耐用年数表に基づいて正確に計算してくれるため、この点で製品を絞り込む必要は基本的にありません。
📋貸借対照表・損益計算書の自動作成
日々の仕訳データから決算時に必要な貸借対照表や損益計算書を自動生成する機能は、会計ソフトの基本中の基本です。どの製品でも対応していますので、この機能の有無だけで製品を選ぶ必要はありません。
優先度が低い
🌐多言語対応
海外との取引が多い大規模農業法人でない限り、多言語表示や外貨建て処理の機能が必要になるケースはごくまれです。農林漁業においては、まず国内向けの機能充実度を優先して選ぶべきでしょう。
📈高度なBI・経営ダッシュボード
リアルタイムで経営指標をグラフ化するダッシュボード機能は便利ですが、農林漁業の多くの事業者にとっては、まず日々の記帳と確定申告を正確に行えることが最優先です。経営分析は導入後に段階的に活用を検討すれば十分です。
農業、林業、漁業の会計ソフトの選び方
1.事業形態と申告区分を明確にし、候補タイプを一つに絞る
最初に確認すべきは「個人事業主として確定申告するのか、法人として決算・税務申告を行うのか」という点です。個人農家で農業所得用の青色申告決算書が必要な方は、専用フォーマットが組み込まれた「一次産業専用ソフトタイプ」が最有力候補になります。一方、農業法人や漁業法人で部門別管理や税理士とのリアルタイム連携が必須の方は「税理士連携タイプ」、兼業農家で農業以外の所得も一元管理したい方は「クラウド会計タイプ」が出発点になります。FitGapでは、この最初の振り分けを間違えると後から製品を乗り換える羽目になるケースを多く見てきましたので、ここは慎重に判断してください。
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