おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| SAP S/4HANA Cloud | グローバルERP一体型タイプ 🌍 | 要問合せ |
| 多言語・多通貨とIFRSに標準対応。海外拠点を含む大企業シェアもトップ。 |
| Oracle ERP | グローバルERP一体型タイプ 🌍 | 要問合せ |
| 財務から在庫・CRM・BIまで統合。機能と統制の対応範囲が広い。 |
| Workday | グローバルERP一体型タイプ 🌍 | 要問合せ |
| 人事と財務を同じクラウドで管理。人件費を含む分析に強い。 |
| OBIC7 会計情報システム | 国産ERP一体型タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 会計から人事・販売まで統合可能。国内大企業でのシェアと支援体制が強い。 |
| GLOVIA iZ 会計 | 国産ERP一体型タイプ 🏢 | - |
| 必要モジュールを選んで段階導入できる。業種別要件にも合わせやすい。 |
| Biz∫会計 | 国産ERP一体型タイプ 🏢 | 要問合せ |
| グループ共通DBで各社の会計を集約。IFRS連結や自動消去にも対応。 |
| SuperStream-NX 会計 | 会計専用・高機能タイプ 📊 | 90,000円年額 |
| 複数法人と多通貨を一括管理。Excel連携で現場経理も扱いやすい。 |
| HUE AC | 会計専用・高機能タイプ 📊 | 要問合せ |
| 単体会計からIFRS連結まで同一基盤で処理。機能性と統制面が高い。 |
| 勘定奉行クラウド | 会計専用・高機能タイプ 📊 | 7,750円月 |
| 単体会計をクラウドで始めやすい。自動仕訳と奉行連携も使える。 |
会計ソフトの導入によって得られる効果
会計ソフトは、会計業務に必要な情報をまとめて管理するためのツールです。日々の記録や帳簿作成、決算に使う情報を整理しやすくなります。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 日々の記帳に時間がかかる | 取引内容に応じた記録を作成しやすくなり、日々の記帳作業を減らせます |
| 請求書の転記に手間がかかる | 請求データを会計処理へつなげやすくなり、金額や取引先の転記負担を抑えられます |
| 領収書の整理が手作業 | 領収書やレシートをデータで保管し、紙の整理や書類確認の手間を減らせます |
| 月次締めに時間がかかる | 入力状況や残高を確認しやすくなり、月次締め前の集計を進めやすくなります |
| 税制変更への対応が不安 | 会計ルールに沿って処理を進めやすくなり、税制変更時の確認負担を抑えやすくなります |
続いて、大企業向け会計ソフトをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
グローバルERP一体型タイプ 🌍
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外子会社を含むグループの基幹業務を統合したい大企業におすすめ
✅ 通貨を選ぶだけで為替換算まで自然に処理され、外貨処理が手作業でなくなる
USD・EUR建ての経費を入力すると通貨コードを変えるだけで為替レートが反映されJPY換算まで進み、月末処理では換算差損益の仕訳まで立ちました。外貨処理を手作業で調整している大企業なら、取引入力から決算処理まで同じ基盤でつながり負担が大きく減ります。
✅ IFRS基準のP&L・BSとIFRS16の設定が標準で揃う
Financial Closing Cockpit(決算処理画面)からIFRS基準のフォーマットでP&LとBSを出力でき、IFRS16(リース会計基準)の設定項目もありました。IFRS・US GAAPでグループ全体の数字を見たい上場グループには、これ自体が選定理由になります。
⚠️ SAP独自の用語・業務フローへの習熟が必要で、評価段階から専門人材が要る
Manage Journal Entriesなどの入口の理解やコストセンター設定には会計・SAPの知識が必要で、14日間のトライアルでは基本操作の入口を確認するだけでも時間がかかりました。評価時点から実装担当者やSAPコンサルタントを巻き込む進め方が現実的です。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
仕訳から承認・分析まで同じ基盤で管理したい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
人事と財務のデータを一体で経営管理したい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国産ERP一体型タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
税務申告まで自社の経理部門で完結させたい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
必要な範囲から段階導入して費用を抑えたい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
グループ連結決算を共通基盤でまとめたい持株会社・大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
会計専用・高機能タイプ 📊
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
国内子会社・拠点の会計を本社で集約したい中堅・大企業向け
✅ 複数法人の連結集計と内部取引の消去仕訳までシステム上で扱える
2法人のデータを連結集計しグループ全体のBS・PLを出力でき、内部取引の消去仕訳までシステム上で扱えました。Excelで集計していた会社と比べ、連結決算を毎月回す大企業では大きな効率化につながります。
✅ 承認フローの証跡の残し方と設定粒度が細かい
経費申請の承認フローで承認者・代理承認者・エスカレーション先を設定でき、差戻しコメントや承認履歴が記録として残り後から画面で追えました。勘定奉行クラウドにもある承認フローよりさらに細かく、内部統制を重視する上場企業の証跡管理に向きます。
⚠️ 導入がプロジェクト前提で、気軽な試用で良し悪しは決められない
会社コード・原価センター・勘定コード体系など最初に理解すべき設定が多く、自分で触ってすぐ判断できる製品ではありません。先に自社の決算・連結・承認・固定資産の要件を整理し、評価範囲を決めてから検証する進め方が現実的です。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国際会計基準の連結決算まで標準機能で進めたい上場企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
単体決算をクラウドで手早く整えたい大企業の部門におすすめ
✅ 承認した申請が証跡を残したまま会計仕訳に計上される
承認した経費申請が、別途CSVで移し替えたり手で打ち直したりせず会計側の仕訳として計上される流れを確認できました。承認の証跡を残しながら仕訳に反映でき、大企業本社の単体決算を素早く整えたい部門に向きます。
✅ 部門別集計で未確認仕訳を登録者まで遡って追える
部門別の集計表で部門ごとの数字を一覧で確認でき、未確認の仕訳も明細から金額・科目・登録者まで確認できました。部門管理を最初から正式運用として扱うため、複数部署・複数承認者がいる組織の月次確認がそのまま帳票につながります。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | Workday | OBIC7 会計情報システム | Biz∫会計 | SuperStream-NX 会計 | HUE AC | 勘定奉行クラウド | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IFRSデュアル帳簿 1仕訳でIFRSとJ-GAAPの両帳票を同時出力できるか | ||||||||
IFRS連結 IFRS基準で連結決算を作成できるか | ||||||||
連結自動消去 複数会社データを取り込み内部取引や持分を自動消去できるか | ||||||||
内部統制レポート SOX法など内部統制対応の監査レポートを出力できるか | ||||||||
マルチテナント管理 複数法人・グループ会社をテナント分離して一元管理できるか |
一部の企業で必須
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | Workday | OBIC7 会計情報システム | Biz∫会計 | SuperStream-NX 会計 | HUE AC | 勘定奉行クラウド | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
標準実際差異分析 標準原価と実際原価の差異を自動分析できるか | ||||||||
製造原価報告書 製造原価報告書を自動作成できるか | ||||||||
税務申告(法人税) 法人税申告書を作成・申告連携できるか | ||||||||
税務申告(内訳書・概況書) 内訳書・概況書を作成し申告へ連携できるか | ||||||||
e-Tax連携 e-Taxと連携し電子申告送信まで行えるか |
ほぼ全製品が対応
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | Workday | OBIC7 会計情報システム | Biz∫会計 | SuperStream-NX 会計 | HUE AC | 勘定奉行クラウド | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
予算管理・連携 予算執行や差異を管理し外部予算システムと連携できるか | ||||||||
決算早期化 月次・四半期・年次決算を自動化し決算期間を短縮できるか | ||||||||
キャッシュフロー計算書自動生成 企業会計の間接法または直接法でCF計算書を自動作成できるか | ||||||||
大量仕訳処理 数万件規模の仕訳データを一括で高速処理できるか |
優先度が低い
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP | Workday | OBIC7 会計情報システム | Biz∫会計 | SuperStream-NX 会計 | HUE AC | 勘定奉行クラウド | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
個人消費税申告 個人の消費税申告書を作成できるか | ||||||||
顧問先ダッシュボード(会計事務所) 複数クライアントのKPIや財務指標を横断表示できるか | ||||||||
オーナー精算 マスターリースのオーナー精算書を作成できるか |
大企業の会計ソフトの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、会計基盤の大枠を決める海外拠点まで統一するならグローバルERP一体型、国内制度や商習慣を重視するなら国産ERP一体型、既存ERPを残して会計領域を強化するなら会計専用・高機能タイプが軸になります。まずは自社の拠点構成と既存システムに近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2必須機能は、機能の優先度マップで確認するIFRSや連結決算に加えて、内部統制やマルチテナント管理も大企業向け会計ソフトで差が出やすい項目です。製造原価や国内税務など条件付きで必要な機能も、機能の優先度マップで先に整理しておくと比較しやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
- 3導入後の運用条件をそろえる大企業の会計ソフトは、製品のタイプと機能が合っていても、導入範囲や本社経理の運用体制で使いやすさが変わります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて、グループ展開と決算運用を整理します。既存ERPとの関係や見積もり範囲も扱います。
ここからは、タイプや機能を確認したうえで、導入後の運用条件をそろえます。会社数や拠点に加えて既存システムと関係部門の巻き込み方まで同じ前提で整理すると、大企業向け会計ソフトの違いを判断しやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
グループ展開の単位
海外子会社や国内子会社が多い企業では、各社の入力ルールと本社の締め手順をそろえる負担が大きくなります。範囲を曖昧にすると、導入後に拠点ごとの例外処理が増えます。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。海外拠点まで同じERPで広げる製品、国内グループを共通基盤でまとめる製品、会計領域を中心に既存基盤へ重ねる製品があります。
- 海外拠点まで同じERPで広げる製品国や拠点をまたぐ業務ルールをそろえやすい製品です。ただし標準プロセスに合わせる準備が重くなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- 国内グループを共通基盤でまとめる製品国内子会社の締め状況や会計データを本社で集めやすい製品です。ただし会社ごとの例外処理は事前に整理が必要です。代表製品:Biz∫会計 / OBIC7 会計情報システム
- 会計領域を中心に既存基盤へ重ねる製品会計システム刷新から始めやすく、周辺業務を段階的に広げやすい製品です。ただし既存ERPとの役割分担が曖昧だと運用が複雑になります。代表製品:HUE AC / 勘定奉行クラウド
決算・監査対応の運用体制
上場企業やグループ会社が多い企業では、月次締めと承認に加えて証跡確認の担当者も増えます。手順を製品に合わせて設計できないと、監査前の確認作業が本社に集中します。
製品の分かれ方:運用体制は大きく3通りです。全社標準のワークフローを組む製品、連結決算の進捗を本社で追う製品、単体会計を部門単位で整える製品があります。
- 全社標準のワークフローを組む製品承認や統制ルールをグループ共通でそろえやすい製品です。ただし部門ごとの例外を残しすぎると設計が重くなります。代表製品:Oracle ERP / Workday
- 連結決算の進捗を本社で追う製品各社の締め状況を本社側で追いやすい製品です。ただし子会社側の入力期限と確認責任を先に決める必要があります。代表製品:Biz∫会計 / HUE AC
- 単体会計を部門単位で整える製品本社単体や子会社の経理から始めやすい製品です。ただし親会社の連結統制まで担う場合は追加設計が必要です。代表製品:勘定奉行クラウド
既存ERP・周辺業務とのつなぎ方
販売・購買・人事・生産のシステムがすでに動いている企業では、会計だけを替えるか全社ERPを替えるかで負担が変わります。範囲を決めずに進めると、二重入力や部門間のデータ修正が残ります。
製品の分かれ方:つなぎ方は大きく3通りです。全社ERPへ集約する製品、国産ERPの必要モジュールを組み合わせる製品、会計専用基盤として外部システムと連携する製品があります。
- 全社ERPへ集約する製品会計と周辺業務を同じ基盤に寄せやすい製品です。ただし既存システムを残す範囲が広いと連携設計が増えます。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- 国産ERPの必要モジュールを組み合わせる製品国内業務に合わせて会計周辺から広げやすい製品です。ただしモジュール追加の順番を決めないと導入範囲が膨らみます。代表製品:OBIC7 会計情報システム / Biz∫会計
- 会計専用基盤として外部システムと連携する製品既存ERPを残しながら会計領域を強化しやすい製品です。ただし連携元のデータ品質が低いと確認作業が残ります。代表製品:HUE AC / 勘定奉行クラウド
導入計画と見積もり範囲
大企業では利用会社数やモジュール範囲が増えるほど、初年度の設計費用と運用開始後の保守費用が変わります。月額やライセンスだけで比較すると、移行支援や追加開発の負担を見落としやすくなります。
製品の分かれ方:進め方は大きく3通りです。構成を伝えて個別見積もりを取る製品、導入支援込みで計画を立てる製品、料金目安を確認して小さく始める製品があります。
- 構成を伝えて個別見積もりを取る製品会社数や利用範囲をそろえて総額を比較しやすい製品です。ただし見積もり前に現行システムと移行範囲を整理する手間があります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP
- 導入支援込みで計画を立てる製品業務設計や移行を含めて計画を組みやすい製品です。ただし支援範囲が広いほど関係部門の調整が増えます。代表製品:OBIC7 会計情報システム / HUE AC
- 料金目安を確認して小さく始める製品単体会計や一部部門から始めるときに費用感をつかみやすい製品です。ただし大企業向け構成では別見積もりになる場合があります。代表製品:勘定奉行クラウド
よくある質問
大企業向けの会計ソフトでは何ができますか?
連結決算やセグメント別の管理会計、IFRSなど複数の会計基準への対応、内部統制に必要な承認や監査の証跡づくりまで担えます。販売や人事・給与などの基幹システムと連携し、グループ全体の数字を一元管理できます。グローバルERP一体型・国産ERP一体型・会計専用の高機能型の3タイプがあります。
連結決算やIFRSなど複数の会計基準に対応できますか?
対応できます。子会社を含むグループの数字を集約して連結決算を組め、日本基準とIFRS・米国基準を並行して扱える製品があります。SuperStream-NX会計やHUE ACは複数基準や連結に強く、SAP S/4HANA CloudやOracle ERPは海外拠点を含む会計を統合できます。自社の連結範囲と基準に合うかが要点です。
内部統制(J-SOX)や基幹システムとの連携に対応できますか?
支えられます。操作の権限を職務ごとに分け、承認の流れや変更の履歴を証跡として残し、J-SOXが求める内部統制に対応できます。OBIC7やGLOVIA iZ会計、Biz∫会計は販売や人事と一体で動く国産ERPとして実績があります。既存の基幹システムと無理なく連携できるかを確かめましょう。
大企業向けの会計ソフトの料金はどのくらいですか?
大企業向けは要件に応じた個別見積もりが基本で、SAP S/4HANA CloudやOracle ERP、Workdayはいずれも要問い合わせです。国産ERPのGLOVIA iZ会計は約135万円から、会計専用のSuperStream-NX会計は年90,000円、勘定奉行クラウドは月7,750円が目安です。連結や基準対応の範囲と規模で総額が変わります。
中小向けの会計ソフトを大企業がそのまま使うと何が起きますか?
取引量が膨大になり拠点や子会社が増えると、中小向けソフトでは連結決算やIFRS対応、内部統制の証跡づくりが追いつかず、運用に無理が出ます。大企業向けの製品なら、複数基準の会計や基幹システム連携、権限分離まで標準で支えられます。連結の範囲や基準対応、監査の要件を踏まえて選ぶと安心です。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)