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外貨対応のおすすめ会計ソフト9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/6/19
外貨対応の会計ソフトと一口に言っても、その中身は大きく異なります。最近はAIによる為替レート自動取得や為替差損益の自動計算が当たり前になりつつあり、製品選びの焦点は「どこまで外貨業務を自動化できるか」に移っています。ただし、月に数十件の米ドル取引だけの企業と、数十カ国・数十通貨を扱うグローバル企業では、必要な製品がまったく違います。FitGapでは、この違いを「取引規模」と「海外拠点の有無」という2つの軸で3タイプに整理しました。まずタイプ別の製品紹介で全体像をつかみ、要件定義ガイドで自社に必要な機能を見極め、選定ガイドで最適な1製品に絞り込んでください。
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レビュー担当 松浦 大輔
FP技能士2級(AFP)・日商簿記2級を保有し、財務・会計の実務知識を裏付けている。freee等の会計・経費精算システムの業務利用経験を持ち、バックオフィス業務設計の視点から製品を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
国内クラウド会計に外貨機能を追加するタイプ 🇯🇵
奉行V ERPクラウド
/ freee会計(法人)
/ FX4クラウド
大企業向け国産ERPに外貨機能が組み込まれたタイプ 🏢
ZeeM 会計
/ HUE AC
/ ProActive C4
グローバル展開に強い海外発ERPタイプ 🌍
SAP S/4HANA Cloud
/ Oracle NetSuite
/ Oracle ERP
企業規模
大企業
中小企業
個人事業主
その他
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おすすめ製品の早見表

タイプ別おすすめ製品 9

外貨対応の会計ソフトのおすすめ製品を製品ごとにタイプ、料金、企業規模、評価ポイントで比較する表
製品名タイプ料金企業規模評価ポイント
奉行V ERPクラウド
国内クラウド会計に外貨機能を追加するタイプ 🇯🇵
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

会計・販売・在庫・人事労務まで統合可能。中堅企業シェアもトップ。

freee会計(法人)
国内クラウド会計に外貨機能を追加するタイプ 🇯🇵
2,980円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

簿記未経験でも使いやすい。導入が容易で中小企業シェアもトップ。

FX4クラウド
国内クラウド会計に外貨機能を追加するタイプ 🇯🇵
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

税理士と月次決算を確認しながら進められる。業種別導入実績も強い。

ZeeM 会計
大企業向け国産ERPに外貨機能が組み込まれたタイプ 🏢
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

販売・購買データを会計へ標準連携。BI分析も同じ基盤で扱える。

HUE AC
大企業向け国産ERPに外貨機能が組み込まれたタイプ 🏢
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

単体会計からIFRS連結まで一体で運用可能。内部取引消去にも対応。

ProActive C4
大企業向け国産ERPに外貨機能が組み込まれたタイプ 🏢
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

製造原価と外貨取引を同じ基盤で管理可能。製造業シェアも上位。

SAP S/4HANA Cloud
グローバル展開に強い海外発ERPタイプ 🌍
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

外貨会計からIFRS連結まで標準対応。大企業シェアもトップ。

Oracle NetSuite
グローバル展開に強い海外発ERPタイプ 🌍
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

財務・販売・在庫・CRMをクラウドで統合。多通貨拠点を立ち上げやすい。

Oracle ERP
グローバル展開に強い海外発ERPタイプ 🌍
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

財務・販売・購買・在庫まで統合。権限制御と内部統制にも強い。

タイプ別おすすめ製品

国内クラウド会計に外貨機能を追加するタイプ 🇯🇵

このタイプが合う企業:

海外取引が月数十件程度の中小〜中堅企業で、普段の国内経理業務を効率化しつつ外貨取引にも対応したい経理担当者の方

どんなタイプか:

国内クラウド会計をベースに、外貨建て取引の入力、為替レート取得、円換算を追加するタイプです。国内経理の流れを保ちながら、少量の海外取引を扱える点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

💱為替レート自動取得・円換算
取引日の為替レートを参照して外貨建て取引を円換算し、手入力の確認作業を減らします。
📊為替差損益の自動計算
発生時と決済時のレート差をもとに為替差損益を計算し、仕訳処理の手間を減らします。

おすすめ製品3選

奉行V ERPクラウド

外貨取引を含む基幹業務をまとめて標準化したい中堅企業におすすめ

奉行V ERPクラウドは、外貨取引を単体会計ソフトで処理するより、会計・販売管理・在庫・人事労務まで基幹業務をまとめて標準化したい企業向けの国産クラウドERPです。多通貨処理と為替レート自動取込に対応し、販売管理・在庫連携や大量仕訳処理も同じ基盤で扱えるため、海外取引を含む製造業・卸売業の中堅企業に向きます。 FitGapでは本タイプ3製品の中で中堅企業シェアと全体シェアが1位で、機能性・セキュリティ評価も高く、統合基盤として選びやすい製品です。 一方、IFRSデュアル帳簿やIFRS連結は使えず、外部BI連携は追加オプションです。小規模法人が外貨仕訳だけを早く始めたい場合や、上場連結まで一体化したい場合は、より軽いクラウド会計や海外発ERP型との比較が必要です。
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
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サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
freee会計(法人)

外貨取引を自動仕訳の延長で最小構成から扱いたい小規模法人向け

freee会計(法人)は、外貨対応を本格ERP化せず、日々の取引入力と自動仕訳の延長で扱いたい小規模法人向けのクラウド会計です。銀行API取込、OCR仕訳、多通貨処理、為替レート自動取込に対応し、外貨建取引管理を追加しながら最小構成で始めやすい点が強みです。 FitGapでは操作性・導入容易性・料金評価が同ページ内で最上位で、中小企業シェアも高いため、経理専任者がいないスタートアップや海外SaaS決済が少量発生する企業に向きます。 一方、販売管理連携は追加オプション、在庫リアル連携やIFRS連結は非対応です。貿易実務で在庫・外貨売掛まで一体管理したい中堅企業、内部統制や連結管理を重視する企業は、ERP型や標準機能の厚い製品と比較してください。
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2,980円
無料トライアルあり
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セキュリティ
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FX4クラウド

税理士と同じデータで月次運用しながら外貨取引を扱いたい企業向け

FX4クラウドは、外貨取引を税理士との月次運用に組み込み、国内会計の正確性を保ちながら管理したい企業向けのクラウド会計です。多通貨処理、為替レート自動取込、銀行API取込、OCR仕訳、販売管理連携、仕訳承認ワークフローに対応し、外貨仕訳だけでなく承認や周辺連携まで国内経理の流れに乗せやすい点が強みです。 FitGapでは本タイプ3製品の中で対応範囲が最も広く、中小企業シェアも2位で、医療・福祉、教育・学習支援、農林水産業ではカテゴリ内シェアが1位です。TKC会員税理士と同じデータを見ながら巡回監査や決算支援を受けたい中小〜中堅企業に向きます。 一方、導入は税理士関与が前提で、自社だけで即日利用するSaaSとは異なります。IFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去は非対応のため、海外子会社を含む上場グループはERP型製品を比較してください。
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大企業向け国産ERPに外貨機能が組み込まれたタイプ 🏢

このタイプが合う企業:

海外取引やグループ連結決算が頻繁に発生する大企業・上場企業の経理部門や経営企画部門の方

どんなタイプか:

国産ERPの会計基盤に、多通貨伝票、残高管理、連結決算、内部統制を組み込むタイプです。国内制度への対応とグループ会計を一体管理できる点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

🏦多通貨での連結決算・グループ管理
子会社を含む財務データを複数通貨で集約し、連結決算と残高確認を進めやすくします。
📋IFRS・複数会計基準への対応
日本基準とIFRSなど複数帳簿を並行管理し、基準別の開示・報告を整理できます。

おすすめ製品3選

複数事業の仕訳取込から全社会計までまとめたい大企業におすすめ

ZeeM 会計は、販売・購買・在庫など業務システムから会計へデータを集め、部門入力やBI分析まで同じ基盤で扱える国産ERP型の会計ソフトです。外貨は多通貨処理と為替レート自動取込に対応し、販売管理連携、資材購買連携、医療・建設・製造・不動産賃貸などの仕訳取込も使えるため、国内に複数事業を持つ大企業の全社会計に向きます。 FitGapでは料金と導入容易性の評価が同ページ内で上位に入り、大企業向けERPの中では比較的検討しやすい位置です。 一方、IFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去は使えません。海外子会社を束ねる連結決算を重視する企業はHUE AC、製造原価との一体運用を重視する企業はProActive C4も比べたいです。
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海外子会社を含む連結決算を一つの基盤で早めたい上場企業向け

HUE ACは、単体会計からIFRSを意識した連結決算までを大企業の同一基盤で扱う、外貨・連結重視の国産ERP型会計ソフトです。この候補群ではIFRSデュアル帳簿、IFRS連結、グループ会社間取引を消す連結自動消去をそろえ、外貨建仕訳、多通貨処理、為替レート自動取込、GST/VATレポートにも対応します。 海外子会社を含むグループ決算を早めたい上場企業や、内部統制を重視する企業に向き、FitGapでも機能性とセキュリティ評価が同ページで最上位です。 一方、法人税の税務申告、e-Tax連携、固定資産管理は別製品で補う前提です。オンプレミス導入や習熟負荷もあるため、外貨取引だけの企業や子会社が少ない中堅企業には重く、ZeeM 会計やProActive C4との比較が必要です。
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中堅企業
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仕様・機能

製造原価と外貨会計を同じ基盤で運用したい大企業におすすめ

ProActive C4は、SaaS型のクラウドERPとして、会計・権限管理・銀行連携を長期運用しやすく整えた国産会計ソフトです。外貨建仕訳、多通貨処理、為替レート自動取込に加え、標準実際差異分析、製造原価報告書、固定資産管理、進行基準売上計上まで扱えるため、製造原価と外貨取引を同じ基盤で見たい大企業に向きます。 FitGapでは操作性評価が同ページで上位、製造業シェアも上位で、拠点や利用部門が多い運用でも候補にしやすい製品です。 一方、IFRSデュアル帳簿と連結自動消去は使えますが、IFRS連結には対応しません。海外子会社の連結まで重視するならHUE AC、販売・購買・在庫連携を広く見るならZeeM 会計も比べたいです。利用人数やデータ容量、最低ユーザー数に伴う費用増にも注意が必要です。
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グローバル展開に強い海外発ERPタイプ 🌍

このタイプが合う企業:

世界各国に拠点を持ち、現地通貨・現地会計基準での運用と本社への統合レポートを両立させたいグローバル企業の経理・IT部門の方

どんなタイプか:

海外発ERPを基盤に、各国通貨・税制・会計基準の処理を標準で扱うタイプです。多拠点の会計データを本社で統合し、拡張性を重視する点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

🌐多拠点・多通貨のリアルタイム統合管理
各拠点の現地通貨データを統合通貨へ換算し、資金状況をリアルタイムに確認できます。
⚖️各国の税制・法規制へのローカル対応
VATや源泉徴収税、電子申告など国別要件を管理し、海外拠点追加時の改修を抑えます。

おすすめ製品3選

SAP S/4HANA Cloud

外貨会計から連結決算まで本社主導で統制したい多国籍企業向け

SAP S/4HANA Cloudは、多国籍企業の会計・在庫・生産までを同じクラウドERPに載せ、外貨取引から連結決算まで本社主導で統制しやすい製品です。多通貨・多拠点対応に加え、IFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去を標準で扱える点が同タイプ内で目立ち、FitGapでも大企業シェアとセキュリティ、連携、サポートの評価が上位です。 海外子会社が多く、外貨会計と内部統制を一体で整えたいグローバル本社に向きます。 一方で料金評価は低く、導入には業務を標準プロセスへ合わせる体制も必要です。連結対象が少ない中堅企業や、早期立ち上げを優先する企業はNetSuiteなども比較した方が現実的です。
実体験レビュー

✅ 通貨を選ぶだけで為替レート反映・円換算まで自然に進む

英語UIでUSD・EUR建ての経費を入力したところ、通貨コードを変えると為替レートが反映されJPY換算まで進みました。入力途中で特別な作業をしている感覚がなく、外貨処理を手作業でこなしている会社なら差が出ます

✅ 外貨換算差損益が月末処理に組み込まれている

EUR建て取引を入力後、月末処理の中で換算差損益の仕訳が自動で立つことを確認しました。取引入力から決算処理まで同じ基盤でつながるため、国内ソフトで手作業調整している場合の負担を減らせます

⚠️ 単一法人・国内中心の中小企業には過剰になりやすい

単一法人・日本円取引中心の中小企業には、コストも習熟負担も重く明らかに過剰でした。14日間のトライアルでは基本操作の入口を確認するだけでも時間がかかり、使いこなすにはSAP独自の用語・コード・業務フローへの慣れが必要です。

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Oracle NetSuite

海外拠点の外貨会計を立ち上げやすいクラウド統合基幹システム

Oracle NetSuiteは、財務・販売・在庫・CRMまでをクラウドで統合し、海外拠点の外貨会計を比較的立ち上げやすいERPです。多通貨処理、GST/VATレポート、為替レート自動取込に対応し、FitGapでは導入しやすさ評価が同タイプで最も高く、機能性・連携評価もカテゴリ上位です。 海外子会社の記帳、レート換算、在庫や受注データを1つの基盤で見たい中堅〜大企業に向きます。 API連携やBIレポートを使い、既存の物流・分析システムと組み合わせたい場合も候補になります。 一方、IFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去は追加オプションです。親会社の連結決算基盤まで兼ねるなら、SAP S/4HANA Cloudとのスコープと費用比較が必要です。
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大企業
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仕様・機能

外貨会計と複数事業の横断管理を一つの基盤で扱いたい大企業向け

Oracle ERPは、財務・会計だけでなく生産、販売、購買、在庫、CRMまで含めた大企業向けの統合ERPで、外貨会計と複雑なグループ管理を同じ基盤で扱いたい企業に向く製品です。 FitGapでは機能性・連携・セキュリティ評価が上位で、データ権限制御、内部統制、BIレポート、多言語帳票出力に対応します。さらにマルチテナント管理、基金・特別会計、進行基準売上計上、工事原価管理まで扱えるため、海外拠点に加えて国内の事業会社や独立採算部門を横断管理したい持株会社、多角経営グループに適しています。 一方で導入しやすさは相対的に高くなく、IFRS連結と連結自動消去は追加オプションです。連結決算の標準対応を最優先するならSAPとの比較が必要です。
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中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
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機能性
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比較すべき機能の優先度マップ

どこから比較すべきか

製品には数多くの機能がありますが、選定の決め手になるのは一部の機能だけです。そこで各機能を「多くの企業で必要か」と「製品ごとに対応が分かれるか」の2つの軸で4つに分け、比較する順番が分かるように並べました。下の表では、このページに登場した製品が各機能にどう対応しているかを、上から順に確認できます。
標準対応
オプション/条件付き
非対応

選定の決め手

外貨取引が増え、海外拠点やグループ会社を含めて管理する場合に、製品ごとの差が出やすい比較項目です。対応範囲と追加設定の有無を確認してください。
奉行V ERPクラウド
freee会計(法人)
FX4クラウド
ZeeM 会計
HUE AC
ProActive C4
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Oracle ERP
GST/VATレポート
VATやGSTの国別集計レポートを出力できるか
IFRSデュアル帳簿
1仕訳でIFRSとJ-GAAPの両帳票を同時出力できるか
連結自動消去
複数会社データを取り込み内部取引や持分を自動消去できるか
予算シミュレーション
予算・実績に加えシナリオ比較や将来予測を行えるか
マルチテナント管理
複数法人・グループ会社をテナント分離して一元管理できるか

一部の企業で必須

IFRS連結や国内税務申告まで同じ会計ソフトで処理したい企業では重要度が上がります。外貨対応だけで足りる場合は優先度を分けて見てください。
奉行V ERPクラウド
freee会計(法人)
FX4クラウド
ZeeM 会計
HUE AC
ProActive C4
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Oracle ERP
税務申告(法人税)
法人税申告書を作成・申告連携できるか
税務申告(消費税)
消費税申告書を作成できるか
e-Tax連携
e-Taxと連携し電子申告送信まで行えるか
IFRS連結
IFRS基準で連結決算を作成できるか

ほぼ全製品が対応

外貨対応の会計ソフトとして多くの製品が備えている基本項目です。まずは標準対応を前提に、処理量や運用負荷に合うかを確認するとよい項目です。
奉行V ERPクラウド
freee会計(法人)
FX4クラウド
ZeeM 会計
HUE AC
ProActive C4
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Oracle ERP
多通貨処理
外貨での起票や期末換算差の自動仕訳に対応できるか
為替レート自動取込
オンライン為替サービスからレートを取得し換算差額を自動計上できるか
大量仕訳処理
数万件規模の仕訳データを一括で高速処理できるか
決算早期化
月次・四半期・年次決算を自動化し決算期間を短縮できるか

優先度が低い

外貨対応そのものより、特定業種や会計事務所向けの運用に寄った項目です。該当しない企業では比較対象から外しても判断への影響は小さいです。
奉行V ERPクラウド
freee会計(法人)
FX4クラウド
ZeeM 会計
HUE AC
ProActive C4
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Oracle ERP
地方債管理
起債・利息・償還を台帳管理できるか
オーナー精算
マスターリースのオーナー精算書を作成できるか
顧問先ダッシュボード(会計事務所)
複数クライアントのKPIや財務指標を横断表示できるか

外貨対応の会計ソフトの選び方

このページでの絞り込み方

  1. 1
    タイプを見て、外貨業務の規模に近い製品を絞る海外取引が少量なら国内クラウド会計、海外拠点や連結まで含むならERP型が中心になります。まずは取引量、海外拠点の有無、経理担当者の体制に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
  2. 2
    外せない機能は、機能の優先度マップで確認する多通貨処理や為替レート取込、IFRS連結、税務申告などは企業規模で必要度が変わります。自社で必須になる項目を分けておくと、過剰な製品や不足する製品を避けやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
  3. 3
    外貨業務を続ける条件をそろえる外貨対応の会計ソフトは取引件数や海外拠点、本社の統制範囲で運用負荷が変わります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて押さえる運用・契約条件を整理します。

ここからは、日々の外貨処理をどの体制で回すかを整理します。少量の外貨仕訳と海外拠点の月次締めを分けます。販売・在庫とのつながりや導入時の相談先も同じ条件でそろえると、製品を比べやすくなります。

機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント

外貨取引量と月次確認体制

海外SaaSの支払いが数件ある会社と、毎月多くの外貨売掛や買掛を締める会社では、経理担当者の確認量が変わります。処理量に対して軽すぎる製品を選ぶと、月末に手入力と再確認が集中します。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。国内経理に少量の外貨取引を足す製品、販売・在庫や大量仕訳も同じ基盤で扱う製品、海外拠点の会計データを本社で集約する製品があります。

  • 国内経理に少量の外貨取引を足す製品国内の会計運用を変えずに外貨入力を始めやすい製品です。ただし取引件数が増えると、月次の確認担当を先に決める必要があります。代表製品:freee会計(法人) / FX4クラウド
  • 販売・在庫や大量仕訳も同じ基盤で扱う製品外貨の売掛や仕入を周辺業務と合わせて管理しやすい製品です。その分、利用部門と締め日をそろえないと確認が滞ります。代表製品:奉行V ERPクラウド / ZeeM 会計
  • 海外拠点の会計データを本社で集約する製品現地通貨の処理と本社側の集約を同じ基盤に寄せやすい製品です。ただし導入前に拠点ごとの運用差を整理する手間があります。代表製品:Oracle NetSuite / SAP S/4HANA Cloud

海外拠点・連結管理の範囲

海外子会社やグループ会社が増えると、現地で入力した会計データを本社がいつ確認するかが問題になります。連結対象と管理対象を曖昧にしたまま導入すると、決算前にデータ収集と差戻しが膨らみます。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。国内拠点中心で外貨取引を扱う製品、国内大企業の連結管理に寄せた製品、海外拠点を含むグループ管理へ広げる製品です。

  • 国内拠点中心で外貨取引を扱う製品国内経理の手順を保ちながら外貨取引を追加しやすい製品です。ただし海外子会社の月次締めまで含める場合は、別の管理基盤が必要になりやすいです。代表製品:freee会計(法人) / FX4クラウド
  • 国内大企業の連結管理に寄せた製品大手企業の月次締めや部門管理をそろえやすい製品です。その分、会計ルールと承認手順を事前に決める負担があります。代表製品:HUE AC / ProActive C4
  • 海外拠点を含むグループ管理へ広げる製品複数国の拠点を本社でまとめて管理しやすい製品です。ただし標準プロセスに合わせる準備と導入体制が重くなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP

周辺業務とのつなぎ方

外貨の売上や仕入を在庫・請求と別々のシステムで管理すると、会計側の数字を合わせる作業が増えます。どこまで会計ソフトに集約するかを決めないと、外貨取引だけ整っても周辺業務との確認が残ります。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。会計中心で必要な連携を足す製品、販売・購買・在庫まで国産ERPでまとめる製品、CRMやサプライチェーンまで海外発ERPで広げる製品があります。

  • 会計中心で必要な連携を足す製品会計担当の作業を中心に始めやすく、必要な業務だけ連携を足せます。ただし販売や在庫の管理まで同時に変える用途には向きにくいです。代表製品:freee会計(法人) / FX4クラウド
  • 販売・購買・在庫まで国産ERPでまとめる製品国内業務の商流に合わせて、会計と周辺業務を同じ基盤に寄せやすい製品です。その分、部門ごとの入力ルールをそろえる準備が必要です。代表製品:奉行V ERPクラウド / ProActive C4
  • CRMやサプライチェーンまで海外発ERPで広げる製品海外拠点の販売や在庫情報まで含めて、会計データをつなぎやすい製品です。ただし既存システムとの役割分担を先に決める必要があります。代表製品:Oracle NetSuite / Oracle ERP

導入支援・契約経路

外貨対応では使い始める時期や過去データの扱い、海外拠点との分担まで決める場面があります。契約前に相談先をそろえないと、試用だけで進む製品と要件を詰める製品を同じ感覚で比べてしまいます。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。オンラインで試しながら始める製品、税理士・会計事務所と月次運用を作る製品、ベンダーや販売パートナーと構成を決める製品に分かれます。

  • オンラインで試しながら始める製品小規模な外貨取引から短期間で試しやすい製品です。ただし本格導入では、過去データや社内承認の扱いを別途整理する必要があります。代表製品:freee会計(法人)
  • 税理士・会計事務所と月次運用を作る製品月次確認や決算前の確認を専門家と進めやすい製品です。ただし自社だけで即日始めたい場合は、導入の進め方が合わないことがあります。代表製品:FX4クラウド
  • ベンダーや販売パートナーと構成を決める製品拠点数や連携範囲を伝え、導入計画を組みやすい製品です。その分、比較には同じ範囲で見積もる準備が必要です。代表製品:奉行V ERPクラウド / SAP S/4HANA Cloud

ぴったりの製品が見つかる

かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

よくある質問

外貨対応の会計ソフトでは何ができますか?

外貨建ての取引をそのまま記帳し、為替レートの自動取得や為替差損益の自動計算、円への換算まで行えます。輸出入や海外取引の経理を効率化できます。国内クラウドに通貨機能を足した型・通貨機能を内蔵したERP型・グローバル向けのクラウドERP型の3タイプがあります。

為替レートの取得や為替差損益の計算を自動でできますか?

できます。取引日のレートを自動で取り込んで外貨を円に換算し、決済時との差から生じる為替差損益も自動で計算できます。奉行V ERPクラウドやFX4クラウドは日々の外貨取引の処理に対応し、ZeeM会計やHUE ACは販売や在庫と一体で多通貨を扱えます。取引の頻度と必要な通貨に合うかが要点です。

複数の通貨や海外取引の量が多くても扱えますか?

扱えます。複数の外貨口座や通貨ごとの残高を管理し、月末のレートで一括して評価替えできる製品があります。SAP S/4HANA CloudやOracle NetSuiteは多通貨の取引を大量に処理でき、国内クラウド型は月数十件ほどの外貨取引に向きます。取引の量と通貨の数に見合う製品かを確かめましょう。

外貨対応の会計ソフトの料金はどのくらいですか?

国内クラウドに通貨機能を足した型は月数千円からで、freee会計は法人が月2,980円が目安です。通貨機能を内蔵するZeeM会計やHUE AC、ProActive C4、グローバル向けのSAP S/4HANA CloudやOracle NetSuiteはいずれも要問い合わせです。外貨取引の量と通貨の数で総額が変わります。

外貨建ての取引を表計算で管理し続けると何に困りますか?

取引のたびにレートを調べて手で換算し、為替差損益を表計算で計算するのは手間がかかり、レートの取り違えや計算ミスが起きやすくなります。外貨に対応した会計ソフトなら、レートの自動取得から換算・差損益の計算までを自動化でき、決算の締めも早められます。まず外貨取引の量と扱う通貨に合う製品かを確かめると安心です。

※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。

サービスカテゴリ

AI・エージェント

汎用生成AI・エージェント
LLM・大規模言語モデル
エージェントフレームワーク
エージェントオートメーション基盤

ソフトウェア(Saas)

オフィス環境・総務・施設管理
開発・ITインフラ・セキュリティ
データ分析・連携