金融、保険向けの会計ソフト

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会計ソフトの中には、取引を入力することで仕訳を自動的に行われる製品と、取引に対して仕訳情報を直接入力する製品とがあります。金融業や保険業では、取引が複雑になることが多いため、サポート体制がしっかりしている製品を選ぶことが重要です。

クラウド型のメリットは、デバイスに依存せず、複数のPC、タブレット、スマホから使用できてネット環境があればどこでもアクセスできます。また、自動でバージョンアップやデータのバックアップがされるため、法改正やデータのバックアップなどの対応が必要がありません。特に金融機関や保険会社では、データのセキュリティや法改正対応の重要性が高いため、クラウド型のメリットが大きいです。

会計業務は事業運営においてあらゆる業務の中心にあるため、多くの製品カテゴリが候補にあがります。金融業や保険業では、特に以下のカテゴリの自社の製品との連携が重要です。販売管理、購買管理：事業に関わる金融商品や保険サービスの授受を統括する製品です。会計ソフトとの連携をすることで仕訳の自動化が図れます。給与計算：従業員への給与の支払いも取引の一部です。給与計算ソフトと連携することでこの取引の登録を簡易化することができます。請求発行管理、請求書受領管理：請求書の発行、請求書の受領などを別製品で行っている場合は会計ソフトと連携することで仕訳の自動化が図れます。会計ソフトによっては請求管理の機能も包含している製品もあります。原価管理：金融商品や保険商品に関する原価計算を行い、予算や実績を会計ソフトに連携します。

日本会計基準以外に、米国会計基準、国際会計基準（IFRS）、その他海外の会計基準に対応する必要がある場合、対応した製品がおすすめです。金融機関や保険会社は国際的に事業を展開することが多いため、海外会計基準に対応していることが重要です。