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卸売・小売向け会計ソフトおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/5/29
会計ソフトと一口に言っても、卸売・小売業では日々の取引件数の多さやPOSレジ・販売管理との連携など、他業種にはない独自の要件が求められます。近年はAIによる自動仕訳やインボイス制度への標準対応が当たり前になり、製品の差は「会計単体の使いやすさ」よりも「販売・仕入データとどこまで一体化できるか」に移っています。本ガイドでは、企業規模や業務範囲の違いに着目して会計ソフトを3タイプに分類し、タイプごとの代表製品紹介から要件定義・選定ステップまでを一気通貫で解説します。
続きを読む
レビュー担当 松浦 大輔
FP技能士2級(AFP)・日商簿記2級を保有し、財務・会計の実務知識を裏付けている。freee等の会計・経費精算システムの業務利用経験を持ち、バックオフィス業務設計の視点から製品を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
経理業務の効率化に特化した会計専任タイプ 📒
freee会計(法人)
/ マネーフォワード クラウド会計
/ 弥生会計
販売・仕入管理まで一体運用できるバックオフィス統合タイプ 🔗
勘定奉行クラウド
/ SMILE V 2nd Edition 会計
/ PCAクラウド会計
多拠点・グループ経営を一元管理する大規模ERP会計タイプ 🏢
SAP S/4HANA Cloud
/ Oracle NetSuite
/ SuperStream-NX 会計
企業規模
大企業
中小企業
個人事業主
その他
すべて表示

おすすめ製品の早見表

タイプ別おすすめ製品 9

卸売、小売向けの会計ソフトのおすすめ製品を製品ごとにタイプ、料金、企業規模、評価ポイントで比較する表
製品名タイプ料金企業規模評価ポイント
freee会計(法人)
経理業務の効率化に特化した会計専任タイプ 📒
2,980円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

簿記知識がなくても使える設計。使いやすく中小企業シェアもトップ。

マネーフォワード クラウド会計
経理業務の効率化に特化した会計専任タイプ 📒
¥3,980
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

請求・経費・給与を必要に応じて追加可能。連携に強く導入しやすい。

弥生会計
経理業務の効率化に特化した会計専任タイプ 📒
50,000円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

中小企業シェアがトップレベル。税理士連携と手厚いサポートが強い。

勘定奉行クラウド
販売・仕入管理まで一体運用できるバックオフィス統合タイプ 🔗
7,750円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

奉行シリーズで会計・販売・仕入・給与を統合可能。中堅企業シェアも高い。

SMILE V 2nd Edition 会計
販売・仕入管理まで一体運用できるバックオフィス統合タイプ 🔗
275,000円ライセンス
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

在庫と会計を同じ基盤で連動。製造原価まで扱える中堅企業向け。

PCAクラウド会計
販売・仕入管理まで一体運用できるバックオフィス統合タイプ 🔗
13,860円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

複数店舗・事業部の共通費を細かく配賦可能。販売管理連携にも対応。

SAP S/4HANA Cloud
多拠点・グループ経営を一元管理する大規模ERP会計タイプ 🏢
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

IFRS連結まで扱えるグローバルERP。大企業シェアもトップレベル。

Oracle NetSuite
多拠点・グループ経営を一元管理する大規模ERP会計タイプ 🏢
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

財務・販売・在庫・CRMを同じクラウドで管理。多通貨・多言語に対応。

SuperStream-NX 会計
多拠点・グループ経営を一元管理する大規模ERP会計タイプ 🏢
¥90,000年額
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

国内グループの会計を一元管理。予算管理や内部統制レポートにも対応。

タイプ別おすすめ製品

経理業務の効率化に特化した会計専任タイプ 📒

このタイプが合う企業:

従業員数が数名〜50名程度の中小卸売・小売企業で、まずは記帳や決算書作成など経理業務の省力化を優先したい方

どんなタイプか:

日々の仕訳入力、帳簿作成、決算書作成など会計業務に絞ったタイプです。銀行・カード明細の取込やAI仕訳を中心に、記帳効率を重視します。

このタイプで重視すべき機能:

🏦銀行・カード明細の自動取込と自動仕訳
銀行・カード明細を取り込み、AIの勘定科目提案で日々の仕訳入力と確認作業を減らします。
🧾インボイス制度・電子帳簿保存法への自動対応
適格請求書や証憑保存の要件に対応し、法改正時の設定確認や運用見直しを抑えます。

おすすめ製品3選

freee会計(法人)

仕訳の知識が浅くても日々の経理を進めやすい会計ソフト

freee会計(法人)は、簿記の仕訳入力よりも取引登録と自動仕訳を前面にしたクラウド会計ソフトです。 店長や事務スタッフが銀行口座・POSなどから取り込んだ取引を確認し、勘定科目の提案を使って日次経理を回したい卸売・小売企業に向きます。 FitGapでは操作性が同ページ1位、導入しやすさ・料金も1位タイで、中小企業シェアも1位タイと、小規模店舗が始めやすい点が強みです。 一方、販売管理連携、仕訳承認ワークフロー、予算管理は追加オプションで、サポート評価は低めです。承認段階が多い卸売業や販売・仕入管理まで一体で動かしたい企業は、別の一体型製品も比較して下さい。
実体験レビュー

✅ 簿記用語を避けた入力で、店長や事務スタッフでも日次経理を回せる

10件入力しても借方・貸方を意識する場面はなく、勘定科目の自動提案は10件中8件が的中しました。ログイン直後も業務単位で次の作業が案内されるため、経理専任を置けない小売店でも店長や事務スタッフが取り込んだ取引を確認しながら日次経理を回せます

✅ 銀行明細の取り込みは2回目以降ほど手間が減る

テスト用の銀行明細CSVひと月分を約20分で処理でき、一度直した仕訳パターンは次回候補に反映されました。銀行口座から日々取り込む取引が多い店舗ほど、使い続けるほど手入力少なめで記帳を効率化できます

⚠️ 仕訳の裏側を確認したい経理経験者には会計処理が見えにくい

借方・貸方を意識しないUIの裏返しで、仕訳の中身を細かく確認したい担当者には会計処理が見えにくく、自動提案が外れたときの修正操作も最初は慣れが必要です。会計知識のある担当者が選ぶ場合は弥生やマネーフォワードと操作感を比べると納得しやすいです。

価格
2,980円
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
マネーフォワード クラウド会計

複数拠点の取引をまとめて効率よく仕訳したい中小企業向け

マネーフォワード クラウド会計は、銀行・カード明細の自動取得を軸に、請求書発行や経費精算など周辺業務と組み合わせて広げやすいクラウド会計ソフトです。 この会計専任タイプでは、販売管理連携、領収書などを読み取って仕訳にするOCR仕訳、複数会社の管理、予算管理まで扱える点が目立ちます。 FitGapでは操作性が同ページ2位、導入しやすさ・料金も上位で、複数拠点の取引を集めて経理担当者が効率よく仕訳・確認したい中小の卸売・小売企業に向きます。 一方、卸売・小売でのシェアは同ページ内で低めで、多通貨処理や為替レート自動取込は非対応、仕訳承認ワークフローは追加オプションです。輸入仕入や内部統制が重い企業は、標準機能の範囲をよく比較して下さい。
実体験レビュー

✅ 自動仕訳の精度が約85%、使うほど自社ルールを学習する

テスト用の明細CSVとカード明細を取り込むと科目提案の精度は約85%(約8割5分)で、外れた仕訳を直すと同種取引の候補に反映されました。複数拠点の取引を集めて経理担当者が効率よく確認したい中小の卸売・小売企業ほど、翌月以降に手入力が減っていきます

✅ 給与・経費まで同じ基盤に寄せると効果が出る連携の作り

マネーフォワード クラウド給与との連携設定では、どのサービスと何を紐付けるかが整理されていました。会計だけでなく請求書発行や経費精算など周辺業務を段階的に広げ、バックオフィス全体を一つの基盤にまとめたい企業に向きます

⚠️ 取引が少なく担当者もいない状態だと設定が少し重い

取引件数が少なく会計担当者もいない状態で始めると設定項目が多く感じられ、スマホ入力もfreeeほどの軽さはありません。まず銀行・カード連携と自動仕訳の学習から小さく始めると負担を抑えられます。

価格
¥3,980
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

相談しながら記帳を進めたい小規模店舗の定番会計ソフト

弥生会計は、長く使われてきた中小企業向けの定番会計ソフトで、税理士・会計事務所とやり取りしながら自社で帳簿付けを進めたい卸売・小売企業に合います。 FitGapでは卸売・小売シェアが同ページ4位で同じ会計専任タイプ内では最上位、中小企業シェアも1位タイ、サポート評価も上位のため、電話などで相談しながら日々の記帳と決算書作成を進めたい小規模店舗に向きます。 一方、販売・仕入管理や外部システム連携を広げる製品ではなく、多通貨処理、複数会社管理、IFRS(国際会計基準)連結、連結自動消去には対応しません。海外仕入や複数法人管理、Mac・スマホ利用を前提にする企業は、クラウド型やERP型も比較して下さい。
実体験レビュー

✅ 伝票形式の連続入力が速く、簿記に慣れた担当者ほど活きる

10件を伝票形式で入力したところ勘定科目は数文字で候補が絞られ、Tabキーで次の欄へ進めました。マウス操作を減らしてテンポよく連続入力したい担当者には速さが大きな利点です。税理士・会計事務所とやり取りしながら自社で帳簿付けを進めたい小規模店舗に向きます。

✅ 請求書作成から入金・消込までの流れが自然

売上請求書を3件作り入金登録から消込まで通したところ画面遷移が少なく、毎月繰り返す処理として扱いやすい仕上がりでした。試算表・損益計算書のPDFも印刷レイアウトが整い、電話などで相談しながら日々の記帳と決算書作成を進めたい店舗に向きます

⚠️ 簿記知識なしで始めたい人には科目判断の場面が多い

簿記知識なしで始めたい人には勘定科目を自分で判断する場面が多く、画面デザインも昔ながらでクラウド会計に慣れた人には古く感じる場合があります。販売・仕入管理や外部システム連携を広げる製品ではないため、店舗連携を重視するなら他タイプも比較してください。

価格
50,000円
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

販売・仕入管理まで一体運用できるバックオフィス統合タイプ 🔗

このタイプが合う企業:

従業員50〜300名程度の中堅卸売・小売企業で、販売管理や仕入管理と会計の二重入力を解消し、店舗別・部門別の収益を見える化したい方

どんなタイプか:

販売管理・仕入管理・在庫管理と会計を同じシリーズでつなぐタイプです。受発注や入出庫データから仕訳を起こし、店舗別・部門別の採算まで一元管理します。

このタイプで重視すべき機能:

⚙️販売・仕入データからの自動仕訳生成
販売・仕入データを会計へ連携し、受発注や請求に伴う仕訳作成と転記を減らします。
📊部門別・店舗別の管理会計レポート
店舗・商品カテゴリ別の売上や利益を集計し、拠点ごとの採算やコスト増を確認できます。

おすすめ製品3選

勘定奉行クラウド

販売や給与も同シリーズでそろえたい卸売・小売企業の有力候補

勘定奉行クラウドは、奉行シリーズで会計・販売・仕入・給与をそろえ、業務別システム間の仕訳連携を組みやすいクラウド会計です。 FitGapでは卸売・小売セグメントのシェアが同ページ9製品中1位タイ、全体シェアと中堅企業シェアも1位で、取引先や店舗が増えた企業が会計基盤を奉行シリーズに寄せたい場合に向きます。 サポート評価も上位のため、導入後に相談しながら運用を固めたい経理部門にも合います。 一方、在庫リアル連携・SPD在庫連携・OCR仕訳は追加オプションで、承認フローも標準ではありません。倉庫在庫を会計へ即時連携したい企業はSMILE V 2nd Edition、配賦や按分を細かく設計したい企業はPCAクラウド会計と比較すると選びやすいです。
実体験レビュー

✅ 店舗・部門別の集計を正式運用として扱え、帳票とのつながりが自然

3部門を作り仕訳を振り分けて部門別試算表を出すと、どの部門・店舗で費用が動いたかを追いやすく月次資料にそのまま使えました。小規模向けソフトでも補助科目で近い集計はできますが、店舗が増えた卸売・小売企業には、部門管理を最初から正式運用として扱える点が活きます

✅ 承認した経費申請が、打ち直しなしで会計の仕訳に反映される

承認した経費申請が会計側の仕訳として計上される流れを確認でき、CSV移し替えや手打ち直しは不要でした。取引先や店舗が増え人数が増えた企業ほど、会計基盤を奉行シリーズに寄せて承認の証跡を残しながら効率化できます

⚠️ 一人経理・小規模店舗には機能が過剰になりやすい

承認フローや部門管理など機能が多く、一人経理や取引入力だけを早くしたい小規模店舗には初期設定の負担が見合いません。会計単体ではなく給与・販売など奉行シリーズ全体で業務をまとめる予定があるかを含めて判断すると失敗しにくいです。

価格
7,750円
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
SMILE V 2nd Edition 会計

在庫の動きを会計へ即時に反映したい卸売・小売企業向け

SMILE V 2nd Edition 会計は、販売・仕入・在庫管理と会計を同じ統合業務パッケージでつなぐ、在庫連動を重視する卸売・小売向けのERP会計です。 FitGapでは在庫リアル連携とSPD在庫連携の両方に対応するのは同タイプ3製品で本製品のみで、製造原価報告書にも対応しているため、倉庫・物流や加工、PB商品の製造を抱える企業に向きます。 管理会計や予実管理まで同じ基盤で見たい中堅企業にも合います。 一方、全体シェアと導入しやすさ評価は同ページ内で低く、導入はベンダー支援を前提にしたプロジェクトになりやすい製品です。仕訳承認ワークフローや監査・証憑ワークフローは追加オプションのため、短期導入や標準機能での内部統制を優先する企業はPCAクラウド会計や勘定奉行クラウドも比較対象になります。
価格
275,000円
ライセンス
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
PCAクラウド会計

店舗ごとの共通費配分まで細かく管理したい中堅企業向け

PCAクラウド会計は、PCAシリーズの販売・仕入管理と会計を連携しながら、部門や店舗をまたぐ費用配分まで会計側で細かく扱いやすいクラウド会計です。 FitGapでは同タイプ3製品の中で対応範囲が最も広く、複数基準で共通費を配る複合配賦、工事間接費配賦、家事按分をすべて扱えるのは本製品だけです。複数店舗や事業部の共通費を分けて採算を見たい中堅の卸売・小売企業に向きます。 販売管理連携にも対応しており、会計専任ソフトから一段広げたい企業でも候補になります。 一方、在庫リアル連携と請求書発行、財務ダッシュボードは非対応です。倉庫在庫を会計へ即時反映したい場合はSMILE V 2nd Edition、奉行シリーズで周辺業務をそろえる企業は勘定奉行クラウドとの比較が必要です。
実体験レビュー

✅ 仕訳1件に部門とプロジェクトを同時指定でき、店舗別採算を集計し直さずに済む

3部門と2プロジェクトを設定し、仕訳1件に部門とプロジェクトを同時指定できました。「ある店舗の中の特定事業」のような見方ができ、店舗別・部門別の費用を、あとからExcelで集計し直す手間が少なくなります

✅ 部門別損益レポートが管理会計寄りで、店舗別の採算会議に使える

部門別損益レポートを出すと、どの部門が利益を出しているかが一覧で分かりました。freeeや弥生の月次レポートより管理会計寄りで部門別に売上・費用・利益が並ぶため、複数店舗や事業部の共通費を分けて採算を見たい中堅の卸売・小売企業の会議資料にそのまま使えます

⚠️ 一店舗だけの小規模法人には設定項目が負担になりやすい

一部門だけの小規模法人では、部門・プロジェクト前提の設定項目の多さが負担になりやすいです。業種特化のニーズがある場合は汎用版だけでは専用科目や帳票が不足することがあり、導入前に汎用版で足りるかを切り分けて比較する必要があります。

価格
13,860円
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

多拠点・グループ経営を一元管理する大規模ERP会計タイプ 🏢

このタイプが合う企業:

従業員300名以上または複数法人を抱える大規模卸売・小売グループ企業で、連結決算・内部統制・グローバル対応が必要な方

どんなタイプか:

複数法人、海外拠点、多通貨、内部統制を統合ERPで扱うタイプです。会計に加えてサプライチェーンやBIのデータも一つの基盤に集めます。

このタイプで重視すべき機能:

🌐グループ連結決算・多通貨対応
複数法人の会計データを集約し、連結財務諸表や多通貨取引を同一基盤で処理します。
🔒内部統制・監査証跡の自動管理
承認ワークフローと操作ログを記録し、変更履歴の追跡や監査資料の確認工数を減らします。

おすすめ製品3選

SAP S/4HANA Cloud

海外子会社を含むグループ連結を一つの基盤で扱いたい大企業向け

SAP S/4HANA Cloudは、会計だけでなく販売・在庫・生産まで含めてグローバル拠点を統合する大企業向けクラウドERPです。 このタイプではIFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去まで同じ基盤で扱える点が際立ち、多通貨処理やGST/VATレポートもカバーします。 FitGapでも大企業シェアが単独1位、卸売・小売業界シェアが1位タイで、海外子会社を持つ卸売・小売グループが全社業務と会計を一体で管理したい場合に向きます。 一方、料金評価は低く、銀行API取込とOCR仕訳は追加オプションです。連結対象が少ない企業や日常仕訳の自動化を優先する企業は、より軽いERP型・会計特化型も比較してください。
実体験レビュー

✅ 外貨取引の入力から月末の換算差損益まで同じ基盤でつながる

USD・EUR建ての経費を入力すると為替レートが反映されJPY換算まで自動で進み、月末処理では換算差損益の仕訳も立ちました。海外子会社を持つ卸売・小売グループが外貨処理を手作業調整している場合、取引入力から決算処理まで一気通貫で負担を減らせます

✅ IFRS基準のP&L・BSとIFRS16設定が標準で揃う

Financial Closing CockpitからP&LとBSをIFRS基準のフォーマットで出力でき、IFRS16(リース会計)の設定項目も備わっていました。全社業務と会計を一体で管理し、IFRS・US GAAPでグループ全体の数字を見たい大規模グループには選定理由になります

⚠️ 単一法人・国内中心の企業には過剰で習熟負担が重い

Manage Journal EntriesやFinancial Closing CockpitなどSAP独自の用語・コードへの慣れが必要で、14日間のトライアルでは入口確認だけでも時間がかかりました。単一法人・日本円取引中心の企業には過剰で、評価時点から実装担当者やSAPコンサルタントを巻き込む進め方が現実的です。

価格
要問合せ
無料トライアルあり
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
Oracle NetSuite

複数法人の会計と物流・在庫を素早くつなげたいグループ向け

Oracle NetSuiteは、財務・販売・在庫・CRM・Eコマースをクラウド上で一元化する、拡張性重視のERPです。 SAPほど重い連結要件を前提にしない一方、複数法人・多通貨の取引を早く立ち上げ、日次データを経営管理に反映したい卸売・小売グループに向きます。FitGapではこのタイプ内で銀行API取込に対応する唯一の製品で、要件対応範囲も上位、セットアップ評価も高めです。 銀行連携、BIレポート、3PL/WMS API連携を使い、会計と物流・在庫をつなげたい企業に合います。 一方、IFRSデュアル帳簿、IFRS連結、連結自動消去は追加オプションで、データ権限制御も追加対応です。厳格なグループ統制や低コスト運用を重視する場合は、標準範囲と総費用を確認してください。
価格
要問合せ
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
SuperStream-NX 会計

国内グループの会計統制を現場負担を抑えて整えたい大手向け

SuperStream-NX 会計は、国内グループの財務会計・管理会計をまとめ、経理部門の使いやすさも重視した国産の統合会計システムです。 このタイプでは関連会社ごとに環境や帳簿を分けるマルチテナント管理に対応する点が特徴で、予算管理、内部統制レポート、キャッシュフロー計算書の自動生成、決算早期化まで会計部門の統制業務を支えます。FitGapでも大企業シェアが推奨製品内で3位と、国内大手で検討しやすい位置づけです。 国内拠点中心の卸売・小売グループが、Excelに慣れた現場を残しながらグループ会計を整えたい場合に向きます。 一方、IFRSデュアル帳簿は非対応で、多通貨処理、為替レート自動取込、連結自動消去は追加オプション、OCR仕訳も非対応です。海外連結や紙証憑の自動化を重視する企業は他製品も比較してください。
実体験レビュー

✅ 複数法人の連結集計と内部取引消去をシステム上で回せる

2法人のデータを連結集計しグループ全体のBS・PLを出力でき、内部取引の消去仕訳までシステム上で扱えました。国内拠点中心の卸売・小売グループが、Excel集計から連結決算を毎月回す運用へ移すと大きな効率化につながります。単体決算だけなら過剰です。

✅ 関連会社を分けて管理でき、承認の証跡も細かく残せる

2法人分の仕訳を入力しダッシュボードのプルダウンで法人を切り替えて確認でき、経費承認フローでは差戻しコメントや承認履歴が記録として残りました。関連会社ごとに帳簿を分けつつ内部統制を固めたい国内大手グループに向き、証跡の設定粒度が細かい作りです。

⚠️ 気軽な試用で判断できる製品ではない

会社コードや勘定コード体系など最初に理解すべき設定が多く、30分触っても導入がプロジェクトになる理由が分かりました。中小企業には過剰で、先に自社の決算・連結・承認・固定資産の要件を整理し評価範囲を決めてから検証する進め方が現実的です。

価格
¥90,000
年額
卸売・小売業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

比較すべき機能の優先度マップ

どこから比較すべきか

製品には数多くの機能がありますが、選定の決め手になるのは一部の機能だけです。そこで各機能を「多くの企業で必要か」と「製品ごとに対応が分かれるか」の2つの軸で4つに分け、比較する順番が分かるように並べました。下の表では、このページに登場した製品が各機能にどう対応しているかを、上から順に確認できます。
標準対応
オプション/条件付き
非対応

選定の決め手

卸売・小売では販売量、仕入、店舗別の管理粒度で製品差が出やすいため、日次処理や入出金まで一体化できるかを優先して確認します。
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
SMILE V 2nd Edition 会計
PCAクラウド会計
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
SuperStream-NX 会計
請求書発行
請求書発行機能を有し、売上仕訳をリアルタイム連携できるか
在庫リアル連携
入出庫・棚卸評価を即時に会計へ反映できるか
全銀データ出力
全銀協フォーマットで送金・振替データを出力できるか
固定資産管理
固定資産台帳を管理し償却を自動計算できるか
財務ダッシュボード
単一法人の主要KPIを内蔵ダッシュボードで可視化できるか
自動仕訳精算・消込
売掛金・買掛金の入金・支払を自動突合し消込できるか

一部の企業で必須

海外取引、複数法人、上場準備を伴う卸売・小売企業では必要性が高まりますが、単店舗や国内取引中心なら後回しにできます。
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
SMILE V 2nd Edition 会計
PCAクラウド会計
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
SuperStream-NX 会計
多通貨処理
外貨での起票や期末換算差の自動仕訳に対応できるか
GST/VATレポート
VATやGSTの国別集計レポートを出力できるか
IFRS連結
IFRS基準で連結決算を作成できるか
連結自動消去
複数会社データを取り込み内部取引や持分を自動消去できるか
内部統制レポート
SOX法など内部統制対応の監査レポートを出力できるか

ほぼ全製品が対応

多くの卸売・小売向け製品で対応が進んでいるため、機能の有無よりも連携先、追加費用、運用のしやすさを比較するとよい項目です。
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
SMILE V 2nd Edition 会計
PCAクラウド会計
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
SuperStream-NX 会計
販売管理連携
受注・売上・請求から仕訳を自動連携できるか
銀行API取込
銀行やカード明細を取得し自動仕訳できるか
税務申告(消費税)
消費税申告書を作成できるか
キャッシュフロー計算書自動生成
企業会計の間接法または直接法でCF計算書を自動作成できるか

優先度が低い

卸売・小売の会計選定では主目的から外れやすく、該当する特殊業務がなければ比較表では優先度を下げて見て問題ありません。
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
SMILE V 2nd Edition 会計
PCAクラウド会計
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
SuperStream-NX 会計
確定申告書作成
青色/白色の確定申告書を自動作成できるか
IFRSデュアル帳簿
1仕訳でIFRSとJ-GAAPの両帳票を同時出力できるか
顧問先ダッシュボード(会計事務所)
複数クライアントのKPIや財務指標を横断表示できるか

卸売、小売の会計ソフトの選び方

このページでの絞り込み方

  1. 1
    タイプを見て、会計で扱う範囲を決める日々の記帳だけを軽くしたいのか、販売・仕入・在庫までつなげたいのかで、合う製品は変わります。複数法人や海外拠点まで含む場合は、大規模ERP型も早めに選択肢に入ります。まずは自社の業務範囲に近いタイプを確認します。タイプ別おすすめへ ↑
  2. 2
    外せない機能は、優先度マップで整理する卸売・小売では取引件数や店舗数によって必要な機能が変わります。販売データと入出金、店舗別管理のうち必須条件を先に整理すると、製品比較の軸がぶれにくくなります。機能の優先度マップへ ↑
  3. 3
    運用・契約条件をそろえるタイプと機能を確認したうえで、日々のデータ連携や締め作業、導入時の支援内容を確認します。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい運用・契約条件を整理します。

卸売・小売の会計ソフトは、店舗や取引先が増えるほど、会計担当者だけではなく現場や本部も関わります。販売・仕入データの受け渡しと店舗別の集計、締め作業の担当を同じ条件でそろえると、導入後の負担を比べやすくなります。

機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント

販売・仕入・在庫データのつなぎ方

店舗や取引先が多い企業では、売上や仕入の明細を会計へ移す回数が増えます。連携の方法が曖昧だと、現場と経理で二重入力が残り、月次締めの確認が後ろ倒しになります。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。外部サービスやCSVで会計へ取り込むタイプ、同じシリーズの販売・仕入管理とつなぐタイプ、ERP内で販売・在庫までまとめるタイプに分かれます。

  • 外部サービスやCSVで会計へ取り込む製品小規模店舗でも既存のレジや請求データを活かしやすい製品です。ただし連携先や取込手順は、試用時に自社のデータで確かめる必要があります。代表製品:freee会計(法人) / マネーフォワード クラウド会計
  • 同じシリーズの販売・仕入管理とつなぐ製品会計と周辺業務を同じブランドでそろえやすい製品です。ただし販売管理や在庫管理を含めると、導入範囲と費用が広がります。代表製品:勘定奉行クラウド / PCAクラウド会計
  • ERP内で販売・在庫までまとめる製品販売、在庫、会計を同じ基盤で扱いやすい製品です。その分、業務設計と導入期間を早めに見込む必要があります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite

店舗・部門・法人の管理単位

単店舗では日次の記帳を軽くすることが先ですが、複数店舗では店舗別の売上や共通費の扱いが増えます。法人や海外拠点まで広がると、本部が集計する単位を後から直す負担が大きくなります。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。少人数で事業所単位に管理するタイプ、店舗や部門を分けて集計するタイプ、複数法人や海外拠点を同じ基盤で扱うタイプに分かれます。

  • 少人数で事業所単位に管理する製品店舗数が少ない企業で、日々の記帳と決算書作成を進めやすい製品です。ただし店舗別採算を細かく追う場合は、管理単位の追加が必要になります。代表製品:freee会計(法人) / 弥生会計
  • 店舗や部門を分けて集計する製品店舗別や部門別の集計を会計内に持ち込みやすい製品です。ただし販売・仕入側のマスターと合わせないと、集計のずれが起きやすくなります。代表製品:PCAクラウド会計 / 勘定奉行クラウド
  • 複数法人や海外拠点を同じ基盤で扱う製品本部が各社の会計状況をまとめやすい製品です。その分、法人別の権限や締め日のルールを先に決める必要があります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite

日次処理から月次締めまでの運用体制

取引件数が多い企業では、現場入力から経理確認、本部承認の順番が崩れるだけで締め作業が滞ります。誰がデータを直し、誰が月次の数字を確定するかを決めないまま導入すると、確認待ちが増えます。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。少人数で自社運用しやすいタイプ、経理部門が確認手順を組みやすいタイプ、導入プロジェクトで締め方まで設計するタイプに分かれます。

  • 少人数で自社運用しやすい製品店舗事務や経理担当者が短い手順で日次処理を進めやすい製品です。ただし担当者が増える前に、確認の担当を決めておく必要があります。代表製品:マネーフォワード クラウド会計 / 弥生会計
  • 経理部門が確認手順を組みやすい製品複数担当で月次の確認を進めやすい製品です。ただし締め日、修正担当、差戻しの扱いを社内でそろえる手間があります。代表製品:PCAクラウド会計 / 勘定奉行クラウド
  • 導入プロジェクトで締め方まで設計する製品全社の業務手順に合わせて月次締めを組み込みやすい製品です。その分、現場入力から本部確認までの流れを事前に洗い出します。代表製品:SMILE V 2nd Edition 会計 / SAP S/4HANA Cloud

導入・契約の進め方

小規模店舗ではすぐ試せることが助けになりますが、中堅以上では販売管理や在庫管理を含めた見積もりが必要になります。大型ERPでは関係部門が多く、契約前の要件整理が浅いと、導入後に調整が増えます。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。料金表や無料体験から始めるタイプ、公式窓口や販売パートナーに相談するタイプ、構成を伝えて個別見積もりを取るタイプに分かれます。

  • 料金表や無料体験から始める製品費用感をつかんでから試用しやすい製品です。ただし人数追加や周辺サービスを含めると、継続時の総額は変わります。代表製品:freee会計(法人) / マネーフォワード クラウド会計
  • 公式窓口や販売パートナーに相談する製品会計と周辺業務を含めて導入範囲を決めやすい製品です。ただし見積もり前に、店舗数と連携したい業務を整理する必要があります。代表製品:勘定奉行クラウド / SMILE V 2nd Edition 会計
  • 構成を伝えて個別見積もりを取る製品グループ全体の業務基盤として条件をそろえやすい製品です。その分、対象法人や利用部門を決めてから相談する必要があります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite

ぴったりの製品が見つかる

かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

よくある質問

卸売・小売業向けの会計ソフトでは何ができますか?

多くの取引を効率よく記帳し、在庫や売上原価を管理しながら、POSレジや販売管理のデータと連携して決算まで進められます。仕入から販売、在庫までの数字を会計につなげられます。経理業務を効率化するクラウド型・バックオフィスを統合する型・大規模向けのERP会計型の3タイプがあります。

POSレジや販売管理と連携して記帳を効率化できますか?

できます。POSレジや販売管理システムの売上・仕入データを取り込み、多くの取引を自動で記帳できる製品があります。freee会計やマネーフォワード クラウド会計は連携と自動仕訳に強く、勘定奉行クラウドは販売や仕入と一体で扱えます。取引の量と使っているシステムとの連携に合うかが要点です。

在庫や売上原価の管理にも対応できますか?

対応できます。商品の在庫や仕入を管理し、売上に対応する売上原価を計算して粗利を把握できる製品があります。SMILE V 2nd Edition会計やPCAクラウド会計は販売や在庫と一体で扱え、SAP S/4HANA CloudやOracle NetSuiteは大規模な流通の会計を統合できます。在庫管理をどこまで会計とつなげるかで向く型が変わります。

卸売・小売業向けの会計ソフトの料金はどのくらいですか?

経理効率化のクラウド型は月数千円からで、freee会計は法人が月2,980円、マネーフォワード クラウド会計は月3,980円が目安です。バックオフィス統合型の勘定奉行クラウドは月7,750円、PCAクラウド会計は月13,860円、SMILE V 2nd Edition会計は275,000円ほどで、大規模ERPは要問い合わせです。取引量と連携範囲で総額が変わります。

取引件数の多い小売業が会計と販売管理を別々に扱うと何に困りますか?

売上や仕入を会計へ手作業で転記すると、取引件数が多いほど入力ミスや在庫と帳簿の食い違いが生じ、売上原価や粗利の把握が遅れます。販売管理と連携する会計ソフトなら、売上や仕入を自動で取り込み、在庫から売上原価までを会計につなげられます。まずPOSや販売管理との連携の範囲を確かめて選ぶと安心です。

※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。

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