タイプ別お勧め製品
社会福祉法人専用設計タイプ 🏛️
このタイプが合う企業:
社会福祉法人の会計基準に完全準拠したい法人や、特養・保育園・障害者支援施設など複数種別の事業を運営する中小〜中堅規模の社会福祉法人
どんなタイプか:
社会福祉法人会計基準にネイティブ対応した専用ソフトです。事業区分・拠点区分・サービス区分の3階層の区分経理や、資金収支計算書・事業活動計算書といった社福特有の計算書類の自動作成、WAM NET(財務諸表等電子開示システム)への連携など、社会福祉法人の会計実務に必要な機能が最初から組み込まれています。FitGapでは、経理担当者が少ない中小規模の法人でも、専門知識に不安があっても安心して使えるという点で、最もおすすめしやすいタイプだと考えています。
このタイプで重視すべき機能:
📊3階層の区分経理と法定計算書類の自動作成
社会福祉法人会計基準が求める事業区分・拠点区分・サービス区分の3階層に対応し、資金収支計算書や事業活動計算書などの法定帳票を仕訳入力だけで自動生成できます。内部取引の相殺消去にも対応しており、決算時の負担を大幅に軽減します。
🔗財務諸表等電子開示システム(WAM NET)連携
社会福祉法人に義務付けられている財務諸表の電子開示に対応し、決算書データをWAM NETの入力シートへそのまま出力できます。手入力による転記ミスを防ぎ、行政への報告業務を効率化します。
おすすめ製品3選
応研の福祉会計専用ソフトとして長年の実績があり、特養・保育園・社協など幅広い種別で導入されています。摘要辞書に福祉特有の語句が標準搭載されており、入力と同時に法定帳票が完成する使いやすさが特長です。 | 社会福祉法人の一取引二仕訳にネイティブ対応し、伺書レイアウトの編集やWAM NET連携機能を備えた専用設計のクラウド会計ソフトです。福祉業務支援ソフト『ほのぼのNEXT』との連携も可能で、現場業務との一体運用ができます。 | クレオが提供する社会福祉法人会計基準に完全準拠したシステムで、中小規模から大規模法人まで幅広く対応しています。拠点区分・サービス区分会計に加え、予算実績対比分析など経営管理機能も充実しています。 |
大蔵大臣NX(福祉大臣NX) | PCAクラウド会計(社会福祉法人会計) | ZeeM 会計 |
医療・福祉業界でのシェア | 医療・福祉業界でのシェア | 医療・福祉業界でのシェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
汎用会計ソフト+社福対応タイプ 🔄
このタイプが合う企業:
経理業務の自動化・効率化を重視する法人や、経理専任者が少なく少人数で運用したい法人、収益事業も行っており汎用的な会計機能も必要な社会福祉法人
どんなタイプか:
一般企業向けに広く普及している会計ソフトをベースに、社会福祉法人会計基準にも対応できるようにしたタイプです。銀行口座やクレジットカードとの自動連携、AI-OCRによる証憑読み取りなど、汎用会計ソフトならではの先進的な自動化機能を活用しつつ、社福特有の帳票出力やレポート機能を追加モジュール・連携サービスで補います。FitGapとしては、経理のDX化・自動化を最優先に進めたい法人や、収益事業も併せて運営している法人に向いていると感じています。
このタイプで重視すべき機能:
🤖銀行口座・クレジットカードの自動取込と仕訳提案
金融機関やクレジットカードの明細データを自動取得し、AIの学習機能を活用して仕訳候補を自動提案します。通帳記帳やATMへの往復が不要になり、手入力の手間と転記ミスを大幅に削減できます。
📑社会福祉法人用レポート連携機能
汎用会計ソフトで入力した日々の仕訳データを、API連携や専用モジュールを通じて社会福祉法人会計基準に準拠した計算書類(資金収支計算書・事業活動計算書など)として出力できます。2つのシステム間でデータが自動連携されるため二重入力が不要です。
おすすめ製品3選
「社会福祉法人 with freee」との連携により、freee会計で入力した仕訳データをAPI経由で社福向け帳票に自動変換できます。OCR機能による証憑読み取りや給与連携も強力で、経理1名体制でも運用できた導入事例があります。 | 銀行口座やクレジットカードとの連携数が豊富で、仕訳の自動提案機能が充実しています。経費精算・請求書・給与など周辺業務ソフトとのワンストップ運用が可能で、バックオフィス全体の効率化を図れます。 | 売上実績No.1の定番会計ソフトとして操作性に定評があり、社会福祉法人でも広く利用されています。会計事務所との連携がスムーズで、顧問税理士を通じて社福対応を行う法人に支持されています。 |
freee会計(法人) | マネーフォワード クラウド会計 | 弥生会計 |
医療・福祉業界でのシェア | 医療・福祉業界でのシェア | 医療・福祉業界でのシェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
複数拠点・グループ法人向け統合管理タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
特養・保育園・デイサービスなど複数種別の施設を多拠点で運営する中堅〜大規模社会福祉法人や、法人全体のガバナンス強化・経営分析を重視する経営層
どんなタイプか:
多数の施設・拠点を運営する中堅〜大規模の社会福祉法人や、グループ全体の経営管理を強化したい法人向けのタイプです。拠点ごとの予算実績比較、共通費用の自動配分、同業者ベンチマーク比較、経営分析レポートなど、単なる会計処理にとどまらない経営管理機能を備えています。FitGapでは、拠点数が多くなるほど月次決算や予算管理の負荷が急増するため、複数拠点の一括管理機能の有無が製品選びの分かれ目になると考えています。
このタイプで重視すべき機能:
🏗️拠点別の予算実績管理と共通費自動配分
各拠点・サービス区分ごとの予算と実績をリアルタイムで比較でき、共通経費(本部人件費や光熱費など)を量的基準に基づいて自動配分します。月次で配分額の洗い替えも可能で、精度の高い拠点別損益を把握できます。
📈経営指標分析・同業者ベンチマーク比較
自法人の財務データを同業者データや過去実績と比較し、経営の健全性を多角的に分析できます。複数年度の推移分析や固定資産の増減分析など、理事会や行政への説明資料としても活用できるレポート機能を搭載しています。
おすすめ製品3選
TKCの社会福祉法人会計用クラウドシステムとして最高水準のシェアを持ちます。区分経理への完全準拠に加え、同業者ベンチマーク「S-BAST」との比較分析、10年分の仕訳データ保管など、大規模法人の経営管理に強みがあります。 | ミロク情報サービスが提供する社福対応の統合会計システムです。拠点別・事業別の管理機能が充実し、中堅以上の法人でも適切な予算管理と実績把握が実現できます。クラウド環境での複数拠点同時利用もスムーズです。 | OBCの奉行シリーズは社福法人向けオプションを備え、グループ管理や複数法人の統合にも対応しています。給与奉行・固定資産奉行など周辺業務との連携がシームレスで、法人全体のバックオフィスを一元化できます。 |
FX4クラウド | MJSLINK DX | 勘定奉行クラウド |
医療・福祉業界でのシェア | 医療・福祉業界でのシェア | 医療・福祉業界でのシェア |
ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 | ユーザの企業規模 中小企業 中堅企業 大企業 |
メリットと注意点 | メリットと注意点 | メリットと注意点 |
仕様・機能 | 仕様・機能 | 仕様・機能 |
要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか
要件の優先度チャートとは?
製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。
選定の決め手
📋社会福祉法人会計基準への準拠レベル
社会福祉法人向け会計ソフトの最重要ポイントです。平成28年改正の社会福祉法人会計基準に完全対応しているかはもちろん、法改正時にタイムリーにアップデートされるかどうかが大きな差になります。専用設計の製品と、汎用会計ソフトにオプション追加で対応する製品では、区分経理や一取引二仕訳などの完成度に違いが出やすいため、FitGapではここを最優先で確認することをおすすめしています。
🏢区分経理の階層管理
社会福祉法人は「法人全体」「事業区分」「拠点区分」「サービス区分」の4階層で帳簿を管理する必要があります。複数の施設や事業を運営している法人ほど、この階層を正しく設定・集計できるかが業務負荷に直結します。拠点数が多い法人は、内訳表の自動作成や区分間の内部取引消去まで対応しているかを必ず確認してください。
🌐WAM NET 財務諸表等電子開示システム連携
社会福祉法人は毎年度、福祉医療機構(WAM NET)の電子開示システムに財務諸表を提出する義務があります。この提出用CSVファイルをワンクリックで出力できる製品と、手作業でシートに転記しなければならない製品では、決算期の負担が大きく変わります。FitGapでは決算業務の効率化に直結するこの機能を選定の決め手として重視しています。
📊予算管理・予算実績対比
社会福祉法人では資金収支計算書に基づく予算管理が非常に重要です。予算の登録から補正管理、月次での予算実績対比レポートまでスムーズにこなせるかは、製品によって大きく差があります。特に所轄庁への報告で予算超過の説明を求められることもあるため、補正予算を含めた履歴管理に対応している製品を選ぶと安心です。
🧮社会福祉充実残額の算定
改正社会福祉法により、社会福祉充実残額の算定と社会福祉充実計画の作成が求められています。決算時に財産目録の情報を取り込み、シミュレーションまで行える製品であれば、事前に計画策定の準備が進められます。この機能がない場合はExcelなどで別途計算する必要があり、ミスが生じやすいポイントです。
🔗給与・介護保険など他システムとの連携
社会福祉法人の現場では給与計算ソフトや介護保険請求ソフトなど複数のシステムが稼働していることが一般的です。これらのシステムから仕訳データを自動取り込みできるかどうかで、日常の入力工数が大きく変わります。連携先の製品指定がある場合もあるため、自法人が利用中のシステムとの互換性を事前に確認しましょう。
🤝顧問税理士・会計事務所との連携体制
社会福祉法人の会計処理は専門性が高いため、顧問の税理士・会計事務所と共同で運用するケースが大半です。会計事務所側が同じ製品ラインで監査やリモート確認を行える環境が整っているかは、製品選定における隠れた決め手になります。FitGapでは、事務所側のライセンス体系や遠隔監査対応の有無も確認することを推奨しています。
一部の企業で必須
🏠複数拠点からの同時入力
複数の施設を運営している法人では、それぞれの拠点からリアルタイムに仕訳入力できる環境が必要です。クラウド型の製品はこの点に強みがありますが、拠点数に応じてライセンス費用が上がるケースもあるため、コスト面と併せて検討してください。単一拠点の法人であれば優先度は下がります。
⚖️共通経費の配賦処理
本部経費や共通人件費を各拠点区分やサービス区分に按分配賦する処理は、複数事業を展開する法人で必須になります。配賦基準(人数比・面積比など)を設定して月次で自動配分できる製品であれば、手計算のミスや手間を大幅に削減できます。事業が1つだけの法人には不要な場合が多いです。
🛠️就労支援事業の会計区分
障害福祉サービスとして就労継続支援A型・B型を運営する法人では、就労支援事業の製造原価や工賃の管理が求められます。就労支援事業用の専用帳票を出力できる製品を選ばないと、別途Excelでの管理が必要になってしまいます。介護系のみの法人では不要です。
📈経営分析・財務指標レポート
所轄庁や理事会への報告にあたり、経営指標の集計や同業他法人との比較分析が必要になることがあります。製品によっては外部のベンチマークデータと自法人の実績を比較できるものもあります。法人規模が大きく、ガバナンス強化を重視する場合に優先度が高くなります。
🏗️固定資産台帳の一体管理
建物や車両など固定資産を多数保有する法人では、会計ソフトの中で固定資産台帳を管理し減価償却の仕訳を自動生成できると効率的です。別ソフトで管理している場合はデータ連携の手間が発生するため、保有資産が多い法人ほど一体管理のメリットが大きくなります。
ほぼ全製品が対応
📝社会福祉法人会計基準の勘定科目テンプレート
社会福祉法人会計基準で定められた勘定科目体系があらかじめセットアップされている機能です。ほぼすべての社福向け製品で標準搭載されているため、この点で製品間の差が出ることはほとんどありません。
📄資金収支計算書・事業活動計算書の自動作成
社会福祉法人に必須の計算書類である資金収支計算書・事業活動計算書・貸借対照表を、仕訳入力と同時に自動で生成する機能です。社福対応を謳う製品であればほぼ例外なく搭載されていますので、対応の有無よりも出力フォーマットの見やすさで比較するとよいでしょう。
📑財産目録の作成
決算時に作成が義務付けられている財産目録を出力する機能です。社会福祉法人向けの会計ソフトであれば標準的に備わっています。
🔄仕訳の自動展開(一取引二仕訳)
社会福祉法人会計では1つの取引に対して資金収支と事業活動の両面で仕訳を起こす「一取引二仕訳」が必要です。この自動展開機能はほぼ全ての社福対応製品に搭載されており、手動で二重入力する必要はありません。
優先度が低い
🌍海外会計基準への対応
海外の助成金を受ける場合にIFRSなど海外会計基準への対応が必要になるケースがありますが、大多数の社会福祉法人では国内の社会福祉法人会計基準のみで事足ります。対応の必要が生じるのはごく稀なため、優先度は低いと考えてよいでしょう。
🗣️多言語対応
外国語での帳票出力や画面表示に対応する機能ですが、社会福祉法人の実務ではほぼ需要がありません。海外拠点を持つ一般企業向けの機能であり、社福法人の選定では考慮しなくて問題ありません。
社会福祉法人の会計ソフトの選び方
1.自法人の「区分経理の複雑さ」を棚卸しして、タイプを絞る
最初に行うべきは、自法人が運営する事業区分・拠点区分・サービス区分の数を一覧に書き出すことです。例えば特養1拠点のみの法人と、特養・保育園・デイサービスを合計10拠点で運営する法人では、必要な製品タイプがまったく異なります。区分数が少なく内部取引もシンプルな法人であれば「社会福祉法人専用設計タイプ」や「汎用会計ソフト+社福対応タイプ」で十分対応できますが、拠点数が5を超え共通経費の配賦や内部取引消去が頻繁に発生する法人は「複数拠点・グループ法人向け統合管理タイプ」を軸に検討すべきです。FitGapでは、この最初の仕分けを間違えると後工程のすべてがズレるため、区分の棚卸しを選定の出発点にすることを強くおすすめしています。
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