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社会福祉法人向け会計ソフトおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/5/13
社会福祉法人の会計ソフトは、一般企業向けの会計ソフトとは大きく異なります。資金収支計算書や事業活動計算書といった独自の計算書類への対応、一取引二仕訳の自動展開、WAM NETへの電子開示連携など、社福特有の要件を満たす必要があるためです。しかし、ひと口に「社福対応」といっても、専用設計の製品から汎用会計ソフトに社福機能を追加するもの、多拠点の経営管理まで担うものまで製品の性格はさまざまです。FitGapでは、この違いを「区分経理の複雑さ」と「経営管理の深さ」という2つの軸で3タイプに整理し、要件定義から製品選定までを分かりやすくガイドします。
レビュー担当 松浦 大輔
FP技能士2級(AFP)・日商簿記2級を保有し、財務・会計の実務知識を裏付けている。freee等の会計・経費精算システムの業務利用経験を持ち、バックオフィス業務設計の視点から製品を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
社会福祉法人専用設計タイプ 🏛️
大蔵大臣NX(福祉大臣NX)
/ PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)
/ ZeeM 会計
汎用会計ソフト+社福対応タイプ 🔄
freee会計(法人)
/ マネーフォワード クラウド会計Plus
/ 弥生会計
複数拠点・グループ法人向け統合管理タイプ 🏢
FX4クラウド
/ MJSLINK DX
/ SuperStream-NX 会計
企業規模
大企業
中小企業
個人事業主
その他
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タイプ別お勧め製品

社会福祉法人専用設計タイプ 🏛️

このタイプが合う企業:

社会福祉法人の会計基準に完全準拠したい法人や、特養・保育園・障害者支援施設など複数種別の事業を運営する中小〜中堅規模の社会福祉法人

どんなタイプか:

社会福祉法人会計基準に標準対応し、3階層の区分経理、法定計算書類作成、WAM NET連携まで扱うタイプです。社福特有の実務を最初から備える点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

📊3階層の区分経理と法定計算書類の自動作成
3階層の区分経理と内部取引相殺を反映し、法定計算書類を仕訳から自動作成できます。
🔗財務諸表等電子開示システム(WAM NET)連携
決算書データをWAM NET用入力シートに出力し、電子開示の転記作業と入力ミスを減らします。

おすすめ製品3選

大蔵大臣NX(福祉大臣NX)
おすすめの理由
大蔵大臣NX(福祉大臣NX)は、伝票感覚の入力を軸に、社会福祉法人会計の区分経理や配賦処理を堅実に扱うパッケージ型の候補です。FitGapでは医療・福祉業種シェアが同タイプ3製品中1位タイで、活動区分配賦、基金/特別会計管理、複合配賦に対応するため、施設や事業ごとの費用配分を会計内で整理したい法人に向きます。医療・介護・公費の請求CSV連携にも対応し、請求系ソフトは別に使う運用とも組み合わせやすいです。一方、資金収支計算書の自動生成や複数法人を切り替えるマルチテナント管理は非対応です。法人本部や会計事務所が複数法人をまとめて見る場合、クラウド連携や統制機能を重視する場合はPCAクラウド会計やZeeM 会計も比べる必要があります。
価格
264,000円
買い切り
無料トライアルあり
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)
おすすめの理由
PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)は、PCAシリーズの業務基盤をクラウドで使い、社会福祉法人の会計を内部統制や周辺システム連携まで含めて整えやすい製品です。仕訳承認ワークフロー、予算シミュレーション、銀行API取込に対応し、理事会向けの予算実績管理や複数口座の入出金取込を日常運用に組み込みたい中堅法人に向きます。FitGapではサポート評価と連携評価が同ページ内で1位タイ、中堅企業シェアも同タイプ内1位です。一方、資金収支計算書の自動生成は非対応で、複数法人を切り替えるマルチテナント管理は追加オプションです。会計事務所や法人グループで一括管理したい場合はZeeM 会計、伝票入力中心で費用を抑えたい場合は大蔵大臣NXも比較対象になります。
価格
13,860円
無料トライアルあり
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
ZeeM 会計は、社会福祉法人の会計を施設・事業区分ごとに分けるだけでなく、法人本部の統制や分析まで同じ基盤で扱う大規模向けの会計システムです。マルチテナント管理、内部統制レポート、仕訳承認ワークフロー、監査・証憑ワークフローに対応し、複数法人や施設数の多い組織を本部で束ねたい場合に強みがあります。FitGapでは機能性・セキュリティ評価が同ページ内で1位タイ、大企業シェアも同タイプ内で単独1位です。外部システム連携や標準BIによる予算実績分析も活用できます。一方、OCR仕訳には非対応で、導入準備や運用コストは重くなりやすい製品です。経理1〜2名の小規模法人や紙伝票の取り込みを簡単に始めたい法人は、大蔵大臣NXやPCAクラウド会計の方が現実的です。
価格
要問合せ
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

汎用会計ソフト+社福対応タイプ 🔄

このタイプが合う企業:

経理業務の自動化・効率化を重視する法人や、経理専任者が少なく少人数で運用したい法人、収益事業も行っており汎用的な会計機能も必要な社会福祉法人

どんなタイプか:

汎用会計ソフトを基盤に、銀行明細取込やAI-OCRなどの自動化を使いながら、社福向け帳票出力を連携・追加機能で補うタイプです。

このタイプで重視すべき機能:

🤖銀行口座・クレジットカードの自動取込と仕訳提案
銀行口座・カード明細を自動取得し、仕訳候補の提案で入力作業と転記ミスを減らします。
📑社会福祉法人用レポート連携機能
日々の仕訳データを連携し、社会福祉法人会計基準に沿った計算書類を出力できます。

おすすめ製品3選

freee会計(法人)
おすすめの理由
freee会計(法人)は、簿記の借方・貸方を意識せず「取引」入力から仕訳を作る、操作の軽さが強いクラウド会計です。社会福祉法人では、経理専任者を置かず理事長や事務スタッフが会計を兼ねる小規模法人に向きます。FitGapでは操作性が同ページ内で最も高く、導入しやすさ・料金・連携も上位で、OCR仕訳、銀行API取込、複数施設を分けて見るマルチテナント管理にも対応します。一方、社会福祉法人利用、活動区分配賦、資金収支計算書の自動作成、公費自己負担按分はいずれも追加オプション扱いです。拠点区分やサービス区分を細かく設計し、法定帳票まで標準で完結させたい中〜大規模法人は、社会福祉法人専用設計の製品と比較して下さい。
価格
2,980円
無料トライアルあり
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
マネーフォワード クラウド会計Plus
おすすめの理由
マネーフォワード クラウド会計Plusは、汎用クラウド会計の自動取込や承認機能を保ちながら、社会福祉法人会計基準まで扱える上位版です。銀行API連携やOCR仕訳に加え、予算管理と部門別管理に対応するため、区分経理と予算実績管理をクラウド上で回したい法人に向きます。FitGapでは販売管理連携・資材購買連携、大量仕訳処理、決算早期化にも対応しており、複数担当者で承認経路や権限を分けたい中堅規模の法人で選びやすい製品です。freeeが社会福祉法人向け帳票を連携サービスで補う構成なのに対し、会計Plus単体で社会福祉法人会計基準に対応する点も違いです。一方、最低利用ユーザー数や個別見積もりの負担があり、小規模法人には機能・費用が重くなりがちです。拠点別・事業別の細かな配賦管理を専用設計で作り込みたい場合も比較が必要です。
価格
要問合せ
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
弥生会計は、中小企業向けの定番会計ソフトとして税理士・会計事務所との連携を前提に使いやすい製品です。社会福祉法人では、顧問税理士に相談しながら自計化を進めたい小規模法人に向きます。FitGapでは同ページ内の中小企業シェアとサポート評価が上位で、会計事務所向け会計ソフトとしても推奨扱いのため、電話相談や外部専門家の支援を重視する現場で候補にしやすいです。一方、活動区分配賦と基金・特別会計管理は追加オプション、資金収支計算書の自動作成とマルチテナント管理は非対応です。Windows PCでの利用が前提で、複数人の同時入力には上位版やネットワーク版も必要になります。複数拠点を同時に管理したい法人や、社会福祉法人向け帳票を製品単体で完結させたい法人は、他の汎用クラウド型や社会福祉法人専用設計の製品と比較して下さい。
価格
50,000円
無料トライアルあり
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

複数拠点・グループ法人向け統合管理タイプ 🏢

このタイプが合う企業:

特養・保育園・デイサービスなど複数種別の施設を多拠点で運営する中堅〜大規模社会福祉法人や、法人全体のガバナンス強化・経営分析を重視する経営層

どんなタイプか:

複数施設・拠点の会計を統合し、拠点別予算実績、共通費配分、経営分析レポートを扱うタイプです。会計処理に加えて法人全体の管理を深める点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

🏗️拠点別の予算実績管理と共通費自動配分
拠点・サービス区分別の予実を確認し、共通経費を基準に沿って自動配分できます。
📈経営指標分析・同業者ベンチマーク比較
財務データを同業者や過去実績と比べ、推移分析や説明資料用レポートを作成できます。

おすすめ製品3選

FX4クラウド
おすすめの理由
FX4クラウドは、TKCの税理士支援と月次監査を前提に、社会福祉法人の拠点別会計と経営管理をきちんと締める統合型のクラウド会計です。活動区分配賦、複合配賦、資金収支の自動生成、予算管理、財務ダッシュボード、内部統制レポートまで揃い、FitGapでは社会福祉法人利用が推奨、医療・福祉シェアも同ページ上位です。複数拠点の予算実績を本部で確認し、会計事務所と毎月精度を担保したい中堅以上の法人に向きます。一方、税理士関与なしで軽く使う製品ではなく、料金評価は下位水準です。月次確定後の修正制約やIFRS連結・連結自動消去の非対応もあるため、低コスト運用や海外子会社を含む連結管理を重視する法人は別製品も比較した方がよいです。
価格
要問合せ
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
MJSLINK DXは、財務会計を中心に給与・人事、販売、固定資産、ワークフローまで広げられる、業種別対応を持つ中堅・中小向けERPです。社会福祉法人だけでなく医療法人、学校法人、NPO・公益法人も推奨対象に入っており、同じグループ内で法人格が分かれる組織でも会計基盤を寄せやすい点が特徴です。FitGapではサポート評価が同ページ最上位で、導入時に相談しながら運用を固めたい法人に向きます。AI仕訳やAI監査支援、Azure基盤も強みですが、資金収支自動生成、銀行API取込、OCR仕訳、マルチテナント管理は追加オプションまたは非対応です。単一の社会福祉法人で費用を抑えて省力化したい場合や、超大規模・グローバル連結を想定する場合は、他の候補も確認すべきです。
価格
要問合せ
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
SuperStream-NX 会計
おすすめの理由
SuperStream-NX 会計は、財務会計と管理会計を統合し、複数法人・複数拠点の会計情報を本格的なERP基盤で管理する製品です。標準でマルチカンパニー、多通貨、IFRSに対応し、債権債務、固定資産、経費精算、予算管理、部門別管理まで広く扱えるため、社会福祉法人でも本部主導で拠点業績と内部統制を見たい中堅〜大規模法人に向きます。FitGapでは社会福祉法人利用が推奨され、同ページでFX4クラウドに次ぐ広い対応範囲を持ちます。Excel連携や既存システムとのデータ連携を活かし、段階的に周辺業務へ広げたい場合も候補です。一方、導入はパッケージ型の大きなプロジェクトになりやすく、小規模法人には機能・費用とも重くなります。税理士伴走を重視するならFX4、医療法人や学校法人も含む複合グループならMJSLINK DXとの比較が必要です。
価格
¥90,000
年額
医療・福祉業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

比較すべき機能の優先度マップ

どこから比較すべきか

製品には数多くの機能がありますが、選定の決め手になるのは一部の機能だけです。そこで各機能を「多くの企業で必要か」と「製品ごとに対応が分かれるか」の2つの軸で4つに分け、比較する順番が分かるように並べました。下の表では、このページに登場した製品が各機能にどう対応しているかを、上から順に確認できます。
標準対応
オプション/条件付き
非対応

選定の決め手

社会福祉法人の区分経理や多拠点運営で、月次処理の精度と管理の深さに差が出やすい項目です。専用設計か汎用型かを比べる際に確認してください。
大蔵大臣NX(福祉大臣NX)
PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)
ZeeM 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計Plus
弥生会計
FX4クラウド
MJSLINK DX
SuperStream-NX 会計
複合配賦
複数ドライバや段階配賦ルールで費用を配賦できるか
固定資産管理
固定資産台帳を管理し償却を自動計算できるか
予算管理・連携
予算執行や差異を管理し外部予算システムと連携できるか
予算シミュレーション
予算・実績に加えシナリオ比較や将来予測を行えるか
自動仕訳精算・消込
売掛金・買掛金の入金・支払を自動突合し消込できるか
OCR仕訳
領収書やスマホ撮影画像からOCRで読み取り仕訳できるか

一部の企業で必須

医療・介護併設、寄附管理、複数法人運営など、社会福祉法人の事業構成によって重要度が変わる項目です。自法人の運用に当てはまるものだけ見ます。
大蔵大臣NX(福祉大臣NX)
PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)
ZeeM 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計Plus
弥生会計
FX4クラウド
MJSLINK DX
SuperStream-NX 会計
患者別入金消込連携
医事入金と会計入金を患者単位で突合できるか
寄附管理
寄附金・基金残高を管理できるか(正味財産区分含む)
全銀データ出力
全銀協フォーマットで送金・振替データを出力できるか
財務ダッシュボード
単一法人の主要KPIを内蔵ダッシュボードで可視化できるか
マルチテナント管理
複数法人・グループ会社をテナント分離して一元管理できるか

ほぼ全製品が対応

社会福祉法人の会計処理で、多くの製品が標準的に備えている基本項目です。大きな差は出にくいため、操作性や帳票出力のしやすさを中心に確認します。
大蔵大臣NX(福祉大臣NX)
PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)
ZeeM 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計Plus
弥生会計
FX4クラウド
MJSLINK DX
SuperStream-NX 会計
預り金・保証金管理
患者/利用者/敷金などの預り金や保証金を管理できるか
現金出納帳
現金の入出金を台帳管理できるか
大量仕訳処理
数万件規模の仕訳データを一括で高速処理できるか
決算早期化
月次・四半期・年次決算を自動化し決算期間を短縮できるか

優先度が低い

海外基準や会計事務所向けの横断管理など、社会福祉法人向け会計ソフトの通常選定では優先度が下がる項目です。該当しない法人は比較から外して構いません。
大蔵大臣NX(福祉大臣NX)
PCAクラウド会計(社会福祉法人会計)
ZeeM 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計Plus
弥生会計
FX4クラウド
MJSLINK DX
SuperStream-NX 会計
GST/VATレポート
VATやGSTの国別集計レポートを出力できるか
IFRS連結
IFRS基準で連結決算を作成できるか
顧問先ダッシュボード(会計事務所)
複数クライアントのKPIや財務指標を横断表示できるか

社会福祉法人の会計ソフトの選び方

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