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税理士事務所向け会計ソフトおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/6/20
税理士事務所の会計ソフトは、単なる記帳ツールではありません。顧問先とのデータ共有、月次監査、税務申告連携まで、事務所の関与スタイルそのものを左右する業務基盤です。近年はAI仕訳提案や銀行API連携など自動化が急速に進み、記帳代行からレビュー型へと事務所の役割が変わる転換期にあります。しかし、TKC・JDLのような税理士業務特化型、freee・マネーフォワードのようなクラウド汎用型、弥生・奉行のような老舗パッケージ型では、設計思想も得意領域もまったく異なります。FitGapでは、この3タイプの違いを軸に、要件の整理から製品選定までを順を追ってガイドします。
続きを読む
レビュー担当 松浦 大輔
FP技能士2級(AFP)・日商簿記2級を保有し、財務・会計の実務知識を裏付けている。freee等の会計・経費精算システムの業務利用経験を持ち、バックオフィス業務設計の視点から製品を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
税理士業務特化タイプ 🏛️
FX4クラウド
/ JDL IBEX会計net
/ ACELINK NX-CE 会計
クラウド汎用タイプ 🌐
freee会計(法人)
/ マネーフォワード クラウド会計
/ PCAクラウド会計
老舗パッケージタイプ 🖥️
弥生会計
/ 勘定奉行クラウド
/ 大蔵大臣NX
企業規模
大企業
中小企業
個人事業主
その他
すべて表示

おすすめ製品の早見表

タイプ別おすすめ製品 9

税理士事務所向けの会計ソフトのおすすめ製品を製品ごとにタイプ、料金、企業規模、評価ポイントで比較する表
製品名タイプ料金企業規模評価ポイント
FX4クラウド
税理士業務特化タイプ 🏛️
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

税理士の月次監査を前提に、帳簿精度を保って決算まで進められる。

JDL IBEX会計net
税理士業務特化タイプ 🏛️
3,610円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

JDL利用事務所と顧問先で会計データを共有し、記帳代行を堅実に回せる。

ACELINK NX-CE 会計
税理士業務特化タイプ 🏛️
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

関与先別の会計データを束ね、申告まで同じ仕組みで処理できる。

freee会計(法人)
クラウド汎用タイプ 🌐
2,980円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

簿記に不慣れでも使いやすい設計。中小企業シェアもトップ。

マネーフォワード クラウド会計
クラウド汎用タイプ 🌐
¥3,980
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

会計から請求・経費・給与まで必要に応じて広げられ、低コストで始めやすい。

PCAクラウド会計
クラウド汎用タイプ 🌐
13,860円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

承認を含む会計業務フローをクラウドで設計でき、中堅企業にも使われる。

弥生会計
老舗パッケージタイプ 🖥️
50,000円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

中小企業での利用が多く、税理士とのやり取りや申告支援に使いやすい。

勘定奉行クラウド
老舗パッケージタイプ 🖥️
7,750円
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

奉行シリーズで会計と周辺業務を連携でき、中堅企業の管理会計にも対応。

大蔵大臣NX
老舗パッケージタイプ 🖥️
264,000円買い切り
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

建設・不動産や医療・福祉の業種別会計に強く、配賦管理まで扱える。

タイプ別おすすめ製品

税理士業務特化タイプ 🏛️

このタイプが合う企業:

顧問先との月次巡回監査を重視する税理士事務所、記帳から税務申告まで一気通貫で処理したい事務所、TKC全国会やJDLの事務所ネットワークを活用したい税理士

どんなタイプか:

TKCやJDLなど、税理士事務所の記帳・月次監査・決算・申告を一体で扱う会計ソフトです。税務申告連携や巡回監査支援まで含む点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

🔗会計・税務申告一体処理
会計残高を決算書・申告書へ連動し、転記ミスや繁忙期の入力負担を減らします。
📊巡回監査・経営支援機能
会計帳簿の適法性チェック、月次決算、経営指標の確認を同じ流れで進められます。

おすすめ製品3選

FX4クラウド

巡回監査を軸に記帳から決算まで統制できる税理士事務所向け会計基盤

FX4クラウドは、TKCの巡回監査運用を軸に、関与先の記帳から月次監査、決算までを統制しながら進めたい税理士事務所向けの会計基盤です。 費用を複数部門へ配る複合配賦、仕訳承認ワークフロー、複数顧問先を分けて管理するマルチテナント、OCR仕訳、銀行API取込まで扱えるため、関与先の規模や業種が広がる事務所でも運用を分けにくいのが強みです。 FitGapでは機能性とセキュリティ・統制の評価が同ページ内1位で、誰がいつ処理したかを残しながら担当者を増やす事務所に向きます。 一方、料金や導入しやすさの評価は高くなく、顧問先ダッシュボード、e-Tax連携、確定申告書作成は非対応です。申告業務まで一体化したい場合はTKCの別システム併用を前提に検討する必要があります。
価格
要問合せ
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
JDL IBEX会計net

従来型の記帳代行を事務所内で堅実に回したい会計事務所におすすめ

JDL IBEX会計netは、JDL製品を使う会計事務所と顧問先のデータ受け渡しを前提に、事務所内で記帳・決算処理を堅実に回す会計ソフトです。大量仕訳処理、決算早期化、固定資産管理、監査、証憑ワークフローに対応しており、Windows環境でスタッフがまとめて入力する従来型の記帳代行に向きます。 自動取込や横断管理を広げたい事務所では慎重に見たい製品で、FitGapでも連携評価は同ページ内で下位です。銀行API取込は追加オプション、OCR仕訳、請求書発行、販売管理連携、マルチテナント管理、仕訳承認ワークフローは非対応です。 顧問先が自社で入力する自計化支援や、複数関与先の一元管理を重視するなら、より自動化・連携に強い製品を優先して比較するとよいです。
価格
3,610円
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
ACELINK NX-CE 会計

多業種の関与先を記帳から申告まで同じ仕組みで処理できる事務所向け会計ソフト

ACELINK NX-CE 会計は、MJS系の会計事務所運用に合わせ、関与先ごとの会計データを束ねて記帳から申告まで進めやすい税理士事務所向けソフトです。マルチテナント管理と証憑を読み取るOCR仕訳に対応し、医療法人、社会福祉法人、建設業にも推奨され、学校法人やNPO・公益法人は追加オプションで広げられます。 消費税申告、確定申告書作成、内訳書・概況書にも対応するため、多業種の関与先を同じ仕組みで処理したい事務所に向きます。FitGapでは士業・コンサルティング業界シェアが同ページ内1位で、サポート評価も1位タイです。 一方、銀行API取込、仕訳承認ワークフロー、為替レート自動取込は非対応で、外部連携はCSVやTXT中心です。顧問先の自計化支援や多通貨の関与先を重視する場合は、別製品も比較してください。
価格
要問合せ
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

クラウド汎用タイプ 🌐

このタイプが合う企業:

顧問先に自計化(自社記帳)を推進したい税理士事務所、レビュー型の関与スタイルを採用している事務所、バックオフィス業務全体の効率化を顧問先に提案したい税理士

どんなタイプか:

銀行・カード明細の自動取得、AI仕訳、クラウド共有で記帳レビューを進める会計ソフトです。給与・経費・請求書など周辺業務へ広げやすい点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

銀行・カード自動連携による仕訳省力化
銀行・カード明細を自動取得し、AI仕訳候補で日々の手入力と確認作業を減らします。
☁️リアルタイムデータ共有
顧問先と同じ会計データをクラウドで共有し、資料受け渡しや月次確認をオンライン化します。

おすすめ製品3選

freee会計(法人)

顧問先の自計化を進めやすい操作性重視のクラウド会計

freee会計(法人)は、借方・貸方を意識させず「取引」入力から仕訳を作る設計が強いクラウド会計です。税理士事務所が記帳代行を抱え込むより、顧問先に自計化してもらいたい場面で向き、銀行API取込とOCR仕訳に対応するため、領収書や明細の入力負担を減らせます。 FitGapでは操作性評価が同ページ内で単独1位、中小企業シェアも1位タイで、マルチテナント管理にも対応しており、複数の顧問先を切り替えて見る運用にも合います。 一方、仕訳承認ワークフローは追加オプション、顧問先ダッシュボードは非対応です。承認段階を細かく設計したい事務所や進捗を横断管理したい事務所は、PCAクラウド会計なども比較した方が良いです。
実体験レビュー

✅ 権限を選んで招待するだけで月次データを税理士に共有できる

売上請求書から仕訳・入金消込までを同じ画面で進められ、税理士共有も権限を選んで招待するだけで月次データを渡せる状態になりました。小規模法人の顧問先に自計化してもらい、月次だけレビューする関与スタイルにそのまま乗せられます

✅ 簿記用語を避けたUIで顧問先の入力負担を抑えられる

交通費や消耗品など10件を入力しても借方・貸方を意識する場面はなく、勘定科目の自動提案は10件中8件が合っていました。簿記に不慣れな顧問先でも入口で止まりにくく、記帳代行を抱え込まずに自計化を促せます

⚠️ 会計知識のある担当者には仕訳の裏側が見えにくい

借方・貸方を意識しないUIの裏返しで、仕訳の裏側を細かく確認したい経理担当者には会計処理が見えにくく感じる場面があり、自動提案が外れたときの修正操作も最初は慣れが必要でした。簿記に明るい担当者がいる顧問先では弥生やマネーフォワードと操作感を比べてから提案すると納得を得やすいです。

価格
2,980円
無料トライアルあり
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
マネーフォワード クラウド会計

法人から個人事業主まで同じ基盤で提案できる機能幅の広いクラウド会計

マネーフォワード クラウド会計は、会計を起点に請求書・経費・給与などの周辺業務を組み合わせやすいクラウド会計です。税理士事務所が法人顧問先だけでなく個人事業主にも同じ基盤で提案したい場合に向き、銀行API取込、OCR仕訳、確定申告書作成、個人消費税申告まで対応しています。 FitGapでは導入しやすさと料金評価が同ページ内で上位、士業・コンサルティング業界シェアも3位で、乗り換え提案のしやすさがあります。freeeより簿記初心者向けUIの打ち出しは弱い一方、機能範囲の広さで選びやすい製品です。 ただし仕訳承認ワークフロー、監査、証憑ワークフローは追加オプションのため、内部統制まで顧問先に定着させたい事務所はPCAクラウド会計なども比較してください。
実体験レビュー

✅ 自動仕訳の科目提案が約85%で、修正は使うほど学習される

テスト明細の科目提案精度は約85%(約8割5分)で、外れた仕訳を直すと同種取引の候補に反映され使うほど精度が上がる手応えがありました。取引件数の多い顧問先ほど翌月以降のレビュー工数が減っていくため、自計化を任せる事務所と相性が良いです

✅ 給与・経費・請求書まで同じ基盤に寄せて提案できる

給与との連携設定では何をどこに紐付けるかが整理されており、給与計算の結果を会計へ、経費精算のデータを仕訳へつなげる運用が想像できました。法人だけでなくバックオフィス全体の効率化を顧問先に提案したい事務所が、同じ基盤で横展開しやすくなります

⚠️ 取引が少なく担当者もいない顧問先では設定が重く感じる

取引件数が少なく会計担当者もいない状態で始めると設定項目が多く少し重く感じる場合があり、まず銀行・カード連携と自動仕訳の学習から小さく始めると負担を抑えられます。

価格
¥3,980
無料トライアルあり
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
PCAクラウド会計

仕訳承認まで含む業務フローを設計できる中堅顧問先向けクラウド会計

PCAクラウド会計は、長年の業務パッケージ型会計ソフトの運用感をクラウドで使える、中堅企業寄りの会計ソフトです。税理士事務所が経理担当者のいる顧問先に対し、入力のしやすさだけでなく承認を含む業務フローまで設計したい場合に向きます。 クラウド汎用タイプでは仕訳承認ワークフローに対応している点がfreee会計やマネーフォワード クラウド会計との差で、FitGapでも中堅企業シェアとサポート評価が上位です。移行時の問い合わせ対応を重視する事務所にも合います。 一方、操作性や中小企業シェアは同ページ内で相対的に控えめで、OCR仕訳とマルチテナント管理は追加オプションです。簿記に不慣れな小規模顧問先の自計化を主目的にするなら、freeeやマネーフォワードも比べる必要があります。
実体験レビュー

✅ 1仕訳に部門とプロジェクトを同時指定でき、部門別損益がそのまま出る

3部門と2プロジェクトを設定し、仕訳1件に部門とプロジェクトを同時指定でき、部門別損益レポートでどの部門が利益を出しているか一覧で分かりました。複数部門を持つ顧問先の月次会議資料を、あとからExcelで集計し直さずそのまま渡せます

⚠️ 一部門だけの小規模顧問先や業種特化ニーズには合わないことがある

一部門だけの小規模法人では部門・プロジェクト前提の設定項目の多さが負担になりやすく、社会福祉・建設業など業種特化ニーズがある場合は汎用版だけでは専用科目や専用帳票が不足することがあります。導入前に汎用版で足りるか専用版が必要かを切り分けて比較する必要があります。

価格
13,860円
無料トライアルあり
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

老舗パッケージタイプ 🖥️

このタイプが合う企業:

顧問先企業が弥生会計や勘定奉行を利用している税理士事務所、従来型の操作感を好むスタッフが多い事務所、記帳代行を中心に幅広い顧問先に対応する必要がある税理士

どんなタイプか:

弥生会計や奉行シリーズなど、国内で普及した操作体系を持つ会計ソフトです。顧問先データの受け渡し、帳票・決算書作成を安定して扱える点が特徴です。

このタイプで重視すべき機能:

🤝顧問先との会計データ連携
顧問先の会計データを受け取り、チェック・修正・決算処理まで進めやすくします。
📑充実した帳票・決算書作成
豊富な帳票テンプレートと決算書作成で、多様な業種の会計処理を安定して標準化します。

おすすめ製品3選

個人事業主の申告支援を多く扱う税理士事務所におすすめの定番会計ソフト

弥生会計は、中小企業や個人事業主に広く使われてきた老舗のデスクトップ会計ソフトで、顧問先側の入力負担を抑えたい税理士事務所に向きます。画面案内に沿って記帳・決算書作成を進めやすく、FitGapでは中小企業シェアがこのページ内で上位、操作性・料金の評価も高めです。 確定申告書作成、個人消費税申告、e-Tax連携に対応しているため、個人事業主や小規模法人の申告支援を多く扱う事務所では候補にしやすい製品です。 一方、マルチテナント管理は非対応で、仕訳承認ワークフローや財務ダッシュボードは追加オプションです。複数顧問先を横断管理したい事務所や、中堅企業向けの内部統制支援まで担う場合は、勘定奉行クラウドなどと比べて検討する必要があります。
実体験レビュー

✅ 個人事業主の青色申告ウィザードに入力済みデータが自動反映される

青色申告決算書ウィザードは入力済みデータが自動で反映され、ウィザードに沿って進められました。試算表・損益計算書のPDFも印刷レイアウトが整っており、個人事業主や小規模法人の申告支援を多く扱う事務所が、決算書作成までスムーズに通せます

✅ 数文字+Tabキーで連続入力でき、記帳代行のテンポが良い

伝票形式で10件入力したところ勘定科目は数文字で候補が絞られTabキーで次の欄へ進め、マウス操作を減らして連続入力できました。簿記に慣れたスタッフが記帳代行をこなす事務所では、入力のテンポが大きな効率差になります

⚠️ 簿記に不慣れな担当者には科目判断が難しく感じる

勘定科目は利用者が判断する必要があり、業務名から入力できるfreeeに比べると簿記に不慣れな担当者には難しく感じる場合があります。顧問先側で使う場合は最初に科目の使い分けだけ整理しておくと入力で迷いにくいです。

価格
50,000円
無料トライアルあり
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
勘定奉行クラウド

中堅顧問先の内部統制支援まで踏み込める老舗系クラウド会計

勘定奉行クラウドは、奉行シリーズの操作感をクラウド化し、中堅企業の会計・内部統制まで見据えて使える老舗系の会計ソフトです。専門家ライセンスで顧問税理士と会計データを共有しやすく、仕訳承認ワークフロー、監査証憑ワークフロー、予算管理、財務ダッシュボードまで扱えるため、月次決算や経営会議向け資料の支援まで踏み込みたい事務所に向きます。 FitGapでも大企業・中堅企業シェア、機能性、連携評価が同ページ内で上位です。販売管理など周辺システムとのCSV・API連携を前提にした顧問先にも合います。 一方、OCR仕訳、マルチテナント管理、顧問先ダッシュボードは追加オプションで、機能が多い分、習熟や費用の確認も必要です。小規模顧問先中心で低コストに自計化を進めたい場合は、弥生会計の方が合うケースがあります。
実体験レビュー

✅ 承認した経費申請が打ち直しなしで会計仕訳に計上される

承認した経費申請が、CSVで移し替えたり手で打ち直したりせず会計側の仕訳として計上される流れを確認できました。承認の証跡を残しながら仕訳に反映できるため、人数が増えた顧問先の内部統制支援まで踏み込みたい事務所に向きます

✅ 部門管理を正式運用として扱い、部門別試算表が自然につながる

3部門を作り仕訳を振り分けて部門別試算表を出すと、どの部門で費用が増えているか追いやすく月次の確認資料にそのまま使えました。補助科目やタグで近い集計をする小規模ソフトと違い、設定と帳票のつながりが最初から正式運用として整っています

⚠️ 一人経理や小規模事業者には機能が過剰に感じられる

一人経理や小規模事業者には承認フローや部門管理など機能が多く過剰に感じられ、取引入力だけを早くしたい用途には初期設定の負担が見合いません。会計単体で選ぶより奉行シリーズ全体で業務をまとめる予定があるかを含めて判断すると失敗しにくいです。

価格
7,750円
無料トライアルあり
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
大蔵大臣NX

業種色の強い顧問先の配賦処理に対応できる老舗パッケージ型会計ソフト

大蔵大臣NXは、業種別の会計処理や配賦管理に強みを持つ老舗パッケージ型の財務会計システムです。建設・不動産、医療・福祉など業種色の強い顧問先を持つ税理士事務所では、複合配賦、診療科配賦、共済契約連携、家事按分に対応できる点が選びどころになります。 FitGapでは建設・不動産、医療・福祉のシェアがこのページ内で上位で、汎用的な会計ソフトより業種別運用に寄せて検討しやすい製品です。 一方、会計事務所向けグループ管理には向かず、マルチテナント管理も非対応です。操作性、導入しやすさ、連携評価は同ページ内で低めで、外部システム連携もCSVや個別対応が中心になりやすいため、記帳代行を大量に標準化したい事務所は弥生会計やクラウド型製品も比較すべきです。
価格
264,000円
買い切り
無料トライアルあり
士業・コンサルティング業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

比較すべき機能の優先度マップ

どこから比較すべきか

製品には数多くの機能がありますが、選定の決め手になるのは一部の機能だけです。そこで各機能を「多くの企業で必要か」と「製品ごとに対応が分かれるか」の2つの軸で4つに分け、比較する順番が分かるように並べました。下の表では、このページに登場した製品が各機能にどう対応しているかを、上から順に確認できます。
標準対応
オプション/条件付き
非対応

選定の決め手

税理士事務所で顧問先の記帳レビュー、申告連携、自動化提案まで担う場合に、製品差がそのまま業務設計の違いになりやすい項目です。
FX4クラウド
JDL IBEX会計net
ACELINK NX-CE 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
PCAクラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
大蔵大臣NX
銀行API取込
銀行やカード明細を取得し自動仕訳できるか
税務申告(法人税)
法人税申告書を作成・申告連携できるか
税務申告(内訳書・概況書)
内訳書・概況書を作成し申告へ連携できるか
e-Tax連携
e-Taxと連携し電子申告送信まで行えるか
仕訳承認ワークフロー
仕訳の起票から承認までを管理できるか
自動仕訳精算・消込
売掛金・買掛金の入金・支払を自動突合し消込できるか
マルチテナント管理
複数法人・グループ会社をテナント分離して一元管理できるか

一部の企業で必須

個人事業主の顧問先、支払データ作成、経営助言まで扱う事務所では重要になりますが、対象業務がなければ優先度を分けて確認できます。
FX4クラウド
JDL IBEX会計net
ACELINK NX-CE 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
PCAクラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
大蔵大臣NX
全銀データ出力
全銀協フォーマットで送金・振替データを出力できるか
個人消費税申告
個人の消費税申告書を作成できるか
確定申告書作成
青色/白色の確定申告書を自動作成できるか
財務ダッシュボード
単一法人の主要KPIを内蔵ダッシュボードで可視化できるか
予算シミュレーション
予算・実績に加えシナリオ比較や将来予測を行えるか

ほぼ全製品が対応

税理士事務所向けの会計ソフトでは多くの製品が対応しているため、機能の有無よりも処理量や運用のしやすさを確認するとよい項目です。
FX4クラウド
JDL IBEX会計net
ACELINK NX-CE 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
PCAクラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
大蔵大臣NX
現金出納帳
現金の入出金を台帳管理できるか
大量仕訳処理
数万件規模の仕訳データを一括で高速処理できるか
決算早期化
月次・四半期・年次決算を自動化し決算期間を短縮できるか

優先度が低い

外貨や海外税制、特殊な管理会計を扱う顧問先が少ない事務所では、初期比較から外しても支障が出にくい項目です。
FX4クラウド
JDL IBEX会計net
ACELINK NX-CE 会計
freee会計(法人)
マネーフォワード クラウド会計
PCAクラウド会計
弥生会計
勘定奉行クラウド
大蔵大臣NX
多通貨処理
外貨での起票や期末換算差の自動仕訳に対応できるか
GST/VATレポート
VATやGSTの国別集計レポートを出力できるか
IFRS連結
IFRS基準で連結決算を作成できるか

税理士事務所の会計ソフトの選び方

このページでの絞り込み方

  1. 1
    タイプを見て、事務所の関与スタイルを決める月次監査まで深く関わる事務所、自計化を進める事務所、既存ソフトを受け取る事務所では合う製品群が変わります。まずタイプ別おすすめで、自事務所の関与スタイルに近い製品群を確認します。タイプ別おすすめへ ↑
  2. 2
    機能の優先度マップで、外せない要件を整理する申告連携や明細取込、監査・承認のように製品差が大きい機能を先に分けます。該当する関与先が限られる要件は、初期比較から外す項目も決めやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
  3. 3
    運用・契約条件で比較の粒度をそろえるタイプと機能を確認したら、作業分担や関与先管理、導入支援と契約条件を同じ粒度で整理します。日常業務の進め方まで合わせると、事務所に定着しやすい製品を判断しやすくなります。

税理士事務所向けの会計ソフトは、事務所内で処理するか関与先と分担するかで運用が大きく変わります。機能の○×に加えて、日々の確認方法や契約の進め方までそろえると比較しやすくなります。

機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント

顧問先との作業分担

作業分担は、記帳代行を抱える量と月次確認の速さに直結します。入力をどちらが担うかが曖昧だと、資料回収と修正依頼が毎月の負担になりやすくなります。

製品の分かれ方:製品の分かれ方は大きく三通りです。関与先が入力して事務所が確認するタイプ、事務所側で記帳を集約するタイプ、月次監査を前提に進めるタイプです。

  • 関与先が入力して事務所が確認するタイプの製品日々の入力を依頼先企業に寄せ、事務所は内容確認に集中しやすいタイプです。ただし入力ルールを先に決めないと、修正依頼が増えます。代表製品:freee会計(法人) / マネーフォワード クラウド会計
  • 事務所側で記帳を集約するタイプの製品紙資料や受け取ったデータを事務所内でまとめて処理しやすいタイプです。一方で作業量が増えるほど、担当者ごとの処理ルールをそろえる必要があります。代表製品:弥生会計
  • 月次監査を前提に進めるタイプの製品月次確認を軸に、帳簿の精度と経営助言を同じ流れで扱いやすいタイプです。ただし関与先ごとの進め方をそろえないと、運用が属人化します。代表製品:FX4クラウド / ACELINK NX-CE 会計

顧問先数が増えたときの管理体制

管理体制は、担当者が増えたときの引き継ぎや進捗把握を左右します。関与先ごとの画面やデータ保存先がばらつくと、繁忙期に確認漏れが起きやすくなります。

製品の分かれ方:製品の分かれ方は大きく三通りです。複数の関与先をクラウドで切り替えるタイプ、会計事務所向けの基盤で束ねるタイプ、既存のデータ受け渡しを活かすタイプです。

  • クラウドで関与先を切り替えるタイプの製品場所を問わず同じデータを確認しやすく、担当変更にも対応しやすいタイプです。ただし権限や招待ルールを決めないと、不要な共有が残ります。代表製品:freee会計(法人) / マネーフォワード クラウド会計
  • 事務所向けの基盤で束ねるタイプの製品月次確認や事務所内の管理を一体で進めやすいタイプです。一方で専用の運用に合わせるため、導入時の役割分担を決める必要があります。代表製品:FX4クラウド / ACELINK NX-CE 会計
  • 既存のデータ受け渡しを活かすタイプの製品既に使い慣れた帳票や入力画面を残しやすいタイプです。ただし関与先ごとの版数や保存場所をそろえないと、確認作業が散らばります。代表製品:弥生会計

導入支援と切り替えの進め方

導入支援は、切り替え時期と事務所内の定着を左右します。初期設定や過去データの扱いを自力で進める前提にすると、繁忙期前に準備が終わらないことがあります。

製品の分かれ方:製品の分かれ方は大きく三通りです。ヘルプを見ながら自社で設定するタイプ、支援メニューを使って移行するタイプ、販売パートナーと計画を立てるタイプです。

  • ヘルプを使って自社で設定するタイプの製品小さく試しながら使い始めやすいタイプです。ただし入力ルールや担当範囲を決めないと、運用が自己流になります。代表製品:freee会計(法人) / マネーフォワード クラウド会計
  • 支援メニューを使って移行するタイプの製品過去データや初期設定を相談しながら切り替えやすいタイプです。一方で支援範囲と費用は、契約前に整理しておく必要があります。代表製品:PCAクラウド会計 / 勘定奉行クラウド
  • 販売パートナーと計画を立てるタイプの製品会計以外の周辺業務も含めて、導入手順を設計しやすいタイプです。ただし短期で始めたい場合は、準備期間が長くなりやすい点があります。代表製品:勘定奉行クラウド / ACELINK NX-CE 会計

契約・相談先

契約・相談先は、見積もり条件や導入後の問い合わせ先に影響します。オンライン申込や販売会社、会計事務所経由が混ざると、費用と支援の前提がそろわないまま比較しがちです。

製品の分かれ方:製品の分かれ方は大きく三通りです。Webで申し込みやすいタイプ、公式窓口や販売会社に相談するタイプ、会計事務所と一緒に進めるタイプです。

  • Webで申し込みやすいタイプの製品料金ページから契約まで進めやすく、小規模な関与先にも提案しやすいタイプです。ただし複数人運用や移行支援は、契約前に条件をそろえる必要があります。代表製品:freee会計(法人) / マネーフォワード クラウド会計
  • 公式窓口や販売会社に相談するタイプの製品利用人数や周辺業務を伝え、見積もりを受けて進めるタイプです。ただし比較時は、同じ範囲の支援と契約条件でそろえる必要があります。代表製品:勘定奉行クラウド / PCAクラウド会計
  • 会計事務所と一緒に進めるタイプの製品専門家の支援を前提に、導入後の確認までつなげやすいタイプです。ただし事務所と関与先の役割を決めないと、開始後の連絡が増えます。代表製品:FX4クラウド

ぴったりの製品が見つかる

かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

よくある質問

税理士事務所向けの会計ソフトでは何ができますか?

顧問先の会計データをマルチテナントで管理し、記帳代行から月次監査、決算・申告までを一体で進められます。会計残高から決算書や申告書へ自動で連動できる製品もあります。税理士業務に特化した型・クラウド汎用型・老舗パッケージ型の3タイプがあります。

顧問先をマルチテナントでまとめて管理できますか?

できます。事務所の画面で顧問先ごとの会計を切り替え、関与先の入力データを活かしながら記帳代行や監査を効率化できます。FX4クラウドやJDL IBEX会計net、ACELINK NX-CE 会計は税理士業務に特化し、複数の顧問先を一元管理できます。顧問先の数と関与の仕方に合うかが要点です。

会計残高から決算書や申告書まで連動できますか?

連動できます。月次で固めた会計残高をもとに、決算書や法人税・消費税の申告書へ自動で連動できる製品があります。FX4クラウドやACELINK NX-CE 会計は申告まで一体で扱え、freee会計やマネーフォワード クラウド会計は顧問先の自計化を進めて事務所の負担を軽くできます。申告までの連携の範囲を確かめると安心です。

税理士事務所向けの会計ソフトの料金はどのくらいですか?

クラウド汎用型は月数千円からで、freee会計は法人が月2,980円、マネーフォワード クラウド会計は月3,980円、JDL IBEX会計netは月3,610円が目安です。老舗パッケージの弥生会計は5万円前後、勘定奉行クラウドは月7,750円、大蔵大臣NXは264,000円の買い切りで、FX4クラウドは要問い合わせです。顧問先の数で総額が変わります。

顧問先と違う会計ソフトを使い続けると事務所はどうなりますか?

事務所と顧問先でソフトが分かれていると、データの受け渡しや形式の変換に手間がかかり、記帳代行や申告の作業が増えます。顧問先と同じ基盤や連携できる製品を使えば、入力から監査・申告までを一つの流れで回せます。事務所で標準のソフトをそろえるか、顧問先の自計化を進めるかを決めて選ぶと安心です。

※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。

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