おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| OBIC7 | 学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫 | 要問合せ |
| 会計を起点に人事・購買・資産まで統合。中堅以上の全学管理に強い。 |
| GLOVIA iZ | 学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫 | - |
| 会計・人事給与を段階導入できる。官公庁シェアが高く公的機関にも強い。 |
| HUE | 学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫 | 要問合せ |
| 附属病院を含む会計管理まで対応。大規模私大の単体・連結管理に強い。 |
| 奉行V ERPクラウド | 中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼 | 要問合せ |
| 教職員給与・補助金・稟議まで同じ業務基盤で扱える。教育・学習支援シェアが高い。 |
| SMILE V 2nd Edition | 中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼 | 55,000円システム |
| 帳票・画面を自社で追加できる。中堅シェア上位で現場改善に強い。 |
| MJSLINK DX | 中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼 | 要問合せ |
| 税理士と科目体系をそろえられる。外貨取引まで扱う財務会計に強い。 |
| SAP S/4HANA Cloud | グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍 | 要問合せ |
| 国際会計・多通貨・連結まで単一基盤で管理。大企業シェアもトップ。 |
| Oracle NetSuite | グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍 | 要問合せ |
| 財務・販売・在庫・顧客管理をクラウドで一元管理。海外拠点も早く立ち上げやすい。 |
| Dynamics 365 Business Central | グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍 | 1,199円ユーザー/月 |
| Microsoft 365連携を活かせる。低コストで海外拠点の会計を始めやすい。 |
ERPの導入によって得られる効果
ERPは、会計、人事、販売など会社の基幹業務の情報をまとめて管理するための仕組みです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 部門ごとに情報が分散している | 販売・在庫・会計などの情報をつなげ、部門間の確認作業を減らせます |
| 二重入力に手間がかかる | 同じデータを複数業務で利用でき、転記や重複入力を減らせます |
| 月次集計に時間がかかる | 業務データをまとめて集計しやすくなり、月次報告の作成作業を減らせます |
| 承認状況を把握しにくい | 購買や経費などの承認を確認しやすくなり、処理遅れを抑えやすくなります |
| 部門横断の状況が分かりにくい | 部門横断の数値を確認し、在庫・売上・利益の判断を進めやすくなります |
続いて、大学向けERPをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
会計から人事給与まで全学横断で統合したい中〜大規模大学向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
制度変更に標準機能とサポートで長く対応したい大学法人向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
附属病院を含む全学会計を一つの基盤に寄せたい大規模私大向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
管理部門の業務を一つの基盤にまとめたい中堅大学の第一候補
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
財務会計を軸に学費の継続課金まで段階導入したい中堅大学向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
会計事務所と科目をそろえて監査を進めたい中堅大学におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外拠点の会計を本部で統制したい大規模総合大学の第一候補
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外拠点や国際学部をクラウドで早く立ち上げたい大学向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
Microsoft 365と一緒に海外会計を低負担で始めたい大学向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
OBIC7 | HUE | 奉行V ERPクラウド | SMILE V 2nd Edition | MJSLINK DX | SAP S/4HANA Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人事給与 従業員・勤怠・給与計算・年末調整・法定帳票に対応できるか | ||||||||
連結会計 取引消去・持分法・連結修正で連結財務諸表を作成できるか | ||||||||
公共予算統制 予算要求・補正・配分・執行・残高を管理できるか | ||||||||
補助金管理 内示~交付決定~実績報告~返還まで台帳管理できるか | ||||||||
インターカンパニー自動仕訳 会社間の売買・振替を自動で往復仕訳できるか |
一部の企業で必須
OBIC7 | HUE | 奉行V ERPクラウド | SMILE V 2nd Edition | MJSLINK DX | SAP S/4HANA Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国別税制対応 VAT/GSTなど国ごとの税計算に対応できるか | ||||||||
マルチブック 複数会計基準を並行帳簿で同時運用できるか | ||||||||
病院会計準則 病院会計準則で決算・帳票を作成できるか | ||||||||
レセプト連携 診療報酬明細(レセプト)を会計/債権へ連携できるか |
ほぼ全製品が対応
OBIC7 | HUE | 奉行V ERPクラウド | SMILE V 2nd Edition | MJSLINK DX | SAP S/4HANA Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
財務会計 仕訳・総勘定元帳・決算書を作成できるか | ||||||||
予算管理 部門やプロジェクトの予算を登録し実績差を自動表示できるか | ||||||||
入出金自動消込 銀行明細と請求/入金・支払を自動突合できるか | ||||||||
データ権限制御 会社/部門/プロジェクト単位で閲覧・編集を細かく制御できるか |
優先度が低い
OBIC7 | HUE | 奉行V ERPクラウド | SMILE V 2nd Edition | MJSLINK DX | SAP S/4HANA Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MRP BOM・在庫・LTから所要量と発注/製造指示を計算できるか | ||||||||
BIM/CAD数量連携 BIM/CADの数量を見積・原価・発注へ連携できるか | ||||||||
マーケットプレイスAPI ECモールと受注・在庫・出荷を同期できるか |
大学のERPの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、自大学の規模と会計範囲を整理する大学ERPは、学校法人会計を中心に全学統合するか、管理部門から段階導入するかで向く製品が変わります。まずは設置形態、学生規模、キャンパス数に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2必須機能は、機能の優先度マップで整理する教職員給与や補助金管理、連結会計、病院会計は大学ごとに必要度が変わります。財務会計や予算管理は標準機能でも、運用する部署とデータの集め方で負担が変わります。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用条件をそろえて比較するタイプと必須機能を整理したら、全学展開の範囲と導入時の役割をそろえます。見積もり条件も同じ粒度でそろえると、運用後の負担を比べやすくなります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい運用・契約条件を整理します。
ここからは、大学で使い続ける前提で会計範囲や運用体制をそろえます。研究費や補助金と附属機関、海外拠点の扱いを同じ粒度にすると、国産フル機能型とグローバル型の違いを判断しやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
会計基準と研究費管理の合わせ方
学校法人会計や科研費、補助金と寄付金が絡む大学では、一般企業向けの会計に寄せすぎると月次と決算の作業が膨らみます。学内予算と研究費の管理単位がずれると、部門別の確認や外部向け資料の作成が後ろ倒しになります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。学校法人会計や部門別予算に寄せて整える製品、標準会計とバックオフィスから段階導入する製品、海外会計や連結を軸に整える製品があります。
- 学校法人会計や部門別予算に寄せて整える製品学部や研究部門ごとの予算を全学で管理しやすい製品です。ただし会計区分や承認単位は、導入前に大学側で整理します。代表製品:OBIC7 / HUE
- 標準会計とバックオフィスから段階導入する製品会計や人事給与を先に整え、必要な範囲から広げやすい製品です。ただし学校法人向け帳票は、標準機能と追加設定の範囲を確認します。代表製品:奉行V ERPクラウド / MJSLINK DX
- 海外会計や連結を軸に整える製品海外キャンパスや関連法人の会計を同じ基盤で把握しやすい製品です。ただし国内の学校法人会計は、別システムや設定との分担が必要です。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite
全学展開と附属機関の巻き込み方
複数学部やキャンパスを持つ大学では、本部と学部、研究支援部門で入力と承認の役割が分かれます。附属病院や海外拠点まで同じ計画に入れると、データ移行と権限設計の負担が一気に重くなります。最初の導入範囲が狭すぎると、後から部門を増やすたびに運用ルールを作り直すことになります。
製品の分かれ方:展開方法は大きく3通りです。管理部門から段階的に広げる製品、複数キャンパスや附属機関まで広げる製品、海外拠点まで同じ基盤に載せる製品があります。
- 管理部門から段階的に広げる製品会計や人事給与など管理部門の業務から始めやすい製品です。ただし全学展開では、部門ごとの入力ルールを後からそろえる必要があります。代表製品:SMILE V 2nd Edition / 奉行V ERPクラウド
- 複数キャンパスや附属機関まで広げる製品本部が学部や附属機関の状況をまとめて把握しやすい製品です。その分、初期設定では組織階層と承認の流れを細かく決めます。代表製品:OBIC7 / HUE
- 海外拠点まで同じ基盤に載せる製品多通貨や複数地域の会計を同じ画面で扱いやすい製品です。ただし国内の教職員管理や学校法人会計は、別枠で整理する必要があります。代表製品:Oracle NetSuite / Dynamics 365 Business Central
導入体制と現場定着の進め方
大学ERPは、財務や教務と研究支援、情報システムの関係者が多くなりがちです。要件整理を管理部門だけで進めると、稼働後に学部や研究室から例外処理の相談が増えます。標準運用に合わせる範囲を決めないまま進めると、追加設定と教育の負担が残ります。
製品の分かれ方:進め方は大きく3通りです。ベンダーと要件整理から進める製品、販売パートナーや支援チームと計画を立てる製品、クラウド標準機能から短く試す製品があります。
- ベンダーと要件整理から進める製品全学の業務を整理しながら導入計画を作りやすい製品です。ただし関係部門が多い大学では、意思決定者と確認順を先に決めます。代表製品:OBIC7 / GLOVIA iZ
- 販売パートナーや支援チームと計画を立てる製品標準機能と追加設定の境目を相談しながら進めやすい製品です。ただし独自運用を残しすぎると、教育と保守の負担が増えます。代表製品:HUE / 奉行V ERPクラウド
- クラウド標準機能から短く試す製品小さな範囲で画面や手順を試し、海外部門へ広げる判断をしやすい製品です。ただし大学固有の帳票は、別途確認が必要です。代表製品:Dynamics 365 Business Central / Oracle NetSuite
費用・契約範囲のそろえ方
大学向けERPの費用は、利用者数や導入支援と追加モジュール、保守で大きく変わります。学部や附属機関を後から追加すると、初年度と次年度以降の総額がずれやすくなります。同じ範囲で見積もらないと、安く見えた製品ほど後工程で調整が増えます。
製品の分かれ方:料金の示し方は大きく3通りです。公開プランを起点に費用感をつかむ製品、業務範囲を伝えて見積もる製品、モジュールと利用者数で総額を組み立てる製品があります。
- 公開プランを起点に費用感をつかむ製品最小構成の月額や試用導線から費用感をつかみやすい製品です。ただし全学利用では、利用者数と追加アプリで総額が変わります。代表製品:Dynamics 365 Business Central
- 業務範囲を伝えて見積もる製品大学の会計範囲や利用部門を伝えて条件をそろえやすい製品です。ただし同じ支援範囲で依頼しないと、見積もりの差を比べにくくなります。代表製品:OBIC7 / 奉行V ERPクラウド
- モジュールと利用者数で総額を組み立てる製品海外会計や連結など必要なモジュールを足しながら設計しやすい製品です。ただし導入費と年額費用は、範囲を広げるほど増えます。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite
よくある質問
大学のERPは、学校法人会計基準や科研費管理に対応できますか?
学校法人会計に強い国産フル機能型なら、学校法人会計基準に沿った処理や科研費の管理に対応できます。企業向けERPは複式の企業会計が前提で、資金収支計算書や基本金組入などの大学特有の処理はそのままでは扱えません。対応実績のある製品か、文部科学省の様式に合うかを必ず確認しましょう。
中小規模の大学でも、会計・人事を効率化できますか?
できます。学生数5,000名以下の単科大学なら、会計・人事給与に絞ったバックオフィス特化型で月次処理や給与計算を効率化できます。全学的な統合まで広げず、まず管理部門の脱Excelと内部統制の強化から着手するのが現実的で、学生・教務系は別システムとの連携で補う構成が一般的です。
学務システムや入試システムまでERPで一元化すべきですか?
無理に一元化しなくて構いません。多くの大学では、会計・人事・資産といった法人運営の基幹をERPで固め、学務・教務・入試は専用システムを連携させる構成が現実的です。すべてを一つに統合しようとすると要件が膨らみ導入が長期化するため、まず法人会計の範囲を固めて必要な連携を後から足す方が安全です。
大学向けERPの料金はどのくらいですか?
学校法人会計対応の国産製品は要問い合わせが中心で、学部数や学生規模、対応範囲で総額が変わります。見える価格ではSMILE Vが55,000円/システム、Dynamics 365 Business Centralが月1,199円/ユーザーです。科研費管理など大学特有の機能はアドオンになりやすいため、必要機能を示して見積もりを取りましょう。
導入のタイミングで気をつけることはありますか?
大学会計は年度や決算、補助金申請の時期に業務が集中するため、繁忙期を外した稼働計画が欠かせません。年度切り替えに合わせて移行する場合は、前年度データの締めと新年度マスタの準備を並行する負荷を見込んでおきます。教職員が使い続けられる操作性かも、試用で現場に確かめてもらいましょう。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
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