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大学のERPおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/6/20
大学のERPを選ぶ前に、財務に加え、教職員給与、予算執行、補助金を含める範囲を比較します。研究費や寄付金まで含めた全学統合、管理部門からの段階導入、海外拠点との連結では、向くタイプが分かれます。附属病院や海外キャンパスがある場合は、国際会計や病院系業務を含めるかを先に決めると、見るべき製品の幅を絞れます。このページでは、学校法人会計を中心に全学で統合するか、会計・バックオフィスから段階導入するかを分けて、大学のERPの候補を比較できます。
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レビュー担当 水戸 将平
2017年にPIGNUSを創業し8年で従業員100名規模の組織へ成長させた経営者として、複数事業の業務基盤設計に携わっている。経営視点からERPの導入判断と実務適合性を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫
OBIC7
/ GLOVIA iZ
/ HUE
中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼
奉行V ERPクラウド
/ SMILE V 2nd Edition
/ MJSLINK DX
グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍
SAP S/4HANA Cloud
/ Oracle NetSuite
/ Dynamics 365 Business Central
企業規模
中小企業
個人事業主
提供形態
デバイス
その他
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おすすめ製品の早見表

タイプ別おすすめ製品 9

大学向けのERPのおすすめ製品を製品ごとにタイプ、料金、企業規模、評価ポイントで比較する表
製品名タイプ料金企業規模評価ポイント
OBIC7
学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

会計を起点に人事・購買・資産まで統合。中堅以上の全学管理に強い。

GLOVIA iZ
学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫
-
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

会計・人事給与を段階導入できる。官公庁シェアが高く公的機関にも強い。

HUE
学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

附属病院を含む会計管理まで対応。大規模私大の単体・連結管理に強い。

奉行V ERPクラウド
中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

教職員給与・補助金・稟議まで同じ業務基盤で扱える。教育・学習支援シェアが高い。

SMILE V 2nd Edition
中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼
55,000円システム
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

帳票・画面を自社で追加できる。中堅シェア上位で現場改善に強い。

MJSLINK DX
中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

税理士と科目体系をそろえられる。外貨取引まで扱う財務会計に強い。

SAP S/4HANA Cloud
グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

国際会計・多通貨・連結まで単一基盤で管理。大企業シェアもトップ。

Oracle NetSuite
グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

財務・販売・在庫・顧客管理をクラウドで一元管理。海外拠点も早く立ち上げやすい。

Dynamics 365 Business Central
グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍
1,199円ユーザー/月
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

Microsoft 365連携を活かせる。低コストで海外拠点の会計を始めやすい。

ERPの導入によって得られる効果

ERPは、会計、人事、販売など会社の基幹業務の情報をまとめて管理するための仕組みです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。

導入前の課題導入によって得られる効果
部門ごとに情報が分散している販売・在庫・会計などの情報をつなげ、部門間の確認作業を減らせます
二重入力に手間がかかる同じデータを複数業務で利用でき、転記や重複入力を減らせます
月次集計に時間がかかる業務データをまとめて集計しやすくなり、月次報告の作成作業を減らせます
承認状況を把握しにくい購買や経費などの承認を確認しやすくなり、処理遅れを抑えやすくなります
部門横断の状況が分かりにくい部門横断の数値を確認し、在庫・売上・利益の判断を進めやすくなります

続いて、大学向けERPをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。

タイプ別おすすめ製品

学校法人会計に強い国産フル機能タイプ 🏫

このタイプが合う企業:

複数学部・キャンパスを持つ中〜大規模大学で、学校法人会計基準に則った会計処理と全学的な業務統合を実現したい大学

どんなタイプか:

学校法人会計基準に沿った財務会計を中心に、人事・給与・購買まで全学で統合する国産ERPタイプです。研究費や補助金、寄付金など大学固有の会計管理に強い点が特徴です。

おすすめ製品3選

OBIC7

会計から人事給与まで全学横断で統合したい中〜大規模大学向け

OBIC7は、会計を核に人事給与・購買・資産管理まで一体で動かす、全学横断型の国産ERPです。学校法人会計で重要な予算管理、科目マッピング、権限管理、内部統制、BIレポートに加え、補助金管理や入札契約管理も扱えるため、科研費・補助金と学内予算を部門別に管理したい中〜大規模大学に向きます。 FitGapでは操作性と導入しやすさが同ページ内で最上位タイ、中堅企業シェアも1位で、複数キャンパスに事務部門が分散する法人でも定着を狙いやすい製品です。 一方、公会計とマルチブックには対応しないため、国立大学法人会計基準や学校法人会計と企業会計の二重帳簿を前提にする場合はHUEなども比較してください。
価格
要問合せ
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

制度変更に標準機能とサポートで長く対応したい大学法人向け

GLOVIA iZは、富士通の国産ERPとして日本企業の商習慣に合わせ、会計・人事給与・販売・生産を段階導入できる中堅規模向け製品です。大学法人では、学校法人会計基準や寄附金税制、科研費ルールの変更に備え、現場が標準機能とサポートを使って長期運用したい場合に候補になります。 FitGapではサポートと操作性が同ページ内で2位タイ、官公庁シェアは1位で、公的セクターに近い運用を持つ法人にもなじみやすい位置づけです。 一方、料金評価はこの3製品では下位です。要件網羅性と費用のバランスを優先するならOBIC7、附属病院を含む全学統合を重視するならHUE、海外拠点での多言語利用まで見込む場合は上位シリーズも比較してください。
価格
-
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

附属病院を含む全学会計を一つの基盤に寄せたい大規模私大向け

HUEは、大手組織向けの国産ERPを標準機能中心で使う思想が強く、学校法人会計と附属病院・研究部門の管理を同じ基盤に寄せたい大学向けの製品です。予算管理、連結会計、科目マッピング、入出金自動消込、内部統制、BIレポートに加え、病院会計のルールや患者別損益、補助金管理、入札契約管理まで扱えるため、附属機関を持つ大規模私大ではOBIC7より病院側の会計管理まで踏み込みやすいです。 FitGapでは大企業シェアが同ページ内で2位、操作性も最上位タイです。 一方、人事給与と公会計、レセプト連携、DPC原価計算には対応しないため、教職員人件費、国立大学法人会計基準、医事システムまで一体化したい法人は別システム連携や他製品比較が前提になります。
価格
要問合せ
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

中堅大学向け会計・バックオフィス特化タイプ 💼

このタイプが合う企業:

学生数5,000名以下の中小規模大学・単科大学で、会計・人事給与を中心としたバックオフィスの効率化を優先したい大学

どんなタイプか:

学校法人会計を軸に、人事給与・経費精算・固定資産などバックオフィス業務を必要な範囲から導入するタイプです。フル機能型より運用範囲を絞りやすい点が特徴です。

おすすめ製品3選

奉行V ERPクラウド

管理部門の業務を一つの基盤にまとめたい中堅大学の第一候補

奉行V ERPクラウドは、会計・人事労務・販売管理までをSaaSで統合する国産ERPの中でも、大学の管理部門を広く1基盤化しやすい製品です。本タイプでは財務会計、人事給与、予算管理、銀行連携、入出金自動消込、補助金管理、内部統制、SSO連携まで標準で押さえられる点が強く、教職員給与、科研費・補助金、口座消込、稟議を同じ業務基盤で回したい中堅大学に向きます。 FitGapでは教育・学習支援シェアが9製品中1位、中堅企業シェアも上位で、同規模組織で選ばれやすい製品です。 一方、学校法人会計基準の計算書類は別モジュール前提で、連結会計も非対応です。学校法人会計まで一体で締めたい大学や附属法人を連結する大学は、より会計特化の製品と比較が必要です。
価格
要問合せ
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
SMILE V 2nd Edition

財務会計を軸に学費の継続課金まで段階導入したい中堅大学向け

SMILE V 2nd Editionは、販売・会計・人事給与を同一シリーズで段階導入し、ワークフローやドキュメント管理、RPAも組み込める中堅向け国産ERPです。大学向けでは、まず財務会計を軸に、学費や施設利用料などの継続課金、収益認識、電子請求書、外部BIでの可視化を整えたい場合に向きます。 FitGapでは中堅企業シェアが76製品中2位、教育・学習支援シェアも2位タイで、同規模組織での利用傾向が見られます。帳票・画面を追加できるCustom AP Builderや申請承認のしやすさも強みです。 一方、人事給与、予算管理、銀行連携、入出金自動消込、内部統制は追加オプションで、SSO連携、IFRS、補助金管理、公会計は非対応です。学校法人会計や補助金まで標準で完結したい大学は、より会計・統制範囲の広い製品も比較してください。
価格
55,000円
システム
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

会計事務所と科目をそろえて監査を進めたい中堅大学におすすめ

MJSLINK DXは、財務会計を中心に給与・人事、販売、固定資産、ワークフローを組み合わせる、会計事務所系の知見を生かした中堅向けクラウドERPです。MJSを使う税理士・会計事務所と科目体系をそろえ、監事監査や外部確認を進めたい中堅大学に向きます。 財務会計、人事給与、予算管理、科目マッピング、多通貨処理、銀行連携、多言語帳票出力に対応し、海外提携校への送金や留学生受入に伴う外貨取引まで扱える点が本タイプ内の差別化です。FitGapの連携・拡張性評価も9製品中2位タイです。 一方、補助金管理、公会計、SSO連携、国内標準EDI、入出金自動消込、内部統制は非対応または追加対応です。学校法人会計の計算書類や補助金収支決算書を標準で出したい大学は、会計サブシステムとしての採用や他製品との組み合わせを前提に比較してください。
価格
要問合せ
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

グローバル対応の大規模統合タイプ 🌍

このタイプが合う企業:

海外キャンパスや海外大学との連携がある大学、留学生比率が高い大学、データドリブン経営を目指す大規模総合大学

どんなタイプか:

多言語・多通貨、IFRS、海外拠点との連結管理まで扱う大規模統合ERPタイプです。国産ERPで補いにくい国際会計やAI分析を標準機能で広く支えます。

おすすめ製品3選

SAP S/4HANA Cloud

海外拠点の会計を本部で統制したい大規模総合大学の第一候補

SAP S/4HANA Cloudは、多拠点・多通貨の会計から購買・在庫までを単一基盤に集約する、大規模組織向けのグローバルERPです。IFRS・US-GAAP、マルチブック、多言語帳票、国別税制、連結会計、インターカンパニー自動仕訳まで対応し、FitGapでも同ページ内で最も広い要件範囲と大企業シェア1位が確認できます。 海外キャンパス、海外研究費、外貨建て授業料を本部で統制したい総合大学に向きます。 一方、人事給与は非対応で、専任・非常勤区分や科研費別の人件費管理は別システムが必要です。補助金管理も追加オプションのため、学校法人特有の会計をどこまで標準で扱うかは導入前に確認が必要です。
価格
要問合せ
無料トライアルあり
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
Oracle NetSuite

海外拠点や国際学部をクラウドで早く立ち上げたい大学向け

Oracle NetSuiteは、財務・販売・在庫・CRMまでをクラウドで一元化し、海外拠点でも同じ画面からリアルタイムに業務を見られる統合ERPです。多通貨、国別税制、多言語帳票、IFRS・US-GAAPに対応し、FitGapでは導入しやすさと料金の評価が同タイプ内で上位のため、海外現法や国際学部を短期で立ち上げたい大学に向きます。 SAPのような大規模連結基盤を最初から作るより、クラウド前提で会計・販売・プロジェクト管理を早く揃えたい場合に候補になります。 一方、マルチブック、連結会計、連結決算運用、データ権限制御は追加オプションです。海外拠点数が多く、本部で厳密な連結統制を行う大学や、人事給与まで含めたい大学は他製品との比較が必要です。
価格
要問合せ
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
Dynamics 365 Business Central

Microsoft 365と一緒に海外会計を低負担で始めたい大学向け

Dynamics 365 Business Centralは、Microsoft 365とつながる軽量なクラウドERPとして、グローバル会計を比較的低い負担で始めやすい製品です。Excel、Outlook、Teamsの延長で財務・販売・在庫を扱え、多通貨、国別税制、多言語帳票、IFRS・US-GAAP、連結会計にも対応します。 FitGapでは料金評価が同タイプ内で最上位、導入しやすさも上位で、Microsoft 365を全学利用している大学が海外拠点や国際学部の基本会計を揃える場合に向きます。 一方、中小企業向けの位置づけが強く、大規模大学の全学基幹ERPとしては上位製品も比較対象です。マルチブック、公会計、補助金管理、入札契約管理、人事給与は非対応のため、国立大学法人の会計や教職員管理を中心に置く場合は慎重に選ぶ必要があります。
価格
1,199円
ユーザー/月
無料トライアルあり
教育・学習支援業界でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

比較すべき機能の優先度マップ

どこから比較すべきか

製品には数多くの機能がありますが、選定の決め手になるのは一部の機能だけです。そこで各機能を「多くの企業で必要か」と「製品ごとに対応が分かれるか」の2つの軸で4つに分け、比較する順番が分かるように並べました。下の表では、このページに登場した製品が各機能にどう対応しているかを、上から順に確認できます。
標準対応
オプション/条件付き
非対応

選定の決め手

大学の全学ERPでは、教職員給与、予算執行、補助金、複数法人管理の対応差が大きく、会計基準だけでなく運用範囲まで見て比較する必要があります。
OBIC7
HUE
奉行V ERPクラウド
SMILE V 2nd Edition
MJSLINK DX
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Dynamics 365 Business Central
人事給与
従業員・勤怠・給与計算・年末調整・法定帳票に対応できるか
連結会計
取引消去・持分法・連結修正で連結財務諸表を作成できるか
公共予算統制
予算要求・補正・配分・執行・残高を管理できるか
補助金管理
内示~交付決定~実績報告~返還まで台帳管理できるか
インターカンパニー自動仕訳
会社間の売買・振替を自動で往復仕訳できるか

一部の企業で必須

海外キャンパスや附属病院を持つ大学では、国際会計や病院系業務の要件が急に重くなるため、自学の設置形態と周辺組織に合わせて確認します。
OBIC7
HUE
奉行V ERPクラウド
SMILE V 2nd Edition
MJSLINK DX
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Dynamics 365 Business Central
国別税制対応
VAT/GSTなど国ごとの税計算に対応できるか
マルチブック
複数会計基準を並行帳簿で同時運用できるか
病院会計準則
病院会計準則で決算・帳票を作成できるか
レセプト連携
診療報酬明細(レセプト)を会計/債権へ連携できるか

ほぼ全製品が対応

大学ERPの比較では、財務会計、予算、入出金、権限制御は多くの製品で対応しているため、基本機能として搭載範囲と運用しやすさを確認します。
OBIC7
HUE
奉行V ERPクラウド
SMILE V 2nd Edition
MJSLINK DX
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Dynamics 365 Business Central
財務会計
仕訳・総勘定元帳・決算書を作成できるか
予算管理
部門やプロジェクトの予算を登録し実績差を自動表示できるか
入出金自動消込
銀行明細と請求/入金・支払を自動突合できるか
データ権限制御
会社/部門/プロジェクト単位で閲覧・編集を細かく制御できるか

優先度が低い

製造、建設、小売向けの業務は大学の基幹選定では優先度が下がるため、研究施設や売店など個別部門で必要な場合だけ切り分けて確認します。
OBIC7
HUE
奉行V ERPクラウド
SMILE V 2nd Edition
MJSLINK DX
SAP S/4HANA Cloud
Oracle NetSuite
Dynamics 365 Business Central
MRP
BOM・在庫・LTから所要量と発注/製造指示を計算できるか
BIM/CAD数量連携
BIM/CADの数量を見積・原価・発注へ連携できるか
マーケットプレイスAPI
ECモールと受注・在庫・出荷を同期できるか

大学のERPの選び方

このページでの絞り込み方

  1. 1
    タイプを見て、自大学の規模と会計範囲を整理する大学ERPは、学校法人会計を中心に全学統合するか、管理部門から段階導入するかで向く製品が変わります。まずは設置形態、学生規模、キャンパス数に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
  2. 2
    必須機能は、機能の優先度マップで整理する教職員給与や補助金管理、連結会計、病院会計は大学ごとに必要度が変わります。財務会計や予算管理は標準機能でも、運用する部署とデータの集め方で負担が変わります。機能の優先度マップへ ↑
  3. 3
    運用条件をそろえて比較するタイプと必須機能を整理したら、全学展開の範囲と導入時の役割をそろえます。見積もり条件も同じ粒度でそろえると、運用後の負担を比べやすくなります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい運用・契約条件を整理します。

ここからは、大学で使い続ける前提で会計範囲や運用体制をそろえます。研究費や補助金と附属機関、海外拠点の扱いを同じ粒度にすると、国産フル機能型とグローバル型の違いを判断しやすくなります。

機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント

会計基準と研究費管理の合わせ方

学校法人会計や科研費、補助金と寄付金が絡む大学では、一般企業向けの会計に寄せすぎると月次と決算の作業が膨らみます。学内予算と研究費の管理単位がずれると、部門別の確認や外部向け資料の作成が後ろ倒しになります。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。学校法人会計や部門別予算に寄せて整える製品、標準会計とバックオフィスから段階導入する製品、海外会計や連結を軸に整える製品があります。

  • 学校法人会計や部門別予算に寄せて整える製品学部や研究部門ごとの予算を全学で管理しやすい製品です。ただし会計区分や承認単位は、導入前に大学側で整理します。代表製品:OBIC7 / HUE
  • 標準会計とバックオフィスから段階導入する製品会計や人事給与を先に整え、必要な範囲から広げやすい製品です。ただし学校法人向け帳票は、標準機能と追加設定の範囲を確認します。代表製品:奉行V ERPクラウド / MJSLINK DX
  • 海外会計や連結を軸に整える製品海外キャンパスや関連法人の会計を同じ基盤で把握しやすい製品です。ただし国内の学校法人会計は、別システムや設定との分担が必要です。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite

全学展開と附属機関の巻き込み方

複数学部やキャンパスを持つ大学では、本部と学部、研究支援部門で入力と承認の役割が分かれます。附属病院や海外拠点まで同じ計画に入れると、データ移行と権限設計の負担が一気に重くなります。最初の導入範囲が狭すぎると、後から部門を増やすたびに運用ルールを作り直すことになります。

製品の分かれ方:展開方法は大きく3通りです。管理部門から段階的に広げる製品、複数キャンパスや附属機関まで広げる製品、海外拠点まで同じ基盤に載せる製品があります。

  • 管理部門から段階的に広げる製品会計や人事給与など管理部門の業務から始めやすい製品です。ただし全学展開では、部門ごとの入力ルールを後からそろえる必要があります。代表製品:SMILE V 2nd Edition / 奉行V ERPクラウド
  • 複数キャンパスや附属機関まで広げる製品本部が学部や附属機関の状況をまとめて把握しやすい製品です。その分、初期設定では組織階層と承認の流れを細かく決めます。代表製品:OBIC7 / HUE
  • 海外拠点まで同じ基盤に載せる製品多通貨や複数地域の会計を同じ画面で扱いやすい製品です。ただし国内の教職員管理や学校法人会計は、別枠で整理する必要があります。代表製品:Oracle NetSuite / Dynamics 365 Business Central

導入体制と現場定着の進め方

大学ERPは、財務や教務と研究支援、情報システムの関係者が多くなりがちです。要件整理を管理部門だけで進めると、稼働後に学部や研究室から例外処理の相談が増えます。標準運用に合わせる範囲を決めないまま進めると、追加設定と教育の負担が残ります。

製品の分かれ方:進め方は大きく3通りです。ベンダーと要件整理から進める製品、販売パートナーや支援チームと計画を立てる製品、クラウド標準機能から短く試す製品があります。

  • ベンダーと要件整理から進める製品全学の業務を整理しながら導入計画を作りやすい製品です。ただし関係部門が多い大学では、意思決定者と確認順を先に決めます。代表製品:OBIC7 / GLOVIA iZ
  • 販売パートナーや支援チームと計画を立てる製品標準機能と追加設定の境目を相談しながら進めやすい製品です。ただし独自運用を残しすぎると、教育と保守の負担が増えます。代表製品:HUE / 奉行V ERPクラウド
  • クラウド標準機能から短く試す製品小さな範囲で画面や手順を試し、海外部門へ広げる判断をしやすい製品です。ただし大学固有の帳票は、別途確認が必要です。代表製品:Dynamics 365 Business Central / Oracle NetSuite

費用・契約範囲のそろえ方

大学向けERPの費用は、利用者数や導入支援と追加モジュール、保守で大きく変わります。学部や附属機関を後から追加すると、初年度と次年度以降の総額がずれやすくなります。同じ範囲で見積もらないと、安く見えた製品ほど後工程で調整が増えます。

製品の分かれ方:料金の示し方は大きく3通りです。公開プランを起点に費用感をつかむ製品、業務範囲を伝えて見積もる製品、モジュールと利用者数で総額を組み立てる製品があります。

  • 公開プランを起点に費用感をつかむ製品最小構成の月額や試用導線から費用感をつかみやすい製品です。ただし全学利用では、利用者数と追加アプリで総額が変わります。代表製品:Dynamics 365 Business Central
  • 業務範囲を伝えて見積もる製品大学の会計範囲や利用部門を伝えて条件をそろえやすい製品です。ただし同じ支援範囲で依頼しないと、見積もりの差を比べにくくなります。代表製品:OBIC7 / 奉行V ERPクラウド
  • モジュールと利用者数で総額を組み立てる製品海外会計や連結など必要なモジュールを足しながら設計しやすい製品です。ただし導入費と年額費用は、範囲を広げるほど増えます。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle NetSuite

ぴったりの製品が見つかる

かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

よくある質問

大学のERPは、学校法人会計基準や科研費管理に対応できますか?

学校法人会計に強い国産フル機能型なら、学校法人会計基準に沿った処理や科研費の管理に対応できます。企業向けERPは複式の企業会計が前提で、資金収支計算書や基本金組入などの大学特有の処理はそのままでは扱えません。対応実績のある製品か、文部科学省の様式に合うかを必ず確認しましょう。

中小規模の大学でも、会計・人事を効率化できますか?

できます。学生数5,000名以下の単科大学なら、会計・人事給与に絞ったバックオフィス特化型で月次処理や給与計算を効率化できます。全学的な統合まで広げず、まず管理部門の脱Excelと内部統制の強化から着手するのが現実的で、学生・教務系は別システムとの連携で補う構成が一般的です。

学務システムや入試システムまでERPで一元化すべきですか?

無理に一元化しなくて構いません。多くの大学では、会計・人事・資産といった法人運営の基幹をERPで固め、学務・教務・入試は専用システムを連携させる構成が現実的です。すべてを一つに統合しようとすると要件が膨らみ導入が長期化するため、まず法人会計の範囲を固めて必要な連携を後から足す方が安全です。

大学向けERPの料金はどのくらいですか?

学校法人会計対応の国産製品は要問い合わせが中心で、学部数や学生規模、対応範囲で総額が変わります。見える価格ではSMILE Vが55,000円/システム、Dynamics 365 Business Centralが月1,199円/ユーザーです。科研費管理など大学特有の機能はアドオンになりやすいため、必要機能を示して見積もりを取りましょう。

導入のタイミングで気をつけることはありますか?

大学会計は年度や決算、補助金申請の時期に業務が集中するため、繁忙期を外した稼働計画が欠かせません。年度切り替えに合わせて移行する場合は、前年度データの締めと新年度マスタの準備を並行する負荷を見込んでおきます。教職員が使い続けられる操作性かも、試用で現場に確かめてもらいましょう。

※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。

サービスカテゴリ

AI・エージェント

汎用生成AI・エージェント
LLM・大規模言語モデル
エージェントフレームワーク
エージェントオートメーション基盤

ソフトウェア(Saas)

オフィス環境・総務・施設管理
開発・ITインフラ・セキュリティ
データ分析・連携