おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| SAP S/4HANA Cloud | 大企業の全社統合タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 会計・在庫・生産まで全社統合。多言語・多通貨対応で大企業シェアもトップ。 |
| OBIC7 | 大企業の全社統合タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 会計を起点に人事・販売・予算まで統合。中堅企業でのシェアがトップ。 |
| Oracle ERP Cloud | 大企業の全社統合タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 財務・調達・プロジェクト会計を統合。金融・大企業での利用に強い。 |
| Oracle NetSuite | 中堅企業のグローバル展開タイプ 🚀 | 要問合せ |
| 財務・販売・在庫・CRMを一体管理。多通貨・多言語にも広く対応。 |
| Dynamics 365 Business Central | 中堅企業のグローバル展開タイプ 🚀 | 1,199円ユーザー/月 |
| Microsoft 365と深く連携。連結会計も標準で扱える中堅向けERP。 |
| マネーフォワード クラウドERP | 中堅企業のグローバル展開タイプ 🚀 | 要問合せ |
| 会計・人事労務を短期導入しやすい。使いやすく費用も抑えやすい。 |
| SAP Business One | 海外現地法人の軽量導入タイプ 🌏 | 要問合せ |
| 会計・販売・在庫を軽量に統合。多通貨・多言語対応で現地法人に合う。 |
| multibook | 海外現地法人の軽量導入タイプ 🌏 | 15,000円月/社 |
| 海外拠点管理に特化。12カ国語・多通貨対応で本社報告までそろえやすい。 |
| ProActive E2 | 海外現地法人の軽量導入タイプ 🌏 | 要問合せ |
| 会計・人事給与・管理会計を長期運用しやすい。サポートも手厚い。 |
ERPの導入によって得られる効果
ERPは、会計、人事、販売など会社の基幹業務の情報をまとめて管理するための仕組みです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 部門ごとに情報が分散している | 販売・在庫・会計などの情報をつなげ、部門間の確認作業を減らせます |
| 二重入力に手間がかかる | 同じデータを複数業務で利用でき、転記や重複入力を減らせます |
| 月次集計に時間がかかる | 業務データをまとめて集計しやすくなり、月次報告の作成作業を減らせます |
| 承認状況を把握しにくい | 購買や経費などの承認を確認しやすくなり、処理遅れを抑えやすくなります |
| 部門横断の状況が分かりにくい | 部門横断の数値を確認し、在庫・売上・利益の判断を進めやすくなります |
続いて、グローバル向けERPをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
大企業の全社統合タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外拠点を含む全社業務を本社主導で統制したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国内グループ会社の会計統制をまとめたい企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
金融など規制の厳しい業種で財務統制を固めたい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
中堅企業のグローバル展開タイプ 🚀
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外の販売や調達が入り混じる中堅企業の業務統合におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
連結会計まで標準機能でまかないたい中堅企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
国内業務を素早く統合し海外は現地と分担したい中堅企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外現地法人の軽量導入タイプ 🌏
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外子会社の帳簿を本社と同じ系列の基盤で揃えたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
各国拠点の会計と本社報告を手早く揃えたい企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
人事給与や統制も本社と同じ仕組みで海外へ広げたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
SAP S/4HANA Cloud | OBIC7 | Oracle ERP Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | マネーフォワード クラウドERP | SAP Business One | multibook | ProActive E2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国別税制対応 VAT/GSTなど国ごとの税計算に対応できるか | |||||||||
多言語帳票出力 請求書・注文書などを複数言語で出力できるか | |||||||||
マルチブック 複数会計基準を並行帳簿で同時運用できるか | |||||||||
連結会計 取引消去・持分法・連結修正で連結財務諸表を作成できるか | |||||||||
インターカンパニー自動仕訳 会社間の売買・振替を自動で往復仕訳できるか |
一部の企業で必須
SAP S/4HANA Cloud | OBIC7 | Oracle ERP Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | マネーフォワード クラウドERP | SAP Business One | multibook | ProActive E2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MRP BOM・在庫・LTから所要量と発注/製造指示を計算できるか | |||||||||
マルチサイト生産計画 複数拠点の在庫補充・移動計画(DRP)を立案できるか | |||||||||
オムニ在庫統合 店舗・EC・倉庫の在庫を一元化し引当・出荷できるか | |||||||||
貿易書類生成 HSコード付きで商業インボイス等を自動作成できるか |
ほぼ全製品が対応
SAP S/4HANA Cloud | OBIC7 | Oracle ERP Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | マネーフォワード クラウドERP | SAP Business One | multibook | ProActive E2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
財務会計 仕訳・総勘定元帳・決算書を作成できるか | |||||||||
多通貨処理 伝票・換算・評価替え・為替差損益に対応できるか | |||||||||
IFRS対応 IFRSでの勘定設定・仕訳・開示帳票に対応できるか | |||||||||
内部統制 承認ワークフローと操作ログで権限統制・履歴追跡ができるか |
優先度が低い
SAP S/4HANA Cloud | OBIC7 | Oracle ERP Cloud | Oracle NetSuite | Dynamics 365 Business Central | マネーフォワード クラウドERP | SAP Business One | multibook | ProActive E2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
顧客セルフサービスポータル 顧客が進捗・成果物・請求書等を閲覧できるか | |||||||||
地方税収納管理 住民税・固定資産税等の課税・収納・督促を管理できるか | |||||||||
化学物質管理 RoHS/REACHの含有情報とSDS/宣言書に対応できるか |
グローバルのERPの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、海外展開の型を決めるグローバル対応のERPは大きく3つに分かれます。全社統合型、中堅企業の展開型、海外現地法人の軽量導入型です。まずは海外拠点数と本社統制の強さに近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2国別要件は、機能の優先度マップで確認する多通貨や多言語帳票は、海外拠点の運用に直結します。国別税制や連結会計も、本社報告の品質を左右する要素です。製造拠点や越境販売がある場合は、在庫や貿易実務の条件も合わせて整理しておくと進めやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用・契約条件を同じ前提でそろえるタイプと機能を確認したうえで、拠点展開の順番を決める段階です。本社と現地の役割分担、導入支援、契約費用も同じ前提でそろえます。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい条件を整理する構成です。
ここからは、機能の○×に加えて、海外拠点へ広げた後の運用条件を整理します。本社統制と現地運用をそろえます。導入体制と契約費用も合わせると、自社の海外展開フェーズに合う製品を判断しやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
本社統合と海外拠点展開の進め方
海外拠点が多い企業では、本社で単一基盤に寄せるか、現地法人ごとに軽いERPを置くかで導入の重さが変わります。最初に展開モデルを曖昧にすると、国や法人が増えた後にデータの集め直しや運用ルールの作り直しが起きやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3つです。本社主導で全社標準化するタイプ、海外子会社へ軽量に広げるタイプ、国内本社業務を中心に整えるタイプに分かれます。
- 本社主導で全社標準化するタイプ全拠点の会計や業務プロセスを同じ基盤に寄せやすい製品です。ただし導入範囲が広く、拠点ごとの業務整理に時間がかかります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 海外子会社へ軽量に広げるタイプ現地法人の会計や販売管理を短期間で立ち上げやすい製品です。ただし本社連結や人事まで含める場合は、上位ERPとの分担を決めます。代表製品:SAP Business One / multibook
- 国内本社業務を中心に整えるタイプ国内の会計や人事労務を先に整えやすい製品です。ただし海外現地法人の税務や帳票は、現地側システムとの分担が残ります。代表製品:OBIC7 / マネーフォワード クラウドERP
現地法制度と本社報告の任せ方
海外子会社では、税制や帳票の更新を誰が追うかで運用負荷が変わります。会計基準の扱いも、本社報告の粒度に影響します。現地スタッフ任せにすると、現地処理とのずれで月次確認が遅れやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3つです。各国要件を標準機能で吸収しやすいタイプ、本社報告まで現地拠点でそろえるタイプ、国内ERPで集計を受けるタイプに分かれます。
- 各国要件を標準機能で吸収しやすいタイプグローバル展開前提の標準プロセスに乗せやすい製品です。ただし現地固有の帳票や申告手順は、導入時に国別で洗い出す必要があります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 本社報告まで現地拠点でそろえるタイプ現地法人側で会計と本社報告の粒度を合わせやすい製品です。ただし連結決算そのものは、本社側の仕組みと役割分担が残ります。代表製品:multibook / Oracle NetSuite
- 国内ERPで集計を受けるタイプ国内本社で子会社データを集める運用に寄せやすい製品です。ただし現地で使う言語や税務帳票は、別システムや現地支援との組み合わせになります。代表製品:OBIC7 / マネーフォワード クラウドERP
導入体制と拠点追加の進め方
グローバルERPは、対象法人が増えるほど業務整理とデータ移行が増えます。現地教育の作業も重くなります。初回導入の体制だけで進めると、次の国や拠点を追加するときに同じ確認作業を繰り返しやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3つです。ベンダーや大規模パートナーと展開計画を立てるタイプ、標準テンプレートで短期導入を狙うタイプ、現場に近い部門から段階的に始めるタイプに分かれます。
- ベンダーや大規模パートナーと展開計画を立てるタイプ複数国の業務標準化を含めて導入手順を組みやすい製品です。ただし意思決定者と現地担当者を早めにそろえないと、調整期間が長くなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 標準テンプレートで短期導入を狙うタイプ海外子会社や中堅企業が標準プロセスに合わせて始めやすい製品です。ただし個別業務を残すほど、設定や外部連携の検討が増えます。代表製品:Oracle NetSuite / Dynamics 365 Business Central
- 現場に近い部門から段階的に始めるタイプ会計や経費など特定領域から始めやすい製品です。ただし後から販売や在庫へ広げる場合は、データ連携の設計が必要です。代表製品:マネーフォワード クラウドERP / SAP Business One
契約経路と拠点増加時の総額
海外展開では、利用国や拠点数によって初年度と継続年の総額が変わります。必要な支援範囲も費用に影響します。料金表の有無だけで判断すると、追加モジュールや現地サポートを含めた負担が想定とずれやすくなります。
製品の分かれ方:契約は大きく3つです。料金表で目安をつかみやすいタイプ、構成を伝えて見積もるタイプ、販売パートナーや導入支援と合わせて進めるタイプに分かれます。
- 料金表で目安をつかみやすいタイプ中堅企業が小さく始めるときに初期の費用感を把握しやすい製品です。ただし国別機能や上位プランを足すと総額は変わります。代表製品:Dynamics 365 Business Central
- 構成を伝えて見積もるタイプ法人や利用国の範囲を伝えて総額をそろえやすい製品です。ただし初年度費用と継続費用を分けないと、社内稟議で比較しにくくなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 導入支援と合わせて相談するタイプ現地拠点の業務整理やデータ移行を含めて相談しやすい製品です。ただし支援範囲を広げるほど、導入前の整理項目も増えます。代表製品:OBIC7 / マネーフォワード クラウドERP
よくある質問
グローバル対応のERPでは、海外拠点の何を一元管理できますか?
各国の会計基準・通貨・言語の違いを吸収し、本社で連結や在庫、販売を横断管理できます。全社統合型は本社主導でガバナンスを効かせるのに向き、海外子会社へ素早く入れるなら軽量クラウド型が適します。展開フェーズと拠点規模に合わない製品は、過剰投資や再導入を招きます。
現地の言語や税制に、製品はどこまで対応していますか?
多通貨会計や主要国の言語UIは標準対応が増えていますが、現地特有の税申告や法定帳票は対応国にばらつきがあります。進出先が決まっているなら、その国の税制・電子インボイス・現地語サポートに実績がある製品かを必ず確認しましょう。未対応分は現地ソフトとの連携や追加開発で埋めることになります。
海外拠点が少ないうちから大規模なグローバルERPは必要ですか?
拠点が1〜2か所で取引も小さい段階では、大規模な全社統合型は過剰になりがちです。まずは現地法人に軽量クラウド型を入れ、本社とは月次データの連携で足りることが多いです。拠点が増えて連結や内部統制の負荷が高まってから統合基盤へ移行する方が、初期投資を抑えられます。
グローバル対応のERPの料金はどのくらいですか?
SAPやOracle、OBIC7などの統合基盤型は要問い合わせが中心で、拠点数とユーザー数で総額が大きく変わります。見える価格では海外子会社向けのmultibookが月15,000円/社、Dynamics 365 Business Centralが月1,199円/ユーザーです。為替や現地サポートの費用も含めて総額で比べましょう。
海外展開でERP導入を成功させるには、何に注意すべきですか?
現地の業務慣行と日本本社の管理ルールのすり合わせが最大の山場です。現地スタッフが入力を続けられる言語・操作性か、時差をまたいだ保守体制があるかが定着を左右します。導入パートナーが進出先に対応できるかまで含めて確認すると、稼働後の運用トラブルを抑えられます。
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