おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| SMILE V 2nd Edition | 出版業務特化タイプ 📚 | 55,000円システム |
| 書店返品と直販・EC在庫を同じ基盤で管理。中堅企業シェアも上位。 |
| OBIC7 | 出版業務特化タイプ 📚 | 要問合せ |
| 取次・委託販売・返品から連結会計まで対応。中堅企業シェアがトップ。 |
| アラジンオフィス | 出版業務特化タイプ 📚 | 要問合せ |
| 直販・自社EC中心の小規模出版で、受発注と在庫を低コストで整える。 |
| MA-EYES SaaS+ V ver. | プロジェクト収支管理タイプ 📊 | 要問合せ |
| IFRS・多通貨・多言語帳票に対応。海外版権案件を収支管理できる。 |
| MA-EYES V ver. | プロジェクト収支管理タイプ 📊 | 要問合せ |
| 買い切り・ユーザー数無制限で全社利用可能。案件別原価も自動計算。 |
| クラウドERP ZAC | プロジェクト収支管理タイプ 📊 | 60,000円月額 |
| 案件ごとの売上・外注費・工数を一元管理。利益見込みを日次で確認。 |
| 奉行V ERPクラウド | バックオフィス統合タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 会計・人事労務・販売を標準化できる。奉行シリーズ72万社超の実績。 |
| マネーフォワード クラウドERP | バックオフィス統合タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 単体会計から連結決算まで同じ基盤で進められる。必要機能から段階導入できる。 |
| freee統合型ERP | バックオフィス統合タイプ 🏢 | 要問合せ |
| AI自動仕訳で入力を削減。経理専任者が少ない中小企業で定着しやすい。 |
ERPの導入によって得られる効果
ERPは、会計、人事、販売など会社の基幹業務の情報をまとめて管理するための仕組みです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 部門ごとに情報が分散している | 販売・在庫・会計などの情報をつなげ、部門間の確認作業を減らせます |
| 二重入力に手間がかかる | 同じデータを複数業務で利用でき、転記や重複入力を減らせます |
| 月次集計に時間がかかる | 業務データをまとめて集計しやすくなり、月次報告の作成作業を減らせます |
| 承認状況を把握しにくい | 購買や経費などの承認を確認しやすくなり、処理遅れを抑えやすくなります |
| 部門横断の状況が分かりにくい | 部門横断の数値を確認し、在庫・売上・利益の判断を進めやすくなります |
続いて、出版業向けERPをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
出版業務特化タイプ 📚
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
書店返品と複数販路の在庫を一元管理したい中堅出版社向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
取次精算から連結まで一体管理したい中堅・大手出版社向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
受発注と在庫を低コストで整えたい小規模出版事業者向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
プロジェクト収支管理タイプ 📊
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外版権を含む書籍企画を案件単位で管理したい出版社向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
買い切り型で多人数に展開したい中堅出版社向けの収支ERP
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
企画単位で制作原価と利益見込みを追いたい出版社におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
バックオフィス統合タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
本社の経理・人事を一つの基盤に標準化したい出版社向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
グループの連結決算まで同じ基盤で進めたい出版社におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
現場が自分で入力する分散運用に向く中小出版社向けERP
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
SMILE V 2nd Edition | OBIC7 | アラジンオフィス | MA-EYES SaaS+ V ver. | MA-EYES V ver. | クラウドERP ZAC | 奉行V ERPクラウド | マネーフォワード クラウドERP | freee統合型ERP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
返品・RMA管理 返品受付・承認・交換/返金・補填在庫を一元管理できるか | |||||||||
3PL/WMS API連携 外部倉庫/WMSと在庫・出荷をAPI連携できるか | |||||||||
マルチロケーション在庫 複数拠点の在庫移動・棚卸を一元管理できるか | |||||||||
外注工程管理 支給・外注依頼・出来高受入・原価計算を管理できるか | |||||||||
平均原価計算 移動加重平均で在庫評価・売上原価を算定できるか | |||||||||
入出金自動消込 銀行明細と請求/入金・支払を自動突合できるか |
一部の企業で必須
SMILE V 2nd Edition | OBIC7 | アラジンオフィス | MA-EYES SaaS+ V ver. | MA-EYES V ver. | クラウドERP ZAC | 奉行V ERPクラウド | マネーフォワード クラウドERP | freee統合型ERP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
委託販売・レベニューシェア 委託在庫と売上分配・精算を管理できるか | |||||||||
マーケットプレイスAPI ECモールと受注・在庫・出荷を同期できるか | |||||||||
サブスクリプション請求 契約・周期/日割・変更/解約・未収を自動化できるか | |||||||||
POSリアルタイム連携 POS売上をリアルタイム反映し在庫と同期できるか | |||||||||
店頭受取(BOPIS) オンライン注文の店舗受取を運用できるか |
ほぼ全製品が対応
SMILE V 2nd Edition | OBIC7 | アラジンオフィス | MA-EYES SaaS+ V ver. | MA-EYES V ver. | クラウドERP ZAC | 奉行V ERPクラウド | マネーフォワード クラウドERP | freee統合型ERP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
予算管理 部門やプロジェクトの予算を登録し実績差を自動表示できるか | |||||||||
収益認識 契約/履行義務にもとづき進捗/マイルストンで売上計上できるか | |||||||||
データ権限制御 会社/部門/プロジェクト単位で閲覧・編集を細かく制御できるか | |||||||||
タイムシート工数入力 作業時間を入力し集計・承認へ回付できるか |
優先度が低い
SMILE V 2nd Edition | OBIC7 | アラジンオフィス | MA-EYES SaaS+ V ver. | MA-EYES V ver. | クラウドERP ZAC | 奉行V ERPクラウド | マネーフォワード クラウドERP | freee統合型ERP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国別税制対応 VAT/GSTなど国ごとの税計算に対応できるか | |||||||||
MRP BOM・在庫・LTから所要量と発注/製造指示を計算できるか | |||||||||
受注BOM生成 受注内容から製造用BOM(MBOM)を自動生成できるか |
出版業のERPの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、出版業務の中心に近い製品を絞る取次精算や返品をまとめたいのか、企画別の収支を追いたいのか、管理部門を先に統合したいのかで見るべき製品が変わります。まずは出版業務特化、プロジェクト収支管理、バックオフィス統合のどれが自社の主目的に近いかを確認します。タイプ別おすすめへ ↑
- 2機能の優先度マップで、販路と管理単位を確認する紙の書籍流通や電子書籍に加え、外部倉庫や定期購読など自社の販路で欠かせない条件を確認します。返品管理や委託販売、工数入力と予算管理のように優先度が分かれる項目は、機能マップで先に整理します。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用条件で比較ポイントをそろえる出版ERPは、同じERPでも日常の使い方が大きく変わります。編集や営業に加え、経理や倉庫担当がどこまで同じ基盤を使うかを決めると、下の比較ポイントで差を確認しやすくなります。
ここからは、機能の○×に加えて、出版業で日々の処理を回したときの運用条件を確認します。取次流通、企画別収支、管理部門の統合は関わる部門が異なります。導入支援や見積もりの取り方まで同じ条件でそろえると、製品を比べやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
紙の流通と返品運用の合わせ方
取次や書店経由の販売が多い出版社では、出荷後の返品と在庫補正が毎月の経理に影響します。販売管理と会計が分かれたままだと、返品後の数字を別表で直す手間が残ります。紙の比率が高い企業ほど、流通側の処理をどの部門が持つかで運用負荷が変わります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。出版向け販売管理を軸にする製品、販売・在庫を広く扱う製品、会計側と組み合わせて使う製品です。
- 出版向け販売管理を軸にする製品返品や取次向けの処理を販売管理の流れに寄せやすい製品です。ただし会計や人事まで含める場合は、周辺モジュールとの役割分担を決める必要があります。代表製品:SMILE V 2nd Edition
- 販売・在庫を広く扱う製品直販やEC中心の事業では、受発注と在庫を先に整えやすい製品です。ただし取次精算や印税計算は、別運用や追加設定が必要になる場合があります。代表製品:アラジンオフィス
- 会計側と組み合わせて使う製品管理部門の数字を先に整え、販売側は別システムと分担する形です。ただし返品や委託販売の明細を会計へ渡す手順を決める必要があります。代表製品:奉行V ERPクラウド / マネーフォワード クラウドERP
タイトル別収支の追い方
刊行点数が多い出版社では、書籍やコンテンツ単位で編集費と外注費が積み上がります。売上だけを部門別に集計すると、タイトルごとの利益見込みが遅れて把握されます。制作途中の費用を追う粒度が粗いと、増刷や販促判断のタイミングを逃す原因になります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。企画単位で制作費を追う製品、プロジェクト型ERPとして収支を管理する製品、会計・販売の入力を中心に管理する製品です。
- 企画単位で制作費を追う製品外注費や工数を企画単位でまとめやすい製品です。ただし印税や取次精算まで同じ流れに入れるには、周辺業務との分担が必要です。代表製品:クラウドERP ZAC
- プロジェクト型ERPとして収支を管理する製品制作や受託案件の収支を基準に、原価と売上の見込みを追いやすい製品です。ただし出版流通の商慣習は、販売管理側の運用と合わせて確認する必要があります。代表製品:MA-EYES SaaS+ V ver.
- 会計・販売の入力を中心に管理する製品経費や売上の入力を標準化し、管理部門で数字を集めやすい製品です。ただしタイトル別の採算は、入力ルールや集計単位を先に決める必要があります。代表製品:freee統合型ERP
紙・電子・子会社をまたぐ管理範囲
紙書籍に加えて電子書籍やオーディオブックを扱う出版社では、売上元と精算サイクルが増えます。子会社やレーベルもあると、単体の販売管理だけでは経営数値がそろいにくくなります。将来の販路拡大を見込む企業ほど、最初の管理範囲が狭いと再設計が発生しやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。単一事業の販売在庫を整える製品、複数部門の基幹業務をつなぐ製品、連結やグループ管理まで広げる製品です。
- 単一事業の販売在庫を整える製品直販や自社ECの在庫を中心に、少ない部門で始めやすい製品です。ただし紙と電子の収益を横断して見るには、外部集計の設計が必要になる場合があります。代表製品:アラジンオフィス / SMILE V 2nd Edition
- 複数部門の基幹業務をつなぐ製品営業と経理、人事まで同じ基盤に寄せやすい製品です。その分、部門ごとの入力責任と承認の流れを先に決める必要があります。代表製品:奉行V ERPクラウド / freee統合型ERP
- 連結やグループ管理まで広げる製品出版社本体と子会社の数字を集め、グループ全体で管理しやすい製品です。ただし導入時は、会社ごとの業務範囲と権限設計を整理する必要があります。代表製品:OBIC7 / マネーフォワード クラウドERP
導入支援と見積もりの進め方
出版ERPは販売や制作、経理の業務をまたぐため初期設計の範囲が広めです。現場主導で始める製品と提供会社に要件を伝えて進める製品では、社内で準備する資料が異なります。見積もり前に業務量を整理しないと、必要な支援や追加費用の前提がずれることがあります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。資料やヘルプを見ながら自社で始める製品、導入支援を依頼して設定する製品、個別要件を伝えて見積もる製品です。
- 資料やヘルプを使って自社で始める製品管理部門から小さく始めやすく、日常入力の定着を優先しやすい製品です。ただし出版固有の精算は、別システムとの分担を社内で決める必要があります。代表製品:freee統合型ERP / マネーフォワード クラウドERP
- 導入支援を依頼して設定する製品案件や会計の設計を相談しながら、部門をまたぐ運用を作りやすい製品です。ただし支援範囲と作業分担を決めないと、準備が長引く場合があります。代表製品:クラウドERP ZAC / MA-EYES SaaS+ V ver.
- 個別要件を伝えて見積もる製品流通やグループ管理まで含めて、業務に合わせた構成を組みやすい製品です。その分、問い合わせ前に対象部門と処理量を整理する手間がかかります。代表製品:OBIC7 / SMILE V 2nd Edition
よくある質問
出版業のERPは、印税や委託販売など独特の商習慣に対応できますか?
出版業務特化型なら、印税計算や取次経由の委託販売精算、返品処理といった独特の商習慣に対応できます。汎用ERPは会計・在庫は扱えても、これらは個別開発になりがちで定着しにくい領域です。紙と電子書籍を横断した収益管理まで求めるなら、対応実績のある製品かを確認しましょう。
タイトルごとの収支や紙・電子横断の売上を管理できますか?
プロジェクト収支型なら、企画・制作費から売上までをタイトル単位で集計し、損益を見える化できます。電子書籍やオーディオブックを扱うなら、紙と電子のチャネル別売上を一本化できるかが鍵です。複数チャネルの精算条件が異なるため、配信プラットフォームとの連携範囲も併せて確認しましょう。
まずはバックオフィスの効率化だけでも効果はありますか?
あります。会計・経理・人事の統合だけでも、二重入力の解消や月次決算の早期化といった効果がすぐ出ます。中小の出版社や印税・取次精算を既存の仕組みで回せている場合はバックオフィス統合型から始め、出版特有の業務は課題が大きくなってから特化型を足す手もあります。
出版業のERPの料金はどのくらいですか?
出版業務特化型や大規模統合型は要問い合わせが中心で、対応業務の範囲と規模で総額が変わります。見える価格ではSMILE Vが55,000円/システム、案件収支に強いZACが月60,000円です。印税・取次精算など専用機能はアドオンや個別対応になりやすいため、初期費用まで含めて見積もりで確かめましょう。
今の販売管理や印税台帳のデータを引き継げますか?
CSVや個別連携で、既存の販売管理や印税台帳のデータを移行できる製品が多いです。ただし過去の精算履歴や複雑な印税率の条件は、移行設計を詰めないと取りこぼしが起きやすい部分です。どの範囲を新システムに載せ替え、どこから運用を切り替えるかを試用と問い合わせの段階で具体化しておきましょう。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)