おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| SAP S/4HANA Cloud | 海外拠点も含めた生産・経営を一元管理できるグローバル製造統合タイプ 🌐 | 要問合せ |
| 海外拠点の製造から会計・連結まで1基盤で統合。製造業シェアもトップ。 |
| Oracle ERP Cloud | 海外拠点も含めた生産・経営を一元管理できるグローバル製造統合タイプ 🌐 | 要問合せ |
| 製造後の保守・従量課金まで管理可能。AI自動化と連携にも強い。 |
| CloudSuite Industrial | 海外拠点も含めた生産・経営を一元管理できるグローバル製造統合タイプ 🌐 | 要問合せ |
| 生産・品質・原価を一体管理。世界6,000拠点超の製造業導入実績。 |
| GLOVIA iZ | 日本の製造現場に深く対応した国産・製造特化タイプ 🔧 | - |
| 会計・人事給与・販売・生産を一体で扱える。中堅製造業の導入も上位。 |
| mcframe GA | 日本の製造現場に深く対応した国産・製造特化タイプ 🔧 | 要問合せ |
| 海外子会社の会計・販売・在庫を本社で集約。30か国以上の導入実績。 |
| EXPLANNER/Z | 日本の製造現場に深く対応した国産・製造特化タイプ 🔧 | - |
| 個別受注製造のBOM・原価・外注工程まで対応。中堅以上で検討しやすい。 |
| OBIC7 | 製造業務もカバーする中堅・中小向け統合業務タイプ 📊 | 要問合せ |
| 製造・会計・人事給与まで広く統合。中堅企業シェアもトップ。 |
| GRANDIT | 製造業務もカバーする中堅・中小向け統合業務タイプ 📊 | 要問合せ |
| 完全Webで販売・会計・製造原価を統合。中堅企業で広げやすい。 |
| Dynamics 365 Business Central | 製造業務もカバーする中堅・中小向け統合業務タイプ 📊 | 1,199円ユーザー/月 |
| Microsoft 365と深く連携。低コストで販売・在庫・会計を始めやすい。 |
ERPの導入によって得られる効果
ERPは、会計、人事、販売など会社の基幹業務の情報をまとめて管理するための仕組みです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 部門ごとに情報が分散している | 販売・在庫・会計などの情報をつなげ、部門間の確認作業を減らせます |
| 二重入力に手間がかかる | 同じデータを複数業務で利用でき、転記や重複入力を減らせます |
| 月次集計に時間がかかる | 業務データをまとめて集計しやすくなり、月次報告の作成作業を減らせます |
| 承認状況を把握しにくい | 購買や経費などの承認を確認しやすくなり、処理遅れを抑えやすくなります |
| 部門横断の状況が分かりにくい | 部門横断の数値を確認し、在庫・売上・利益の判断を進めやすくなります |
続いて、製造業向けERPをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
海外拠点も含めた生産・経営を一元管理できるグローバル製造統合タイプ 🌐
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
海外工場の生産から本社連結まで1基盤で統合したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
販売後の保守・サービス収益まで管理したいグローバル製造業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
離散とプロセスの両方の現場要件を一つで扱いたい中堅製造業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
日本の製造現場に深く対応した国産・製造特化タイプ 🔧
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
日本の商習慣に合わせて基幹業務を刷新したい中堅製造業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
海外子会社の会計を本社から統合管理したい中堅・大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
個別受注製造に強いが新規販売終了で後継検討が前提の国産基幹システム
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
製造業務もカバーする中堅・中小向け統合業務タイプ 📊
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
製造から会計・人事まで分けずに運用したい中堅メーカーにおすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
拡張性のあるWeb型基盤で製造・販売・会計をまとめたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
Microsoft基盤の中小メーカーが低コストで始めやすい統合業務システム
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP Cloud | CloudSuite Industrial | mcframe GA | EXPLANNER/Z | OBIC7 | GRANDIT | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MRP BOM・在庫・LTから所要量と発注/製造指示を計算できるか | ||||||||
多段BOM・ECO 多層BOMと設計変更(版管理・適用日)に対応できるか | ||||||||
製番原価 受注/製番単位で原価・損益を算出できるか | ||||||||
品質検査・成績書 受入/工程/出荷検査と成績書を出力できるか | ||||||||
作業実績バーコード収集 作業開始/終了・不良の打刻を収集できるか | ||||||||
マルチサイト生産計画 複数拠点の在庫補充・移動計画(DRP)を立案できるか | ||||||||
受注BOM生成 受注内容から製造用BOM(MBOM)を自動生成できるか |
一部の企業で必須
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP Cloud | CloudSuite Industrial | mcframe GA | EXPLANNER/Z | OBIC7 | GRANDIT | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レシピ管理 原料配合・工程条件・特性値を版管理できるか | ||||||||
賞味期限・FEFO 期限管理とFEFO引当・出荷に対応できるか | ||||||||
HACCP管理 重要管理点(CCP)の計画・記録・是正を管理できるか | ||||||||
化学物質管理 RoHS/REACHの含有情報とSDS/宣言書に対応できるか | ||||||||
IoTセンサ連携 設備のセンサデータを取り込み異常検知に使えるか |
ほぼ全製品が対応
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP Cloud | CloudSuite Industrial | mcframe GA | EXPLANNER/Z | OBIC7 | GRANDIT | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
財務会計 仕訳・総勘定元帳・決算書を作成できるか | ||||||||
平均原価計算 移動加重平均で在庫評価・売上原価を算定できるか | ||||||||
マルチロケーション在庫 複数拠点の在庫移動・棚卸を一元管理できるか | ||||||||
外部BI連携 OData/エクスポートで外部BIへデータ連携できるか |
優先度が低い
SAP S/4HANA Cloud | Oracle ERP Cloud | CloudSuite Industrial | mcframe GA | EXPLANNER/Z | OBIC7 | GRANDIT | Dynamics 365 Business Central | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人事給与 従業員・勤怠・給与計算・年末調整・法定帳票に対応できるか | ||||||||
サブスクリプション請求 契約・周期/日割・変更/解約・未収を自動化できるか | ||||||||
公会計 統一的地方公会計基準で決算・帳票を作成できるか |
製造業のERPの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、導入の大枠を決める海外拠点まで統合するか、国内製造現場を深く管理するか、基幹業務全体を軽くまとめるかで向く製品が変わります。まずは自社の拠点数と製造管理の深さに近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2機能マップで、製造要件の優先度を整理するMRP・BOM・原価管理・品質記録は、生産方式や業種によって重みが変わります。必須要件と条件付き要件を分けると、過剰な追加開発を避けやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
- 3比較ポイントで、運用条件をそろえるタイプや機能を確認したうえで、導入支援・拠点展開・見積もり条件を同じ粒度にそろえます。製造現場と経営管理の両方で無理なく使えるかを判断しやすくなります。
機能の○×に加えて、製造業ERPでは現場データの整え方や拠点展開の進め方が運用負荷を左右します。導入前に4つの条件をそろえると、初期設定から拡張までの負担を比べやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
生産方式と現場データの整え方
見込み生産・個別受注・プロセス製造が混在する工場では、品目やBOMの持ち方がずれやすくなります。工程と原価の整理が浅いまま導入すると、稼働後の手戻りが大きくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。グローバル標準に業務を寄せる製品、日本の現場手順に合わせて段階導入する製品、販売・在庫に軽めの製造管理を加える製品があります。
- グローバル標準に業務を寄せる製品海外拠点も含めて品目や工程のルールをそろえやすい製品です。ただし各工場の例外処理を残しすぎると、導入設計が重くなります。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 日本の現場手順に合わせて段階導入する製品国内の受発注、生産、原価の流れを現場に近い形で整えやすい製品です。ただし独自運用が多い場合は、標準範囲と追加設定を分けます。代表製品:GLOVIA iZ / OBIC7
- 販売・在庫に軽めの製造管理を加える製品販売・在庫・会計に製造管理を加えて小さく始めやすい製品です。ただし工程管理を深く使う工場では、拡張範囲を先に確認します。代表製品:Dynamics 365 Business Central / GRANDIT
海外拠点と本社会計の広げ方
海外工場や販売拠点がある企業では、現地運用と本社管理の粒度がずれやすくなります。拠点追加を想定せずに始めると、国別システムやExcel集計が残ります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。多国籍の製造・会計を統合する製品、海外子会社の販売・在庫・会計を集約する製品、国内中心で全社業務をまとめる製品があります。
- 多国籍の製造・会計を統合する製品国や拠点をまたいだ製造・会計データを一つの基盤に集めやすい製品です。ただし標準プロセスに合わせる範囲を先に決めます。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 海外子会社の販売・在庫・会計を集約する製品海外子会社の販売・購買・在庫・会計を本社側で把握しやすい製品です。ただし製造現場の細かな管理は別製品との役割分担を決めます。代表製品:mcframe GA
- 国内中心で全社業務をまとめる製品国内拠点を中心に、生産・販売・会計を同じ運用にまとめやすい製品です。ただし海外展開を予定する場合は、言語や会計基準の追加範囲を確認します。代表製品:OBIC7 / GLOVIA iZ
導入支援と標準化の進め方
製造業ERPは、品目・工程・原価・帳票の整理に時間がかかります。支援体制を曖昧にしたまま進めると、稼働前の設定作業と現場調整が膨らみます。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。業種別テンプレートに沿って導入する製品、販売パートナーと導入計画を立てる製品、自社で小さく試してから広げる製品があります。
- 業種別テンプレートに沿って導入する製品製造業向けの標準プロセスに合わせて要件を整理しやすい製品です。その分、自社独自の手順をどこまで残すかを早めに決めます。代表製品:CloudSuite Industrial / SAP S/4HANA Cloud
- 販売パートナーと導入計画を立てる製品販売パートナーやベンダーと、導入範囲や移行準備を固めやすい製品です。ただし社内で決めるべき品目や帳票のルールは残ります。代表製品:GRANDIT / OBIC7
- 自社で小さく試してから広げる製品無料試用や資料で操作感を確かめながら小さく始めやすい製品です。ただし本格展開では、製造機能の利用範囲を再確認します。代表製品:Dynamics 365 Business Central
料金形態と構成見積もり
製造業ERPの総額は、利用者数だけでなく拠点数・モジュール・導入支援で変わります。月額やライセンスだけで進めると、初年度の構築費や保守費用が想定とずれます。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。料金ページで概算をつかみやすい製品、デモや問い合わせで構成を決める製品、販売パートナーと見積もりを組む製品があります。
- 料金ページで概算をつかみやすい製品料金ページや無料試用から、初期の概算をつかみやすい製品です。ただし製造機能や拡張アプリを含めると総額は変わります。代表製品:Dynamics 365 Business Central
- デモや問い合わせで構成を決める製品デモや問い合わせで、拠点数や利用モジュールに合う構成を相談しやすい製品です。ただし比較前に管理したい業務範囲をそろえます。代表製品:SAP S/4HANA Cloud / Oracle ERP Cloud
- 販売パートナーと見積もりを組む製品パートナーと導入範囲を整理しながら見積もりを組みやすい製品です。その分、社内の要望を優先順位つきでまとめる必要があります。代表製品:GRANDIT / mcframe GA
よくある質問
製造業のERPは、生産方式や原価管理にどこまで対応できますか?
個別受注・繰返・見込みといった生産方式に合わせ、所要量計算や工程・原価の管理まで対応する製品があります。国産製造特化型は日本の現場の作り込みに強く、グローバル統合型は海外工場まで含めた一元管理に向きます。自社の生産方式に合わない製品は、多額の追加開発を招くため要注意です。
生産現場のMESや設備とリアルタイムに連携できますか?
製造特化型やグローバル統合型なら、MESやIoTで集めた実績をERPに取り込み、計画と実績の差を見える化できます。需要予測や在庫の自動補充まで連動するものもあります。ただし連携の標準対応は製品差が大きいため、今の設備・MESの構成を示して、どこまで作り込みが要るかを確認しましょう。
中堅・中小の製造業に、大規模なグローバルERPは必要ですか?
海外拠点がなく国内生産が中心なら、大規模なグローバル統合型は機能過多で過剰になりがちです。製造から会計・人事までを一つで効率化したい中堅・中小には、導入しやすい国産の統合業務型が現実的です。海外展開や複数工場の統合が課題になった段階で、上位型へ移行を検討すれば間に合います。
製造業のERPの料金はどのくらいですか?
掲載製品はSAPやOracle、国産の製造特化型が多く、要問い合わせが中心です。生産方式や工場数、カスタマイズ量で総額が大きく変わるため、同じ製品でも見積もりごとに開きが出ます。見える価格ではDynamics 365 Business Centralが月1,199円/ユーザーで、必要機能を絞って比べましょう。
導入を成功させるために、事前に整えるべきことは何ですか?
品目・BOM(部品表)・工程といったマスタの整備が最大の準備です。ここが曖昧だと所要量計算も原価集計も狂い、稼働後に現場が使わなくなります。現行の生産の流れを棚卸しして標準と例外を切り分け、誰が実績を入力し続けるかの運用まで設計してから稼働させると、定着しやすくなります。
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