【2024年】大企業向けのタレントマネジメントシステム（HCM）のおすすめ10製品（全190製品）を徹底比較！

SaaSアナリスト。筑波大学大学院卒業後、株式会社PIGNUSに入社。FitGapでは製品の強み注意点などのレポートを担当。

遠藤慎

1on1ミーティング自体は従業員人数が少ない企業であれば、このサービスを利用せずにチャットツールや文章管理サービスなどで行うことが可能です。1on1 Talkは特に1on1ミーティングの経験が少ない企業や、大規模企業での1on1ミーティングの仕組み化が必要な場合に最適なサービスです。

代替可能なサービス

多くの機能が標準装備されていますが、一部の高度な機能は有料オプションとして提供されています。例えば、定期販売やダウンロード販売、ギフト販売などの機能は追加費用がかかります​。これにより、全ての機能を利用するには追加のコストが必要となり、全体の費用が予算を超える可能性があります。

機能制限と追加費用

1on1 Talkは、株式会社サイダスが提供するタレントマネジメントシステム（HCM）です。このシステムはスケジュール管理、トークテーマの設定、コンディションの登録、目標設定、フィードバックといった1on1ミーティングを効率的かつ効果的に実施するための機能を提供します。サイダス社は「明日が楽しみになる世界をつくる」をミッションに掲げ、人と組織のポテンシャルを可視化し引き出すサービスを提供しています。

大規模 46%

中規模 30%

小規模 24%

Google Workspace

GLOVIA smart ワークフロー

月額費用

日本でも浸透しつつある1on1ミーティングを様々な仕組みで支援するサービスです。1on1を導入する企業が効果的に1on1を行うためにトークテーマの設定機能や、フィードバック機能などが備わっています。

1on1支援

1on1のタイミングで従業員の睡眠状況やストレス値、業務量などを記録することでコンディション管理が可能です。定期的に行われる1on1ミーティングと併せて計測することでコンディション不良の兆候や原因を掴むことができます。

従業員のコンディション管理

1on1ミーティングを効率的に行うためのサポートが充実しています。1on1ミーティングの形式やノウハウを伝える動画や資料が用意されているため、初めて1on1ミーティングを行う企業でも運用しやすくなっています。

運用サポート

1on1 Talk

SaaSアナリストリーダ。FitGapではバックオフィスをメインに40カテゴリの診断を担当。

岡田華弥

既存の評価制度を完全に廃止する必要はありませんが、このシステムを最大限に活かすには、新たな評価制度構築が必要です。Co:TEAM では、設定した目標に対し、1on1で相談を行い、目標への進捗や達成度を元に人事評価を行うことで、このサービスの良さが発揮されます。そのためこれまでの評価制度からの移行が必要です。また、1on1実施者は定期的な面談と進捗確認を徹底し、従来の評価方法からの変更に適応しなければなりません。こうした運用面での変化に対応するため、組織全体で改革への強い意志を持つことが重要です。

最大限活用するには評価制度の改革が必要

人事システムや給与計算システムなどの業務システムとの連携は、CSV形式のみに限定されています。そのため、従業員情報や、基本給データなどのリアルタイム同期が不可能となります。CSVによる手動の出力・取り込み作業が必要となるため、データのズレが生じる可能性があり、自動連携と比較して運用が煩雑になる可能性があります。

業務システムとの連携はCSVのみ

1on1の定着を支援する分析機能を備えていますが、1on1実施者へのフィードバック機能には制限があります。メンバーからのアンケートは外部システムと連携して実施可能ですが、その回答に基づく「対応のヒント」は提供されません。また、1on1の内容分析から実施者のクセや得意・不得意を可視化する機能もありません。1on1実施者のスキル向上や効率的な1on1の実施のための具体的な対応策を検討したい場合は、人事コンサルティングサポートを利用してください。

1on1実施者へのフィードバック機能が弱い

株式会社O:が提供する1on1を活用したタレントマネジメントシステムです。1on1ミーティング、目標管理、人事評価を一気通貫できるシステムで、従業員の成長と組織の目標達成を支援します。1on1ミーティングの記録と目標の進捗状況をリンクさせ、上司と部下の間で常に最新の情報を共有可能にし、タイムリーなフィードバックが可能です。また、日常的な1on1ミーティングの内容や目標達成度が人事評価に直接反映されるため、客観的かつ公平な評価が可能です。

大規模 37%

中規模 34%

小規模 29%

1on1を活用して、従業員の目標設定と目標達成度を参照した人事評価を行うことができます。従業員は個人目標を設定し、1on1の場で上長と共有・相談できます。上長は目標の達成率や1on1の履歴をもとに人事評価を行え、各目標に重みづけを設定することで評価の指標として活用できます。さらに、自社独自の評価制度がある場合は、カスタマイズすることができます。

1on1を活用した目標設定と人事評価

1on1で話す内容を事前に登録できるアジェンダ支援機能があります。上長とメンバーが事前に話したい内容を選択でき、システム内に「おすすめアジェンダ」も用意されているため、初心者でも効果的な1on1を実施できます。頻繁に使用するアジェンダはテンプレート化が可能で、組織全体で共有できるため、1on1の会話内容を標準化できます。これにより、一貫性のある1on1を実施することができます。

充実したアジェンダの提供

1on1の定着と効果的な活用を支援するため、専任のカスタマーサクセス担当者が包括的なサポートを提供します。例えば、半年間かけて、座学と実践の振り返りを行う1on1力強化プログラムや人事制度の見直しサポート、HR施策全般に関するコンサルティングがあります。これにより、単なるツール導入にとどまらず、組織全体の1on1文化の醸成と人材育成戦略の最適化を実現します。

手厚いサポート

Co:TEAM

コーナーストーンオンデマンドジャパン株式会社が提供するタレントマネジメントシステム（HCM）です。このソフトは、社員の能力開発を促進し、人事管理を総合的にサポートすることを目的としています。主な機能として、スキル評価、パフォーマンス管理、学習管理などがあり、企業が効率的に人材を育成し、組織の成長を加速させるためのツールを提供しています。同社は、この他にも多くの人材育成関連のソフトを提供しています。

大規模 52%

中規模 32%

小規模 16%

Workday HCM

GoToMeeting

Criteria Corp

Paylocity

Cornerstone

海外製のサービスのため、製品ホームページの日本語が不自然であったり、英語のみで記述されているページがあります。日本への導入も海外企業の日本法人や海外展開を広く行う大企業が多く、純日本企業では国産の人事システムとの勝手の違いから導入が難しい可能性があります。

日本へのローカライズ

給与計算や勤怠管理など従業員が日常的に使用する機能が多く、従業員全員に対する教育とサービスの定着に労力が必要です。日本の従業員向けに作られたサービスではないため、全従業員のITリテラシーが一定水準に届かない場合は定着が難しい可能性があります。

従業員への学習コスト

Workday HCMは豊富な機能を備えている一方で、そのコストは高額です。中小企業にとっては、このコストが導入の障害となる可能性があります。価格情報はカスタム見積もりが必要であり、透明性が低いという意見もあります​。

高額なコスト

Workday HCMは、ワークデイ株式会社が提供するタレントマネジメントシステムです。クラウドベースで提供され、企業の人事管理の効率化と従業員データの一元管理を支援します。主な特徴として、パフォーマンスレビュー、カスタマイズ可能な詳細レポート作成機能があります。ワークデイ株式会社は、Workday HCMの提供に加え、財務管理や給与計算、福利厚生管理を含む組織運営に必要な様々な機能を統合したサービスを提供しています。これにより企業はHRと財務の業務をシームレスに管理し、効率化とコスト削減を実現できます。

大規模 83%

中規模 10%

小規模 7%

Salesforce

Wrike

Acrobat Sign

Adobe Acrobat

従業員のタレントマネジメントに加え、人事管理や給与計算などHR業務全般を網羅するサービスを提供します。雇用形態や雇用地域に関わらない情報の一元管理管理が可能です。従業員に関する人事データを集約することで、人材の多角的な分析を可能にしています。

広い業務領域をカバー

多言語に対応していることに加え、海外の法令を遵守し、グローバル展開することを前提に作られているサービスです。ジョブ型の人事への対応や、各国の労働市場に基づいた給与体系の構築など、グローバル企業向けの機能が整っています。また、様々な地域で運用するためにGDPR（EU一般データ保護規則）への対応など、世界中のコンプライアンス要件に適合しています。

海外対応

日本オラクル株式会社が提供するタレントマネジメントシステムです。Oracle HCM Cloudは、人事プロセスの効率化と従業員の才能管理を全面的に支援します。具体的な機能として、適切な人材の採用、キャリアの成長と開発の促進、後継者計画などがあります。これにより、企業は人材を最大限に活用し、競争優位性を確保できます。同社はこの他にも、「Oracle NetSuite」や「Oracle Autonomous Database」など複数の製品を提供しています。

大規模 82%

中規模 18%

小規模 0%

Oracle HCM

人事データの管理、活用を仕組み化する必要のある比較的従業員規模が多い企業に向いているサービスです。部署数が少なく、現在のフローで組織課題の発見や人事評価を回せている企業にはオーバースペックの可能性があります。

小規模利用に向かない

人事データの一元化から活用までを広く網羅しているサービスのため、導入前に自社で何を行いたいかを明確にする必要があります。目的意識を持たずにこのサービスを導入すると、多機能過ぎるため会社内で活用しきれない可能性が高いです。

多機能で使いこなせない可能性

自社要件に合わせたカスタマイズを行うことはできません。自社の人事に関する業務をシステムに合わせる必要があります。

カスタマイズ性が低い

株式会社HRBrainが提供するタレントマネジメントシステムです。人材データの一元管理と活用、人材育成を実現するクラウドサービスで、従業員の配置シミュレーションや人事評価の効率化をサポートします。効率的な人員配置計画の立案や、評価プロセスの透明化、評価項目のカスタマイズが可能です。同社は他にも、HRBrain労務管理やHRBrain AIチャットボットなどを提供しています。

中規模 50%

小規模 4%

freee人事労務

給与奉行クラウド

PCAクラウド給与

AKASHI

KING OF TIME

Slack

Microsoft Teams

LINE WORKS

moconavi

GMOトラスト・ログイン

ジョーシス

Bundle

HENNGE One

マネーフォワード Admina

LOCKED DAS

SmartHR

PCAクラウド法定調書

Chronowis

Yoom

HRBrainの各プロダクトは個別の製品ではなく、HRBrainに集約した人材データを活用する機能です。導入時は自社で必要な機能を選択して導入することになります。人事データを基点に様々な切り口でデータを活用することができます。HRBrainタレントマネジメントでは人事評価や組織図の構成などが可能です。

人事データの集約、活用が可能

専任担当による初期設定支援、導入支援、ノウハウ共有など、充実したサポート体制を提供しています。導入後も、操作方法の不明点をすぐに解決できるチャットサポートや、他社事例を提供するセミナーやヘルプページなど、顧客満足度を高めるための様々なサポートコンテンツが用意されています。このようなサポート体制により、安心してHRBrainを導入し、効果的に活用することができます。

導入、運用サポート

CSVやAPI、バッチ連携などを活用して様々な他社サービスと連携することができます。現在利用しているサービスの従業員データの収集や、集めたデータの活用が容易です。

他社サービス連携

HRBrain タレントマネジメント

株式会社ビズリーチが提供するタレントマネジメントシステムです。このシステムは、従業員のスキルマップの可視化や、1on1のサポート機能など、人事管理をデータベースで一元管理し、効率化を図る機能が充実しています。特に、評価管理機能では自動リマインダーを設定し、評価の透明性と公正性を保ちながら、評価プロセスの効率化が可能です。株式会社ビズリーチは、「HRMOS採用 中途版」と「HRMOS経費」も提供しており、各種ビジネスのニーズに応じたソリューションを提供しています。

大規模 60%

中規模 31%

小規模 9%

Wistant

HRMOS採用 新卒版

HRMOS採用 中途版

HRMOSタレントマネジメント

Hito-Compassは他企業の製品のデータと連携することができません。そのためこのサービスを利用するためには同じカシオヒューマンシステムズ株式会社が提供している人事統合システムADPSの利用が前提になってきます。

人事統合システムADPSの利用が前提

Hito-Compassは2022年の6月にサービスの提供を開始した製品です。まだ利用者が少ないため、評判やどの程度効果の見込めるサービスかは未知数です。2023年4月に新しいオプションが実装されており、まだ全ての機能の実装が完成していない可能性があります。

リリースされたばかりのサービス

導入にはデータの初期設定やカスタマイズが必要であり、これには一定のコストがかかります。また、システムの運用に関する教育やトレーニング、従業員からのスキル情報などの収集も必要となります。

導入、設定コストがかかる

Hito-Compassは、カシオヒューマンシステムズ株式会社が提供するクラウド型・オンプレミス型のタレントマネジメントシステムです。人材情報データベースの作成、人事評価、保有資格管理などの機能を備え、企業の人材マネジメントを支援します。Hito-Compassの活用により、従業員のスキルや能力を可視化し、人材育成や配置の計画に役立てることができます。カシオヒューマンシステムズ株式会社は、Hito-Compassの他にも総合人事システムの「ADPS」、人材活用支援システムの「iTICE」など、企業の人事戦略や人材育成を支援する製品を提供しています。

中規模 60%

小規模 20%

大規模 20%

ADPS

人材情報を会社内だけでなく、グループ会社全体の情報を一元化して管理することができます。加えてオプションで目標管理や個々人のスキルを管理することができます。

従業員情報の一元管理

カシオヒューマンシステムズ株式会社が提供している人事統合システムADPSとの強い連携があります。人事統合システムADPSと自動連携を行うことで従業員の情報を簡単に取得し活用することができます。

人事統合システムADPSとの連携

Hito-Compassはカシオヒューマンシステムズ株式会社によって提供されています。この企業はカシオ計算機株式会社の子会社であることから経営基盤が安定しており、サービスの安定的な提供に高い信頼性が期待できます。

信頼性

Hito-Compass

包括的な機能を持つ大規模システムであるため、導入や運用にかかるコストが比較的高額になります。初期導入費用に加えて、ライセンス料、カスタマイズ費用、トレーニング費用などを考慮する必要があります。また、既存のシステムとの連携や移行作業にも時間とコストがかかります。海外展開を行わない中小企業や、予算の限られた組織には向かないサービスです。

導入、運用コストが高額

クラウドベースのソリューションであるため、データセキュリティとプライバシーの管理に特別な注意が必要です。従業員の個人情報や機密性の高い人事データを扱うため、データ保護に関する厳格な規制（GDPRなど）への準拠が求められます。クラウド環境でのデータ保管や転送に関するセキュリティ対策、アクセス権限の適切な設定、監査ログの管理など、包括的なセキュリティ戦略の策定が不可欠です。また、国際的に事業を展開する企業の場合、各国のデータ保護法に対応する必要があり、データの越境転送に関する法的要件にも注意を払う必要があります。

データセキュリティとプライバシーの管理

SAP SuccessFactorsを導入する際、既存の人事システムや他の業務システム（ERPなど）との統合が課題となる可能性があります。データの移行や同期、APIを通じた他システムとの連携など、技術的な課題に直面することがあります。また、SAP SuccessFactorsの導入に伴い、既存の人事プロセスや業務フローの見直しが必要になる場合があります。システムに合わせて業務プロセスを変更するか、システムをカスタマイズして既存のプロセスに適合させるか、慎重に検討する必要があります。さらに、人事部門と IT部門の密接な連携が求められ、両者のスキルセットや理解度の差を埋めることも重要です。効果的な統合と移行を実現するためには、十分な計画期間、適切なリソース配分、そして経営層の強力なサポートが不可欠です。

システム統合と既存プロセスの調整

SAPジャパン株式会社が提供する人事システムです。SAP SuccessFactorsは、採用、オンボーディング、パフォーマンス管理、学習・育成などの機能を統合的に提供します。これにより、企業は従業員のパフォーマンス向上とキャリア成長をサポートし、データに基づく戦略的な人事施策を実現できます。

Criteria

insightly

Udemy Business

Microsoft Power BI

MicroStrategy

QlikView

Tableau

Actionista!

board

Create!Form

Google Looker Studio

IBM Cognos Analytics

MotionBoard クラウド版

Redash

SAP Business Objects Business Intelligence

SAP Crystal Reports

Sisense

XC-Gate

Zoho Analytics

Amazon S3

IBM Db2 on Cloud

Microsoft Access

SAP HANA Cloud

ASTERIA Warp

Boomi

DataSpider Cloud

Heroku

Talend Data Fabric

UiPath Automation Cloud

UiPath Automation Suite

Waha! Transformer

WinActor

SQL Server

Microsoft SharePoint Server

Microsoft SharePoint Online

BizRobo!

BizteX Connect

Blue Prism

コラボフロー

Create!Webフロー

FLEXSCHE GP

Microsoft Power Automate

TēPs

Absorb

Assembly

Bonusly

Cronofy

Culture Amp

Deel

Absorb Amplify

pipefy

人材獲得、オンボーディング、パフォーマンス管理、学習開発、報酬管理など、人事に関わる幅広い機能を統合したプラットフォームを提供します。これにより、人事データの一元管理が可能となり、部門間のデータ連携がスムーズになります。また、各モジュールが密接に連携しているため、採用から退職までの一貫した従業員データ管理が実現します。この統合的なアプローチにより、人事部門の業務効率が大幅に向上し、戦略的な人材活用に注力できる環境が整います。

統合的な人材管理プラットフォーム

高度な分析機能と直感的なダッシュボードを提供し、データ駆動型の意思決定を支援します。人材データを可視化し、トレンド分析や予測分析を行うことで、人材戦略の立案や改善に役立つインサイトを得ることができます。例えば、従業員のパフォーマンスデータと学習履歴を関連付けて分析することで、効果的な人材育成プログラムの設計が可能になります。また、リアルタイムでデータを更新・分析できるため、迅速な意思決定と柔軟な戦略調整が可能です。

データ駆動型の意思決定支援

多言語、多通貨対応やグローバルな法令遵守機能を備えており、国際的に事業を展開する企業に適しています。同時に、各国の労働法や慣習に合わせたカスタマイズも可能で、ローカライズされた人事管理を実現できます。さらに、ユーザーインターフェースのカスタマイズや、独自のワークフロー設定など、企業固有のニーズに応じた柔軟な調整が可能です。これにより、グローバルスタンダードと地域特性の両立を図りつつ、自社の人事プロセスに最適化したシステムを構築できます。

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