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POSとは?

更新:2024年11月12日

POSはPoint Of Salesの「販売時点情報管理」を意味し、POSシステムは物品の販売時に商品単位で情報を記録、修正するシステムです。バーコード読取により商品名、購入時刻、店舗、価格、個数、顧客の属性などを記録することができ、それらを基に、売れ筋商品や購買層のなどの顧客のニーズを分析することが可能です。POSシステムは小売店から医療機関、自治体に至るまで広く活用されており、キャッシュレス決済の拡大や在庫管理などのDX推進にも寄与しています。特に、アプリ連携機能を持つPOSシステムは、他のソフトウェアやサービスとシームレスに統合でき、業務効率をさらに向上させることができます。

pros

導入メリット

金銭管理の効率化と時間の節約

POSレジでのバーコード読取により、金額や商品名の打ち間違いを防ぐことができます。また、POSレジの多くはクレジットカードやQRコードなどの電子決済に対応しているため、現金を数える工数も削減することができ、日々のレジ締めを始めとするお金の管理を効率化することができます。アプリ連携により、会計ソフトや在庫管理システムと自動的にデータを共有することで、さらなる効率化が図れます。

顧客サービスの向上

一部の製品には、顧客ごとの属性や過去の注文、施術履歴などを記録しておける機能が備わっています。リピート顧客に提供するサービスを向上したり、リピートしてくれなかった顧客への対応内容から、サービスを改善することができます。アプリ連携を活用することで、顧客管理システムやメールマーケティングツールと連携し、個別のプロモーションやフォローアップを自動化することが可能になります。

商品ラインナップの改善

一部製品には、商品別の売上推移、顧客の属性ごとの売上推移を把握し、売れ筋を分析して商品ラインナップの改善や、仕入れや在庫の最適化を行うことができます。アプリ連携により、データ分析ツールと直接連携し、リアルタイムでのデータ分析やダッシュボード作成が可能です。

cons

導入注意点

サポート体制

POSシステムは機能が似ている製品でも、サポート対応の品質が異なる場合があります。良質な顧客サポートとメンテナンスサービスを提供するベンダーを選択してください。POSシステムは、店舗を運営する上でのお金のやり取りの要になるため、問題が発生したときに迅速に対応できるサポート体制が必要です。アプリ連携機能を持つ場合、連携先アプリのサポート体制も合わせて確認することが重要です。

インターネット環境も合わせて検討する

POSシステムは常時インターネット接続が必須です。また、POSが停止すると業務が滞る恐れがあるため、インターネット環境が安定性にも注意して、プロバイダーを選びましょう。インターネット環境が不安定な場合、オフラインでのレジ機能に対応している製品の導入も検討すべきです。アプリ連携機能を利用する場合、連携先アプリとのデータ通信がスムーズに行えるかも確認ポイントです。

データ活用

POSシステムは、様々な購買情報を記録して分析することができます。その反面、目的や手法を明確にしないと、導入したが結局売上分析をほとんどできていないという事態を招きます。POSの導入前には売上や利益を向上させるために必要な項目を事前に整理しましょう。アプリ連携を利用することで、データの一元管理や多角的な分析が容易になります。

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POSの選び方

POSを選ぶにあたり、以下のポイントを確認することで、自社に合ったものを選べます。

1

POSシステム用の端末から選ぶ

POSシステムは以下の3タイプに大別され、対応している端末が異なります。端末は、老朽化するため買い替えの周期も加味した上で選択しましょう。 ・専用の大型端末(ターミナル型) ・PC型 ・タブレット、スマホ型 ターミナル型、PC型、タブレット・スマホ型のいずれにおいても、アプリ連携の対応状況を確認することが重要です。特にタブレット、スマホ型は、モバイルアプリとの連携が容易であり、特定の業務アプリとシームレスに統合できることが多いです。

2

業種に特化したPOSシステムを選ぶ

POSシステムには、以下の業種に特化した製品があります。各業種に該当する場合は、特化した製品の中から導入の検討をおすすめします。 ・飲食店向け ・小売店向け ・美容室、サロン、整骨院向け ・病院、動物病院向け 各業種に特化したPOSシステムは、それぞれの業務に特化したアプリ連携機能を持つことが多いです。例えば、飲食店向けのPOSシステムは、予約管理アプリやオーダーエントリーシステムとの連携が容易です。

3

POSレジでカバーしたい業務で選ぶ

POSシステムは、レジの金銭管理以外の周辺業務に対応する製品があります。 ・顧客管理 ・売上分析 ・勤怠管理、シフト管理 ・予約管理 これらの機能をカバーするために、関連するアプリと連携できるPOSシステムを選択することが推奨されます。例えば、顧客管理機能を強化するためにCRM(顧客関係管理)アプリとの連携を考えると良いでしょう。

4

決済方法で選ぶ

POSレジには、現金決済、クレジットカード決済、QRコード決済、売掛決済、金券決済に対応している製品があります。また、クレジットカード決済やQR決済は対応している決済会社や決済手数料などが異なるため、事前に確認しましょう。アプリ連携により、複数の決済手段を一元管理することが可能です。

5

ECサイトと連携から選ぶ

ECサイトの運営者は、POSシステムとECサイトを連携することで、売上や在庫状況などを一元管理できます。POSシステムを導入する際には連携できるECサイトを確認しましょう。代表的なECサイトは、amazon、楽天市場、楽天ラクマ、yahoo!ショッピング、ヤフオク、Shopify、メルカリShopsなどがあります。また、ECサイト構築ツールでECサイトを作成している場合、POSシステムとの連携の対応状況をベンダーに確認すべきです。アプリ連携により、これらのECサイトとスムーズにデータをやり取りすることが可能です

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