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オンプレミスのワークフローシステムおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026年03月05日
オンプレミスのワークフローシステムは、自社サーバーで稟議・承認業務を運用できる点が最大の特長ですが、製品ごとに得意領域が大きく異なります。ERPや会計と密に連携する基幹統合型、グループウェアと一体でポータル運用できる統合型、Excel帳票をそのままWeb化して素早くペーパーレス化できるシンプル導入型の3タイプに分かれ、自社に合わないタイプを選ぶと過剰コストや機能不足の原因になります。本記事ではタイプ別のおすすめ製品紹介から、要件の優先度整理、選定ステップまでを一気通貫で解説します。
レビュー担当 加藤 杏奈
業務要件整理・現行業務の把握・業務フロー整理など、業務とシステムをつなぐ役割を7年にわたり担当。ワークフロー設計の実務視点から製品を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
大規模組織のERP・基幹連携を前提としたワークフロー専用タイプ 🏢
楽々WorkflowII
/ ExchangeUSE
/ AgileWorks
グループウェア一体型でポータルと統合運用するタイプ 🌐
Garoon
/ Desknet's NEO
/ NI Collabo 360
Excelフォーム活用でスムーズに電子化するシンプル導入タイプ 📝
コラボフロー
/ Create!Webフロー
/ X-point
企業規模
大企業
中小企業
個人事業主
その他
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タイプ別お勧め製品

大規模組織のERP・基幹連携を前提としたワークフロー専用タイプ 🏢

このタイプが合う企業:

従業員1,000名以上で複雑な承認経路や基幹システム連携が必要な企業(製造・金融・官公庁など)

どんなタイプか:

数千〜数万名規模の組織で、人事・会計・ERPなど既存の基幹システムとデータ連携しながら複雑な承認ルートを運用したい企業に向けた専用ワークフロー製品群です。条件分岐・並列承認・合議・代理承認といった高度な経路設計をGUI上で柔軟に組み立てられるのが最大の特長で、組織改編や人事異動への追従力にも優れています。FitGapでは、基幹統合を最優先に考える製造・金融・公共セクターの企業にまず検討いただきたいタイプだと考えています。

このタイプで重視すべき機能:

🔀複雑な承認経路のノーコード設計
条件分岐・並列承認・合議・多数決承認・代理承認など、日本の商習慣に即した多様な経路パターンをプログラミング不要で設定できます。組織改編時も事前にルートを検証できる「未来組織ステージング」などの機能を備えた製品もあり、設定漏れによる稟議停止リスクを防げます。
🔗ERP・基幹システムとのデータ連携
WebAPIやWebhookを介して人事・会計・経費精算などの基幹システムと双方向にデータをやり取りできます。申請データを自動で基幹側に反映したり、マスタ情報を取り込んで入力補助に活用したりすることで、二重入力の手間と転記ミスを大幅に削減できます。

おすすめ製品3選

楽々WorkflowII
おすすめの理由
住友電工情報システム提供の本格ワークフロー基盤です。ノンプログラミングで複雑な経路設計が可能で、多言語対応・電子帳簿保存法対応も備えており、大企業のグループ全社統一基盤として多くの導入実績があります。
価格
10,000円
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
富士電機が提供する統合ワークフロー基盤で、累計1,700社以上・80万ライセンス超の導入実績を誇ります。交通費・経費精算から勤怠管理まで多様な申請業務を一元化でき、内部統制の強化に定評があります。
価格
6,000円
ユーザー/年
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
エイトレッド提供のエンタープライズ向け製品で、5万ユーザー規模まで水平スケール可能です。Java SDKによるアドオン開発やSAML・LDAP統合認証に対応し、製造・金融・公共領域で特に高く評価されています。
価格
300,000円
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

グループウェア一体型でポータルと統合運用するタイプ 🌐

このタイプが合う企業:

ワークフローに加えてスケジュール管理・社内ポータル・掲示板などの情報共有も一元化したい中堅〜大企業

どんなタイプか:

ワークフロー単体ではなく、スケジューラ・掲示板・ファイル共有・社内ポータルなどのグループウェア機能と一体で提供される製品群です。申請・承認だけでなく、日常の情報共有やコミュニケーションも同じ画面で完結するため、社員の利用定着率が高いのが強みです。FitGapとしては、ワークフロー単体の導入ではなく社内の情報基盤をまるごと刷新したい企業に最適なタイプだと見ています。

このタイプで重視すべき機能:

🖥️統合ポータルからのワンストップ操作
スケジュール・掲示板・メッセージ・ワークフローが1つのポータル画面にまとまっているため、ログイン後すぐに未承認の稟議を確認し、承認や差し戻しを完了できます。別システムを開く必要がなく、日常業務の延長で申請・承認が行えるため利用定着率が高まります。
🧩ノーコードでの業務アプリ拡張
ワークフロー以外にも、社内アンケートや備品管理、日報といった業務アプリをノーコードで自由に追加できます。IT部門に頼らず現場部門が自ら業務改善を進められるため、グループウェアが全社のDX基盤として長期的に機能し続けます。

おすすめ製品3選

おすすめの理由
サイボウズ提供の大規模グループウェアで、10,000社超の導入実績を持ちます。オンプレミスのパッケージ版はバージョンアップ時期を自社判断で制御でき、多言語対応やkintone連携により海外拠点を含む統合運用にも対応します。
価格
900円
月/ユーザー
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
ネオジャパン提供で累計530万ユーザー超の販売実績があるグループウェアです。官公庁・自治体や金融機関への導入が多く、ノーコードの業務アプリ拡張機能で現場主導のDX推進を支援します。
価格
600円
ユーザー/月
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
NI Collabo 360
おすすめの理由
NIコンサルティング提供のグループウェアで、ワークフロー・SFA・グループスケジューラを統合的に利用できます。営業部門と管理部門の連携を重視する中堅企業に適しており、オンプレミス導入にも対応しています。
価格
360円
ユーザー/月
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

Excelフォーム活用でスムーズに電子化するシンプル導入タイプ 📝

このタイプが合う企業:

紙やExcelの申請業務を手軽にWeb化したい中堅・中小企業、IT専任者が少ない組織

どんなタイプか:

今お使いのExcelやWord帳票をそのままWebフォームに変換し、最小限の準備で紙の申請・承認業務を電子化できる製品群です。直感的な操作性と短い導入期間が特長で、ITリテラシーに不安がある現場でも定着しやすい設計になっています。FitGapでは、まず稟議のペーパーレス化を早期に実現したい中堅・中小企業にこのタイプをおすすめしています。

このタイプで重視すべき機能:

📊既存Excel帳票のWebフォーム変換
社内で使い慣れたExcelの申請書テンプレートをアップロードするだけで、レイアウトをほぼそのまま維持したWebフォームに自動変換できます。現場の運用を変えずに電子化できるため、移行時の抵抗感や教育コストを最小限に抑えられます。
直感的なドラッグ&ドロップ設計
承認経路やフォーム項目の配置をマウスのドラッグ&ドロップだけで設定できます。プログラミングや専門知識は不要なので、総務や人事担当者が自分で申請書を作成・修正でき、IT部門への依頼待ち時間がなくなります。

おすすめ製品3選

コラボフロー
おすすめの理由
コラボスタイル提供で2,000社以上の導入実績を持つワークフローシステムです。Excelで作成した帳票をそのままWebフォーム化でき、代理承認や分岐設定にも対応。クラウド版・オンプレミス版を選べる柔軟性も魅力です。
価格
500円
月/ユーザー
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
Create!Webフロー
おすすめの理由
インフォテック提供で、帳票設計ツールとワークフローを統合した製品です。ドラッグ&ドロップ配置やJavaScript計算式でノンエンジニアでも複雑なフォームを構築でき、承認状況のガントビュー可視化も備えています。
価格
500円
ユーザー/月
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
エイトレッド提供のワークフローシステムで、紙のイメージそのままの入力画面が特長です。Excelライクな操作感で学習コストが低く、中小企業から中堅企業まで幅広い規模で導入されています。オンプレミス版も提供しています。
価格
475円
ユーザー/月
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか

要件の優先度チャートとは?

製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。

選定の決め手

🔀承認ルートの柔軟性
並列承認・条件分岐・代理承認・引き上げ承認など、自社の稟議フローをどこまで忠実に再現できるかは製品ごとに大きな差があります。組織が複雑な企業ほど、ここが選定の最重要ポイントになります。
📝申請フォームの作成方式
Excelをそのまま取り込めるタイプと、Web上でドラッグ&ドロップで設計するタイプに大きく分かれます。既存の紙帳票を活かしたいか、ゼロから最適化したいかで最適な製品が変わります。
🔗基幹システム・外部サービスとの連携
ERP・会計・人事システムなど既存の基幹システムとAPI等で連携できるかどうかは、オンプレミス環境では特に重要です。連携範囲が狭いと二重入力が残り、導入効果が半減します。
🖥️対応OS・ミドルウェアの整合性
オンプレミスでは自社サーバーのOS・データベース・Javaバージョンなどとの整合性が必須です。既存インフラに合わない製品を選ぶとサーバー刷新コストが上乗せされます。
🏢組織改編への追従機能
人事異動や部署再編のたびに承認ルートを手動で修正するのは大きな運用負荷です。未来日付の組織変更を事前にステージングできる機能の有無が、長期運用のしやすさを左右します。
💰ライセンス体系と長期コスト
同時接続数課金・ユーザー数課金・サーバー単位課金など、オンプレミス製品はライセンス体系が製品ごとに異なります。ユーザー増を見込んだ5年〜10年の総コストで比較することが大切です。
🛠️カスタマイズ・アドオン開発の自由度
オンプレミスを選ぶ企業の多くは独自要件を持っています。SDKやAPIによるアドオン開発がどこまで許容されるかで、将来の業務拡張に対応できる幅が大きく変わります。

一部の企業で必須

🌐多言語・多拠点対応
海外拠点やグループ会社を持つ企業では、多言語表示やタイムゾーン対応が必須になります。国内単一拠点の企業では不要な要件です。
📜電子帳簿保存法への対応
経費精算や契約稟議をワークフローで処理する場合は、タイムスタンプや検索要件など電帳法対応が必要です。承認業務のみなら優先度は下がります。
📈大規模ユーザー数への拡張性
数千〜数万ユーザー規模で利用する場合は、クラスタリングや負荷分散構成への対応が不可欠です。数百人規模であれば標準構成で十分対応できます。
📱モバイルアプリ対応
外出先やリモートワークでの承認を求める企業には重要ですが、社内ネットワーク内のみで完結する運用なら優先度は低くなります。
🔐SSO・統合認証連携
Active DirectoryやSAML認証との連携は、既にシングルサインオン基盤を持つ企業にとっては必須条件です。個別ログインで運用する企業では不要になります。
📊BI・レポート分析機能
稟議の処理時間やボトルネックを定量的に可視化したい企業には有効ですが、まずは電子化だけを目的とする段階では優先度が低い要件です。

ほぼ全製品が対応

申請・承認・差戻しの基本フロー
申請の作成から承認・差戻し・却下までの一連の基本機能は、ほぼすべてのワークフローシステムに標準搭載されています。
🔍承認状況の一覧表示・検索
自分が関わる申請の進捗確認や過去の申請履歴の検索機能は、どの製品でも標準的に備わっています。
🔔メール・通知によるアラート
申請や承認が必要なタイミングでメール通知が届く機能は、基本機能としてほぼ全製品が対応しています。
🛡️アクセス権限の設定
申請書ごと・部署ごとの閲覧・編集権限の設定は、ワークフローシステムの基本要件としてほぼ全製品がカバーしています。

優先度が低い

🤖AI自動入力・AI審査支援
AIによる申請内容の自動補完や審査支援は注目されていますが、対応製品はまだ限定的で、オンプレミス環境では導入ハードルも高いため、現時点では優先度を上げる必要はありません。
💬多言語チャットボット連携
チャットボットとの連携による申請ガイド機能は付加価値としては面白いですが、ワークフロー製品の本質的な選定基準にはなりにくい機能です。

オンプレミスのワークフローシステムの選び方

ぴったりの製品が見つかる

かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

よくある質問

オンプレミス型ワークフローシステムは、それ以外のワークフローシステムと何が違いますか?
簡潔に述べると、オンプレミス型のワークフローシステムと他の提供形態には、大きな違いがあります。クラウド型のワークフローシステムは、提供事業者のサーバーを経由して利用する形態です。インターネット環境があればどこからでもアクセスできる利点がありますが、外部のサーバーにデータを保管するため、情報管理の方針によっては導入が難しい場合があります。月額料金制が一般的で、初期投資を抑えられる反面、長期的な運用コストは使用期間に応じて増加します。
オンプレミス型のワークフローシステムを導入する際、どのような点に注意すべきですか?
オンプレミス型のワークフローシステムの導入を検討しているなら、まず「初期投資の負担が大きい」と「自社での運用管理体制の構築が必須」を事前に確認しておくことをおすすめします。初期投資の負担が大きいについては、オンプレミス型の導入には、サーバー機器の購入やネットワーク環境の整備、システムの構築作業など、まとまった初期投資が必要です。また、自社での運用管理体制の構築が必須については、オンプレミス型では、システムの日常的な監視や障害対応を自社で行うことが大切です。このほか「システム更新や機能追加の負担」「災害時の事業継続対策の重要性」「スマートフォンなど外出先からのアクセス制限」なども、事前に確認しておくことをおすすめします。

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