目次
n8nとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
プラン
代替サービス
サービス基本情報
n8nとは
n8n GmbHが提供するオープンソースのノーコードワークフロー自動化ツールです。複雑な条件分岐や変数処理を柔軟に扱うことができ、セルフホストや独自ホスティングに対応しているため、データを完全に管理できる点が特徴となっています。無償のコミュニティ版が用意されており、手軽に試用することが可能です。エンタープライズ版では、API連携や監査ログなどの企業向け機能が提供されています。また、開発や運用コストの削減を図りたい場合には、クラウド版サービスも利用できます。セルフホスティングによる完全なデータ管理が可能なため、ガバナンス要件が厳しい組織での導入に適しており、特にセキュリティとカスタマイズ性を重視する中堅以上の企業での活用が想定される製品です。
強み
OSSでセルフホスト可能
n8nはオープンソースソフトウェアとして提供されており、自社のオンプレミス環境にインストールして運用することができます。クラウドサービスに依存することなく、自前のサーバー環境で構築できるため、機密性の高いデータを外部に送信することができない企業や組織においても、安心してご利用いただけます。また、特定のベンダーに依存しない柔軟性により、社内の既存システムとの連携や独自の機能拡張なども自由に行うことが可能となっています。
拡張自在なカスタマイズ性
n8nでは、コードを記述するノードの作成や独自のコネクタの追加が可能で、プラットフォームとしての拡張性に優れています。公式に対応していないサービスについても、API経由での連携により統合を実現できます。また、オープンソースコミュニティから豊富なプラグインが提供されており、既存の機能を活用しながら導入を進められます。自社固有の業務要件や特殊なワークフローに対しても、開発者がカスタム開発を行うことで柔軟に対応できる設計となっており、標準機能では実現困難な用途でも活用の可能性があります。
実質無料で大規模導入も可能
n8nは社内利用に限り無償で提供されており、商用での外部提供のみが制限されるフェアなライセンスモデルを採用しています。サーバーリソースを用意するだけで、ユーザー数や実行数に制限なく利用することが可能です。従量課金の心配がないため、処理件数の多いワークフローや全社規模での導入においても、コストを大幅に抑えながら多様な自動化を展開できる点が特徴となっています。
注意点
自社ホスト時に環境構築が必要
n8nのオープンソース版を自前運用する際は、サーバー準備からインストール、メンテナンスまでを自社で担当することになります。DockerやクラウドサービスでのWebアプリケーションの構築・運用に不慣れな場合、導入の難易度が高く感じられる可能性があります。また、セルフホスト環境では定期的なアップデート対応や継続的なシステム管理が必要となるため、社内に一定のITスキルを持つ人材や運用リソースを確保しておくことが重要です。
連携アプリ数が少なめ
n8nは他の主要なiPaaSサービス(Zapierなど)と比較すると、標準で対応しているサービス数がやや限定的な傾向があります。そのため、特定のアプリケーションやサービスとの連携を行う際には、カスタム統合の実装や追加的な開発作業が必要となる場合があります。広範囲にわたるSaaS連携が必要な用途においては、導入前に接続予定のサービスが対応範囲に含まれているかを十分に確認し、不足している場合にはプラグインの活用やAPI連携による補完を検討する必要があるでしょう。
習得に時間がかかる場合あり
n8nはノーコードで高度なワークフローを構築できる一方で、ツール自体の習熟には一定の時間を要する場合があります。特にETLやプログラミング経験のない初心者にとっては、操作方法やエラー対処を理解するまでに学習期間が必要になることが想定されます。また、複雑なシナリオを扱う際は引き継ぎ時に工夫が求められるため、社内でのドキュメント整備も重要な要素となるでしょう。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
n8nのエージェントオートメーション基盤マーケットシェア
シェア
事業規模
かんたんな質問に答えるだけで、自社向けのシステム要件を整理し、ぴったりのサービスをチェックすることができます。