pengu

目次

penguとは

オムロン株式会社が提供するRPAサービスで、RPAツールにOCR（紙帳票の文字読み取り）とETL（データ抽出・加工）ツールをセットで組み合わせ、現場社員へのマンツーマン育成プログラムまで含めたユニークなサービス形態が特徴です。Excelでの集計作業や紙の伝票処理といった現場の定型業務を一括してデジタル化・自動化できる点が強みとなっており、ITの専門知識がない方でも使いこなせるよう専任SEによる伴走支援体制を整備しています。現場DXの入口として位置づけられ、人手不足に悩む中堅製造業や地方企業での導入が進んでいる状況です。料金プランはRPA・OCR・ETL込みで年間50万円からと明確に設定されており、追加費用なしでサポートまで受けられるため、安心してご利用いただけるサービスとなっています。

強み

RPA＋OCR＋ETL＋育成の“一体提供”

RPA・OCR・ETLの3つのツールと、現場担当者が自走できるようになる育成プログラムをセットでご提供いたします。紙の読み取りやExcel整形などの前処理を含めて自動化することで、後工程のRPAが詰まりにくくなり、スムーズな業務フローを実現できます。IT専門人材が少ない部門においても確実に成果を出せる構成となっており、導入から運用まで安心してお任せいただけます。

年間定額で“追加費用なし”の設計

初期費用、保守、サポートがすべて含まれた年額制のパッケージにより、予算計画と導入判断を簡素化できます。文字認識の年間利用枠も明確に設定されているため、突発的なコスト発生を防ぎ、ランニングコストの見通しが立てやすくなっています。このような費用体系は、特にランニング費用の予測可能性を重視する中小企業にとって適したソリューションとなります。

SEの“マンツーマン育成”を標準化

専任SEによるマンツーマン育成とオンライン教材を活用し、現場担当者が自分で自動化を構築できるレベルまで育成いたします。属人化や立ち上げ中断といった課題を防ぎ、現場での改善サイクルを継続的に回せる体制を構築いたします。短期間で内製力を根付かせたい企業様に最適なソリューションです。

注意点

契約は年単位

料金プランは年契約が前提となっており、月次従量制のクラウドRPAと比較して、短期検証から本番移行まで通期を見通した投資判断が必要となります。更新を前提とした継続運用においては、年単位での成果測定や教育プログラムの計画を併せて設計することで、サービスの特性を活かした効果的な活用が期待できます。

従量課金：OCR文字数の上限超過

OCRサービスの料金体系には年間文字数上限（例：18万文字）が設定されており、この上限を超過した場合は追加料金が発生いたします。紙帳票の処理量が多い現場においては、年間の利用見込み量を正確に算出することが極めて重要となります。データ化作業に繁閑の差がある場合には、文字数上限と追加単価を考慮した適切な費用管理を行う必要があります。

小規模要件では“セット提供”が過剰な場合

penguはRPA・ETL・OCRを統合的に提供し、育成プログラムと一体で運用する設計となっております。そのため、RPA単体での部分最適を目的とした小規模な要件においては、セット構成が相対的にオーバースペックとなる場合があります。導入前には業務範囲とツールの適用領域を明確に定義し、要件との整合性を十分に検討することが重要です。

カテゴリ別マーケットシェア

2023年3月 FitGap調査

penguのRPAマーケットシェア

シェア

事業規模

中小

中堅

大企業

サービス基本情報

https://lp.sdtm.omron.com/