IP Messenger
- カバー範囲
- 機能
- 連携
- サポート
- 低コスト
目次
IP Messengerとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
IP Messengerとは
IP Messengerは、合同会社FastCopy研究所が提供するビジネスチャットツールです。1996年に初版が公開されて以来、外部サーバを介さず同一LAN上のPC同士で直接メッセージやファイルをやり取りできる特徴から、企業や大学の社内コミュニケーションツールとして活用されています。ユーザー登録やサーバー設定が不要なシンプルな仕組みで、インターネットに接続できない環境でも動作可能です。無料で利用でき軽快に動作するため、導入コストやIT管理の負担を抑えながら、部署内・拠点内での情報共有を行えます。データは社内ネットワーク内で完結するため情報漏洩リスクを抑制でき、社外に通信できない環境でも連絡手段として機能します。シンプルなユーザーインターフェースにより操作が容易で、ITに詳しくない従業員でも扱いやすく、中小規模のオフィスから大企業の部門まで様々な現場で利用されています。
強み
完全無料で運用コストゼロ
IP Messengerはフリーソフトとして提供されており、導入・運用にライセンス料や月額料金は発生しません。完全無料で利用できるため、通信コストを大幅に削減することが可能です。予算に制約のある組織や部署でも、費用面の負担なく導入を検討しやすいツールとなっています。社内ネットワークを活用した通信により、継続的な運用コストもかからず、長期的に安定した運用が期待できます。
サーバレスで高可用性
IP Messengerは、サーバを必要とせずPC同士で直接通信する仕組みを採用しています。そのため、社内LANが稼働していれば常にチャットが可能です。クラウド事業者に依存しない構成により通信の安定性が期待でき、インターネット回線がない環境でも社内ネットワーク経由で利用できます。外部サービスの障害の影響を受けにくく、安定した運用による高い可用性の実現を目指せる特長があります。
社内LANでの安全通信
IP Messengerは、TCP/IPベースの社内LAN通信により、データが外部に漏れるリスクを最小限に抑える設計となっています。インターネットを経由せずに通信が完結するため、機密情報や個人情報を比較的安全に共有することが可能です。また、大量ファイルの転送も社内ネットワーク内で行われるため、セキュアな環境を保ちながら高速な通信を実現できます。社内ネットワークの閉域性を活用した通信方式といえるでしょう。
注意点
社外やモバイル環境では利用が難しい
IP Messengerは同一LAN内の端末同士で動作する設計のため、社外からのアクセスやインターネット越しの利用は基本的にできません。スマートフォン用の公式アプリも提供されていないため、外出先やテレワーク中に連絡を取る用途には不向きです。社内ネットワーク限定のツールという性質上、拠点間通信や移動中の利用には適さない点に注意が必要です。導入を検討する際は、利用シーンや働き方に応じた検討が求められます。
機能が最小限で音声通話やタスク管理に非対応
IP Messengerはテキストメッセージとファイル送受信に特化したシンプルな構成となっており、現代的なビジネスチャットに備わることの多い音声・ビデオ通話機能は搭載されていません。また、タスク管理や議事録共有、スタンプといったコラボレーション機能も持たないため、基本的なメッセージのやり取り以上の用途には適さない場合があります。多機能なグループウェア的要素を求める場合は、必要に応じて他のツールとの併用を検討する必要があるでしょう。
公式サポートがなく管理は自己責任
IP Messengerは無料のフリーソフトであるため、ベンダーによる公式サポート窓口は提供されていません。導入時の設定やトラブル発生時の対応は、基本的に利用者自身で行う必要があります。また、ユーザー管理は各PC上での個別設定に依存する仕組みとなっており、従業員の入退社に応じたアカウント統制や、組織全体でのログ一元管理といった運用は難しい面があります。企業環境で利用する際は、問題発生時も自己解決が前提となる点を考慮しておく必要があるでしょう。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
IP Messengerのビジネスチャットマーケットシェア
シェア
事業規模
IP Messengerのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。IP Messengerには2つのプランがあります。
IP Messengerとよく比較されるサービス
IP Messengerとよく比較される製品を紹介!IP Messengerはビジネスチャットの製品です。IP Messengerとよく比較されるメジャー製品は、LINE WORKS、Slack、Chatworkです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
LINE WORKS
LINE WORKSは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するクラウド型のビジネスチャットツールです。LINE連携やWeb会議、タスク管理、ファイル共有など、ビジネスコミュニケーションと協働を円滑にする多彩な機能を備えています。2023年1月時点で43万社以上の導入実績があり、大企業から中小企業まで幅広い規模の企業で利用されています。ワークスモバイルジャパン株式会社は、韓国のNAVER Cloudを親会社に持つ日本法人で、LINE WORKSの他にもOCRソフトのCLOVA OCR Readerなどの製品を国内で展開しています。
IP Messengerと共通するカテゴリ
ビジネスチャット
IP Messengerと比べて...
できること
zoom 連携
Webex 連携
kickflow 連携
できないこと
Slack
Slackは、SalesForceが提供するビジネスチャットです。このソフトは、社内外とのコミュニケーション、少数での通話機能、ファイル共有機能などコミュニケーションと協働を効率化する多様な機能を提供しています。株式会社セールスフォース・ジャパンは、Slackの他には、「Salesforce Sales Cloud」を中心とした営業支援ツール(SFA・CRM)の提供を行っています。また、SalesForceプラットフォームでSalesforce Salesとの結びつきの強い製品が他社から販売されています。
IP Messengerと共通するカテゴリ
ビジネスチャット
IP Messengerと比べて...
できること
zoom 連携
Microsoft Teams 連携
Webex 連携
できないこと
Chatwork
Chatworkは、Chatwork株式会社が提供するビジネスチャットツールです。このクラウドベースのツールは、通常のチャット機能に加え、タスク管理連携、Web会議、ワークフロー機能、ファイル共有機能などを備え、ビジネスコミュニケーションの効率化と協働を支援します。2023年12月時点で導入企業数は421,000に上ります。Chatwork株式会社は、東京証券取引所グロース市場に上場しており、Chatwork以外にもDX相談窓口や電話代行サービスなど、様々なサービスを提供しています。
IP Messengerと共通するカテゴリ
ビジネスチャット
IP Messengerと比べて...
できること
zoom 連携
Trello 連携
Backlog 連携
できないこと
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
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