Obbligato

目次

Obbligatoとは

Obbligatoは、NECが開発・提供している図面管理システムです。30年以上にわたる開発の歴史を持つ国産PLMパッケージとして、国内1000社以上への導入実績を有しています。本システムでは、図面やBOM（部品表）をはじめとする製品情報を一元的に管理することで、部門を横断したデータ共有を可能にし、エンジニアリングチェーン全体の効率化を支援します。導入形態については、オンプレミス環境とクラウド環境の両方に対応しており、中堅企業から大企業まで、さまざまな規模の製造業でご利用いただけます。また、長年蓄積された豊富な導入支援ノウハウを活用することで、PLMシステムを初めて導入される企業においても、スムーズな運用開始をサポートしています。

強み

国内トップシェアの実績

Obbligatoは約30年にわたり国内PLM市場でシェアNo.1を維持しており、導入企業は1,000社以上に及びます。長年の豊富な導入実績に裏打ちされた信頼性を有し、NEC自身も全社で活用しています。大企業から中堅企業まで幅広い規模の企業において採用されており、安心してご利用いただける実績を持つPLMソリューションです。

フルライフサイクル対応

Obbligatoは、企画・設計から生産・保守に至る製品情報をBOM/BOPを軸に統合管理し、部門横断でのデータ活用を支援します。業界の要望を反映しながら進化してきた機能により、製造業のデジタルトランスフォーメーションに貢献します。設計図面や仕様書、変更履歴などを一元化することで、全社で最新情報を共有できる環境の構築が可能です。

段階導入と柔軟ライセンス

Obbligatoはベストプラクティスに基づくテンプレートの提供により、短期間かつ低コストでの導入を実現しています。解決したい課題に応じて少しずつ機能を追加する段階的な展開が可能で、効果を確認しながらシステムを拡張していくことができます。またフローティングライセンス方式を採用しており、必要な同時ユーザー数分のみ購入すればよいため、無駄なコストを抑えた経済的な運用が期待できます。

注意点

ライセンス費用が必要

Obbligatoは各機能について同時利用ユーザ数分のフローティングライセンスを取得する必要があり、無料プランは提供されていません。そのため、少なくとも該当するユーザ数分のライセンス費用が発生します。利用規模が小さい場合、相対的にコスト負担が大きくなる可能性がある点に留意が必要です。導入前に想定される同時利用ユーザ数を把握し、ライセンス体系と費用を確認しておくことが推奨されます。

大企業向け設計

Obbligatoは30年以上の実績を持つPLMソリューションであり、多くの大手製造企業での導入実績があります。そのため、中小規模の企業においては、提供される機能が必要以上に多く感じられる場合があります。機能の絞り込みが難しいケースも想定されるため、小規模事業者の場合は、自社の業務規模や要件に対してオーバースペックとなる可能性がある点に留意が必要です。導入を検討される際は、実際に必要となる機能範囲を事前に十分確認されることをお勧めします。

導入・運用の負担

Obbligatoは高度なPLM機能を備えているため、導入時にはシステム設定や運用ルールの習熟が求められます。社内への説明や担当者への教育には一定の工数と時間を要する場合があり、初期導入においては社内体制の整備を前提として準備を進める必要があります。機能の豊富さゆえに、スムーズな立ち上げには計画的な導入プロセスと、運用定着に向けた段階的な取り組みが重要となるでしょう。

カテゴリ別マーケットシェア

2025年8月 FitGap調査

Obbligatoの図面管理システム（PDM・PLM）マーケットシェア

シェア

事業規模

中小

中堅

大企業

Obbligatoとよく比較されるサービス

Obbligatoとよく比較される製品を紹介！Obbligatoは図面管理システム（PDM・PLM）の製品です。Obbligatoとよく比較されるメジャー製品は、3DEXPERIENCE ENOVIA、PLEMIA、COLMINA CADデータ管理です。

3DEXPERIENCE ENOVIA

Obbligatoと共通するカテゴリ

図面管理システム（PDM・PLM）

PLEMIA

Obbligatoと共通するカテゴリ

図面管理システム（PDM・PLM）

COLMINA CADデータ管理

Obbligatoと共通するカテゴリ

図面管理システム（PDM・PLM）