目次
Claris FileMakerとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
プラン
代替サービス
サービス基本情報
Claris FileMakerとは
Clarisが提供するローコード開発プラットフォームは、プログラミングの専門知識を持たない方でも、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でデータベースと連動した業務アプリケーションを開発できるソリューションです。PCやWebブラウザ上はもちろん、iPhoneやiPadなどのモバイルデバイスでも動作するカスタムアプリを作成でき、各組織の業務プロセスに合わせて柔軟なシステム構築が可能となっています。豊富に用意されたテンプレートやサンプルを活用することで、フォーム作成、帳票出力、ワークフロー構築などを効率的に実現できます。また、必要に応じてスクリプト機能による高度な処理や他システムとのデータ連携にも対応しており、部門レベルの小規模アプリから企業全体の基幹システムの一部まで幅広い用途で活用されています。長年の実績と安定性を誇り、中小企業から大企業、官公庁まで多くの組織で採用されている信頼性の高いプラットフォームとして定評があります。
強み
iPhone/iPadの“オフライン前提”現場に強い
FileMaker Goを活用することで、モバイル環境でカスタムアプリを運用し、接続が不安定な状況でもデータ入力を行い後から同期する運用が可能となります。現場巡回や屋外作業といった電波環境に依存しない業務要件への対応が容易である点が大きな特長といえます。Web環境を前提としたノーコードツールでは実現困難な確実性の高いオフライン機能を実装できることが重要な差別化要因となっております。
サーバ/クラウド/ブラウザ公開の柔軟構成
FileMaker Server(オンプレミス)とFileMaker Cloudの両方に対応し、WebDirectを活用したブラウザ展開も実現できます。拠点間での広域利用や外部との限定的な共有、段階的なシステム拡張など、アーキテクチャ選択における高い自由度が大きな特長となっています。レガシーシステムの更改から新規での内製開発まで、お客様の環境制約に応じて現実的なシステム構成を柔軟に組み立てることが可能です。
Apple連携(Siri/ML/NFC等)で現場入力を加速
最新のFileMaker Goは、Siriショートカット、Core ML、NFC読み取り、画像内テキスト認識といったAppleテクノロジーをモバイル環境で効果的に活用できる機能を提供しています。バーコードやNFCスキャン、音声操作などの現実世界からの入力をアプリケーションにシームレスに組み込むことが可能で、iOS中心のフィールド業務を展開している企業にとって、実際の運用において大きな競争優位性をもたらす強力なソリューションとなっています。
注意点
細かなカスタマイズには専門知識が必要
基本機能についてはノーコードで対応可能ですが、複雑なデータ処理や高度なカスタマイズを実施する際にはITの専門知識が必要となります。特に、複数テーブル間のリレーション設計やスクリプト開発においては、データベースに関する深い理解が求められるため、プログラミング経験を持たないユーザーのみでの運用には一定の制約が生じます。大規模なシステム開発を行う場合には、専門技術者の参画が必須となります。
大量データの処理が苦手
他の専用データベースシステムと比較すると処理速度が遅い傾向にあり、大量のデータを扱う際には動作に時間を要する場合があります。データ件数が膨大になると、応答性の低下により業務効率に影響を与える可能性がございます。そのため、データ量の多い用途においてはパフォーマンス面で制約があり、状況によっては他のソリューションの検討が必要となるでしょう。
ライセンス費用が割高で人数増に伴い負担増
ライセンス料はユーザーごとに発生する仕組みとなっており、クラウド版では1ユーザーあたり年額数千円に基本ライセンス料が追加されるため、利用人数の増加に比例してコストが膨らみます。少人数での利用には適していますが、大人数での運用時は総費用が高額になる傾向があります。無料プランが提供されていないことから、全社展開を検討する際にはライセンス費用の負担が大きな課題となり、導入の障壁になる可能性があります。
カテゴリ別マーケットシェア
2023年3月 FitGap調査
Claris FileMakerのノーコード・ローコード開発マーケットシェア
シェア
事業規模
Claris FileMakerのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。Claris FileMakerには8つのプランがあります。
かんたんな質問に答えるだけで、自社向けのシステム要件を整理し、ぴったりのサービスをチェックすることができます。