FAST SIGN
- カバー範囲
- 機能
- 連携
- サポート
- 低コスト
目次
FAST SIGNとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
連携
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
FAST SIGNとは
FAST SIGNは株式会社マルジュが提供する電子契約システムで、月額定額制により一定件数まで契約締結できる低価格プランが特徴です。従量課金を気にすることなく大量の契約書を処理できるため、多くの契約業務を抱える企業での活用が期待されます。操作の簡単さと導入の手軽さから、Web面談やリモート採用にも対応しており、特に派遣社員やアルバイトの雇用契約書の締結・更新といった人事領域での利用実績を持っています。担当者アカウント数や契約テンプレート登録が無制限で利用でき、必要な機能に絞ったシンプルな構成により、ITリテラシーに不安がある企業でも導入しやすい設計となっています。コストを重視してスピーディに契約業務を電子化したい中小企業や個人事業主に適したサービスで、月100件程度の契約締結であれば税別1万円前後のプランで利用可能とされており、リーズナブルな価格設定も魅力の一つです。
強み
実行完了時のみ課金
FAST SIGNでは、契約書を送信した時点ではなく、締結が完了した場合にのみ料金が発生する従量課金の仕組みを採用しています。未締結のまま終わった文書については課金対象とならないため、無駄なコストの発生を抑えることができます。特に、候補者が辞退する可能性のある雇用契約など、未締結のリスクが想定される場面において、コスト管理の面でメリットがあると考えられます。
採用ワークフロー統合
FAST SIGNはWeb面接システム「SOKUMEN」と連携しており、面接から雇用契約締結までを一連の流れでオンライン化できます。既にSOKUMENを利用している企業であれば、面接で取得したデータをそのまま活用し、雇用契約締結までの処理をシームレスに進めることが可能です。採用業務における情報の再入力や転記の手間を省き、効率的な運用を実現します。
無料プランと無制限アカウント発行
FAST SIGNは初期費用0円の無料プランを用意しており、月10通まで送信できます。アカウント発行は全プランで無制限に対応しているため、組織規模や利用人数を気にせず導入を検討できます。導入企業数は約500社の実績があり、大量の契約書を取り扱う派遣会社や人材紹介会社においても、コスト面での懸念を抑えながら利用しやすい環境が整えられています。無料プランで操作性を確認したうえで、必要に応じて上位プランへ移行できる点も特長です。
注意点
年間ライセンス契約が前提
FAST SIGNは最低年間120,000円(税抜)で1,200契約分が含まれるプランから提供されており、年間ライセンス契約が前提となっています。そのため、短期間のプロジェクトや少数の契約のみを予定している場合には、固定費の負担が相対的に大きく感じられる可能性があります。利用頻度や契約件数が限定的な場合は、コスト面での費用対効果をあらかじめ検討しておくことが望ましいでしょう。
追加機能に別途費用が必要
FAST SIGNでは、タイムスタンプや書類添付、一括送信機能などは基本プランには含まれておらず、利用する場合は別途オプション料金が発生します。例えばタイムスタンプ機能は年間36,000円からとなっています。業務上必要な機能を追加していくと、基本料金に加えてオプション費用が積み重なるため、導入前に必要な機能を洗い出し、総額のコストを見積もっておくことが推奨されます。利用範囲によっては想定以上の費用となる可能性がある点に留意が必要です。
人事向けの大量処理に特化
FAST SIGNは雇用契約や同意書などの大量収集を得意とし、大量処理に適した設計となっています。そのため、契約書の件数が少ない場合や、企業間契約を主な用途とする場合には、想定されたユースケースと合致せず、使いにくく感じられる可能性があります。導入を検討される際は、自社の契約業務の規模や種類が、本製品の特性に合っているかどうかを事前に確認されることをお勧めします。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
FAST SIGNの電子契約システムマーケットシェア
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事業規模
FAST SIGNのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。FAST SIGNには3つのプランがあります。
FAST SIGNとよく比較されるサービス
FAST SIGNとよく比較される製品を紹介!FAST SIGNは電子契約システムの製品です。FAST SIGNとよく比較されるメジャー製品は、クラウドサイン、電子印鑑GMOサイン、LegalForceです。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
クラウドサイン
クラウドサインは、弁護士ドットコム株式会社が提供する電子契約システムです。2015年にリリースされたこのクラウドベースのシステムは250万社以上に導入されており、電子署名法に則った立会人型の電子契約を行うことができます。運営会社の弁護士ドットコム株式会社は、クラウドサインの他にも対面申し込みを円滑に行う「クラウドサインNOW」の提供や法律相談ポータルサイトの「弁護士ドットコム」の運営を行っています。
FAST SIGNと共通するカテゴリ
電子契約システム
FAST SIGNと比べて...
できること
契約書の作成
契約先への配信順設定
顧客管理連携
できないこと
対面で契約を結ぶ(機能要件:対面契約)
電子印鑑GMOサイン
電子印鑑GMOサインは、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供する電子契約システムです。立会人型と当事者型の2つの形式の電子契約方法を使い分けることができる点が特長です。契約書の作成から締結済みの契約書の保管までの一連の機能を提供しているほか、フォルダごとの閲覧制限の設定など内部統制機能も備わっています。フリープランもあり、全国で300万社以上で導入されている製品です。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社は電子認証・印鑑事業の他にクラウドインフラ事業やDX事業を展開しています。
FAST SIGNと共通するカテゴリ
電子契約システム
FAST SIGNと比べて...
できること
契約書のAIレビュー
印鑑証明を求める(機能要件:当事者型署名)
契約先への配信順設定
できないこと
ファイルのアップロード
社内ワークフロー
対面で契約を結ぶ(機能要件:対面契約)
LegalForce
株式会社LegalForceが提供する電子契約システムです。このシステムは、文書の電子署名とタイムスタンプによって法的な契約書と同等の効力を保持し、ペーパーレス化を推進します。主な機能として、契約書の電子署名、安全な文書管理、及び締結後の管理が容易になる点が挙げられます。さらに、遠隔地からでもアクセス可能で、コンプライアンスの強化にも寄与します。同社は、LegalForceキャビネの他に、ビジネスに特化した法務サポートサービスを提供しています。
FAST SIGNと共通するカテゴリ
電子契約システム
FAST SIGNと比べて...
できること
契約書のAIレビュー
できないこと
契約の締結
契約書の保管
印鑑証明を求めない(機能要件:立会人型署名)
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
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