目次
IBM CIS+とは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
代替サービス
サービス基本情報
IBM CIS+とは
IBM CIS+は、日本アイ・ビー・エム株式会社が提供する医療・福祉業界向けのソリューションです。電子カルテCIS-MR、オーダリングCIS-Order、看護支援CIS-Nurseの3つの主要モジュールから構成されており、院内業務を包括的にカバーする仕組みとなっています。25年以上の開発歴史を持ち、400床以上の大規模病院を中心に全国で50以上の病院への導入実績があります。医師、看護師、薬剤師など職種を超えた診療情報の共有を可能にし、チーム医療の質向上や医療安全の強化に寄与しています。近年では生成AIや音声認識技術を活用したドキュメント作成支援などの新機能拡張も進められており、日々の記録業務負担の軽減に取り組んでいます。豊富な導入実績とIBMの技術基盤による高い拡張性と信頼性を特徴とし、大規模医療機関のデジタル改革を支援するソリューションとして位置づけられています。
強み
大規模病院で鍛えられた実績と信頼
IBM CIS+は400床以上の大規模病院を中心に全国50以上の医療機関への導入実績があり、25年にわたって改良を重ねてきた電子カルテシステムです。日本IBMの代表的なソリューションとして培われた安定性とサポート体制により、ミッションクリティカルな病院運営を支えています。多数の先進医療機関における長年の使用実績が、本製品の高い信頼性を裏付けています。
オーダー・看護まで一体化した総合システム
電子カルテ本体に加え、医師のオーダリングシステムや看護支援システムが有機的に統合されています。医師の指示は各部門へスムーズに伝達され、看護記録や薬剤オーダーもリアルタイムに共有されます。診療情報の一元管理によりチーム医療を支援し、院内のあらゆる職種が同じ情報基盤上で連携できる包括的な病院情報システムとなっています。部門間の情報共有が円滑になることで、医療の質と効率の向上に寄与します。
生成AI活用の業務支援
IBM CIS+は、電子カルテ内の情報を活用し、AIが退院サマリーや会議録の下書きを自動作成する機能を搭載しています。医師やスタッフの入力負担を軽減し、非診療業務に費やす時間の短縮に寄与します。Azure OpenAIやIBM Watsonxなど複数のAIプラットフォームに対応しており、将来にわたってAI技術を柔軟に取り込める拡張性を備えている点も特長です。
注意点
大規模病院向け
IBM CIS+は400床以上の大規模病院を主なターゲットとして設計されたシステムであるため、小規模な診療所や医療機関での導入には適さない場合があります。小規模な医療機関では、実際に必要とされる機能に比べて搭載されている機能が多く、操作や運用が複雑になる可能性があります。また、導入費用や維持管理のコストに対して十分な効果が得られにくい傾向があります。業務範囲や規模の違いを考慮すると、中小規模の医療機関にとってはオーバースペックとなることが想定されます。
モジュール構成が複雑
IBM CIS+は電子カルテ(CIS-MR)に加え、オーダリングや看護支援など複数のコンポーネントで構成されています。そのため、導入・運用には専門知識を持つ多人数の作業が必要となる傾向があります。特に小規模施設では管理者の負担が大きくなる可能性があり、学習コストも相応にかかることが想定されます。多機能であるがゆえにシステム規模が大きくなり、初期設定にも一定の時間を要する点には留意が必要です。
ベンダー依存リスク
IBM CIS+はIBM製品群として提供されるソリューションであるため、IBM以外の電子カルテや医療システムとの連携には制約がある場合があります。また、他社システムへの移行を検討する際には、データ移行などに相応の負担が生じる可能性があり、ベンダーロックインのリスクも考慮する必要があります。長期的な利用を前提とした設計思想であることから、システム構成の柔軟性については事前に確認しておくことが望ましいでしょう。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
IBM CIS+の医療・福祉業界マーケットシェア
シェア
事業規模
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
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