目次
KojiNEOとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
KojiNEOとは
KojiNEOは、株式会社マテハンソフトが提供する建設業向けの原価管理システムです。1990年の初版発売から35年以上の運用実績を持つシステムで、多くの建設業界での導入事例があります。見積作成から竣工まで、工事に関わるコスト情報を一元的に管理することで、事務作業の効率化を図るとともに、原価や資金の状況をリアルタイムで把握し、経営判断をサポートします。現場ごとの損益を正確に把握する機能により、原価管理を基盤とした管理会計の向上も期待できます。他社の会計ソフトウェアとのデータ連携機能や自動仕訳機能を搭載しており、現場業務と会計業務の情報連携を円滑に行えます。従来のオンプレミス版に加えてクラウド版も提供されており、IT導入補助金の対象ツールとして認定されています。操作や運用に関する充実したサポート体制も整備されており、中堅企業を中心として、小規模から大手企業まで幅広い規模の建設会社で活用されています。
強み
導入形態を選べる柔軟ライセンス
KojiNEOはオンプレミス型とクラウド型の両方に対応しており、企業のポリシーや規模に応じて導入形態を選択できます。自社サーバーでの運用を希望する大企業から、クラウド環境で手軽に利用を開始したい企業まで、それぞれのニーズに合わせた導入が可能です。また、将来的に導入形態を変更することにも対応できるため、事業環境の変化に応じた長期的な運用計画を立てやすい設計となっています。
営業〜完成まで一気通貫管理
受注前の営業段階から工事完了まで、プロジェクトに関わるあらゆる情報を一元管理できます。見積や受注の情報はそのまま実行予算や発注・支払データへ連携されるため、各工程での再入力作業が不要になります。案件の開始から終了までデータが途切れることなく引き継がれ、部門間での情報共有を促進しながら、無駄の少ない原価管理の実現を支援します。
管理会計志向の原価管理
KojiNEOは、現場原価の集計結果をもとに仕訳データを自動作成し、社内の管理会計に活用できます。工事ごとの支出予定や配賦処理にも対応しているため、最終的な利益予測の算出が可能です。原価管理と会計を結び付けることで、現場レベルでの原価把握から経営視点での採算管理まで、一貫した情報管理を行える仕組みとなっています。
注意点
会計ソフト連携が限定的
KojiNEOは原価管理に特化した設計となっており、他社会計パッケージとのAPI連携はPCA会計シリーズに限られています。PCA会計とは自動仕訳の即時書き込みなどリアルタイムでの連動が可能ですが、それ以外の会計ソフトを利用する場合はCSV出力による手動取り込みが主な方法となります。このため、幅広い財務システムとの柔軟なデータ連携を必要とする環境では、連携方法について事前の確認や工夫が求められる場合があります。導入前に自社の会計システムとの互換性を確認しておくことが推奨されます。
レガシー感のあるUIと習熟負荷
KojiNEOは1990年のMS-DOS版から長年改良を重ねてきた製品で、成熟した安定性を持つ一方、画面や操作性にやや古さを感じる場合があります。豊富な機能を備えているため、メニューも多岐にわたり、初めて利用する担当者は習熟に時間を要することがあります。簿記や工事原価に精通した人材であれば問題ありませんが、最新のクラウドサービスのような直感的なUIに慣れたユーザーには、取っ付きにくさを感じさせる可能性がある点には留意が必要です。
クラウド利用に追加コスト
KojiNEOは2018年にクラウド版の提供を開始しましたが、利用には別途サービス利用料が必要となります。従来の買い切りライセンスと比較した場合、長期間利用する際にはクラウド利用料が積み重なり、総コストが高くなる可能性があります。複数拠点や現場からのアクセス性といった利便性の向上が見込まれる一方で、継続的な費用負担が発生するため、導入前に利用形態と予算のバランスを慎重に検討することが推奨されます。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
KojiNEOの原価管理システムマーケットシェア
シェア
KojiNEOの建設業向けシステムマーケットシェア
シェア
事業規模
KojiNEOのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。KojiNEOには3つのプランがあります。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
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