おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| Matlantis | 原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬 | 要問合せ |
| AI原子ポテンシャルで原子解析を大幅高速化。欠陥・拡散評価にも対応。 |
| Schrödinger Materials Suite | 原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬 | 要問合せ |
| 量子化学から機械学習まで統合。材料領域と計算手法の対応範囲が広い。 |
| BIOVIA Materials Studio | 原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬 | 要問合せ |
| 多様な材料の物性計算を同じ環境で扱える。解析手順の標準化にも強い。 |
| Citrine Platform | データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊 | 要問合せ |
| 生成AIで仮想実験を並列探索。大企業シェアとセキュリティも高い。 |
| MI-6 miHub | データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊 | 要問合せ |
| ノーコードで実験データ登録から解析まで進められる。低コストで始めやすい。 |
| Hitachi MI Platform | データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊 | 要問合せ |
| Python実行環境に独自モデルを組み込める。既存分析資産の活用に向く。 |
| Fujitsu Digital Annealer | 組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩 | 要問合せ |
| 大規模な組み合わせ最適化に特化。既存ITとの連携と統制面も強い。 |
| Toyota WAVEBASE | 組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩 | 要問合せ |
| 実験・製造データを使った探索に強い。使いやすくカスタマイズ性も高い。 |
| QunaSys Materials | 組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩 | 要問合せ |
| 量子計算で電池・触媒材料を評価できる。専門家の伴走支援も手厚い。 |
素材開発AIの導入によって得られる効果
素材開発AIは、材料や配合の候補をAIで探し、素材開発の検討を支援するためのツールです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 素材候補を絞りにくい | 配合や特性データをもとに候補を探しやすくなり、検討作業を減らせます |
| 実験条件の比較が大変 | 条件を変えた結果を比較しやすくなり、試作や検証の計画を立てやすくなります |
| 素材特性の違いを確認しにくい | 強度や耐熱性などのデータを整理し、確認作業の負担を抑えられます |
| 素材開発の判断が担当者任せ | 判断材料をそろえやすくなり、候補選定の理由を共有しやすくなります |
| 素材研究の結果を活用しにくい | 過去実験や文献情報を参照し、次の開発テーマに使いやすくなります |
続いて、大企業向け素材開発AIをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
大企業向け素材開発AI3タイプを解説
| 比較項目 | 原子・分子シミュレーション特化タイプ | データ駆動型MIプラットフォームタイプ | 組み合わせ最適化・探索特化タイプ |
|---|---|---|---|
| 優れている点 | AIで原子間相互作用を予測 | 実験データを一元管理し活用 | 量子技術で膨大な組合せ探索 |
| できること | 原子間ポテンシャル予測仮想実験スクリーニング第一原理計算高速化 | ノーコードベイズ最適化実験データ統合管理データ可視化機能 | 量子アニーリング数理最適化エンジン多目的配合設計 |
| 適している企業/業種 | 化学メーカー素材・電子部品メーカー | 化学・自動車・電機メーカーDX推進部門 | 素材メーカー部品メーカー |
| 料金目安 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 |
タイプ別おすすめ製品
原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
原子レベルの材料計算をクラウドで素早く回したい研究部門向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
量子化学計算から機械学習まで一つの環境で扱いたい研究部門向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
計算手順を標準化して複数担当者で運用したい大企業の研究組織向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
研究データの蓄積と候補探索を全社基盤として整えたい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
ノーコード操作で研究現場へ広げやすいクラウド型素材開発AI
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
独自モデルや既存データを取り込んで大規模運用したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
大規模な組み合わせ最適化に特化した量子インスパイア型探索エンジン
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
マウス操作中心で研究データの探索・予測を進めやすい素材開発AI
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
量子計算の知見を無機材料や触媒の探索に活かしたい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
Matlantis | Schrödinger Materials Suite | BIOVIA Materials Studio | Citrine Platform | MI-6 miHub | Hitachi MI Platform | Fujitsu Digital Annealer | Toyota WAVEBASE | QunaSys Materials | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポリマー逆設計 目標の弾性・耐熱などから単量体や配合案を候補として出せる | |||||||||
統計モデル 回帰・分類・QSPRなど統計モデルで物性を予測できる | |||||||||
自社データ継続学習 社内実験データを取り込んで予測モデルを更新できる | |||||||||
外部計算コード実行 外部シミュレータを自動実行し結果を取り込んで解析に使える | |||||||||
レシピDB・実験ノート取込 レシピDBやELNから配合・実験履歴を自動取得できる | |||||||||
文献データソース取込 論文APIや特許データを自動取得して設計・評価に使える |
一部の企業で必須
Matlantis | Schrödinger Materials Suite | BIOVIA Materials Studio | Citrine Platform | MI-6 miHub | Hitachi MI Platform | Fujitsu Digital Annealer | Toyota WAVEBASE | QunaSys Materials | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
相溶性・形態推定 相図・相溶性パラメータから相分離や相構造を推定できる | |||||||||
物理計算 DFT・MD・力場計算の手順をまとめて実行して物性値を算出できる | |||||||||
合金バルク物性計算 格子定数・弾性率・形成エネルギーなど合金物性を計算できる | |||||||||
欠陥・拡散評価 欠陥形成エネルギーや拡散係数を計算して比較できる | |||||||||
表面・欠陥モデル自動生成 表面や欠陥構造モデルを自動生成し計算に使える形に整えられる |
ほぼ全製品が対応
Matlantis | Schrödinger Materials Suite | BIOVIA Materials Studio | Citrine Platform | MI-6 miHub | Hitachi MI Platform | Fujitsu Digital Annealer | Toyota WAVEBASE | QunaSys Materials | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
複数材料領域対応 電池・ポリマー・合金など複数領域を同一基盤で扱える | |||||||||
配合組成探索 配合比や材料組成を変えた候補を生成し特性が良い案を絞り込める | |||||||||
工程条件探索 温度・圧力・時間など工程条件を変えた案を比較して良い条件を選べる | |||||||||
研究再現性トレース 計算条件・実験条件と結果の対応を記録し再現性を確認できる |
優先度が低い
Matlantis | Schrödinger Materials Suite | BIOVIA Materials Studio | Citrine Platform | MI-6 miHub | Hitachi MI Platform | Fujitsu Digital Annealer | Toyota WAVEBASE | QunaSys Materials | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
文献・特許解析 文献・特許を自動収集し要点抽出やQ&Aに利用できる | |||||||||
環境・安全性評価 規制・毒性・環境データを参照して材料のリスクを評価できる |
大企業の素材開発AIの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、研究テーマに近い製品を絞る素材開発AIは大きく、原子・分子シミュレーション型とデータ駆動型MIに分かれます。さらに、配合や工程条件の組み合わせ最適化に寄せた製品もあります。合成前に構造を調べたいのか、実験データから予測したいのかを先に整理します。タイプ別おすすめへ ↑
- 2外せない探索方法は、機能の優先度マップで確認するポリマー逆設計、物理計算、自社データの継続学習などは製品差が出やすい項目です。研究部門ごとの必須条件を分けると、タイプ内で比較する製品を整理しやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
- 3研究組織で使い続ける条件をそろえる大企業では、研究テーマへの適合だけでなく、データの置き方や計算資源も導入判断に関わります。支援体制と契約窓口も含めて、機能の○×に加えて確認したい運用・契約条件を整理します。
ここからは、素材開発AIを研究現場へ入れた後の運用条件をそろえます。研究データの集め方と計算環境を先に整理します。支援体制と全社利用時の管理も同じ粒度にすると、実験テーマごとの使いやすさを判断しやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
研究テーマに合わせた使い始め方
新規材料の組成探索と既存配合の改良では、最初に用意するデータや計算環境が変わります。工程条件の最適化でも、実験データと探索範囲の整理が先に必要です。研究テーマと入口がずれると、試用で成果を判断する前にデータ整備やモデル準備で時間を使いやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。原子・分子構造を計算する製品、実験データを蓄積して予測する製品、専門家と計算活用を設計する製品です。
- 原子・分子構造を計算する製品合成前に構造や物性の見通しを立てやすい製品です。ただし研究者の計算知識と、計算条件を決める体制が必要です。代表製品:Matlantis / Schrödinger Materials Suite
- 実験データを蓄積して予測する製品過去の実験や試作データを使い、次の実験点を決めやすい製品です。ただしデータ形式や記録ルールがばらつくと準備に時間がかかります。代表製品:Citrine Platform / MI-6 miHub
- 専門家と計算活用を設計する製品計算化学や量子技術を研究テーマへつなげやすい製品です。ただし相談前に、検証したい材料テーマを具体化しておく必要があります。代表製品:QunaSys Materials
研究データの共有と再利用
複数部門で素材テーマを持つ大企業では、実験データや計算結果が部署ごとに散らばりやすくなります。個人の表計算ファイルに依存すると、別テーマで再利用するたびに前処理や確認が発生します。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。データ管理まで含めて使う製品、解析ワークフローを標準化する製品、特定テーマのデータセットから始める製品です。
- データ管理まで含めて使う製品研究データを集めながらAI活用へつなげやすい製品です。ただし部門ごとの入力ルールをそろえる作業が先に発生します。代表製品:Citrine Platform / MI-6 miHub
- 解析ワークフローを標準化する製品計算手順や解析結果を共有し、再現しやすい形で残せる製品です。ただし既存の実験データ管理まで同じ基盤に寄せるには設計が必要です。代表製品:BIOVIA Materials Studio / Schrödinger Materials Suite
- 特定テーマのデータセットから始める製品材料開発の実験データや計算データを、対象を絞って活用しやすい製品です。ただし全社基盤として使うには周辺システムとの役割分担が必要です。代表製品:QunaSys Materials
計算資源と利用環境の置き方
原子スケールのシミュレーションや大規模な探索では、研究者のPCだけで処理しにくい計算が増えます。クラウド利用と社内計算サーバーでは、必要な審査や運用担当が変わります。外部サービスを使う場合も、研究データの扱いが曖昧だと導入設計が遅れます。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。クラウドサービスとして使う製品、ローカルやリモート計算環境を組み合わせる製品、計算課題をベンダーと設計する製品です。
- クラウドサービスとして使う製品研究者がブラウザやクラウド環境から利用を始めやすい製品です。ただし社内データの持ち出し基準とアカウント管理を先に決めます。代表製品:Matlantis / MI-6 miHub
- ローカルやリモート計算環境を組み合わせる製品既存の計算サーバーやクラウドを使い分けやすい製品です。ただし環境構築と運用担当を社内で持つ前提になりやすいです。代表製品:Schrödinger Materials Suite / BIOVIA Materials Studio
- 計算課題をベンダーと設計する製品量子化学計算や物理モデルの使いどころを相談しながら進めやすい製品です。ただし要件整理に時間がかかるため、試したい課題を絞っておく必要があります。代表製品:QunaSys Materials
伴走支援と社内定着の進め方
研究部門だけで始める場合と、DX推進部門が複数拠点へ広げる場合では、研修や相談窓口に求める深さが変わります。専門人材が少ない状態で導入すると、モデル解釈や実験計画の判断が属人化しやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。学習コンテンツを使って自社で広げる製品、専任担当の支援を受ける製品、研究課題の整理から相談する製品です。
- 学習コンテンツを使って自社で広げる製品研究者が教材やヘルプを参照しながら利用範囲を広げやすい製品です。ただし高度な解析テーマでは、社内の計算担当者が判断を補う必要があります。代表製品:Matlantis / Schrödinger Materials Suite
- 専任担当の支援を受ける製品MI解析やデータ整理を伴走支援と組み合わせやすい製品です。ただし支援を受ける範囲と社内で担う作業を先に分けておきます。代表製品:MI-6 miHub / Citrine Platform
- 研究課題の整理から相談する製品計算を実験にどう組み込むかを整理しながら進めやすい製品です。ただし相談前に、材料テーマと検証したい仮説を具体化しておく必要があります。代表製品:QunaSys Materials
よくある質問
研究開発のDXに素材開発AIをどう活かせますか?
組成探索や物性予測、配合最適化をAIで加速し、開発期間の短縮とコスト削減につなげられます。自社の実験データを継続的に学習させれば、社内の知見を資産化して再利用できます。シミュレーション特化・データ駆動MI・組み合わせ最適化の型があり、開発テーマで向く製品が分かれます。
第一原理計算や膨大な組み合わせ探索を速くできますか?
できます。AIシミュレータは第一原理計算を数万倍規模で高速化し、試作前に多くの候補を絞り込めます。多成分の配合やプロセス条件は、量子アニーリングなどで大規模な組み合わせ探索を効率化できます。扱う素材や計算手法で得意が違うため、自社のテーマに合うか確かめましょう。
高機能なAIを入れれば成果はすぐ出ますか?
すぐには出にくいです。成果は学習データの質と量に依存し、データ基盤や研究者の運用体制が整って初めて効果が出るためです。大企業ではセキュリティ評価やIT統制、導入審査を通せることも重要な条件になります。ツールだけでなく、データと体制をセットで整えるのが近道です。
大企業で導入すると料金はどのくらいですか?
掲載製品はいずれも要問い合わせで、公開価格はありません。計算規模やライセンス数、クラウド計算環境の利用量で費用が大きく変わるためです。研究テーマや利用人数、必要な計算資源によって幅があるので、PoCで効果を見ながら見積もりを取って比べましょう。
機密の研究データを安全に扱えますか?
対策できます。クラウド計算環境の選択やアクセス権の管理、データの暗号化に対応した製品があります。社外に出せないデータは、専用環境や自社内での計算に対応するかを確認しましょう。導入審査やセキュリティ評価を通しやすいかも、大企業では重要な判断材料になります。
※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)