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大企業の素材開発AIおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/6/17
大企業の素材開発AIは、研究テーマを支援する方法が、原子・分子シミュレーション、実験データを使うMI、配合や工程条件の組み合わせ探索で分かれます。組成候補を合成前に絞るのか、実験ノートや文献・特許情報を分析に回すのかによって、先に見るべきタイプは変わります。社内実験データと外部情報をどこまで使うか、専門計算をどこまで求めるかを先に整理すると、候補を絞る前提がそろいます。このページでは、原子・分子レベルの計算、データ駆動型MI、組み合わせ最適化を分けて、大企業の素材開発AIの候補を比較できます。
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FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬
Matlantis
/ Schrödinger Materials Suite
/ BIOVIA Materials Studio
データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊
Citrine Platform
/ MI-6 miHub
/ Hitachi MI Platform
組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩
Fujitsu Digital Annealer
/ Toyota WAVEBASE
/ QunaSys Materials
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大企業
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おすすめ製品の早見表

タイプ別おすすめ製品 9

大企業・上場企業向けの素材開発AIのおすすめ製品を製品ごとにタイプ、料金、企業規模、評価ポイントで比較する表
製品名タイプ料金企業規模評価ポイント
Matlantis
原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

AI原子ポテンシャルで原子解析を大幅高速化。欠陥・拡散評価にも対応。

Schrödinger Materials Suite
原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

量子化学から機械学習まで統合。材料領域と計算手法の対応範囲が広い。

BIOVIA Materials Studio
原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

多様な材料の物性計算を同じ環境で扱える。解析手順の標準化にも強い。

Citrine Platform
データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

生成AIで仮想実験を並列探索。大企業シェアとセキュリティも高い。

MI-6 miHub
データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

ノーコードで実験データ登録から解析まで進められる。低コストで始めやすい。

Hitachi MI Platform
データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

Python実行環境に独自モデルを組み込める。既存分析資産の活用に向く。

Fujitsu Digital Annealer
組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

大規模な組み合わせ最適化に特化。既存ITとの連携と統制面も強い。

Toyota WAVEBASE
組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

実験・製造データを使った探索に強い。使いやすくカスタマイズ性も高い。

QunaSys Materials
組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

量子計算で電池・触媒材料を評価できる。専門家の伴走支援も手厚い。

素材開発AIの導入によって得られる効果

素材開発AIは、材料や配合の候補をAIで探し、素材開発の検討を支援するためのツールです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。

導入前の課題導入によって得られる効果
素材候補を絞りにくい配合や特性データをもとに候補を探しやすくなり、検討作業を減らせます
実験条件の比較が大変条件を変えた結果を比較しやすくなり、試作や検証の計画を立てやすくなります
素材特性の違いを確認しにくい強度や耐熱性などのデータを整理し、確認作業の負担を抑えられます
素材開発の判断が担当者任せ判断材料をそろえやすくなり、候補選定の理由を共有しやすくなります
素材研究の結果を活用しにくい過去実験や文献情報を参照し、次の開発テーマに使いやすくなります

続いて、大企業向け素材開発AIをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。

大企業向け素材開発AI3タイプを解説

比較項目原子・分子シミュレーション特化タイプデータ駆動型MIプラットフォームタイプ組み合わせ最適化・探索特化タイプ
優れている点AIで原子間相互作用を予測実験データを一元管理し活用量子技術で膨大な組合せ探索
できること原子間ポテンシャル予測仮想実験スクリーニング第一原理計算高速化ノーコードベイズ最適化実験データ統合管理データ可視化機能量子アニーリング数理最適化エンジン多目的配合設計
適している企業/業種化学メーカー素材・電子部品メーカー化学・自動車・電機メーカーDX推進部門素材メーカー部品メーカー
料金目安公式サイトで要確認公式サイトで要確認公式サイトで要確認

タイプ別おすすめ製品

原子・分子シミュレーション特化タイプ 🔬

このタイプが合う企業:

新規材料の組成探索や物性予測を高速化したい化学・素材・電子部品メーカーの研究開発部門

どんなタイプか:

原子・分子レベルの物性や挙動をAIでシミュレーションし、合成前に候補材料を絞るタイプです。第一原理計算の高速化と仮想実験の深さが特徴です。

おすすめ製品3選

Matlantis

原子レベルの材料計算をクラウドで素早く回したい研究部門向け

Matlantisは、クラウド上で原子レベルの材料シミュレーションを高速に回せるAI解析基盤です。 大企業で導入する場合、研究性能だけでなくIT統制や導入審査を通しやすいことが重要ですが、FitGapではセキュリティ評価と導入しやすさがカテゴリ内1位、サポートも上位で、研究部門がクラウド計算環境を立ち上げたい場合に候補になります。 欠陥・拡散評価や表面・欠陥モデル自動生成にも対応し、金属・無機材料の原子スケール解析に向きます。 一方、オンプレミス導入はできず、Jupyter Notebook操作への習熟も必要です。自社実験データを継続学習させる運用や統計モデルによる物性予測まで同じ基盤で行いたい企業は、他製品との組み合わせを比較してください。
価格
要問合せ
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
Schrödinger Materials Suite

量子化学計算から機械学習まで一つの環境で扱いたい研究部門向け

Schrödinger Materials Suiteは、量子化学計算から分子動力学、統計モデル、機械学習までを広く扱える、研究開発部門向けの総合モデリング環境です。 複数の素材領域を持つ大企業が、ポリマー、触媒、電池材料などを部門ごとに別ツールへ分けず検討したい場合に向きます。 FitGapでは物理計算、相溶性・形態推定、複数材料領域対応、自社データ継続学習などに対応しており、同タイプ内でも計算手法と材料領域の広さが強みです。GUIとCUIを使い分けられるため、可視化中心の利用から大量計算の自動化まで設計できます。 一方、高性能な計算資源や専門人材が前提になり、料金評価とサポート評価は低めです。費用対効果やベンダー支援を重視する企業は、必要な計算範囲を絞って比較する必要があります。
価格
要問合せ
無料トライアルあり
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
BIOVIA Materials Studio

計算手順を標準化して複数担当者で運用したい大企業の研究組織向け

BIOVIA Materials Studioは、原子・分子シミュレーションを研究ワークフローとして標準化しやすい統合モデリング環境です。 触媒、高分子、合金、電池材料などを扱いながら、計算条件や手順をそろえて複数担当者で運用したい大企業の研究組織に向きます。 FitGapでは複数材料領域対応、物理計算、研究再現性トレース、統計モデル、自社データ継続学習に対応し、Pipeline Pilot連携による解析ワークフロー自動化も強みです。初期は物理計算中心に使い、データ・文献・実験基盤や実験ノート取込などを必要に応じて追加する進め方も取りやすい製品です。 一方、Windowsクライアント前提で、クラウドのオンデマンド利用には向きません。文献・特許解析や環境・安全性評価まで一体で求める企業、外部基盤との連携を重視する企業は事前確認が必要です。
価格
要問合せ
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

データ駆動型MIプラットフォームタイプ 📊

このタイプが合う企業:

自社の実験データを活用して材料開発を効率化したい化学・自動車・電機メーカーなどの研究開発部門やDX推進部門

どんなタイプか:

実験データや文献情報をAI・機械学習で分析し、材料組成や製造条件を予測するタイプです。ノーコード分析やデータ統合で、研究ノウハウを再利用しやすい点が特徴です。

おすすめ製品3選

Citrine Platform

研究データの蓄積と候補探索を全社基盤として整えたい大企業向け

Citrine Platformは、研究データの蓄積からAIによる候補探索までを全社基盤として扱いやすい、エンタープライズ寄りのデータ駆動型MIプラットフォームです。 生成AIで仮想実験を並列に回し、工程条件探索、実験計画の比較、複数材料系の同時探索に対応するため、複数部門で素材開発テーマを持つ大企業に向きます。 FitGapでは大企業シェアとセキュリティ評価がカテゴリ内1位で、文献・特許解析と環境・安全性評価を同時に扱える点も同タイプ内で目立ちます。 一方、クラウド利用が前提でオフライン運用はできず、量子化学計算やCAEなどの物理シミュレーションは範囲外です。社内サーバー完結や原子レベル解析まで1基盤で求める企業は、別ツール併用を見込む必要があります。
価格
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大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

ノーコード操作で研究現場へ広げやすいクラウド型素材開発AI

MI-6 miHubは、研究者がノーコードで実験データ登録、解析設定、結果可視化まで進めやすい、日本語UIのクラウド型MIプラットフォームです。 ベイズ最適化による工程条件・配合組成の探索や、自社データを継続学習に使う運用に対応し、大企業がPoCから素材開発AIを研究現場へ広げる入口に向きます。 FitGapでは料金・サポート・導入しやすさの評価が同ページ内で最上位で、運用定着を重視するDX推進部門に選びやすい製品です。特にポリマー逆設計や相溶性・形態推定を扱う高分子系の配合探索で候補になります。 一方、量子化学計算やCAEなどの物理シミュレーション、外部計算コード実行はできず、セキュリティ評価は同ページ内で中位です。厳格なIT統制や既存計算基盤との直接連携を重視する場合は、他製品との比較が必要です。
価格
要問合せ
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
Hitachi MI Platform

独自モデルや既存データを取り込んで大規模運用したい大企業向け

Hitachi MI Platformは、既存の実験データや自社開発モデルを取り込み、日立の支援とあわせて大規模な研究開発体制に組み込みやすいMIプラットフォームです。 ブラウザで使える分析基盤に加え、Python実行環境や独自アルゴリズムの組み込みに対応するため、計算コードや社内データ基盤を持つ大企業のIT部門・DX推進部門に向きます。 FitGapではセキュリティ評価が同ページ内1位、連携・拡張性評価も上位で、外部計算コード実行に対応する点がMI-6 miHubとの違いです。 一方、導入は日立のデータサイエンティストによる支援を前提にしたプロジェクト型になりやすく、すぐに自社だけで使い始めたい企業には重めです。文献・特許解析や相溶性・形態推定は扱えないため、探索対象を広く1基盤に集約したい場合はCitrine Platformなども比較候補になります。
価格
要問合せ
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

組み合わせ最適化・探索特化タイプ 🧩

このタイプが合う企業:

多成分の配合最適化やプロセス条件探索など、大規模な組み合わせ問題を抱える素材・部品メーカーの研究開発部門

どんなタイプか:

配合や工程条件など膨大な組み合わせから、目標物性を満たす解を探索するタイプです。量子アニーリングや数理最適化で、大規模な探索問題を扱う点が特徴です。

おすすめ製品3選

Fujitsu Digital Annealer

大規模な組み合わせ最適化に特化した量子インスパイア型探索エンジン

Fujitsu Digital Annealerは、素材開発AIの中でも予測モデル作成より大規模な組み合わせ最適化に軸足を置く、量子インスパイア型の探索エンジンです。 配合組成探索、工程条件探索、合金組成・条件探索、目的指標のカスタム設定に対応し、既存の研究データ基盤や生産計画システムに探索計算を組み込みたい大企業に向きます。 FitGapでは連携・セキュリティ評価がカテゴリ内1位、大企業シェアも2位で、統制や既存ITとの接続を重視する企業で候補にしやすい製品です。 一方、統計モデル、自社データ継続学習、電池特性指標セットは非対応です。物性予測や実験データの学習まで1製品で進めたい研究部門は、予測・データ管理に強い製品と比較した方がよいです。
価格
要問合せ
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
Toyota WAVEBASE

マウス操作中心で研究データの探索・予測を進めやすい素材開発AI

Toyota WAVEBASEは、材料研究者が実験・計測データを扱いながら探索や予測を進めやすい、クラウド型の素材開発AIです。 ドラッグ操作のGUIでデータ入力や編集を行いやすく、統計モデル、自社データ継続学習、研究再現性トレース、目的指標のカスタム設定に対応するため、情報系人材が限られる大企業の研究部門でも運用を広げやすい製品です。 FitGapでは機能性・操作性・導入しやすさの評価がカテゴリ内1位で、製造業シェアも3位です。特に、配合組成や工程条件を自社データで見直しながら探索したい企業に向きます。 一方、物理計算、文献・特許解析、外部計算コード実行は非対応で、実験計画シナリオ比較にも対応していません。原子レベルのシミュレーションや論文情報の自動活用まで求める企業は、計算科学系の製品も並べて検討する必要があります。
価格
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大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能
QunaSys Materials

量子計算の知見を無機材料や触媒の探索に活かしたい企業向け

QunaSys Materialsは、量子化学や量子計算の知見を素材探索に取り入れたい研究部門向けの、先進計算寄りの素材開発AIです。 電池特性指標セット、触媒・表面材料対応、複数材料領域対応に加え、文献・特許解析、外部計算コード実行、合金バルク物性計算、表面反応評価指標を扱えるため、無機材料・合金・触媒領域で計算結果と探索をつなげたい大企業に向きます。 FitGapでは導入しやすさと料金評価がカテゴリ内1位で、PoCから段階的に始めやすい点も魅力です。 一方、大企業シェアはカテゴリ内9位で、実績重視の選定では確認が必要です。ポリマー逆設計や目的指標のカスタム設定は非対応のため、高分子配合の自由度設計や複数指標を重み付けする運用では、WAVEBASEなど別系統の製品も比較するとよいです。
価格
要問合せ
大企業でのシェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

比較すべき機能の優先度マップ

どこから比較すべきか

製品には数多くの機能がありますが、選定の決め手になるのは一部の機能だけです。そこで各機能を「多くの企業で必要か」と「製品ごとに対応が分かれるか」の2つの軸で4つに分け、比較する順番が分かるように並べました。下の表では、このページに登場した製品が各機能にどう対応しているかを、上から順に確認できます。
標準対応
オプション/条件付き
非対応

選定の決め手

大企業が素材開発AIを選ぶ際は、材料領域ごとの設計力だけでなく、社内実験データや外部情報をどこまで探索に活かせるかの差を確認します。
Matlantis
Schrödinger Materials Suite
BIOVIA Materials Studio
Citrine Platform
MI-6 miHub
Hitachi MI Platform
Fujitsu Digital Annealer
Toyota WAVEBASE
QunaSys Materials
ポリマー逆設計
目標の弾性・耐熱などから単量体や配合案を候補として出せる
統計モデル
回帰・分類・QSPRなど統計モデルで物性を予測できる
自社データ継続学習
社内実験データを取り込んで予測モデルを更新できる
外部計算コード実行
外部シミュレータを自動実行し結果を取り込んで解析に使える
レシピDB・実験ノート取込
レシピDBやELNから配合・実験履歴を自動取得できる
文献データソース取込
論文APIや特許データを自動取得して設計・評価に使える

一部の企業で必須

ポリマー、合金、原子・分子シミュレーションを深く扱う研究部門では、専門計算や構造モデル化の対応差が成果に直結します。
Matlantis
Schrödinger Materials Suite
BIOVIA Materials Studio
Citrine Platform
MI-6 miHub
Hitachi MI Platform
Fujitsu Digital Annealer
Toyota WAVEBASE
QunaSys Materials
相溶性・形態推定
相図・相溶性パラメータから相分離や相構造を推定できる
物理計算
DFT・MD・力場計算の手順をまとめて実行して物性値を算出できる
合金バルク物性計算
格子定数・弾性率・形成エネルギーなど合金物性を計算できる
欠陥・拡散評価
欠陥形成エネルギーや拡散係数を計算して比較できる
表面・欠陥モデル自動生成
表面や欠陥構造モデルを自動生成し計算に使える形に整えられる

ほぼ全製品が対応

大企業向けの素材開発AIでは、複数の材料領域や配合・工程条件の探索は多くの製品で備わるため、基本対応として比較します。
Matlantis
Schrödinger Materials Suite
BIOVIA Materials Studio
Citrine Platform
MI-6 miHub
Hitachi MI Platform
Fujitsu Digital Annealer
Toyota WAVEBASE
QunaSys Materials
複数材料領域対応
電池・ポリマー・合金など複数領域を同一基盤で扱える
配合組成探索
配合比や材料組成を変えた候補を生成し特性が良い案を絞り込める
工程条件探索
温度・圧力・時間など工程条件を変えた案を比較して良い条件を選べる
研究再現性トレース
計算条件・実験条件と結果の対応を記録し再現性を確認できる

優先度が低い

文献・特許解析や環境安全性評価は有用ですが、素材探索そのものより周辺業務に近く、必要な部門だけが追加で確認します。
Matlantis
Schrödinger Materials Suite
BIOVIA Materials Studio
Citrine Platform
MI-6 miHub
Hitachi MI Platform
Fujitsu Digital Annealer
Toyota WAVEBASE
QunaSys Materials
文献・特許解析
文献・特許を自動収集し要点抽出やQ&Aに利用できる
環境・安全性評価
規制・毒性・環境データを参照して材料のリスクを評価できる

大企業の素材開発AIの選び方

このページでの絞り込み方

  1. 1
    タイプを見て、研究テーマに近い製品を絞る素材開発AIは大きく、原子・分子シミュレーション型とデータ駆動型MIに分かれます。さらに、配合や工程条件の組み合わせ最適化に寄せた製品もあります。合成前に構造を調べたいのか、実験データから予測したいのかを先に整理します。タイプ別おすすめへ ↑
  2. 2
    外せない探索方法は、機能の優先度マップで確認するポリマー逆設計、物理計算、自社データの継続学習などは製品差が出やすい項目です。研究部門ごとの必須条件を分けると、タイプ内で比較する製品を整理しやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
  3. 3
    研究組織で使い続ける条件をそろえる大企業では、研究テーマへの適合だけでなく、データの置き方や計算資源も導入判断に関わります。支援体制と契約窓口も含めて、機能の○×に加えて確認したい運用・契約条件を整理します。

ここからは、素材開発AIを研究現場へ入れた後の運用条件をそろえます。研究データの集め方と計算環境を先に整理します。支援体制と全社利用時の管理も同じ粒度にすると、実験テーマごとの使いやすさを判断しやすくなります。

機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント

研究テーマに合わせた使い始め方

新規材料の組成探索と既存配合の改良では、最初に用意するデータや計算環境が変わります。工程条件の最適化でも、実験データと探索範囲の整理が先に必要です。研究テーマと入口がずれると、試用で成果を判断する前にデータ整備やモデル準備で時間を使いやすくなります。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。原子・分子構造を計算する製品、実験データを蓄積して予測する製品、専門家と計算活用を設計する製品です。

  • 原子・分子構造を計算する製品合成前に構造や物性の見通しを立てやすい製品です。ただし研究者の計算知識と、計算条件を決める体制が必要です。代表製品:Matlantis / Schrödinger Materials Suite
  • 実験データを蓄積して予測する製品過去の実験や試作データを使い、次の実験点を決めやすい製品です。ただしデータ形式や記録ルールがばらつくと準備に時間がかかります。代表製品:Citrine Platform / MI-6 miHub
  • 専門家と計算活用を設計する製品計算化学や量子技術を研究テーマへつなげやすい製品です。ただし相談前に、検証したい材料テーマを具体化しておく必要があります。代表製品:QunaSys Materials

研究データの共有と再利用

複数部門で素材テーマを持つ大企業では、実験データや計算結果が部署ごとに散らばりやすくなります。個人の表計算ファイルに依存すると、別テーマで再利用するたびに前処理や確認が発生します。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。データ管理まで含めて使う製品、解析ワークフローを標準化する製品、特定テーマのデータセットから始める製品です。

  • データ管理まで含めて使う製品研究データを集めながらAI活用へつなげやすい製品です。ただし部門ごとの入力ルールをそろえる作業が先に発生します。代表製品:Citrine Platform / MI-6 miHub
  • 解析ワークフローを標準化する製品計算手順や解析結果を共有し、再現しやすい形で残せる製品です。ただし既存の実験データ管理まで同じ基盤に寄せるには設計が必要です。代表製品:BIOVIA Materials Studio / Schrödinger Materials Suite
  • 特定テーマのデータセットから始める製品材料開発の実験データや計算データを、対象を絞って活用しやすい製品です。ただし全社基盤として使うには周辺システムとの役割分担が必要です。代表製品:QunaSys Materials

計算資源と利用環境の置き方

原子スケールのシミュレーションや大規模な探索では、研究者のPCだけで処理しにくい計算が増えます。クラウド利用と社内計算サーバーでは、必要な審査や運用担当が変わります。外部サービスを使う場合も、研究データの扱いが曖昧だと導入設計が遅れます。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。クラウドサービスとして使う製品、ローカルやリモート計算環境を組み合わせる製品、計算課題をベンダーと設計する製品です。

  • クラウドサービスとして使う製品研究者がブラウザやクラウド環境から利用を始めやすい製品です。ただし社内データの持ち出し基準とアカウント管理を先に決めます。代表製品:Matlantis / MI-6 miHub
  • ローカルやリモート計算環境を組み合わせる製品既存の計算サーバーやクラウドを使い分けやすい製品です。ただし環境構築と運用担当を社内で持つ前提になりやすいです。代表製品:Schrödinger Materials Suite / BIOVIA Materials Studio
  • 計算課題をベンダーと設計する製品量子化学計算や物理モデルの使いどころを相談しながら進めやすい製品です。ただし要件整理に時間がかかるため、試したい課題を絞っておく必要があります。代表製品:QunaSys Materials

伴走支援と社内定着の進め方

研究部門だけで始める場合と、DX推進部門が複数拠点へ広げる場合では、研修や相談窓口に求める深さが変わります。専門人材が少ない状態で導入すると、モデル解釈や実験計画の判断が属人化しやすくなります。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。学習コンテンツを使って自社で広げる製品、専任担当の支援を受ける製品、研究課題の整理から相談する製品です。

  • 学習コンテンツを使って自社で広げる製品研究者が教材やヘルプを参照しながら利用範囲を広げやすい製品です。ただし高度な解析テーマでは、社内の計算担当者が判断を補う必要があります。代表製品:Matlantis / Schrödinger Materials Suite
  • 専任担当の支援を受ける製品MI解析やデータ整理を伴走支援と組み合わせやすい製品です。ただし支援を受ける範囲と社内で担う作業を先に分けておきます。代表製品:MI-6 miHub / Citrine Platform
  • 研究課題の整理から相談する製品計算を実験にどう組み込むかを整理しながら進めやすい製品です。ただし相談前に、材料テーマと検証したい仮説を具体化しておく必要があります。代表製品:QunaSys Materials

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かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

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よくある質問

研究開発のDXに素材開発AIをどう活かせますか?

組成探索や物性予測、配合最適化をAIで加速し、開発期間の短縮とコスト削減につなげられます。自社の実験データを継続的に学習させれば、社内の知見を資産化して再利用できます。シミュレーション特化・データ駆動MI・組み合わせ最適化の型があり、開発テーマで向く製品が分かれます。

第一原理計算や膨大な組み合わせ探索を速くできますか?

できます。AIシミュレータは第一原理計算を数万倍規模で高速化し、試作前に多くの候補を絞り込めます。多成分の配合やプロセス条件は、量子アニーリングなどで大規模な組み合わせ探索を効率化できます。扱う素材や計算手法で得意が違うため、自社のテーマに合うか確かめましょう。

高機能なAIを入れれば成果はすぐ出ますか?

すぐには出にくいです。成果は学習データの質と量に依存し、データ基盤や研究者の運用体制が整って初めて効果が出るためです。大企業ではセキュリティ評価やIT統制、導入審査を通せることも重要な条件になります。ツールだけでなく、データと体制をセットで整えるのが近道です。

大企業で導入すると料金はどのくらいですか?

掲載製品はいずれも要問い合わせで、公開価格はありません。計算規模やライセンス数、クラウド計算環境の利用量で費用が大きく変わるためです。研究テーマや利用人数、必要な計算資源によって幅があるので、PoCで効果を見ながら見積もりを取って比べましょう。

機密の研究データを安全に扱えますか?

対策できます。クラウド計算環境の選択やアクセス権の管理、データの暗号化に対応した製品があります。社外に出せないデータは、専用環境や自社内での計算に対応するかを確認しましょう。導入審査やセキュリティ評価を通しやすいかも、大企業では重要な判断材料になります。

※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。

サービスカテゴリ

AI・エージェント

汎用生成AI・エージェント
LLM・大規模言語モデル
エージェントフレームワーク
エージェントオートメーション基盤

ソフトウェア(Saas)

オフィス環境・総務・施設管理
開発・ITインフラ・セキュリティ
データ分析・連携