目次
WebORCAとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
連携
代替サービス
サービス基本情報
WebORCAとは
WebORCAは、日本医師会が提供する医療・福祉業界向けの日医標準レセプトソフト(ORCA)のクラウド版サービスです。日本医師会ORCA管理機構による次世代の医事会計システムとして、院内サーバの設置が不要なため、初期コストや管理負担の軽減に寄与します。クラウド基盤にはAWSを採用し、セキュリティに配慮した運用基盤を備えています。従来のレセプトソフトとしての機能を維持しながら、診療報酬改定に伴うプログラム更新はクラウド側で自動対応されるため、常に最新の状態で利用できます。今後はオンライン資格確認をはじめとする各種医療クラウドサービスとの連携も予定されており、拡張性のあるプラットフォームとして位置づけられています。クリニックから中規模病院まで様々な規模の医療機関での利用が見込まれており、FitGapの企業規模別シェアでは中小企業がカテゴリ79製品中7位です。小規模から中規模の医療機関で、レセプト業務をクラウドで運用したい場合に候補になります。
強み
院内サーバー不要で導入負担軽減
WebORCAはクラウド上で動作するため、院内にサーバーを設置する必要がありません。これにより初期導入コストを抑えられるほか、機器設置やUPS電源確保といった煩雑な作業も不要となり、院内スペースの節約にもつながります。また、データはデータセンターに保管されるため、災害時の情報保全にも配慮した環境で利用できます。FitGapの料金評価はカテゴリ76製品中5位です。院内設備にかける初期費用を抑えたい医療機関では、クラウド利用によるコスト面を比較しやすい製品です。
自動アップデートで常に最新
WebORCAでは、診療報酬改定などのプログラム更新がクラウド側で一括実施されるため、ユーザー側でのアップデート作業は不要です。常に最新の薬価基準や診療報酬点数に対応した状態で利用でき、改定時も意識せずに運用を継続できます。法改正のたびに発生していたシステム更新の手間とリスクを削減し、医療機関の業務負担軽減に寄与します。
場所や端末を選ばず利用可能
Webブラウザ経由で利用するため、インターネットに接続されたPCやタブレットがあれば、場所を問わずアクセスできます。院外からのデータ確認や出先での入力にも対応しており、働き方の柔軟性向上に寄与します。また、電子カルテや予約システムなど他の医療ITサービスとのAPI連携にも対応しているため、院内システム全体の連携強化を図ることが可能です。FitGapの連携評価はカテゴリ76製品中7位です。複数の医療ITサービスを組み合わせて使う医療機関では、レセプト業務を周辺システムとつなげて運用できるかを判断しやすい製品です。
注意点
クラウド利用による通信依存
WebORCAのクラウド版を利用する場合、常時インターネット接続が必要となります。そのため、ネットワーク障害が発生した際には、レセプト業務が一時的に停止する可能性がある点に留意が必要です。院内サーバーで完結する従来型のシステムとは異なり、外部のクラウド環境に依存する構成となるため、通信環境の品質が業務継続に影響を与える場合があります。導入の際は、自院のネットワーク環境や運用体制を考慮した検討が求められます。
機能範囲が限定されている
WebORCAは日医標準レセプトソフトのクラウド版として、医療保険請求に特化した機能を提供しています。このため、診療記録の作成や検査データの管理といった機能は含まれていません。これらの機能が必要な場合は、他社の電子カルテシステムなどと組み合わせて利用することを想定した設計となっています。導入を検討される際は、自院で必要とする機能範囲を確認し、必要に応じて他のシステムとの連携体制を整えることが求められます。FitGapの要件チェックでは、カテゴリ69製品中53製品が対応している「アセスメント・ADL評価」が×(非対応)です。評価記録や診療支援まで同じ製品で扱いたい医療機関では、電子カルテや周辺システムとの役割分担を事前に確認する必要があります。
大規模医療機関には不向き
WebORCAは、クリニックや中小病院向けに設計された標準レセコンのクラウド版です。そのため、病床数の多い大規模医療機関で求められる複雑な機能拡張や、部門ごとの細かな権限管理などには対応していない場合があります。大規模病院においては、総合病院向けに設計された別のシステムの導入が必要になるケースも想定されますので、導入前に自院の規模や業務要件との適合性を確認することが推奨されます。FitGapの企業規模別シェアでは、中小企業がカテゴリ79製品中7位である一方、大企業はカテゴリ79製品中33位です。複数部門や大規模な権限管理を前提にする医療機関では、規模に合う運用設計かを確認してから比較する必要があります。
カテゴリ別マーケットシェア
2026年3月 FitGap調査
WebORCAの医療・福祉業界マーケットシェア
シェア
事業規模
WebORCAの会計ソフトマーケットシェア
シェア
連携
統合パートナー
提供ベンダー間ですでに連携されており、ユーザーは簡易な設定のみで連携して使用することが可能です。
API(Application Programming Interface)提供あり
異なるソフトウェアが互いに通信し、情報を交換するための規則や手順のセットが公開されています。APIを使用するには利用するソフトウェアがお互いにAPIが公開されていること、簡易なシステム開発または間を取り持つソフトウェアの導入が必要になります。
WebORCAの利用環境・機能
WebORCAのプラン
個別見積もり。詳細は公式サイトより要問い合わせ。
WebORCAと比較されるサービス
WebORCAは、日医標準レセプトソフトをクラウド利用しやすくした医事会計基盤です。比較では標準レセプト、電子カルテ一体型、クラウドカルテとの違いを見ます。医事会計単体かカルテ一体かが分かれます。
日医標準レセプトソフト
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
標準レセプト基盤として、医事会計を自院環境で運用しやすいです。
公開情報やサポート事業所の知見を活かし、診療報酬改定への対応状況を把握できます。
自院環境での標準レセプト運用になるため、クラウド利用時の保守負担は残りやすいです。
サーバーやサポート体制を自院側で考えるほど、更新管理と障害対応の準備が増えます。
Hi-SEED Cloud
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
日レセ連携を前提にしたクラウド電子カルテとして、カルテと会計運用を一つの基盤でまとめられます。
WEMEX系の医事会計やサポートを重視する診療所で、既存運用を移しやすいです。
電子カルテと日レセ連携をまとめる設計のため、医事会計だけを使う用途ではカルテ機能やその利用料が無駄になります。
カルテ側の導入を伴う場合、既存電子カルテを残したい診療所では移行調整が増えます。
Medicom-HRf
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
医事一体型の電子カルテとして、院内運用とクラウド連携を組み合わせて使えます。
Medicom Cloud Connect APIで、周辺サービスとの接続を広げやすいです。
医事一体型電子カルテとして使うため、標準レセプトだけを残したい場合はカルテ部分まで含めた導入が前提になります。
院内機器と外部連携を両立する分、クラウド医事会計単体よりサーバー保守や端末管理の手間が増えます。
CLINICSカルテ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
レセコン一体型のクラウド電子カルテで、予約・問診・オンライン診療まで一体で扱えます。
患者接点のサービスと同じ基盤で使えるため、来院前後のオンライン対応にもつなげやすいです。
予約・問診・オンライン診療まで含むため、レセプト基盤だけを刷新したい診療所には機能が過剰になりがちです。
患者接点を同時に整えるほど、既存の受付運用とカルテ移行を合わせる手間があります。
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
かんたんな質問に答えるだけで、自社向けのシステム要件を整理し、ぴったりのサービスをチェックすることができます。